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タグ【トラブル】の記事一覧

ハンドメイド作品のパクリ問題について|著作権や対処法なども解説

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ハンドメイド作品のパクリ問題について|著作権や対処法なども解説

ハンドメイド作品を販売していると、ほかのハンドメイド作家さんやファンから「作品が似ている」「パクリ?」と言われることがあります。実際に言われており、対処に困っているという方もいるでしょう。ハンドメイド作品をパクると大きなトラブルに発展する可能性もあるため、作品制作・販売には注意する必要があります。 当記事では、ハンドメイド作品がパクリと言われたときと、パクられてしまったときの対処法について解説します。ハンドメイド作品のパクリ問題でお困りの方は、ぜひお役立てください。 ハンドメイド作品のパクリ問題とは ハンドメイド作品のパクリ問題とは、自分の作品と他人の作品に似通っている部分があり、「パクリではないか」と問題化することです。 市場に出回るハンドメイド作品の中には、人気作品をパクっているケースも実際に存在します。パクリ問題はトラブルに発展しやすいため、事前の対策が重要です。 以下では、ハンドメイド作品を販売する際はどのような点に注意すればよいかを紹介します。 ハンドメイドとして販売できるもの・できないもの ハンドメイド作品を販売する際は、まず公式サイトの利用規約やガイドを読むことが大切です。 以下では、メルカリ・minneの2サイトにおいて、ハンドメイド作品で「販売できるもの」「販売できないもの」の主な例を紹介します。 メルカリ 販売できるもの 手作りの作品 権利者の許可を得たキャラクター作品 販売できないもの 無許可のキャラクターを使用した作品 キャラクター生地を利用した作品 出典:メルカリガイド「ハンドメイド品の出品可否について」 minne 販売できるもの 手作りの作品 オリジナルの図案 作品制作に使用する素材・材料 販売できないもの キャラクター生地・素材を使用した作品 商用利用禁止の書籍・キットを使用した作品 「○○風」などの文言を、作品名や作品説明に付記した作品 出典:minne ヘルプとガイド「販売・展示することができない作品を教えてください」 どちらの販売サイトも、「権利者の許可を得ていないキャラクター」を使用した作品の販売は認めていません。権利者が存在するキャラクターは著作権で守られているためです。 ハンドメイド作品は著作権で守れるのか 「ハンドメイド作品のパクリ問題も著作権で対処できるのでは?」と考える方は多いでしょう。しかし、ハンドメイド作品が著作権で守られるケースはほとんどありません。 著作権は、著作権法の定義を満たした対象物にのみ成立する権利であるためです。 (定義) 第二条 この法律において、次の各号に掲げる用語の意義は、当該各号に定めるところによる。 一 著作物 思想又は感情を創作的に表現したものであつて、文芸、学術、美術又は音楽の範囲に属するものをいう。 引用:e-GOV法令検索「著作権法」 /引用日2022/11/21 一般的なハンドメイド作品は思想や感情を表現したものではなく、文芸・学術・美術・音楽の範囲にも属さないため、著作権が成立しません。 ただし、ハンドメイド作品が他人の著作権を侵害するケースはあるため注意してください。著作権侵害の具体例を2つ紹介します。 キャラクターを無許可で使用した作品を販売した 書籍掲載の作り方通りに制作した作品を販売した 知っておいたほうがよい著作権以外の権利 ハンドメイド制作において、著作権以外で知っておいたほうがよい3つの権利を紹介します。 ・意匠権 意匠権とは、商品のデザインを守る権利のことです。意匠権で守られているデザイン・形状・柄を真似して作品を作ると意匠権侵害となります。 権利侵害の例 ブランドバッグのデザインを模倣してバッグを制作した ・商標権 商標権とは、商品に付与する商標のデザイン・利用を守る権利のことです。商標権で守られている商標を真似したり、無断で使用したりすると、商標権侵害となります。 権利侵害の例 ブランドロゴに似せたマークを作品に付けた ・肖像権・パブリシティ権 […]

2022.12.26
ミンネ(minne)はひどい?最悪?理由を解説!上手く使う方法も

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ミンネ(minne)はひどい?最悪?理由を解説!上手く使う方法も

