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タグ【アクセサリー】の記事一覧

アクセサリーの素材には何がある?特徴や選び方を解説!

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アクセサリーの素材には何がある?特徴や選び方を解説!

アクセサリーを作る際、悩んでしまうのが「どの素材を使って作るか」です。アクセサリーの素材には多くの種類があり、それぞれ色合いや雰囲気が異なるため、使用する素材によってアクセサリーの雰囲気や使用場面が大きく変わります。 当記事では、代表的なアクセサリー素材の特徴について解説します。それぞれの素材の良さや注意点についても解説するため、ハンドメイドのアクセサリーを作りたい方はぜひ素材選びの参考にしてください。 アクセサリーの素材には何がある? アクセサリーの素材にはさまざまな種類があり、それぞれで特徴やメリット・デメリットなどが異なります。アクセサリーを作る際は、各素材の特徴を押さえておくことが重要です。ここでは、アクセサリーの素材の特徴について詳しく解説します。 真鍮 真鍮は銅と亜鉛を混ぜた合金であり、「黄銅」や「ブラス」とも呼ばれます。金のような美しさが魅力であり、5円硬貨にも使われている素材です。 真鍮は亜鉛の量や熱の与え方によって色味が変化するのが特徴です。亜鉛が多ければ黄土色に近く、亜鉛の量が少なければ赤みが強くなります。アクセサリーの素材以外には、金管楽器やインテリアグッズなどにも使用されています。 真鍮は酸化によってアンティークのような風合いとなり、長く使用しているとさまざまな表情の変化を楽しめるのが魅力です。また、専用のクリームなどを使用すれば簡単に輝きを取り戻せるのもうれしいポイントです。 ただし、水分に弱くすぐに錆びてしまう点や、お手入れの手間がかかる点はデメリットなので、素材として使用する際は覚えておきましょう。 手芸金具 『丸カン真鍮 幅2.1cm 2個入り 黒ニッケル』 メッキ メッキは下地となる合金などを異なる金属で覆った素材です。下地となる素材は金属に限らず、プラスチックや石なども利用できます。 メッキは表面を覆う金属の種類により、金メッキや銀メッキ、プラチナメッキなどのさまざまなバリエーションがあるのが特徴です。アクセサリーとしてはもちろん、金メッキは仏像や仏具にも利用されています。 メッキの魅力として挙げられるのはコストパフォーマンスのよさです。たとえば金メッキのアクセサリーであれば、純金のような美しい輝きを安価に楽しむことが可能です。また、金属そのものより軽く、長時間身につけていても疲れを感じにくいでしょう。 メッキのデメリットには、表面のコーティングが剥がれやすいことや、下地の素材によってサビや黒ずみが発生しやすいことなどが挙げられます。 メッキの商品一覧はこちら チタン チタンはレアメタルの一種であり、普段使いするアクセサリーとして特に人気が高い素材です。 チタンは重量が非常に軽く、航空機やスポーツ用品などに使用されています。また、他の金属と比較して生体適合性が高くアレルギー反応が起こりにくいことから、インプラントや人工骨としても活用されています。 チタンの特性はアクセサリーの素材としても優れており、大ぶりのモチーフがついていても疲れを感じずに着用することが可能です。さらに、汗や水分に強く変色しにくいため、簡単なお手入れで長く使えるのがうれしいポイントです。 チタンのデメリットには、硬度が高く切削や溶接などの加工が難しい点が挙げられます。 チタンの商品一覧はこちら シルバー シルバーは銀白色の輝きを放つ素材であり、アクセサリーに使用する際は銀の含有率によってさまざまな種類に分けられます。 銀そのものは柔らかい素材であることから、アクセサリーとして使用するときは強度をアップさせるために銅などを混ぜて作られます。アクセサリーに刻印されている「925」「950」などの数字は銀の含有率であり、「925」は92.5%、「950」は95.0%を表します。 シルバーは経年変化による黒ずみが「味」として楽しめ、アクセサリーを育てる感覚で愛用できるのが特徴です。 ただし、美しい輝きを長くキープしたい場合には、日頃から専用クロスなどでこまめにお手入れすることが必要です。 シルバーの商品一覧はこちら ゴールド ゴールドを使ったアクセサリーは美しい輝きと洗練された雰囲気が魅力であり、古代ローマやエジプト時代から愛されています。 ゴールドには18金・14金・10金などいくつかの種類があり、それぞれの数字は24金を100%としたとき金の純度を表しています。もっともメジャーな18金は、純度75%のゴールドです。金の純度が高いほど価値が上がるものの、24金は柔らかく変形しやすいためアクセサリーには不向きとされています。 ゴールドは、18金や10金などに加工する際にどの素材を加えるかによって色味や雰囲気が変化するのが魅力です。銅を増やせばピンクゴールドやレッドゴールドに、銀と銅の比率を調整すればイエローゴールドになります。 注意点として、18金は質の高い素材である一方、金の輝きが強いことから普段使いしにくいと感じる人も少なくありません。たとえばネックレスの素材としてゴールドを採用する場合、フォーマルシーンでは18金、普段使いでは10金を選ぶなど、場面によってふさわしいものを選びましょう。 ゴールドの商品一覧はこちら ステンレス ステンレスは鉄やクロムなどを混ぜ合わせた合金であり、100年以上前に発明・実用化されています。 ステンレスは英語で「錆びない」を意味する単語であり、錆びにくく傷がつきにくい素材として知られています。大きく分類すると5種類に分けられますが、それぞれで錆びにくさや傷つきにくさの程度が異なるため、アクセサリー購入時は十分にチェックしましょう。 ステンレスのよさは丈夫で扱いやすい点です。水分にも強く、普段使いに特に向いています。さらに、アレルギーを起こしにくいため金属アレルギーの人でも着用可能です。 デメリットには、ステンレスのアクセサリーには価値が付きづらい点が挙げられます。 ステンレスの商品一覧はこちら アクセサリー素材の選び方は? アクセサリーの素材を選ぶ際には、下記の点に注意しましょう。ここでは、アクセサリー・ジュエリーの素材を選ぶときに気をつけるべきポイントについて詳しく解説します。 ●アレルギーの出やすさ 金属アレルギーは、日本人の約1割が発症していると言われるほど身近なアレルギーです。アレルギーを起こしやすい素材には、シルバーや銅、パラジウム、ニッケル、クロムなどが挙げられます。金属アレルギー対応のアクセサリーを作る場合には、該当の素材は避けるのが無難です。金属アレルギーを起こしにくいチタンやステンレスなどを使えば、より多くの人に商品を手に取ってもらえるでしょう。 ●変色のしやすさ チタンやステンレス、プラチナなどは水分に強いため、変色の心配が少なく、普段使いしやすいのが特徴です。真鍮やシルバーなどは輝きをキープするためにこまめなお手入れが必要なので毎日気軽に身につけたい場合には不向きであると言えるでしょう。ただし、変色しにくい素材であっても肌に触れることで皮脂が付着するため、より長持ちさせたい場合は柔らかい布で軽く拭き取るのがおすすめです。 ●色合い アクセサリー素材は白銀系とゴールド系の2種類に分類できます。白銀系の中でもチタンは黒味がかった銀色、シルバーはより白味が強く明るい銀色です。また、ゴールドは金の含有量によっても色味が変わるほか、ピンクゴールドやイエローゴールドといったさまざまなバリエーションを楽しめます。同じアクセサリーであっても素材の色味が変わることで表情・雰囲気が大きく変化するため、利用シーンを想定して理想のカラーを選択しましょう。 まとめ アクセサリー素材にはさまざまな種類があり、色合いや加工のしやすさ、重さなどが異なります。中には普段からお手入れをしなければならない素材もあるため、アクセサリーを作るときはどのような場面で身につけてほしいのか、どのような雰囲気のアクセサリーにしたいのかを考えることが大切です。 また、チタンやステンレスはアレルギーを起こしにくい素材です。より多くの人に自分のアクセサリーを手に取ってほしいなら、アレルギーを起こしにくい素材を選ぶのも一案です。さまざまな素材から、自分の作りたいアクセサリーにピッタリの素材を選びましょう。

