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タグ【生地】の記事一覧

シャツにおすすめの生地とは?素材や織り方別に解説

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シャツにおすすめの生地とは?素材や織り方別に解説

シャツは世代・性別を問わず人気の定番アイテムであり、ほかの衣類同様素材によって着心地や機能が大きく変わります。シャツに使われる生地には、コットン・ポリエステル・リネンなどさまざまな種類があり、それぞれ肌触りや耐久性、お手入れのしやすさが異なります。シャツを手作りしたいと考えている人の中には、シャツに使われる生地の特徴や生地を選ぶポイントが知りたいという人もいるでしょう。 当記事では、シャツに使われる生地を素材別に紹介します。シャツの生地に関して詳しく知りたい人やおすすめの織り方を知りたい人は、ぜひ参考にしてください。 1.【素材別】シャツに使われる生地の種類 シャツは素材によって着心地や機能が大きく変わります。また、肌に触れる部分が多い衣服のため、着る人に合った素材選びが大切です。たとえば、コットンやリネンは肌に優しい素材であるため、着心地の良いシャツがほしいという人におすすめです。 ここでは、シャツにおすすめの生地4つと、それぞれのメリット・デメリットを解説します。 1-1.コットン コットンとは「綿(わた)」の種子毛から採れる繊維をベースに作られた糸や布を意味し、日本名では「綿(わた、めん)」と呼びます。 コットンの主な特徴 コットンをシャツにした場合のメリット 肌触りが良く柔らかい 通気性と保温性を兼ね備えている 耐久性が良い コットンをシャツにした場合のデメリット 縮みやすい シワになりやすい 乾きにくく黄ばみやすい 市販されているシャツ素材としてポピュラーなのがコットンです。天然繊維ならではの、柔らかく自然な生地感は肌に優しく着心地が良いのが特徴です。 また、オーガニック農法で栽培され収穫や加工の工程でも薬剤や化学物質を極力使用していないものは「オーガニックコットン」と呼ばれ重宝されています。 1-2.ポリエステル ポリエステルとは、石油を原料として作られた樹脂を繊維状に加工したもので正式名称は「ポリエステル繊維」です。化学繊維・合成繊維に分類されるメジャーな素材で、世界の衣類の約半数がポリエステル繊維で作られているとも言われています。 ポリエステルの主な特徴 ポリエステルをシャツにした場合のメリット シワになりにくい 縮みや伸びに強い 乾きやすい ポリエステルをシャツにした場合のデメリット 敏感肌の人には向かない やや硬めの肌触り 汚れがつきやすい ポリエステルは軽くて丈夫なため、手入れがしやすくコストパフォーマンスが良いと人気の素材です。清潔感のある光沢性も特徴で、特にビジネス用のワイシャツの素材として好まれています。 1-3.リネン リネンとは、植物の「亜麻(あま)」から採取された天然繊維です。高温多湿な日本で、夏でも涼しく着られる素材として古くから親しまれてきました。 リネンの主な特徴 リネンをシャツにした場合のメリット 繊維が丈夫でしっかりとしている 通気性と保温性を兼ね備えている 汚れが落ちやすい リネンをシャツにした場合のデメリット シワがつきやすい ザラザラとした肌触り リネンはコットンと比べて4倍の吸水性があり、汗や湿気を上手に逃がす清涼感のある着心地が特徴です。麻特有のざっくりとした天然素材ならではの質感が、カジュアルな雰囲気を演出します。 1-4.混紡 混紡(こんぼう)とは、2つ以上の異なる繊維を混ぜ合わせて作った素材です。混ぜ合わせる素材・割合によって、仕上がりが異なります。 混紡の主な特徴 混紡をシャツにした場合のメリット 機能性が高い 手入れがしやすい 質感が良い 混紡をシャツにした場合のデメリット ものによっては高くなることがある 用途に応じた使い分けを考える必要がある シャツに使われる混紡生地の素材は、ポリエステルとコットンが主流です。ポリエステルの割合が高いほど「安価で、防シワ性が高く丈夫」で、コットンの割合が高いほど「価格は高くなるが、柔らかく通気性が高い」仕上がりとなります。 2.シャツにおすすめの生地の織り方とは シャツの肌触りや光沢感、通気性、伸縮性などを左右するのは素材だけではありません。同じ素材でも、繊維の織り方によって見た目や機能に違いが出ます。 ここでは、シャツにおすすめの4つの織り方の特徴と、それぞれのメリット・デメリットを詳しく紹介します。 […]