ミンネは、多くのハンドメイド作家が作品を販売しているハンドメイド通販サイトです。しかしミンネを利用したい人の中には、口コミで「ひどい」と言われていると知って、利用に不安に感じている人も多いのではないでしょうか。 当記事では、ミンネがひどいと言われる原因について、出品者側と購入者側それぞれの視点で紹介した上で、ミンネならではのメリットについても解説します。ミンネの口コミや評判について知りたい人や、トラブルなく販売や購入をしたい人は、ぜひ参考にしてください。 【出品者側】ミンネがひどいと言われる理由 ミンネは、通販サイトの1つです。フリーマーケットに近い販売形式となっており、さまざまなハンドメイド作品を販売、購入できるサイトとなっています。ミンネに会員登録しているユーザーの数はハンドメイド通販サイトの中でもトップレベルで、規模の大きなサイトです。 ミンネは多くのユーザーの支持を集めています。しかし、出品者の一部からは「ひどい」「最悪」といった声もあります。なぜネガティブな評価も見られるのでしょうか。以下では、ミンネがひどいと言われるさまざまな理由について解説します。 振込手数料が出品者負担 ミンネでは、1,000円を超えると自動的に翌月末払いとして銀行口座にお金が振り込まれます。振り込まれる際の振込手数料はミンネ側ではなく、出品者が負担する仕組みです。ユーザーからは、手数料を出品者が負担しなければならない点に不満を抱える声が多くあります。 悪質な購入者がいる ハンドメイド製品を購入する人が全員よい人だとは言い切れません。中には、下記のような問題を起こす購入者も存在します。 購入したにもかかわらず入金しない 入金前に発送するようメッセージで求められる 転売目的で購入する 嫌がらせのような内容のレビューを書く 上記のような行動をとる相手と取引を行った場合、トラブルに発展する可能性もあります。レビュー関連の嫌がらせの具体例は、下記の通りです。 「作品のイメージが写真と違いすぎる」というレビューを書かれる 頑丈に制作や梱包を行い、安全確認を行ってから発送したにもかかわらず、「購入後すぐに壊れた」というレビューを書かれる 手数料が高い ミンネでは作品が売れた際、作品価格と購入オプション価格、送料から10.56%(税込)の販売手数料が発生します。 出典:minne「minneで売りたい」 1回あたりに引かれる金額は大きくなくても、継続して利用していくとなると、手数料は大きな損失につながると言えるでしょう。したがって、ミンネで作品を販売する作家の人からは、手数料についてのネガティブな意見が挙がっています。 手数料の問題を解決するには、送料+手数料の金額を送料として設定する方法があります。しかし手数料について詳しく知らないお客さんと、送料の金額が違うとトラブルになるケースもあるため、注意が必要です。 【購入者側】ミンネがひどいと言われる理由 購入者側にも、ミンネに対して「ひどい」「最悪」という気持ちを抱いているユーザーもいるのが現状です。「ひどい」と感じる具体的な点の一例として、「商品ページの写真と購入品が異なっている」といったケースが挙げられます。 以下では、ミンネを「ひどい」と感じる購入者側の理由として特に多いものについて、詳しく解説します。 工場で作られた既製品であった ミンネでは、基本的に個人が制作したハンドメイド作品が販売されています。しかし中には、ハンドメイド作品であるかのように装い、工場で作られた既製品を販売しているケースも存在します。ミンネの運営側では、既製品かハンドメイドかの見分けをつけていません。そのため、自分で判断する必要があるという点も、購入者側にとっては不満を感じるポイントとなっています。 詐欺サイトや連絡の取れない出品者が存在する ミンネの中には、詐欺行為を行っていたり連絡が取れなくなったりする悪質なサイト・出品者が存在します。下記のようなサイトや出品者が、具体例です。 購入してから発送期間がすぎても、出品者側から連絡がない 商品の画像や説明を不正利用し、不当な低価格で販売する 2つ目のケースについては詐欺である可能性が高く、購入した場合、商品が届かないこともあります。商品の価格が極端に安かったり、連絡先に電話番号の記載が一切なかったり、海外の電話番号が使われていたりする場合は、詐欺サイトである可能性が考えられます。購入前にサイト全体に不自然なところがないかチェックすることで、トラブルの発生が予防できます。 ミンネの運営サポートに不満がある 運営サポートがトラブルの解決に消極的である点は、ミンネが「ひどい」と言われる大きな要因の1つです。ミンネの運営サポートに対するネガティブな意見は、出品者側と購入者側の双方で聞かれています。 トラブルに遭って運営サポートに連絡した際、「出品者側と購入者側で話し合って解決してほしい」という返事をされて取り合ってもらえなかった、という口コミも見られます。サポートがトラブルを解決してくれることがあまりなく、中には不当な扱いを受けたにもかかわらず泣き寝入りしなければならなくなった利用者も少なくありません。 ミンネはひどくない?ミンネならではのメリットも インターネット上には、ミンネに対する「ひどい」といった意見が散見されます。しかし、ミンネは多くの人々に利用され、国内最大級のハンドメイドマーケット(2021年8月末時点)となっている点もまた事実です。 出典:minne「minneで売りたい」 ミンネが日本で大きなシェアを獲得しているのには、理由があります。悪質な購入者や販売者に出会うことは決してよいことではありません。しかし、ミンネに限らず、どのようなサイトであってもトラブルが起こり得ます。以下では、ミンネが持つさまざまなメリットについて解説します。ミンネのメリットを知って、今後ミンネを利用していくかの検討材料にしてください。 スマホで簡単に始められる ミンネはスマホで簡単にハンドメイド販売を始めることが可能です。したがって、ハンドメイドを販売することへのハードルが低く、誰もが気軽にハンドメイド作家として作品を販売できます。 また、ミンネのアプリやサイトは、初心者に優しい作りになっている点も魅力です。作品の写真の撮り方や説明の書き方、作品が売れやすい相場価格など、販売を行う上で大切なことについてミンネ側が情報を発信しています。ハンドメイド販売が初めての人であっても、躓くことなく出品作業を進められるでしょう。 さらに、ミンネではハンドメイド作品をスマホで簡単に購入できます。購入者側にとっても使いやすい作りになっており、時間を問わず好きな作品を探して購入することができます。 登録料・利用料が無料 販売者は販売手数料が必要になるものの、登録料と利用料については無料となっています。 出典:minne「minneで売りたい」 初心者の人はリスクなしでハンドメイドの販売が始められるという点もメリットの1つです。売れるか分からない商品があった場合も、利用料が不要であるため、お金をかけず気軽に出品することができます。 集客力が高い ミンネでは、「ハンドメイドマーケット」などのイベントを定期的に開催しています。イベントの影響もあり、当サイトは高い集客力を誇っています。さらにハンドメイド作家の登録者も多いため、全体的なユーザー数が多いのも特徴です。さまざまな人が集まる人気のサービスであることから、自分の作品が大勢に見てもらいやすい場所だと言えるでしょう。 まとめ ミンネでは、一部の口コミや評判で「ひどい」「最悪」という意見も見られます。出品者側からは、振り込み手数料を販売者側が負担する必要があったり、悪質な購入者がいたりする点で不満が多く見られます。購入者側からは、工場で作られた既製品が販売されていたり、運営サポートの対応が悪かったりする面で不満を感じる声もありました。 しかしミンネは、登録料や利用料が無料であったり簡単に始められたりなど、メリットも多く存在します。国内では人気のハンドメイドマーケットとなっている点からも、利用方法に気を付ければ、気軽にハンドメイド作品を販売、購入できる便利なサイトと言えます。

2022.10.05
ミンネで返金を要求されたら?取引キャンセルや返品への対処法

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ミンネで返金を要求されたら?取引キャンセルや返品への対処法