2024.01.09
メタル素材とは?アクセサリーに使われる合金の種類や特徴を紹介

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メタル素材とは?アクセサリーに使われる合金の種類や特徴を紹介

ハンドメイド作家として活動している方の中には、メタル素材を使ったアクセサリーを作りたいと考えている方もいるのではないでしょうか。メタル素材にはシルバーやゴールド、真鍮などさまざまな種類があり、種類によって特徴が異なります。 自分がイメージするハンドメイド作品を創作できるように、当記事を通してメタル素材とはどのようなものか、種類ごとに特徴を把握しましょう。また、近年ジュエリー業界でも注目を集めている「リサイクルメタル素材」についても解説します。 アクセサリーに使われるメタル素材とは?種類ごとの特徴 アクセサリーにおけるメタル素材とは、プラチナやゴールド、シルバーといった貴金属のことです。貴金属は、天然素材で希少性があり、高い価値を備えています。非貴金属と呼ばれるステンレスや銅などの金属は、酸化・腐食・変色しやすい一方、貴金属よりも高い硬度を備えているものも多くあります。 貴金属は、自然のままの状態だと柔らかいため、銅などの非貴金属と合わせて合金にするケースが多いです。合金にすることで硬度が高くなり、素材自体の耐久性も上がります。 今回は、アクセサリーに使われるメタル素材8種について解説します。 プラチナ プラチナは、非常に希少性が高い金属です。価格も高く、相場はシルバーの50倍以上となっています。ほかの貴金属よりも比重が高い点はデメリットとも言えますが、変色や変質に強く、長年経っても見た目にあまり変化が生じないという大きなメリットを備えています。耐久性に優れ、お手入れをしなくても輝きを保つため、婚約指輪や結婚指輪に使われるケースも多いメタル素材です。 ただし、プラチナは100%の純粋な素材をアクセサリーにすることはあまりありません。割金と呼ばれるほかの金属と合わせて、色を整えたり素材を安定させたりするケースが多くなっています。 ゴールド ゴールドは、カラーバリエーションが豊富な点が大きな特徴です。ゴールドにほかの金属を混ぜて合金にすることで、ピンク、イエロー、ホワイト、パープルなど、さまざまな色のメタル素材になります。 ゴールドの純度を表す言葉には、18K(18金)や24K(24金)などがあり、数字は金の割合を表すものです。数字が大きいほど合金に含まれる金の割合が多く、小さいほど金の割合が少なくなります。 ゴールド自体は、安定した素材のため変色の心配はありませんが、割金に使われる銀や銅などは変色する場合があり注意が必要です。 シルバー シルバーは、温かみのある色味と高級感が魅力の貴金属です。メッキをかけずに使用されることが多いメタル素材ですが、表面が黒ずみやすい性質を持っており、変色を防ぐためにメッキをかける場合もあります。 シルバーアクセサリーでは、一般的にシルバー925が使われるケースが多いです。シルバー925は銀の含有率が92.5%という意味であり、ほかの金属素材を7.5%混ぜて合金にしたことを表しています。シルバー925のほか、シルバー1000(純銀)やシルバー950などの素材も珍しくありません。 真鍮 真鍮は、銅と亜鉛の合金で「黄銅」や「ブラス」とも呼ばれます。銅と亜鉛の配合や割合、与える熱などによって色が変わるのが特徴であり、一般的には金色と銀色が主流です。 真鍮はアクセサリーに適した強度や光沢を持っているのがポイントで、時間とともに色や質感が変化する「経年変化」によって愛着がわきやすい点もメリットと言えます。ただし、真鍮をアクセサリーとして着用すると青緑色の錆ができ、皮膚や服に付着するため注意が必要です。 チタン チタンは、通常は黒っぽい銀色の金属ですが、加工によってさまざまなカラーになります。耐水性が高く、金属アレルギー反応が出にくいという大きなメリットがあることから、最近では結婚指輪に使われる機会も増えている素材です。 また、チタンはほかの貴金属に比べて軽く、ピアスやネックレスなどのアクセサリーとして着用してもストレスを感じにくいという特徴があります。プラチナやゴールドに比べて価格が安いため、アクセサリーにあまりお金をかけられない方からも人気のメタル素材です。 ステンレス ステンレスは、ステンレススチール(ステンレス銅)の略称で、ステンレス(Stainless)には「錆びない」という意味があります。名前の通り錆びにくく、酸化や腐食、熱にも強い素材です。 