2023.05.23
浴衣に使われる生地の種類や特徴は?素材別の選び方も紹介

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浴衣に使われる生地の種類や特徴は?素材別の選び方も紹介

浴衣は平安時代に生まれ、江戸時代から夏場向けの外出着として使われるようになった伝統的な日本の着衣です。日本の高温多湿な夏に合った、涼しげな印象を与える浴衣は、夏を代表する和装と言えるでしょう。浴衣は主にカジュアルな場で着用されますが、浴衣素材や織り方によってはフォーマルな場に合った高級な印象を与えるものも存在します。 この記事では浴衣に使われる主な生地の種類について、素材と織り方それぞれの観点から特徴を解説します。浴衣の選び方について知りたい方はぜひご覧ください。 浴衣におすすめの生地の種類と選び方 浴衣とは、木綿や麻などの素材を使った夏向けの着物の一種です。もとは「湯帷子(ゆかたびら)」と呼ばれる、平安時代の貴族が蒸し風呂に入るときに着ていた着衣でした。現在のようにカジュアルな外出着となったのは、江戸時代中期以降です。 出典:NPO法人日本ゆかた文化協会「ゆかたの歴史」 平安時代や江戸時代の浴衣は素材として主に木綿や麻、絹を使用しており、現在はポリエステルも使われています。素材によって浴衣の特徴や洗濯方法は異なるため、自分の好みや用途にあった生地を選ぶことが大切です。 木綿 木綿とはワタ属の植物から取れる糸を利用した植物性の繊維であり、コットンや綿とも呼ばれます。木綿の着物には以下のような特徴があります。 木綿の主な特徴 やわらかな肌触り 優れた吸水性 優れた通気性 木綿はこのような方におすすめ 敏感肌の方 浴衣のお手入れを簡単にしたい方 木綿は化学繊維に比べると吸水性と通気性に優れており、吸収した汗を外に発散するので夏でも涼しく着られます。やわらかな素材のため、お子さんや肌が敏感な方にもおすすめです。 また、木綿は洗濯機で洗えるものが多く、クリーニングの手間もかからず簡単にお手入れできます。ただし、直射日光や紫外線に弱く当て続けると繊維を痛め、黄ばみを作ってしまうので注意しましょう。洗濯する際は、吸った水分を吸収して繊維が縮んでしわになりやすいため、濡れたまま放置せず、必ず伸ばして干すようにしましょう。 麻 麻は、さまざまな植物の繊維から作られた素材であり、リネン(亜麻)やヘンプ(大麻)、ラミー(苧麻・からむし)などの総称を指す言葉です。ただし、家庭用品品質表示法により、現在「麻」と表示される生地はリネンとラミーの2種と定められています。 出典:一般財団法人ボーケン品質評価機構「リネンとラミーの判別が可能となりました!」 麻には以下のような特徴があります。 麻の主な特徴 優れた速乾性 さらっとした肌触り 品がよい光沢 麻はこのような方におすすめ 家庭で洗濯を済ませたい方 夏でも涼しく過ごしたい方 麻は通気性が高く、爽やかな着心地で夏も快適に過ごせます。また、吸熱性・撥水性に優れているため、汗をかいていても肌に浴衣がくっつきません。丈夫で、洗濯機で丸洗い可能な生地が多いこともメリットです。染色性にも優れており、カラフルで華やかな柄が多く販売されています。 ただし、摩擦や汗で浴衣の色がスリップや腰ひもに移ってしまうこともあります。また、直射日光に当てると色あせしやすいため、洗濯した際には陰干しで風を当てながら干しましょう。 ポリエステル ポリエステルは石油から作られた化学繊維の1つで、多くの繊維製品に利用されています。ポリエステルの主な特徴は以下の通りです。 ポリエステルの主な特徴 生地自体が軽量 優れた耐久性 優れた速乾性 ポリエステルはこのような方におすすめ 簡単にお手入れを済ませたい方 お手軽に浴衣を作りたい方 ポリエステルは軽く、長時間浴衣を着る時にも体の負担がかかりません。また、速乾性があり、汗をかいたときにすぐに乾きます。 さらに、ポリエステルは耐久性に優れており、お手入れや管理もしやすい生地です。洗濯や着付けをしてもシワになりにくく、色落ちもしにくいため、扱いやすいでしょう。ポリエステルは発色がよく、色鮮やかで華やかな浴衣を作りたい方にも向いています。 ただし、ポリエステルは生地が滑りやすいので、着付けする時にコツがいります。普段の浴衣の着付けよりも、しっかりと腰ひもを締めることがポイントです。 絹(シルク) 絹とはカイコガの幼虫が吐く糸から作られた動物性繊維で、主に高級な衣料品に利用されます。絹には主に以下の特徴があります。 絹の主な特徴 華やかな光沢 清涼感 柔らかな肌触り 絹はこのような方におすすめ 上質な浴衣を手に入れたい方 フォーマルな場でも着られる浴衣が欲しい方 絹は繊維の断面が三角形になっているため、光を当てるとプリズムのように反射し、美しい光沢がある生地です。繊維が細く、肌に吸い付くような触り心地をしています。 また、熱伝導率が低いので夏は涼しく過ごせます。素肌に優しく、肌が弱い方にも安心して着付けられるでしょう。絹を使った浴衣は高級な印象を与えるため、カジュアルだけでなく、フォーマルな場にも合わせられます。 ただし、絹はご自宅では手入れできないので管理に気を付けましょう。着た後は、まず家で陰干しをしながらしっかりと汗を飛ばすことをおすすめします。その後に、呉服店や和服専門のクリーニング店に持ち込みましょう。 浴衣の主な織り方の種類と特徴 […]

2023.05.19
メッシュ素材とは?特徴やメッシュが使われている主なアイテムを解説

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メッシュ素材とは?特徴やメッシュが使われている主なアイテムを解説