minneで多いトラブルの1つが、購入者からの返金要求です。minneでハンドメイド作品を販売している出品者の中には、「届いた商品が破損していた」「注意書き通りに使用したのに破損した」といった理由で、購入者から返金を迫られたことがある人もいるのではないでしょうか。 そこで今回は、minneで返金が必要なケースと、返金要求への対処法をご紹介します。返金を回避するためのポイントも併せて紹介するため、円満解決の参考にしてください。 minneで返金対応が必要なケースとは? minneは、日本最大級のハンドメイドマーケットです。minneで取引されるハンドメイド作品のジャンルは多岐にわたり、作家・ブランド数は79万件を超えています。 出典:GMOペパボ株式会社「2021年12月第三四半期 決算説明資料」 minneでは、取引において何らかの問題が発生した場合、基本的には出品者側に対応が求められます。返金の問い合わせがあった場合、出品者が責任を持って対応しなければならないケースがほとんどですが、中には出品者が対応する必要がないケースもあります。では、どのような場合に返金する必要があるのでしょうか。 出品者に原因がある場合 出品者に原因がある場合は、出品者が責任を持って購入者に返金処理をします。 たとえば、以下のケースの場合、出品者は返金の対応を行います。 購入者に届いた作品が破損していた場合 購入者が注意書き通りに利用したのに作品が破損した場合 作品の数量不足やサイズの相違があった場合 作品が無事に届かなかった場合 上記のケースでは出品者に責任があるとみなされ、購入者への責任ある対応が必要となります。 返金処理が必要なケースについては、minneの利用規約第19条にも明記されているため、確認のうえで返金処理をしましょう。 出典:minne「利用規約」 購入者に原因がある場合 購入者に原因がある場合は、出品者が責任を負う必要はありません。 たとえば、「作品を実際に見たらイメージと違った」「購入した作品が必要なくなった」「自分や子供に似合わないデザインだった」などの問い合わせがあった場合です。作品に不備がないのに、購入者側の都合で返金をお願いされた場合は、出品者の責任ではないため返金処理をする必要はありません。 何度断っても返金をお願いされる場合は、送料を購入者に負担してもらい、返金処理をして注文自体をキャンセルすることも手段の1つです。問題が大きくなるのを防ぐために、臨機応変に対応しましょう。 minneで「ノークレーム・ノーリターン」は不可能 ノークレーム・ノーリターンとは、売買における特約の1つで、「商品への苦情(クレーム)や返品(リターン)は一切受け付けません」という意味の言葉です。特に、購入する前に作品の現物を見ることができないネットオークションやフリマアプリでは、この注意書きがよく使われます。「イメージと違う」といった購入者からのクレームを予防し、問題が起きるのを避けるためです。 minneにおいても、出品者が注意書きにノークレーム・ノーリターンの趣旨の記述をしていることがあります。しかし、minneの利用規約では、作品の破損や数量不足、サイズの相違、作品を届ける際の負荷による破損などがあった場合は、出品者が購入者に対して適切な対応をする必要がある旨が明記されています。 出典:minne「利用規約」 出典:minne「「作品説明」や「購入時の注意点」の記述で注意する事はありますか?」 つまり、minneで出品者がノークレーム・ノーリターンの記述をしても意味がありません。たとえ注意書きにノークレーム・ノーリターンの記載をしても、利用規約が優先となり注意書きが無効になります。そのため、届いた作品に破損や不備などの問題があった場合、出品者は責任を持って返金処理が必要です。 しかし、一つひとつ作品を手作りしている以上、作品のデザインに個体差が出てしまうのは仕方がないことです。「イメージと違う」というクレームは購入者都合とはいえ、出品者とのトラブルにもつながりかねません。商品のデザインについてのトラブルを避けたい場合は、ノークレーム・ノーリターンではなく、「ハンドメイド作品のためデザインに個体差があることをご理解のうえご購入ください」といった内容の記述にしましょう。 minneで返金対応する場合の流れ minneでは、返金対応の代行は行っていません。購入者から返金要求があった場合は、出品者自身が返金処理をする必要があります。 返金対応の流れは次の通りです。 購入者にお詫びのメッセージを送付する 作品を返品してもらい、返金先の口座情報を聞く 返金手続きをする 返金手続きが完了した旨メッセージを送る (1)購入者にお詫びのメッセージを送付する 購入者から返金要求の問い合わせが来たら、落ち着いて内容を確認し、迅速かつ丁寧にお詫びのメッセージを送りましょう。作品の破損が原因の場合は、状況を正しく把握するために、作品の写真の送付をお願いするのがベターです。 (2)作品を返品してもらい、返金先の口座情報を聞く 写真を確認し、破損の状況が分かったら、改めてお詫びのメッセージを送ります。そのメッセージの中で作品の返送先を記載するとともに、購入者の振込先口座を聞きます。振込先口座は以下の情報を漏れなく確認しましょう。 銀行名 支店名 口座種類(普通・当座) 口座番号 口座名義(フリガナ) (3)返金手続きをする 返品された作品を確認し、購入者から口座情報が届いたら、迅速に返金処理をします。作品が発払いで届いた場合は、作品の代金に送料を足した金額を振り込んでください。振込手数料は購入者が負担しましょう。 (4)返金手続きが完了した旨メッセージを送る 返金処理が完了したら、その旨を購入者にメッセージで送ります。メッセージには振込金額と内訳を記載し、購入者に安心してもらえるように配慮しましょう。また、念のため購入者に、入金が確認できたら連絡が欲しい旨を記載してください。 以上で返金対応は完了です。 minneで返金を回避するためのポイント4つ ここからは、minneで返金を回避するためのポイントを4つご紹介します。ポイントを踏まえれば取引で問題が発生する確率をかなり軽減できるため、ぜひ今後の参考にしてください。 ●詳細に商品説明を記載する 「作品がイメージと違った」というクレームは、商品説明で正しい内容が購入者に伝わらなかったために発生する傾向です。minneではネット上で取引をするため、購入者は、作品が手元に届くまで実物を見ることができません。そのため、商品説明はできるだけ詳細に記載し、購入者に具体的なイメージを届けられるように努めましょう。 写真を複数掲載するのも、作品イメージを伝えるのに有効です。写真は正面からだけではなく、角度を変えたものや裏面・横から撮ったものなど、なるべくたくさんの写真を掲載しましょう。 ●誤解を招く表現を避ける […]

2022.04.25
minne(ミンネ)で起こりうるトラブル事例と予防法・対処法

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minne(ミンネ)で起こりうるトラブル事例と予防法・対処法