ステンレスは、一般的に鉄が主成分となっており、クロムやニッケルを混ぜて合金にしています。シルバーよりも価格が低い点が魅力ですが、シルバーのような柔らかさや複雑さを出すデザインはあまりありません。また、ステンレス素材独特の輝きが安っぽく見えるケースもあるため注意が必要です。 メッキ メッキは、素材に施す表面処理の方法の1つです。金属などの表面をコーティングして、素材の錆び防止や見た目・性能の改善のために施されます。酸化や経年変化によって、メッキ下の素材が見えてくる場合があります。 メッキに使われる金属の種類はさまざまで、金メッキやロジウムメッキが代表的です。金メッキは「ゴールドコーティング」や「ゴールドプレーテッド(GP)」、ロジウムメッキは「ロジウムコーティング」や「RHP」と呼ばれることもあります。 ゴールドフィルド/シルバーフィルド ゴールドフィルド(シルバーフィルド)とは、地金と呼ばれる本体にゴールド(シルバー)を圧着した素材です。メッキ素材に比べてゴールドフィルドやシルバーフィルドは分厚く、総重量の1/20以上を占めます。そのため、経年変化などで表面金属が薄れにくいのが大きな特徴です。 例えば、ゴールドフィルドに見られる「14KGF」という表記は地金に14金を圧着した素材という意味になります。ゴールドフィルド(シルバーフィルド)の地金には、真鍮が使われるのが一般的です。 メタル素材はどこで買える? メタル素材は、オリジナルパーツを揃える専門店や手芸店などで購入できます。実店舗に足を運べば、メタル素材を自分の目で確かめながら選ぶことが可能です。また、問屋ではメタル素材などを安く購入できる傾向があり、大量購入でさらに割引になるケースが多くなっています。 専門店や問屋などが近くにない場合は、ネットショップでメタル素材を探すとよいでしょう。ただし、ネットショップでは商品を実際に手に取れず、モニターなどの環境によっては色味も変わって見えます。メタル素材を探す際は、実店舗とネットショップをうまく使い分けるのがおすすめです。 ホビー材料専門店のユザワヤでは、汎用性が高い金具からアクセサリー素材まで、さまざまなメタルパーツ素材を販売しています。下記リンクからネット注文もできるため、ぜひご覧ください。 ユザワヤのメタルパーツ素材はこちら サステナブルなリサイクルメタル素材とは? 現在、アクセサリー・ジュエリー界でリサイクルメタル素材が注目されています。リサイクルメタルとは、国内で廃棄された携帯電話・家電などの電子機器からリサイクルされた貴金属のことです。 リサイクルメタル素材は「都市鉱山」とも呼ばれています。2008年の調査では、日本の都市鉱山にはゴールドが約6,800トン、シルバーが約6万トンもあることが判明しました。 出典:独立行政法人物質・材料研究機構「わが国の都市鉱山は世界有数の資源国に匹敵」 さらに、リサイクルメタルは通常のゴールドやシルバーと変わらない品質を維持可能です。都市鉱山のすべての金属を再生素材にはできないものの、大量にリサイクルできる可能性が秘められています。 リサイクルメタルの魅力 リサイクルメタルの最大の魅力は、環境にやさしいことです。地球環境や社会福祉への配慮は、近年さまざまな分野で求められています。サステナブル・エシカル志向はアパレルの分野にも浸透し始めており、昨今のトレンドとしても注目されているキーワードです。リサイクルメタルを身に着ければ、トレンドに合ったサステナブルファッションができる点は大きなメリットの1つでしょう。 また、最近ではファッションアイテムやジュエリーも、実にさまざまなものが流通しています。膨大な選択肢の中から、興味関心に従って自分で選び取り身に着けることは、一種の自己表現と言えるでしょう。リサイクルメタル素材を身に着ければ、自分の価値観を表現できるほか、人によっては環境保全に意識を向けるきっかけにもなります。 まとめ アクセサリーに使われるメタル素材には、プラチナ・ゴールド・シルバーをはじめ、真鍮・チタン・ステンレス・メッキ・ゴールド(シルバー)フィルドなどが挙げられます。それぞれ色味・強度・輝き・軽さ・錆びにくさなど多様な違いがあるほか、ハンドメイドの観点で言えば加工しやすさも異なる点です。 メタル素材は、オリジナルパーツを取り扱う専門店や問屋のほか、ネットショップでも手軽に購入できます。また、最近では環境にやさしいとして「リサイクルメタル」も注目されている素材です。 ぜひ、さまざまなメタル素材をハンドメイド・創作活動に取り入れてみてください。