網目が特徴のメッシュ素材の生地は、通気性や放湿性に優れることから、スポーツウェア、椅子、リュックサック、ベビーカーのシートなどに幅広く利用されます。汗をかいてもべたつかず、体の動きに合わせて伸び縮みするため、暑い季節やスポーツ用のアイテムにぴったりの素材です。また、軽さを生かしてリュックサックやエコバッグなどにも使われています。 この記事ではメッシュ素材の特徴やお手入れ方法、メッシュ生地が使われている主なアイテム、メッシュ素材に似た生地の種類について解説します。 メッシュ素材とは メッシュ素材とは、糸や針金などを編んで網目にしたもの全般を指す言葉です。メッシュ(Mesh)とは英語で網目の意味であり、布以外の素材でできた網やかご、フィルターなどもメッシュと呼ばれます。 布地の場合、メッシュとは「網目織り」とも呼ばれる網目状の隙間が空いたニット生地のことを指します。大きな網目があるため、通気性と速乾性が高く軽いという点が特徴です。 メッシュ素材の生地の特徴 メッシュ素材は、網目が空気の通り道となるため熱や湿気を逃がすのが得意で、リュックサックの背面やベビーカーのシートなどに用いられます。また、汗をかいてもべたつかず、伸縮性も高いことから、スポーツ用のアイテムにも合った素材です。 最近のメッシュ素材はナイロンやポリエステルといった化学繊維で作られている場合が多く、軽量性や速乾性をさらに高めた生地が豊富に展開されています。化学繊維は加工や染色も簡単なため、蛍光カラーやプリント柄の生地、抗菌加工が施された生地も商品化されています。 メッシュ素材の単位 メッシュ生地の網の密度を表す単位を「メッシュ数」と呼びます。生地の規格の中で「メッシュ(mesh)」と記載されているものはメッシュ数のことです。 メッシュ数は、1インチ(2.54cm)内に網目を構成する糸が何本あるかを表しています。100メッシュであれば、1インチの長さの中に100本の糸があることを意味します。メッシュ数が大きいほど網目が細かくなると覚えればよいでしょう。 網目の大きさは目開き(オープニング)と呼ばれ、メッシュ数によりμmやmmで表記されます。網目の空間の大きさは開口率(オープニングエリア)と呼ばれ、%で表記されます。 メッシュ素材の生地のお手入れ方法 メッシュ素材は網目の部分に汚れが溜まりやすいという特徴もあります。汗をかきやすい部分にメッシュ素材が使われている場合、目に見えない汚れがたまりやすいため、使用した後のお手入れが重要です。 ただし、メッシュ生地の中には洗濯機が使用不可のものや、そのまま洗うと型崩れしてしまうものが存在します。また、汚れが網目の奥に入ってしまった場合、洗濯機では汚れが取り切れないケースもあります。洗濯機を使えない場合は、以下のような手順でお手入れを行うとよいでしょう。 ・ブラシで汚れを落とす 水洗いの前に、メッシュ生地に付いている汚れをブラシで軽く落とします。汚れをメッシュの奥に押し込まないように、やさしくブラッシングしましょう。 ・ぬるま湯に浸す 水分がしっかり生地の奥まで浸透するように、ぬるま湯に漬け込みます。頑固な汚れの場合は、ぬるま湯に中性洗剤を入れて浸け置きしておくと効果的です。 ・洗剤で洗う メッシュが破れないよう、こすり洗いを避けます。洗剤をしっかり泡立てて、やさしく洗いましょう。 ・ぬるま湯ですすぎ陰干しする しっかりと洗剤をぬるま湯ですすいで洗い流してから陰干しします。洗濯ばさみの跡がつくのを避けたい場合は、ネットに入れたまま干しましょう。 メッシュ生地が使われている主なアイテム メッシュ生地は蒸れにくく、風通しがいいという特徴を生かしてさまざまな用途に使われています。帽子や靴の裏地など、汗をかきやすい部分には特に相性のいい素材と言えるでしょう。水や音も通しやすいので、エコバッグや園芸用のネット、スピーカーにも用いられています。 特にメッシュ生地は、以下のようなアイテムに使われています。 スニーカー 軽くて通気性のいいメッシュ素材は、スニーカーやランニングシューズの表地と裏地の両方によく使われています。表地全面をメッシュ素材にしたスニーカーは、靴の中にこもる不快な蒸れを感じさせない履き心地のよさが特徴です。 メッシュ素材は伸縮性にも優れているので、運動で曲げ伸ばしたときや足がむくんでしまったときにも負担がかかりません。軽さもあり、スニーカーとは相性抜群の素材です。 スポーツウェア 化学繊維を素材に使ったメッシュ生地は、洗濯も簡単でシワや型崩れを起こしにくいので、スポーツウェアに用いられています。化学繊維の中でも、ポリエステルやナイロンは特に抗菌防臭加工や接触冷感加工を組み込みやすく、スポーツウェアの機能性を高められる素材です。 現在では防臭加工を施したものや速乾性を高めたものなど、数多くのメッシュ生地が販売されています。グラウンドや自然の中でもユニフォームとしてよく目立つよう、通気性を保ちながら光沢感を高めた生地も人気です。 帽子 メッシュ素材を使った帽子は通気性がよく、汗をかいて蒸れやすい夏場の使用に向いています。前にだけツバがついていて、後頭部がメッシュ素材でできているアメリカンキャップは、メッシュ素材を使った帽子の代表です。ストリート系のカジュアルなファッションとも相性がよく、普段使いする機会も多いです。 メッシュキャップはツバで日よけをしつつ、汗や熱気を逃しやすい構造になっています。そのため、ランニング中のキャップとしてもよく使われています。 メッシュ素材に似た生地の種類 メッシュ素材のように、通気性がよくて軽いという特徴を持つ生地は他にもあります。普段着や部屋着などの場合は、通気性を保ちつつも網目のない生地のほうが用いやすいでしょう。用途によっては、光沢感やハリ感など、メッシュ素材とは違った質感がふさわしい場合もあります。 メッシュ素材と似た生地には、以下が存在します。 鹿の子編み 鹿の子編みとは、変則的に編み目をまとめて次の段を編み上げるタック編みと、平編みを組み合わせた編み方を指します。つの編み方を組み合わせることで生地に凹凸ができ、通気性がよくなります。 鹿の子編みの生地は横方向の伸縮性がないため、型崩れしにくい点がメリットです。伸縮性の高いメッシュ生地と比べると着脱はしにくいものの、耐久性が高く、ポロシャツやサマーセーターに用いられることが多い生地です。 サッカー生地 サッカー生地は、収縮率の違う2種類の縦糸を使って平織りにした生地で、仕上げに生地を縮ませて凹凸を出します。日本ではしじら織りと呼ばれることもあり、夏用のパジャマや甚平に使われています。 凹凸が独特の素材感を感じさせ、シワが目立ちにくいため、洗濯後にアイロンをかける手間がありません。綿素材で作られる場合が多く、吸水性や放湿性が高い点も特徴です。サラッとした着心地で、ルームウェアやカジュアルなブラウスに用いられることもあります。 ダブルラッセル生地 ダブルラッセル生地はメッシュ素材と同じく隙間のある生地で、編み目が大きく開くラッセル編みで作られています。材質はポリエステルなどの化学繊維で作られることが多いため、抗菌や防臭加工がしやすい点が特徴です。メッシュと見た目がよく似ていて、メッシュをダブルラッセルの3層構造に織り上げた「メッシュラッセル」という商品名の生地も展開されています。 メッシュ素材との違いは、生地が厚手になることです。ダブルラッセル生地は通気性とクッション性を兼ねそなえた生地のため、座席のシートやリュックサックの背面によく用いられます。また、厚みを利用してジャケットやアウターに使われることもあります。 まとめ メッシュは糸や針金などを編んで網目にしたものを指す言葉です。生地の場合、メッシュとは「網目織り」とも呼ばれる網目状の隙間が空いたニット生地のことを指します。網目が空気の通り道となるため熱や湿気を逃がすのが得意で、伸縮性が高く点が特徴です。 メッシュ生地は軽量で速乾性が高いことから、スニーカーやスポーツウェア、帽子などの汗をかきやすい部分に使われます。ただし、網目の部分に汚れがたまりやすいため、お手入れの際には汚れをブラシで落とした上でぬるま湯に着け置きし、泡を使って洗いましょう。