minneでは多くのハンドメイド作品が販売されており、一点物が買えるなど、購入者にとっては魅力的な市場です。また、ハンドメイド作家にとっても、minneで多くの人に自分の作品を知ってもらえる機会を得られます。一方で、minneは利用者の多くが個人のため、取引相手とのトラブルを心配する方もいるでしょう。 当記事では、minneで起こりうるトラブルと、予防・対処の方法について紹介します。トラブルへの対策を万全に行い、minneでの取引を楽しみましょう。 【minne】購入者側で起こることがあるトラブル3つ minneでは、購入者側で次の3つのトラブルが起こる可能性があります。 ・商品の未着トラブル 代金の支払い後、商品が届かない ・到着商品の破損トラブル 商品到着後に破損が発覚する ・転売品トラブル 買った商品が作家の作品ではなく市販品の転売だった(minneでは規約違反) トラブルの予防方法 作品を購入する際のトラブルはできる限り避けたいものです。ここでは、トラブルを予防するために購入者側が意識するとよいポイントを紹介します。 ・作家のプロフィール欄を読む プロフィールを読むことで、作家のハンドメイドに対する姿勢がうかがえます。購入者を大切に考えているかどうか、ハンドメイドに対する思いなどに注目してプロフィールに目を通してみましょう。 ・購入者によるレビューを確認する 購入者のレビューは、一通りチェックすることをおすすめします。特に悪い評価の場合は、評価の理由もあわせて確認しましょう。 ・注意書きを確認する 商品を購入する前は、商品ページ下部の「購入の際の注意点」に必ず目を通しましょう。「ノークレーム・ノーリターンでお願いします」「一切返品不可」など、minneの利用規約に違反した記載をする作家との取引は避けたほうが無難です。 トラブルが起こった場合の対処法 予防を心がけていても、トラブルに遭遇する可能性があります。万が一トラブルが起こった場合、次のように対処しましょう。 ・作家に連絡・相談する まずは作家に連絡します。多くの場合、感情的にならないように連絡することで作家とのやりとりがスムーズになり、トラブルの解決につながります。 ・運営スタッフに相談する 作家の対応が不十分な場合や話し合いがうまくいかなかった場合は、minneの運営スタッフに相談します。ただし、minneでは購入後のトラブルには原則関与しないため、必ずしもサポートが受けられるとは限りません。 ・レビューで周知する 作家の態度が真摯でない、悪質であるなどの場合は、レビューにトラブルの詳細を書き込むことも考えましょう。レビューの目的は、他の購入者が同じトラブルに会わないよう周知することです。相手に対して必要以上に攻撃的にならないよう、落ち着いて書き込むことをおすすめします。 【minne】作家側で起こることがあるトラブル3つ minneで作家側に起こりやすいトラブルには、次の3つがあります。 ・盗作トラブル 販売作品の模倣品や、商品画像の無断転載などを行う ・無断キャンセル minneで認められていない注文確定後のキャンセルを、購入者が勝手に行うことがある ・入金トラブル 着金期限までに、購入者から支払いがない トラブルの予防方法 作家側で行えるトラブル予防は、主に購入者からのクレーム対策です。作家としてminneを利用する際には、次の3点に注意しましょう。 ・注意書きは正確に書く 出品時に、商品説明の下部にある「購入の際の注意点」を正確に書くことで、多くのトラブルを避けることが可能です。「閲覧環境により、実物と異なって見える場合があります」「問い合わせ対応は平日〇時まで」など、商品や自分の状況に応じた内容を記載しましょう。「ノークレームノーリタ―ン」など、問い合わせ・返品を拒否する記載は規約違反です。模倣品の制作・画像の無断転載の禁止なども明記すると、盗作トラブルの予防にもつながります。 ・明確な商品説明を心がける ネット通販では実物を手に取って見てもらえないため、作品写真と説明文で商品情報をしっかり伝えることが必要です。サイズ感や重さなど、自分がハンドメイド作品を購入する際に知りたいことを意識して書くとよいでしょう。 ・大袈裟な表現や表記を避ける 購入者が商品の実物を見て「作品ページと違う」と感じた場合、クレームにつながる可能性があります。写真の過度な加工や大袈裟な表現は避け、作品の魅力を的確に伝える表現を心がけましょう。 トラブルが起こった場合の対処法 ここでは、作品の販売後に購入者からクレームを受けた場合に、事態を収拾するための対処法を紹介します。 ・トラブルの内容をよく確認する クレームなどのトラブルが発生した場合、内容をしっかり確認し、把握するようにしましょう。先方のニーズを汲むことで、適切な対応につなげることが可能です。 ・最初の対応は迅速に行う クレームを受けてから時間が経つと、作家に対する先方の感情が悪くなる恐れがあります。トラブルの内容をしっかり把握した上で、できる限り迅速にメッセージを送るなどの対応をしましょう。 ・ニーズに合わせた対応を行う メッセージ機能で先方のニーズを探り、返品・返金など適切な対処を考える必要があります。minneでは取引完了後の返金は作家が行うため、返金用の口座など対応に必要な情報も聞き取りましょう。 【作家向け】minneでのクレームに対する謝罪例文 minneに限らず、作家としてハンドメイド作品の制作・販売に携わる場合、あらかじめクレームへの適切な対処法を理解しておくことが必要です。 ここでは、作家側に過失がある想定で、クレームに対する謝罪文の書き方と例文を紹介します。日頃からクレーム対応を準備し、お互いに気持ちのよい解決を目指しましょう。 【例文1】到着商品の破損 作家側の梱包が不十分な場合、配送中に商品が破損することがあります。まずは一言、自分の落ち度を誠心誠意謝罪しましょう。 […]

2022.02.24
Creemaの評判は?実際の口コミ評価やトラブルの実態を調査!

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Creemaの評判は?実際の口コミ評価やトラブルの実態を調査!

「ハンドメイド作品を販売したいけど、Creemaってどんなサイトだろう?」 「Creemaに掲載されている作品を購入したいけど、トラブルが起きないか心配…」 このような不安を抱えている人は多いのではないでしょうか。実際に使用している人の口コミを知ることで、不安解消につなげることができます。 この記事では、Creemaの良い評判と悪い評判、Creemaで起きたトラブルの実態と解決法についても紹介します。Creemaを通してハンドメイド作品の販売や購入を安心して楽しめるよう、当記事を参考にしてください。 Creemaの評判はどう?実際の口コミを調査! Creema(クリーマ)とは、日本最大規模のハンドメイド販売サイトです。クーポンなどのPRツールを使った販促を行っていることや、作家1人あたりの売上がほかの大手ハンドメイドマーケットプレイスに比べて高いことが特徴です。 ネット販売以外にも、大規模なイベントや常設店舗への出店などを通したものづくりのサポートが充実しています。サイト登録や出品は無料で、手数料がかかるのは取引成約時のみです。決済はCreemaが仲介するため、安心して利用できます。 Creema以外のハンドメイド販売アプリに関しては、下記の記事で紹介しています。 ここからは、購入者と出品者に分けて、Creemaの良い評判と悪い評判を紹介します。 【購入者側】Creemaの良い評判 まずは、Creemaを利用して商品を購入した人の良い評判を見てみましょう。 <購入者側の良い評判> アクセサリーのデザインや素材に強いこだわりがあります。ハンドメイドサイトでは市販品より安く購入でき、かわいくて素材が良い作品のラインナップが豊富です。Creemaの人気作家の作品はデザイン性が高く、いつも満足しています。 作品のクオリティがハンドメイドと思えないほど高く、作家さんの対応も丁寧です。周りと被らないため、友だちへのプレゼント探しにも重宝しています。 相談に親身になって対応してくれたため、安心して依頼できました。素晴らしい作品を丁寧に制作してくれて、感謝しています。 出典:みんなの評判ランキング「Creema(クリーマ)の口コミ・評判」 販売している作品のクオリティや、作家の丁寧な対応について評価する口コミが多い傾向にあります。口コミにあるように、市販品では売っていないようなオリジナルデザインの作品を手に入れられるのは、ハンドメイドならではのうれしいポイントです。 【購入者側】Creemaの悪い評判 Creemaの口コミには、購入者側からの悪い評判もあります。 <購入者側の悪い評判> クレジット決済で購入していても、返金時は銀行口座振り込みになります。 高評価を付ける雰囲気があり、レビューは参考になりません。マイナスのことを書くとクレーマー扱いされかねないため、購入商品が説明と異なっていた場合でも良い点を見つけて高い評価を付けています。 商品が届かず受け取り完了操作をしなかったら、いつの間にか受け取り完了したことになっていました。 出典:みんなの評判ランキング「Creema(クリーマ)の口コミ・評判」 キャンセル時の返金に関しては、購入から期間が経過すると銀行振り込みになる場合があります。キャンセルのタイミングや購入時の決済方法によって返金方法が異なるため、事前にチェックしておきましょう。 出典:Creema help「キャンセル時の返金はどのようにされますか?」 また、Creemaは発送通知から2週間経過すると自動で受け取り完了になる仕組みです。購入者が受け取り完了処理を忘れると、出品者への支払いが確定しないため、自動で処理されるようになっています。商品がなかなか届かない場合は、配送荷物の追跡確認をしたり購入者側から出品者へ問い合わせたりしましょう。 出典:Creema help「受取完了通知が行われない場合はどうしたらいいですか?」 【出品者側】Creemaの良い評判 出品者側から見たCreemaの良い評判には、下記が挙げられます。 <出品者側の良い評判> 費用を払って作品をプロモーションしてもらえる機能はありがたいです。iichi、minne、BASEも利用していますが、Creemaが一番売れています。購入者に良い人が多く、リピーターになってくれる人もいます。 リピート率が高く、ほかのフリマアプリより高い価格で売れています。 Creemaとminneに出品しています。比較するとCreemaのほうが売れやすく、購入者の質が高いように感じます。 出典:みんなの評判ランキング「Creema(クリーマ)の口コミ・評判」 売れやすさや高い価格で売れることに対する良い評判が多い傾向にあります。リピート率の高さやプロモーション機能から、ほかの販売サイトではなくCreemaをおすすめする声も少なくありません。 【出品者側】Creemaの悪い評判 出品者側からの口コミを参考に、Creemaの悪い評判もチェックしてみましょう。 <出品者側の悪い評判> 購入者のマナーが悪く、発送をせかされたり何度も質問されたりして振り回されました。 最近は既製品や業者のものとみられるアイテムの出品が多く、ハンドメイド作品が探しづらい状態になっています。 業者やメーカーの出品が多く、PRにお金をかけられない個人の作家は、なかなか購入に結びつきません。業者やメーカーは出品できないルールを作ってほしいです。 出典:みんなの評判ランキング「Creema(クリーマ)の口コミ・評判」 Creemaは多くの人が利用するため、中には購入者とのやり取りに振り回されてしまった人もいます。ネット上で顔が見えない環境下でのやり取りだからこそ、お互いに丁寧な対応を心がけることが必要です。 また、Creemaは業者の利用も可能です。個人の出品者にとっては、業者が多いと不利になると感じるかもしれません。しかし、Creemaには手作り作品の購入を目的に多くの人がサイトに訪れるため、作り手の世界観や温かみが伝わる作品は特に好まれるでしょう。 【購入者側】Creemaのトラブル評判は? それほど頻発するわけではありませんが、Creemaで商品を購入した際にトラブルに巻き込まれた人もいます。購入者側からの口コミをもとに、実際のトラブルと解決法を紹介します。 ・思っていた作品と違うものが届く? どのような媒体で商品画像を見るのかによって色の写り方などが変わるため、自分の想像とは異なる商品が届くこともあります。実物を確認できないオンラインショップでは、写真や商品説明などをよく見て購入することが重要です。その上で、不明点があれば作家に直接質問しましょう。本当に自分が欲しいものなのか、サイズや形状は問題ないのかを考え、納得できるまでは購入を控えるとトラブル防止につながります。 ・商品がすぐに届かない? 商品の発送が思っていたよりも遅く、すぐに届かないケースもあります。必要になるタイミングが分かっている場合は、購入前に作家にいつ発送してもらえるのかを確認しましょう。「販売作品に対する評価」で発送不備に関する口コミがないかを見ることも有効です。 また、購入後は取引ナビにアクセスすると配送状況を確認できます。発送予定日を超過しているのに未発送だったり、発送連絡後に購入作品がなかなか届かなかったりする場合は、作家もしくは運営会社に問い合わせましょう。 【出品者側】Creemaのトラブル評判は? […]

2022.01.25
ハンドメイド販売のトラブル例と対処法|クレームを未然に防ぐには?

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ハンドメイド販売のトラブル例と対処法|クレームを未然に防ぐには?