2023.05.19
パジャマの生地におすすめの素材や織り方・編み方を解説

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パジャマの生地におすすめの素材や織り方・編み方を解説

睡眠の質を上げるためには、布団やまくらだけでなく、パジャマも重要です。眠っている間に不快感を覚えないパジャマを着れば、ぐっすりと気持ちよく眠れるでしょう。そのため、パジャマを作る際には、肌触りがよく、寝汗を乾かしてくれる通気性にすぐれた素材でできた生地を選ぶのがおすすめです。また、暑い時期には寝汗対策になる吸水性の高い生地、涼しい季節には寝冷えしない保温性の高い生地がパジャマに向いています。 この記事ではパジャマの生地におすすめの素材や、暖かい季節・涼しい季節に向いたパジャマ生地の織り方・編み方を解説します。 パジャマにおすすめの生地の素材 パジャマに向いているのは、肌触りがよく、通気性と吸水性にすぐれた素材です。季節によっては、涼感が得られる素材や保温性が高い素材も睡眠の質の向上につながります。 素材の織り方や編み方によっても、特性はさまざまです。パジャマに向いているおすすめの素材について解説します。 コットン コットン(綿)は木綿から作られる天然繊維で、吸湿性にすぐれていて、衣類や下着の素材として相性がよい素材です。通気性も高いため、寝汗をかいてもすぐに乾いて快適に眠れます。 コットンの主な特徴 吸水性が高く寝汗を素早く吸収する 柔らかく肌触りがよい 耐久性が高く繰り返し使える シワができやすい コットンの特徴として、扱いやすさが挙げられます。コットン素材は丈夫で、繰り返し洗っても生地にへたれが出ません。また、親水性があり、洗濯のときに肌から付着した皮脂汚れが落ちやすいこともポイントです。コットンはパジャマに適した素材と言えるでしょう。 リネン リネンは亜麻(フラックス)から作られる天然繊維で、繊維が非常に強いため、丈夫で硬めの質感を持っています。また抗菌性にもすぐれているため、肌に直接触れるパジャマの素材としても適しています。 リネンの主な特徴 独特の硬い素材感がある 吸水性がコットンよりも高い 繊維が空気を含んで適温を保つ シワやほつれができやすい リネンは熱伝導性が高いため、肌に触れた瞬間はひんやりと涼感を感じさせます。一方で、繊維に空気を含むため熱を逃がしにくい性質もあり、クーラーの効いた部屋や寒い季節であっても快適に過ごしやすいパジャマ素材になるでしょう。 シルク シルクは絹糸から作られる動物性の天然繊維であり、繊維がタンパク質で構成されているため、なめらかで柔らかい肌ざわりがあります。シルクはサテンなどの生地に仕立てられることが多く、乾燥や静電気などの刺激から肌を守る効果が高いことも特徴の1つです。高級シルクを使ったシルクパジャマは上質で着心地がよく、ギフトとしても注目されています。 シルクの主な特徴 なめらかで柔らかい質感で肌なじみがよい 静菌作用があって衛生的に使える 吸湿性にすぐれ蒸れにくい 手入れに手間がかかる シルクは肌触りがよく着心地のよいパジャマになる一方で、傷つきやすいためお手入れには注意が必要です。干す際は風通しのよい日陰に干して紫外線による色落ちを防ぎましょう。 暖かい時期のパジャマにおすすめの生地 春・夏は気温が高く寝汗をかきやすくなる季節です。パジャマにも吸水性の高い素材や生地が向いています。夏本番ともなると湿度の高さも加わるため、サラッとした着心地になる生地であれば、さらに快適に過ごせるでしょう。春夏の季節に向いたパジャマの生地を選ぶポイントを解説します。 ガーゼ ガーゼ生地は主にコットンやリネンから作られる、繊維を甘く撚った糸に加工し、平織りにして、漂白を施した生地です。ガーゼパジャマは素材の目が粗いため、軽くて通気性にすぐれている点が春夏のパジャマとして適しています。 ガーゼの主な特徴 吸水性が高く寝汗を素早く吸い取る 柔らかく肌触りがよい 生地が薄く熱がこもりにくい 洗濯に弱く縮みやすい ガーゼは1重〜6重まで重ねて厚さを調整できる生地です。厚手のガーゼ生地は保温性にすぐれ、涼しい季節でも活躍します。また赤ちゃんの肌着に使えるほど刺激も少ない生地なので、かぶれや肌荒れが心配な方にも使いやすい生地と言えるでしょう。 楊柳(クレープ) 楊柳とは「クレープ」や「ちぢみ」とも呼ばれるたて糸に甘撚糸、よこ糸に強撚糸を使って平編みにした生地で、糸の強さの違いによって生じる凹凸(シボ)があります。このシボが柳の葉のように見えるため「楊柳」という名前が付きました。コットンで作られることが多い生地ですが、リネンや化学繊維のポリエステルをコットンと混紡して作ることもあります。 楊柳(クレープ)の主な特徴 吸放湿性が高く蒸れにくい 薄手で肌への接地面が少ないため涼しい 型崩れしにくい 生地が軽く動きやすい 楊柳は涼しく吸汗性にすぐれた素材で、吸った汗もすぐに乾いてサラッとした着心地で過ごせます。 サッカー サッカー生地は日本では「しじら織り」とも呼ばれる、太さや強さの異なる2種類のたて糸で作られた織物生地です。楊柳と同じように生地に凹凸(シボ)があるのが特徴です。サッカーパジャマは生地自体も吸水性が高く、寝汗を吸い取る効果の高い春夏向けのパジャマです。 サッカーの主な特徴 薄手で軽やかな着心地がする シワ取りのアイロンがけが要らない 通気性がよく蒸れにくい 柄物が豊富でおしゃれ サッカー生地は通気性と吸放湿性が高いため、パジャマだけでなくルームウェアやワンピースなどにも使われています。元は着物にも使われていた生地で、チェックやストライプのほか、花柄など柄物に仕立てられたものも豊富に展開されています。 […]

2023.05.19
ドレスにはどの生地を使う?素材の特徴とドレスのデザインを解説

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ドレスにはどの生地を使う?素材の特徴とドレスのデザインを解説

ウエディングドレスやパーティードレスは、特別さゆえに多様なウエディング生地が使用されています。特別な日に着るドレスや子どものお遊戯などに使うドレスを制作する場合、どの生地を選べばよいのか悩む人は多いでしょう。 そこで今回は、ドレスに使われる生地の特徴と、ドレスの生地を左右するデザインについてご紹介します。ドレスを制作したい人はもちろん、結婚式を控える人にも参考になる情報をまとめているので、ドレスの制作や生地選びにお役立てください。 ドレスに使われる生地は? ドレスに使われる生地は、下記の7種類です。 シルク サテン レース チュール オーガンジー シフォン ジョーゼット ドレスにはさまざまな生地が使われており、生地によってドレスの雰囲気や肌触りに差が出ます。以下では、ドレスに使われている生地の特徴やメリットを紹介します。 シルク シルク シルクの主な特徴 光沢感がある 素材が肌に優しい 紫外線を防いでくれる 静電気から守ってくれる シルクを使うメリット 冬場でも素肌に優しい 季節問わず快適に着用できる ウエディングドレスに使われる素材の中でも人気なのが、シルクです。純白の美しさや柔らかい手触り、上品な光沢はウエディング用のドレスに欠かせません。 また、シルクは高級素材としても知られており、花嫁からの支持が厚くいつの時代も人気があります。 サテン サテン サテンの主な特徴 肌触りがツルツルしている 生地に光沢感がある 保湿性や吸着性はあまり高くない シワが目立ちやすい サテンを使うメリット 肌への刺激が少ない 静電気が起こりにくい サテンは素材の名前ではなく、生地の織り方を指します。 シルクは繭や蚕のエサとなる桑の葉が必要であり、生地を作るための手間やコストがかかるため価格が高くなる傾向があります。一方のサテンは技術が進歩しており、素材によっては比較的安価で生産することが可能です。 レース レース レースの主な特徴 1本または複数の糸を使用している シンプルな模様から華やかな模様まで種類が豊富 表面に変化をもたせて模様を浮き立たせている レースドレスやレースカーテンなどに使用される レースを使うメリット さまざまな模様を作り出すことが可能 上品な生地であり、幅広いものに使用 レースは、繊細で唯一無二の美しさをもつ素材です。デザイナーのこだわりが反映されたドレスには、レースが装飾されているケースが少なくありません。 レース生地は、同じ種類でも作られている国や工場によって印象が異なる点が魅力です。 チュール チュール チュールの主な特徴 六角型やひし形の連なった薄手のメッシュ素材 軽くて透け感があり優しい印象をもつ 素材にハリとボリュームがある シワになりにくい素材 […]

2023.05.19
チュールとは?素材の特徴やメリット・使用時の注意点も解説

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チュールとは?素材の特徴やメリット・使用時の注意点も解説

ウエディングドレスやヴェール、スカートに使われている透け感のある素材が「チュール」です。チュールはハリが特徴であるのに加え、重ね合わせて使用すればさまざまなグラデーションを楽しめることもメリットです。 当記事ではチュール素材について、特徴やメリット、用途を詳しく解説します。ウエディングドレスやヴェールを手作りしようと思っている方、透け感のある生地を探しているという方は、ぜひ当記事を参考にしてください。 チュールとは? チュールとは、「撚りレース」と呼ばれるレース生地の一種で、糸を撚り合わせ、絡めて作られます。「亀甲目」という六角形の形をした大きな網目状の生地が特徴で、「亀甲紗(きっこうしゃ)」という別名があります。生地の厚みや使う糸の太さによって、ソフトチュールとハードチュールの2種類の生地に分類されます。その他、ボビネット機と呼ばれる織り機を使ったボビネットチュールもありますが、一部の地域でしか生産されていない貴重なチュール生地のためあまり流通していません。 チュールは刺繍を施した繊細なレース生地から、ボリューム感を出せる厚みを利用した下地まで、さまざまな用途で用いられる生地です。ここではチュールがどのような素材かを詳しく解説しましょう。 チュールの特徴 チュール生地の特徴は、華やかな透け感とハリの強さです。透け感のある生地は、チュールの他にもオーガンジーやシフォンがありますが、チュールは編み目が大きいため生地を重ねても軽やかで動きを制限されません。生地を重ねて美しいグラデーションを表現したい時にも、よく使われる素材です。 ハリがあるので、ふんわりとふくらませたいスカートの生地としても相性よく使えます。生地自体が軽いので、ボリュームのあるゴージャスなスカートやカラードレスを仕立てる時にも便利です。 チュールの種類 チュール生地には、薄手で触り心地の柔らかいソフトチュールと厚手でハリのあるハードチュールがあります。ソフトチュールはドレスの飾りやウェディングベールなどに使われるのが特徴です。対してハードチュールはハリの強さを利用して、パニエやスカート部分の裏地などの、重ねてふくらみを出したい部分に用いるのが一般的な使われ方です。 最近ではラメが織り込まれたものやプリントが施されたものなど、加工をほどこしたチュール生地も流通しています。加工のあるチュール生地は、美しく華やかさがあり、ドレスやスカートの表地としても使われています。 チュールの素材 チュールはもともと絹で作られていました。現在でも絹や綿などの天然素材で作られたチュール生地はありますが、耐久性の高いナイロンやポリエステルで作られることがほとんどです。シルクで編まれたチュールは光沢のある繊細なレース生地に仕上がりますが、加工の手間や材料となる絹糸が高価なため高級感のある素材として扱われます。 一方、合成繊維製のチュールはハリがあって型崩れしにくく、洗濯も簡単なことが特徴です。最近では特にナイロン製のチュールが主流で、チュールスカートの素材などに用いられています。絹製のものより丈夫で安価といった特徴があります。 チュールとオーガンジーの違い チュールと並んでドレス素材によく使われる生地として、オーガンジーがあります。オーガンジーは光沢感とハリのある薄手の生地で、チュールとよく似た性質のある生地です。ただし、チュールが編み物であるのに対し、オーガンジー生地は細い糸を使った平織物で、織った後に擬麻加工という麻のように固いハリ感を出す加工が施されています。 オーガンジーには編み目がなく、とろんとした滑らかな流れがあるため美しいドレープを作り出せるのが特徴です。柔らかさがありつつも生地にハリのあるチュールはベールやレースとしてよく使われ、オーガンジーはドレスの表地によく使われています。 チュール生地のメリット チュール生地には、以下のようなメリットがあります。 ・素材に透け感がある 編み目が大きく開いているチュールは、透け感が特徴的です。そのため、一枚で使われるより何枚も生地を重ねて用いられることの多い傾向にあります。最近ではさまざまなカラーのチュール生地が展開されていて、グラデーションや上品な陰影を簡単に作り出せます。 ・通気性がよい 大きく開いた編み目があるため、通気性が高いことも特徴です。衣類に使った時に蒸れにくく、また水に濡れたときも乾きやすい生地です。動きもあって軽やかな雰囲気になるため夏用のスカートの素材としても相性がいいでしょう。 ・シワができにくい 糸と糸が詰まっている布帛生地、つまり織物の生地であるほどシワはできやすくなります。チュールは糸が詰まっていない構造になっているので、シワになりにくい素材です。ナイロン製であればさらにハリが出てシワができにくく、普段使いでアイロンが必要になるほどのシワができる心配はありません。 ・質感が選べる チュールは編む時に使う糸の太さで、生地の固さや厚み、ハリ感を調整できます。用途によって、薄い繊細な生地としても固さと厚みのあるしっかりした生地としても使えることが強みです。また、質感の異なる生地を生み出せるため、さまざまな用途にも使えます。 チュール生地を使用する際の注意点 チュール生地を扱う場合や、チュールを用いた服を着用するときは、以下のような点に注意が必要です。 ・裁断時の注意点 チュールは切り口から糸が解けて出てくることはありません。ただし、切った断面は非常に目立ってしまいます。ハサミで切ると、少しのブレが段差になってしまうためまっすぐに切るよう注意が必要です。ローリーカッターなどで一気に裁断するやり方であれば、失敗が少なくて済むでしょう。 ・使用時の注意点 チュールは粗めの大きく開いた編み目があるため、少しのでっぱりやささくれにもひっかかりやすい点に注意が必要です。丈夫なナイロン製であっても、強く引っ張ると破れやすくなります。立ったり座ったりと、普段の移動の際にもなるべく生地が物に当たらないようにしましょう。 ・アイロン時の注意点 チュールに使われているナイロンやポリエステルは、シワがよりにくい反面熱に弱いという特徴があります。チュール生地に直接高温のアイロンを当ててしまうと生地が溶ける可能性があり、注意が必要です。少しのシワであれば蒸気の力で取り除くショットスチームがおすすめです。頑固なシワがついてしまった時はまずスチームで生地を柔らかくした後、必ず当て布の上から中温と高温の境界線あたりの温度でかけるようにしましょう。 チュールの用途 チュール素材は、ウェディングドレスによく使われています。繊細で美しいウェディングベールには、柔らかく細い糸で編み上げられたソフトチュールが用いられます。市販のチュールは商品説明に「デニール」という数値が書かれており、数字が小さいほど糸が細く柔らかな生地であることを示しています。また、ドレスをふんわりとふくらませるパニエには、しっかりとハリ感を出すため厚手のハードチュールが使われます。 最近では、華やかな雰囲気が出ることを利用して、チュール生地を重ねたスカートが大人かわいいフェミニンなコーデとして女性に人気です。ふんわりとした広がりがあり、グラデーションや透け感が出せる点もおしゃれさを引き立てます。また、生地自体が軽くシワが寄りにくいので、普段使いのスカートに便利なのも人気を集める理由です。 まとめ チュール生地は主にウェディングドレスやスカートに使われる生地で、透け感とハリが特徴です。通気性がよくシワができにくいため、普段使いする洋服にも使える他、夏場の服の素材にも向いています。 チュール素材は糸の太さによって質感を選ぶことができ、さまざまな用途にも使えます。ドレスのヴェールに使用するときは薄めの15デニールのものを、パニエには厚手のものを使うなど、質感を考えながらチュール素材を使いこなしましょう。

2023.05.19
ダブルラッセルとは?生地の特徴やメリット・おすすめの用途を解説

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ダブルラッセルとは?生地の特徴やメリット・おすすめの用途を解説