素敵な作品を作れるようになると「販売をはじめたい」と思う人も多いのではないでしょうか。しかし、販売にあたって心配なのがトラブルやクレームです。 ネットを使ったハンドメイド販売は、お客様と直接やり取りする販売方法です。フォローしてくれる人がいない中で、自分の責任で作品を販売することに不安を感じる人もいるでしょう。 この記事では、ハンドメイド販売におけるトラブルについて説明した上で、対処法や回避方法を解説します。不安なくハンドメイド販売を行う参考としてください。 ハンドメイド販売でよくあるトラブルと対処法 安心してハンドメイド作品を販売するために、まずはトラブルと対処法を把握しておきましょう。ハンドメイド販売でよくあるトラブルには次のようなものがあります。 購入者に商品が届かない 商品が壊れて到着した 注文後・購入後にキャンセルされた 過度に値下げ交渉をされた イメージとの違いにより返品・返金を求められた 「商品が届かない」「壊れていた」などのトラブルは、発生時にどのように対処するか事前に決めておきましょう。お客様との意見の不一致によるトラブルは、事前に注意事項を記載しておくことで回避することができます。 以下では、ハンドメイド販売で起こり得るトラブルと、それぞれの対処法を解説します。 購入者に商品が届かない 購入者に商品が届かないというトラブルはよくあります。商品を発送したものの「商品が届かない」という問い合わせがあった場合、まずは配送業者に問い合わせをしましょう。追跡サービスのある配送なら調査をすることができます。 追跡に対応していない「普通郵便」や「定形外郵便」であっても、調査依頼を出すことが可能です。ただし、普通郵便の調査には1か月以上時間がかかる場合がある点に注意してください。 商品が届かないケースでは、お客様が商品が届いていないと勘違いしている場合もあります。「家族が受け取っていた」というケースもあるため、お客様自身にも再度、商品が届いていないか確認してもらいましょう。 調査しても商品の行方が分からない場合は、同じ商品を再送します。再送するときは追跡サービスのついた配送方法を選ぶことがおすすめです。 とはいえ、再送となると手間もお金も作家の負担です。残念ながら、商品を2個受け取ったり、無料にしたりするために「商品が届いていない」と嘘をつく人もいます。商品が届かないトラブルを避けたい場合は、次のような対策をしておきましょう。 最初から追跡できる配送方法にする 配送時の紛失トラブルに対応しないことを明記しておく 送料にも販売手数料がかかります。追跡に必要な料金は販売価格に上乗せするなど、なるべく作家の負担が増えないようにしましょう。 商品が壊れて到着した 配送時の揺れや衝撃で「お客様のもとに届いた商品が壊れていた」ということもあります。フックピアスのような繊細な商品は、金具が折れ曲がりやすいため特に注意が必要です。 商品が破損していた場合は、まず謝罪しましょう。作家に落ち度がなかったとしても、壊れた商品が届いて困っているのはお客様です。相手の気持ちに寄り添い、謝罪した上で次のいずれかの対応をします。 着払いで壊れた商品を返送してもらい、新しいものを発送する 壊れた商品は破棄してもらい、新しいものを発送する 着払いで壊れた商品を返送してもらい、キャンセル処理で返金する 新しいものを発送する際は、お詫びの文章を添えて誠意を伝えましょう。 破損トラブルを回避するためには、しっかりとした梱包が何よりも大切です。プチプチなどの緩衝材を入れて、商品がなるべく動かないように梱包しましょう。ピアスのような繊細な商品は箱に入れたほうが安全です。丁寧な梱包はお客様の安心感にもつながります。 注文後・購入後にキャンセルされた 注文が確定した商品は、原則としてキャンセルになりません。ただし、次の場合はキャンセルが発生します。 コンビニ払いなどで期限内に支払いが行われなかった場合 作品の発送前にお客様がキャンセルした場合 コンビニ支払いを選択している場合は支払期限があります。期限内にコンビニで支払いが行われなければ自動的に注文がキャンセルとなります。支払いが完了するまでは発送しないようにしましょう。 決済まで完了していた場合も、商品の発送前であればお客様側からのキャンセルが可能な場合があります。 キャンセルに対して作家ができる対策は「購入後のキャンセルはお控えください」と注意喚起するくらいです。時間が経つと気が変わってしまうお客様も一定数いるため、早めに発送するように心がけましょう。 過度に値下げ交渉をされた メルカリなどのフリマアプリにおいては、商品を少しでも安く手に入れるための「値下げ交渉」をする利用者が増えています。 ハンドメイド販売においては、値下げ交渉に無理に応じる必要はありません。特定のお客様だけ値下げしてしまうと、定価で買ってくれているお客様に不誠実です。時には毅然とした態度で断ることも必要になります。 友人からの依頼の場合「友達だから安くして」と言われることも珍しくありません。たとえ友人相手であっても「材料代と手間賃で○○円かかる」と、料金を明確に伝えましょう。 イメージとの違いにより返品・返金を求められた お客様都合の返品や返金はお断りしても問題ありません。返品・返金に応じる場合も送料は、お客様に負担してもらいましょう。 「気軽に返品できる」と認識されてしまうと、新たなトラブルになりかねません。返品に応じるか断るかは、状況をしっかり見極めた上で判断してください。 ハンドメイド販売でのトラブルを回避する方法 ハンドメイド作品を販売する場合「トラブルを回避する方法」を実践することで購入者とのトラブルやクレームの発生率を抑えることができます。 初心者は不利な立場で責められてしまいがちです。販売前に対処しておくことで、安心してハンドメイド販売ができます。 商品情報の注意書きを充実させる ハンドメイド作品は、同じように作っても仕上がりに個体差が出やすいです。そのため、既製品よりも「写真と違う」というクレームが発生しやすくなります。 個体差に関するクレームを回避したい場合は、あらかじめ出品サイトの商品詳細ページに注意事項を記載しておきましょう。特に注意書きが必要な商品は次の通りです。 色や形が写真(画像)と異なる場合がある 作る工程で傷や歪みができやすい 天然素材を使っていて個体差が出やすい 使い方によって故障や劣化が考えられる ネットショップでは実物を見て購入してもらうことができません。オンライン上の画像は実物の風合いと異なる場合が多いため、注意事項を記載しておきましょう。 出品者が色のつもりで「ゴールド」と記載し、購入者が「18K(18金)」と勘違いしてトラブルになった事例もあります。誰にでも分かる明確な記載を心がけてください。 […]

2021.12.21
ハンドメイド作品の注意書きの例文・ポイント|トラブル回避のコツ

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ハンドメイド作品の注意書きの例文・ポイント|トラブル回避のコツ