手芸で日用品やスポーツウェア、エコバックなどを作るときにおすすめしたい生地が「ダブルラッセル」です。聞き馴染みのない方もいるかもしれませんが、ダブルラッセルは厚めの生地でクッション性も高く、さまざまな用途に使用されています。 当記事では、ダブルラッセルの特徴とともにラッセル編みの種類や使用用途を詳しく解説します。手芸をする際、作品に合った生地を使用したいと思っている方は、ぜひ当記事を参考にしてください。 ダブルラッセルとは? ダブルラッセルはラッセル編みの一種で、ざっくりと編み目が開いて見える編み方です。ラッセル編み機で表地と裏地を同時に編む手法で作られるため、厚みがあります。伸縮性は高くありませんが、その分形状安定性があり型崩れしにくい素材です。ポリエステルやナイロンなどの化学繊維を使えば、クッション性の高い厚手の生地を作れます。汎用性が高く、寝具やインテリアの素材にも使われています。 最近ではジャケットなど、ファッション分野でも活用されており、手芸ショップでも取り扱いが増えつつある素材です。ダブルラッセルがどのような特徴を持っているのか、詳しく解説しましょう。 ラッセル編みの特徴 ラッセル編みとは、ラッセル編み機と呼ばれる機械で作られるニット生地の総称です。編み目を縦方向に連なる形でつくる「経編み」と呼ばれる技法を用いた編み方で、繊細な模様の入った薄手のレースから厚地の生地まで作れます。 ラッセル編み機は複雑なレース模様も高速で編むことができ、編み目が美しく際立ったデザインに仕上がります。ラッセルレースは繊細ながらも丈夫なため、ウェディングドレスやカーテンなどさまざまなレース生地に利用されている生地です。 ラッセル編みの種類 ラッセル編みには、シングルラッセルとダブルラッセルと呼ばれる2種類の編み方があります。ニードルベッドと呼ばれる、編地を作るパーツが1列に並んだ編み機で作られる生地がシングルラッセルです。対してダブルラッセルは、ニードルベッドが2列備え付けられており、表面と裏面、表裏の結合部の3層の立体構造からなる生地です。立体感と厚みのある生地に仕上がることが特徴です。 ダブルラッセルは、カットの仕方でさらに2種類の生地に分類されます。3層構造のまま生地として用いるスペーサーと、3層構造を2枚にスライスして有毛生地に仕立てるセンターカットです。スペーサーは編み目の目立つ通気性に優れた生地となり、センターカットは美しく均一なベロア風の毛並みを思わせる生地としてセーターなどに使われます。 メッシュとの違い メッシュも網目状の隙間を作る編み方の1つで、通気性に優れている点はダブルラッセルと同じです。ただしメッシュ生地は軽量さと通気性を重視した用途に用いられ、ダブルラッセルのように厚手の生地にすることはほとんどありません。メッシュはスポーツウェアやイスの布地などにもよく使われています。 メッシュが1枚で使われることの多い素材であるのに対し、ダブルラッセルは最初から3層構造をした厚手の生地です。メッシュよりも複雑な見た目で機能性が高いため、ダブルラッセルは高級感のある素材として使われます。メッシュ構造をダブルラッセルのように3層構造にして、クッション性と通気性を高めた生地は「メッシュラッセル」や「ダブルラッセルメッシュ生地」と呼びます。 ダブルラッセルの素材 ダブルラッセルに用いられる素材は、合成繊維のポリエステルです。ポリエステル素材はシワになりにくく、アイロンをかける必要がほとんどありません。速乾性にも優れていてスポーツウェアと相性のいい素材です。滑り止めや防菌防臭などの加工もしやすく、アイデア次第でさまざまな使い道があります。 通気性が高く、軽くて丈夫なため、衣類のほかバッグやリュックの裏面やショルダー部分にも使われています。加工も簡単なうえに洗濯時にも縮まないので、型崩れしにくいダブルラッセル生地に仕立てるのに最適な素材と言えるでしょう。価格が安いのもポイントです。 ダブルラッセルのメリット ダブルラッセルは蒸れにくいことがメリットです。またその厚みやクッション性から、アウトドア用品や医療用品に求められる安全性と扱いやすさが両立できます。 ここではダブルラッセルの生地の使用にどのようなメリットがあるのかを、特徴とともに解説しましょう。 通気性が高い ダブルラッセルは編み目が大きく通気性が高いことが特徴の1つであり、服に使用すれば体がべたつきや、体温が奪われてしまうのを防ぐ効果があります。蒸れてあせもができたり、体に熱が籠もったりする心配もありません。体が密着するシートや、スポーツ用品と相性のいい素材と言えるでしょう。蒸れが気になる靴にも、ダブルラッセルの生地が使われていることがあります。 しかし通気性を保ちつつ、同時に厚みのある生地にもできるため保温性には優れています。最近ではこの特徴を生かし、ジャケットなどにもダブルラッセルが使われるようになりました。 軽い 編み目が詰まっておらず、生地の重量が軽いことも特徴としてあげられます。ポリエステル自体も軽量性に優れた素材で、ダブルラッセルも厚みを出しつつも軽く仕上がる素材です。身動きしやすく体のパフォーマンスを損なわないため、服やシューズとして活躍します。可能なかぎり軽量化したいリュックなどのアウトドア用品のパーツとしても最適です。 軽くて持ち運びにも便利なため、ポータブルな防寒着として機能性の高いアウターを仕上げることもできます。 クッション性がある ダブルラッセルの生地は3層構造になっており、厚みを生かしてクッション性のある生地に仕立てられます。シートに使った時に長時間体を預けていても痛くなりにくいのは、このクッション性のおかげです。 また、シューズやリュックの背面にクッション材として使うと、長時間活動していても体への負担が軽くなり、疲労が溜まりにくくなります。ポリエステル製のダブルラッセルは耐久性もあるため、柔らかさが長持ちします。 ダブルラッセルの用途 ダブルラッセルの生地は、特徴を生かして、主に以下のような用途で使われています。 スポーツ用品 通気性とクッション性により蒸れを防ぎ、体への負担を軽減できることから、スポーツ用品によく使われる素材です。帽子やシューズやインソールなどがその代表格と言えるでしょう。軽いため、アウターに使用されていることもあります。 軽くて邪魔にならず、ウェアの上から着ていても運動ができて便利です。リュックの背面など、体と触れて蒸れやすい部分にも使われています。 日用品 最近では、エコバッグやポーチなどにもダブルラッセル生地が用いられています。軽くて丈夫、さらにクッション性も高いため、卵や果物などを運ぶのにうってつけの生地と言えるでしょう。プリント生地よりも無地のものが多いですが、ポップなカラーの商品も多くさまざまなテイストの製品に活用されています。 抗菌加工がしやすいことから、汗をかきやすい赤ちゃんの肌に触れるベビーカーのシートや車椅子、マットなどの医療器具にも使われています。また、ハンモックやタープなど、アウトドア用品とも相性のいい素材です。 抜群の通気性を生かして、マスクにも使われています。ダブルラッセルのマスクは、ダブルガーゼで作られたものより息苦しさを感じません。洗濯にも強く速乾性にも優れているので、毎日洗って繰り返し使うのにも便利です。 まとめ ダブルラッセルとは、縦方向に連なる形の編み目を作るラッセル編みのうち、表地と裏地を同時に編む手法で作られた生地です。型崩れしにくく、クッション性があるのが特徴です。 ポリエステルやナイロンなどの化学繊維で編まれていることが多く、通気性が高く軽いというメリットもあります。 特徴を生かし、スポーツウェアやエッコバック、ポーチ、マスクなどさまざまな日用品に使用されます。軽くて丈夫な作品を作りたいときは、ダブルラッセルを活用するとよいでしょう。