ハンドメイド作品を販売する場合、商品の注意書きは必須です。注意書きがなかった場合、お客様との間で認識の違いが生じ、トラブルに発展する可能性があります。注意事項を明確に記載しておくことで、トラブルを事前に防ぐことができます。 注意事項を記載する必要があることは分かるものの、実際にどのような内容を記載したらいいのか分からないという人は多いでしょう。当記事では、自分のショップを立ち上げ、ハンドメイド作品の販売を考えている人に向けて、注意書きの例文と記載するときのポイントを紹介します。注意書きで気を付けるべきことについても説明するため、ぜひご覧ください。 ハンドメイド作品の注意書きの例文とポイント ハンドメイド作品の販売にあたって、注意書きが漏れていた場合や記載内容・言葉遣いに誤りがあった場合、お客様との間でトラブルが発生する恐れがあります。 トラブルを事前に回避するためには、お客様に伝わりやすい文章で注意書きを記載することが重要です。では、実際にどのような注意書きをすればよいのでしょうか。 ここでは、ハンドメイド作品の注意書きの例文と、それぞれのポイントについて説明します。 作品 ハンドメイド作品は手作業で作成しているため、個体差が生じます。作家は個体差を理解していても、お客様は認識していない場合もあるでしょう。作品については写真だけでは伝わらない部分が多いため、商品説明欄に分かりやすい説明文を記載する必要があります。 作品の注意書きには、主に以下の3点について記載します。 ・素材による個体差について 天然素材を使用した場合、素材自体の色味や形の違いにより商品に個体差が生じることがあります。素材自体に違いがあることを伝える場合は、以下のように記載します。 【注意書きの例文】 天然素材を使用しているため、商品に個体差があります。 ・色や模様、サイズの違いについて 使用している素材や作り方によって、色や模様に個体差が生じることを記載します。ハンドメイド作品は手作業のため、すべて同じ色味・サイズで制作することはできません。ピアスやイヤリングのようなペア商品で、左右に個体差がある場合も注意事項として記載します。 【注意書きの例文】 手作業で作品を制作しているため、色や模様、サイズに違いが生じる可能性があります。 ハンドメイド作品のため、左右で個体差が生じます。 ・使用端末によって見え方が違うことについて 作家とお客様が使用している端末によって、作品の見え方が異なります。写真だけでは伝わりにくい色味や質感に関しては、文章で詳しく説明しましょう。 【注意書きの例文】 お使いの端末によって、色味や質感が違って見える場合があります。 質感は、3枚目の写真が実物と近いです。 取扱い方法 取扱い方法に関しても、お客様が使用中にトラブルが発生しないよう、使用している素材やサイズにより考えられるトラブルについて記載します。取扱い方法を明記することで、未然にトラブルの発生を防ぐことが可能です。 ・子どもやペットの誤飲について アクセサリーなどの小さいものは、子どもやペットが誤飲してしまう可能性があります。あらかじめ保管方法を記載しておくことで、トラブルを回避することができます。誤飲に関してはお客様の責任になるため、責任の有無についても記載しましょう。 【注意書きの例文】 小さな子どもやペットが誤飲する可能性があるため、使用しないときは手の届かない所に保管してください。誤飲に関しては責任を負い兼ねます。ご了承ください。 ・破損、強度について ハンドメイド作品は手作りのため、既製品と比べると強度は落ちます。作品の強度は破損や変形の原因になるため、取扱い方法に注意する旨を記載します。 【注意書きの例文】 繊細な作品のため既製品と比べ強度が劣ります。取扱いには十分ご注意ください。 ・金属アレルギーについて アクセサリーなどで金属を使用する場合、金属アレルギーに関しての記載は必須です。アレルギーに関しては、お客様とのトラブルに発展しやすい内容のため、記載漏れのないようにしてください。 【注意書きの例文】 こちらの商品は金属アレルギーに対応しておりません。アレルギー反応が出る可能性があるため、異変を感じた場合はすぐに使用を中止してください。 ・コーティングについて 作品の表面にコーティング加工を施している場合は、その旨を伝えた上でコーティングが傷付く可能性があることを記載します。 【注意書きの例文】 コーティング加工を施していますが、鋭いものでひっかくと傷付く可能性があります。 ・防水加工について 革製品を販売する場合は、防水加工の有無についても記載が必要です。防水加工を施していない場合、水に濡れると色落ち・変色しやすく、後にトラブルにつながる可能性もあります。 【注意書きの例文】 本製品は防水加工ではありません。水濡れにご注意ください。 防水加工を施していますが、雨や汗などに濡れたままで保管すると色落ちや変色の原因になります。 金額 お金に関する項目は、特にトラブルが発生しやすい内容です。事前にトラブルを回避できるよう、以下の2点について明確に記載しましょう。 ・キャンセル、返品、交換について キャンセル、返品、交換についての注意書きは必須です。金銭トラブルに発展しないよう、目にとまりやすい場所に記載します。 【注意書きの例文】 キャンセル、返品、交換は基本的にお受けしていません。ただし、商品到着後3日以内にご連絡をいただいた場合、破損や不備に関しては事情を確認後、無料で対応させていただきます。 ・記載価格に含まれている内容について 記載されている価格が商品本体の価格である場合、配送料が別途追加になる旨も記載します。税別・税込に関しても一言表記があると親切です。 【注意書きの例文】 […]

2021.11.25
ハンドメイドを販売する際の注意点!法律やマナーを守るためには?

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ハンドメイドを販売する際の注意点!法律やマナーを守るためには?