2023.05.19
スーツに使われる生地を紹介|生地の選び方と産地による違いも

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スーツに使われる生地を紹介|生地の選び方と産地による違いも

スーツを自分で制作する場合、まずはスーツに使われる生地の種類と特徴を知ることが大切です。スーツも他の服と同様に、さまざまな種類の生地が使われています。生地によってスーツの見た目や性能が大きく変わるため、自作する際は「スーツに何を求めているのか」も明確にしましょう。 今回は、スーツに使われる生地の特徴と注意点、生地の選び方について解説します。さらに、産地による生地の違いもまとめているので、スーツを自作したい人はぜひ当記事を参考にしてください。 スーツに使用される生地は? ハンドメイドスーツの素材やスーツのオーダーでは、ウール(羊毛)でできた生地がよく使用されます。ウール以外だと、高級感や伝統を大切したいならシルク生地やカシミヤ生地、カジュアルさやコスパを重視するならコットン生地やポリエステル生地がおすすめです。 ここでは、スーツに使用される生地の特徴と、扱う際の注意点を紹介します。 ウール ウール ウールの主な特徴 落ち着いた光沢 シワになりにくい 型崩れしにくい 保温性、吸湿性、ストレッチ性、弾力性が高い ウールを使ったスーツの注意点 天然繊維のため保管中に虫食いの可能性がある 熱に弱いため乾燥機は使用不可 湿気やすく乾燥剤や防虫剤が必要 オールシーズン使えるスーツを仕立てるなら、ウール生地がおすすめです。ウール生地には梳毛糸や紡毛糸などの種類があり、織り方によって風合いや特徴が異なります。 また、ウール生地は数字が高いほど細くて高級な糸を使っています。ウール生地を選ぶ時は、糸の数字にも注目するとよいでしょう。 シルク シルク シルクの主な特徴 遠目でも分かる上品で華やかな光沢 薄くて軽い 滑らかな肌触り 保温性、吸湿性、放湿性、抗菌性が高い シルクを使ったスーツの注意点 天然繊維のため保管中に虫食いの可能性がある 摩擦耐性が低い 濡れると型が崩れる シルク生地はエレガントなツヤがあり、より高級感のある仕立てにしたい時におすすめの生地です。 スーツ生地でよく使用されるシルク素材のメリットを取り入れた、ウールシルクという混合素材があります。混紡素材を選ぶ場合、ビジネスシーンに適した硬派な印象にするなら混紡率20%前後、イベントやパーティで着用できる華やかな印象にするなら混紡率40%前後を選ぶとよいでしょう。 カシミヤ カシミヤ カシミヤの主な特徴 落ち着いた高級感のある光沢 動物繊維ならではの複雑な色合い 軽くて柔らかい肌触り 予算に合わせてグレードが選べる 保温性、吸湿性、通気性が高い カシミヤを使ったスーツの注意点 天然繊維のため保管中に虫食いの可能性がある 摩擦耐性、熱耐性が低い 型崩れしやすい 黄ばみやすい 秋冬用のスーツを仕立てる時は、カシミヤ生地を選ぶと実用性と高級感を両立できます。生地の品質は1級から9級までランク付けされていて、ランクが変わると手触りや見た目の印象も変わります。予算と相談しながら、イメージに合うグレードを選びましょう。 コットン コットン コットンの主な特徴 落ち着いた光沢 軽くて柔らかい肌触り 色と質感のバリエーションが豊富 中~高コストパフォーマンス 吸湿性、通気性、熱耐性、摩擦耐性が高い コットンを使ったスーツの注意点 天然繊維のため保管中に虫食いの可能性がある […]

2023.05.19
ジャケットにおすすめの生地とは?季節別に素材・織り方を紹介

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ジャケットにおすすめの生地とは?季節別に素材・織り方を紹介

カジュアルな場からセミフォーマルな場まで、ジャケットはアウターウェアとして幅広く活用されています。ジャケットに主に使われる生地には暖かい季節に向いているものと涼しい季節に向いているものがあるため、ジャケットを作るときには生地の素材や織り方の確認が大切です。 この記事では春・夏と秋・冬のそれぞれの季節に向いた、ジャケットに主に使われる生地の素材や織り方を紹介します。生地選びに悩んでいる方だけでなく、季節に応じたジャケットの選び方に悩んでいる方にもおすすめの記事です。 【春・夏向け】暖かい季節のジャケットにおすすめの素材 春や夏といった暖かい季節に着用するジャケットには、通気性を考慮した素材選びが求められます。また、見た目にも清涼感があり、爽やかな印象を与えるものが好まれる傾向があります。 クールビズ期間中でも、大切なシーンではサマージャケットを着用してしっかりキメたいと思う方も多いでしょう。そのような時に活躍する春・夏用ジャケットにおすすめの素材を3つ紹介します。 リネン リネンとは麻の一種である亜麻の繊維から作られた生地で、植物繊維の1つです。リネンには以下のような特徴があります。 リネンの主な特徴 繊維がしっかりとしている 通気性と保温性を兼ね備えている 汚れが落ちやすく肌馴染みがよい シワがつきやすい リネンの繊維は中が空洞で空気が含まれており、汗や湿気を上手に逃がすことができます。リネンのジャケットはサラッとした着心地とカジュアル感が特徴です。 1-2. コットン コットンとは、ワタ属の種子から採れる繊維をベースに作られた生地のことです。日本語では「綿」や「木綿」とも呼ばれます。 コットンの主な特徴 アイロンがけができる 通気性と保温性を兼ね備えている 肌触りがよく柔らかい 縮みやすくシワになりやすい 乾きづらい ウールなどのジャケット素材と比べると、コットンを使ったジャケットの生地感は若干カジュアル寄りです。ビジネスシーンはもちろんプライベートなシーンでも合わせやすく、自由度の高い着こなしができるでしょう。 ポリエステル ポリエステルとは、石油を原料として作られるポリエステル樹脂を繊維状に加工したもので、化学繊維・合成繊維に分類されます。非常にメジャーな素材で、世界の衣類の約半数がポリエステル繊維で作られているとも言われています。 ポリエステルの主な特徴 シワになりにくい 強度が高く縮みや伸びに強い 天然素材と比べて価格が安い 速乾性が高い 敏感肌の人には向かない ポリエステルはリネンやコットンといった天然由来繊維と比べて、繊維の組織が硬いのが特徴です。そのためお手入れが簡単で、完成時の綺麗な状態を長期間キープし続けます。また、吸汗速乾素材を使ったジャケットは、汗による不快感を防ぎ、暑い時期でも快適な着用ができます。 暖かい季節のジャケットに向いた織り方 季節に合わせた素材選びも大切ですが、織り方の違いでも着心地が大きく変わってきます。暖かい季節のジャケットには、通気性が良く軽めの仕上がりになる「平織り」が使われます。 平織りの中でも、特にジャケットにおすすめの織り方を2つ紹介します。 トロピカル トロピカルとは、細い糸を平織りで仕上げた後、表面の羽毛をカットする「クリア仕上げ」を施す工程を経て作られた生地です。「Tropical(熱帯、南国)」の名前は、熱帯地域の人々に向けて制作・輸出する際に使われていた織り方であることに由来しています。 トロピカルの主な特徴 薄手で通気性が高い 仕上がりが軽い 生地は丈夫でハリがある 肌触りが若干ザラっとしている トロピカルは主に暖かい時期のジャケットやスーツに用いられる織り方です。作業着やショートパンツなどにも多く使われており、汗や湿気を吸収しやすく着心地が良い特徴があります。 シアサッカー シアサッカーとは、たて糸を強く、よこ糸を弱く織ることで凸凹感を出した生地のことです。生地の名前はペルシャ語の「shīr(ミルク)+shakkar(砂糖)」が語源です。ミルクのように滑らかな部分と、砂糖のようにザラザラとした部分が混在していることから、この呼び方になったと考えられています。日本語では「しじら織り」と呼ばれます。 シアサッカーの主な特徴 独特のシワ感(凹凸)がある シワになりにくく扱いやすい 肌との接地面積が少なくベタつかない シアサッカーのジャケットはふんわりとエアリーな印象を与え、見た目にも涼しげです。また、縞状の凹凸があるお蔭でシワになりにくいため、アイロンがけのストレスが大幅に軽減されます。 【秋・冬向け】涼しい季節のジャケットにおすすめの素材 秋や冬といった涼しい季節に着用するジャケットには、保温性や防寒性を考慮した素材選びが求められます。ただし、素材によっては着心地が重く、動きづらさを感じるケースがあるため、伸縮性や軽さも重要なポイントです。秋や冬のジャケットには、以下のような素材が向いています。 ウール ウールとは、主に羊毛を素材とした動物由来の繊維です。繊維1本1本が真っすぐではなくうねうねと曲がっていることに加え、表面がキューティクルのようにうろこ状になっています。これにより、繊維同士が複雑に絡み合い空気の層を作ります。 ウールの主な特徴 伸縮性、弾力性が高い […]

2023.05.19
【季節別】コートに向いている生地の種類を解説

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【季節別】コートに向いている生地の種類を解説

コートは寒さを感じ始めたときから、寒さが本格的になったときまで、長期間利用されるアウターです。ただし、春や秋になり肌寒さを感じるときに羽織るコートと、真冬に着こむコートとは、それぞれ向いている生地が異なります。「思ったより暑くて汗をかいた」「寒くて辛かった」などを感じるときには、コートの生地が季節に合っているか確かめるのがよいでしょう。 この記事では季節・気温別にコートに向いている生地の種類を解説します。 【気温10度~】春物・秋物のコートにおすすめの生地 春や秋は、急な寒暖差や強風、雨などといった天候の変化が起こりやすく、肌寒いときにサッと羽織れるコートが向いています。同じ種類の生地でも、厚みや織りの細かさによって暖かさや全体の印象が変わるため、イメージに合う生地を見つけてください。春物・秋物のコートにおすすめの生地のうち、3種類を紹介します。 コットン コットンは、身の周りの製品や衣類に多く使用されている天然繊維の1つです。ボリューム感のある厚めの生地や、シルクのような光沢感のなめらかな生地など、織り方や糸の太さによって幅広い種類があります。 コットンを使ったコートの特徴は、以下の通りです。 コットンの主な特徴 コットンをコートにした場合のメリット 肌触りがよく柔らかい着心地 汗を吸収発散する優れた吸水性と通気性 高い保温性 染色しやすくカラーバリエーションが豊富 コットンをコートにした場合のデメリット 洗濯による縮みやしわ 着用や洗濯時の摩擦による毛羽立ち コットンは繊維の中心が空洞になっており、吸水性や通気性、保温性の高さが特徴です。そのため、厚手の生地であれば冬物のコート制作にも適しています。 より肌への刺激が少なく、ふんわりとした肌触りを感じられるオーガニックコットンもあります。オーガニックコットンについては、こちらの記事も参考にしてください。 ポリエステル ポリエステルは合成繊維の一種で、美しい光沢感がある生地です。吸水速乾性や撥水性などの機能を持たせた生地も開発されているため、用途や着用時季に合わせた生地選びがしやすいでしょう。 ポリエステルを使ったコートの特徴は、以下の通りです。 ポリエステルの主な特徴 ポリエステルをコートにした場合のメリット 軽くて生地が丈夫 べたつき感のないさらっとした着心地 しわや型崩れしにくい素材 ポリエステルをコートにした場合のデメリット 燃えやすく火を扱うシーンには不向き 静電気の発生 ポリエステルは肌あたりがさらっとしており、気温によっては汗ばむこともある春や秋に快適に着用できます。暖かくなるとコートを着脱する機会が増えるため、脱いで持ち運ぶ際にしわになりにくい点もうれしいポイントです。 ウール(羊毛) ウール(羊毛)は、羊の毛を使った天然繊維です。もこもことした弾力のある繊維が空気を含み、暖かさをキープしてくれます。 ウールを使ったコートの特徴は、以下の通りです。 ウールの主な特徴 ウールをコートにした場合のメリット 保温性に優れた繊維構造 汗の湿気を逃がす吸放湿性 ウールをコートにした場合のデメリット 摩擦によるフェルト化や毛羽立ち 虫食いの発生 ウールは、糸の種類や織りの細かさ、加工などによって暖かさが変わります。目の詰まっている生地は保温性が高いため、冬物や真冬のコート生地としてもおすすめです。 ウールは、摩擦によってフェルト化や毛羽立ちが起きやすいデリケートな生地であり、丁寧なお手入れが必要です。洗濯時の注意点などは、以下の記事で詳しく解説しています。 【気温5~10度】冬物のコートにおすすめの生地 気温5度から10度になると、春物・秋物のコートに使うような生地だと肌寒さを感じます。冬物のコート生地は、より暖かい空気を逃がしにくいことに注目して選びましょう。冬物のコートにおすすめの生地の中から、3種類を紹介します。 メルトン メルトンとは、ウールやコットン、アクリルなどの織物に圧力をかけて強度を増した生地のことです。厚みのあるフェルトのような、なめらかな触り心地が特徴です。 メルトンを使ったコートの特徴は、以下の通りです。 メルトンの主な特徴 メルトンをコートにした場合のメリット 防寒着に適した優れた保温性 着心地のよいなめらかな肌触り 重厚感がある耐久性の高い生地 メルトンをコートにした場合のデメリット 重みのある着用感 毛玉の発生 […]

2023.05.19