近年はフリマアプリやハンドメイド品販売サイトが増え、ハンドメイド作家として活躍する人が増えています。副業としても人気のハンドメイド作品販売は、ネット販売のマナーや法律についてよく知らないまま商品を売ると思わぬトラブルを招くこともしばしばです。 当記事では、ハンドメイド作品をネットショップで売りたいときに注意すべきポイントと、トラブル防止のコツについて解説します。不安材料を少しでも取り除いておくことで、安心してものづくりを楽しめるでしょう。 ハンドメイド作品を作る際の注意点3つ ハンドメイド作家として活躍するにあたり、特別な資格や免許は必要ありません。しかし、知らぬ間に著作権などを侵害して法律問題に発展しないよう注意が必要です。 ネットなどで他人に販売することを目的としてものを作るときは、以下のポイントに注意しましょう。 他のハンドメイド作家をマネしない 既存のブランド品や他のハンドメイド作品のデザインをそっくりそのままマネてしまうと、盗作やパクリと見なされることがあります。また、マネしたつもりがなくても偶然デザインが似てしまうケースも少なくありません。 ハンドメイド作品は著作物というより量産可能な実用品と見なされることが多く、また個人のハンドメイド作家が商標権や意匠権を取ることはまれです。しかし、サイト運営者から盗作と判断されると、出品停止・売上金没収またはアカウント削除などの処置を受ける場合があります。 ハンドメイドの世界において、他の作品のデザインを参考にすることと、盗作の境界は曖昧であり、作家によって判断が分かれることもしばしばです。なるべくオリジナリティのあるものを作ることはもちろん、あらかじめ類似品がないかチェックしてから作ることでトラブルを防ぎやすくなるでしょう。 本に掲載された作品は売らない 原則として、本やネットに掲載されている作品レシピは、あくまで個人的に楽しむためのものです。本などのレシピをそのままマネして作った作品を販売する行為は、著作権侵害にあたります。 ただし、作品のもととなったレシピに「商用OK」「著作権フリー」などの記載がある場合は、販売しても違法となりません。同様に、下記に該当するケースも問題ないでしょう。 作家が独自に考案した技法やデザインはマネせず、基礎的なテクニックのみを参考にする レシピから着想を得つつ、素材を大幅に変更するなどしてオリジナル作品を作る ロゴ・キャラクター・マークの生地を使わない 他の作家の作品や本などのレシピをマネていなくても、下記のような売り方は違法行為となります。 キャラクターもの、ブランドもの、ロゴ入りの素材を使った作品を販売する キャラクターグッズやブランド品などのリメイク作品を販売する 「××風」「△△テイスト」などのように、特定のキャラクターやブランドを連想させる商品名や検索キーワードをつけて販売する 生地などに著作権がある場合、布の耳部分に著作権マークや商用利用を禁ずる文言が書かれています。使いたい生地に著作権があるかどうか判断しづらいときは、布の耳部分を確認してみましょう。 また、たとえ個人利用目的であっても、著作権つき素材を使った作品の画像をネットで公開する行為は違法です。ブログやSNSでハンドメイドについて発信している人は、十分注意しましょう。 ハンドメイド作品を販売する際の注意点4つ ハンドメイド作品の素材やデザインに問題がなくても、売り方を間違えるとトラブルに発展する恐れがあります。 ここでは、ハンドメイド作品を販売するときの注意点について解説します。販売に協力してくれた人や、作品を買ってくれる可能性がある人を不快にさせないよう心がけることで、販売方法のミスによるトラブルを防げるでしょう。 モデルや撮影者が別にいる写真は使い回さない ある販売サイトで使うための商品撮影やモデルを他人に依頼した場合、その写真を無断で別のサイトやパンフレットなどに載せると肖像権侵害となります。また、有名人などの画像を勝手に使うことも違法です。 トラブルを避けたい場合は、あらかじめ写真の使用範囲についてモデルや撮影者と取り決めておきましょう。撮影技術に自信がある場合は、モデルのいない写真または自分自身をモデルとした写真を自分で撮ることもひとつの方法です。 ●動物をモデルとした写真について ペットグッズなどを作る場合、友人や知人のペットをモデルにして撮影することもあるでしょう。この場合ペットに肖像権はありませんが、飼い主はペットに対する所有権を持っています。ペットの写真を別のところでも使いたい場合は、事前に飼い主の了承を得ましょう。 ノークレーム・ノーリターンの文面は書かない フリマアプリなどでしばしば見かける「ノークレーム・ノーリターン」という文面は、「商品についてのクレーム・返品や購入後のお問い合わせは受けつけません」という意味です。 規格に沿って大量生産された既製品やプロ職人の作品と比べると、アマチュア作家のハンドメイド品はどうしても品質が低くなります。また、販売サイトなどで悪質なクレーマーに遭遇することもあるでしょう。しかし、いきなりノークレーム・ノーリターンと宣言されると、作家のプロフィールや作品ページを見た人はよい気持ちでにはなりません。 悪質クレームや予期せぬ低評価レビューを防ぎたい場合は、次のような内容の説明文をなるべくやわらかい表現で記載することをおすすめします。 ひとつひとつ手作りしており、品質に若干のばらつきがあること 細心の注意を払って制作・検品・発送しているが、万が一商品の不備や気になる点などがあれば問い合わせに対応すること 通知や許可なく購入者にDMなどを送らない 購入者から知り得た個人情報は、原則として商品発送および代金の支払い確認にのみ使用します。購入者からの許可なく宣伝メールや郵便を送りつけたり、個別に営業電話をかけたりすることは認められません。 個人サイトや自社サイトなどで販売する場合は、購入者から許可を得たうえでDMを送ってリピートにつなげることも可能です。しかし、多くのハンドメイド作品販売サイトでは個人情報の取り扱いについて定めており、違反者はサイト利用停止などの処置を受ける恐れがあります。 購入者の個人情報をパソコンやスマホで管理する場合は、十分なウイルス対策を行うことも大切です。万が一端末がウイルスに感染してしまうと、個人情報流出などのトラブルにつながりかねません。 封をした手紙を宅配便に同梱しない 領収書・納品書・請求書あるいはお礼の手紙などのように、特定の相手に対して事実や差出人の意思を示す文書を信書と呼びます。商品を発送するときに信書を同梱すると、法律違反となりかねません。 郵便法第4条では、信書の送り方について次のように定めています。 運送営業者、その代表者又はその代理人その他の従業者は、その運送方法により他人のために信書の送達をしてはならない。ただし、貨物に添付する無封の添え状又は送り状は、この限りでない。 引用:e-govポータル「郵便法」 中が見えない封筒に入れて封をした信書を宅配便やゆうパックなどに同梱することは禁止されていますが、封筒に入れて封をせずに同梱した場合は添え状として認められます。文書を封筒に入れずに、あるいは中が見える透明の封筒に入れて封をした状態での同梱も可能です。 なお、不特定多数の人に向けて作成されたチラシ・パンフレット・取り扱い説明書などは、信書に該当しません。 ハンドメイド作品をトラブルなく販売するためには? ハンドメイドの世界では、著作権や盗作関連に加えて、転売にまつわるトラブルも少なくありません。 転売そのものは違法ではなく、転売に対する考え方も人それぞれです。しかし、商品を買い占められたり高値で転売されたりすることで、本当にその商品を買いたい人のもとへ届きにくくなってしまいます。 転売防止対策のひとつとして、納品書などを同梱することがおすすめです。信書を正しく同梱することで転売のリスクを下げるとともに、信用度アップにつながります。また、納品書の控えやデータを取っておくことで販売記録を残しやすくなり、確定申告などの際にも役立つでしょう。 まとめ ハンドメイド作品を売るためには、さまざまな法律や権利などに関する知識が必要です。「素人だから」「個人だから」と油断して、法律やマナーをおざなりにしたまま作品を売ると、盗作や個人情報流出などのトラブルを招く恐れがあります。 ハンドメイド販売を円滑にすすめたいときは、販売サイトを見てくれた人や制作・販売に協力してくれた人が、不快な気持ちにならないよう配慮することがポイントです。さらに、転売防止や信頼度アップのためにひと工夫することで、安心して活動できるでしょう。

2021.08.20