2024.01.05
おすすめのアクセサリー工具24選|工具の選び方も解説

ハンドメイド クラフト 579 view

おすすめのアクセサリー工具24選|工具の選び方も解説

アクセサリー制作をする際は、パーツを掴んだり細工したりするための「アクセサリー工具」が必要です。アクセサリー工具を使うことで小さなパーツが扱いやすくなり、ビーズ・金具類を使用したアクセサリーをきれいに作れます。 アクセサリー制作を始めるために揃えるアクセサリー工具は、使いやすいものを選びたい方が多いでしょう。当記事ではアクセサリー工具の主な種類と選び方を解説した上で、おすすめのアクセサリー工具24選を紹介します。 アクセサリー工具における三種の神器とは? アクセサリー工具における三種の神器とは、「平ヤットコ」「丸ヤットコ」「ニッパー」の3つです。3つのアイテムを揃えることで、掴む・つぶす・丸める・切るなどの作業を簡単に行えるため、アクセサリー制作での繊細な作業をスムーズに進められます。 ここからは、「平ヤットコ」「丸ヤットコ」「ニッパー」について、それぞれの主な用途や選び方を紹介します。 平ヤットコ(平ペンチ) 平ヤットコ(平ペンチ)は、挟む部分の中側が平たくなっているヤットコです。持ち手を握ることで先端の開閉ができ、主に下記の用途に使用します。 パーツを掴む ワイヤーを曲げる つぶし玉をつぶす かしめ金具を締める 丸カンを開閉する 平ヤットコは挟む部分が平らで、小さなパーツや細いワイヤーもしっかりと掴める点が特徴です。平ヤットコでパーツを掴み、他のアクセサリー工具で加工する使い方もできます。 平ヤットコの挟む部分は、中側がフラットなものと、ギザギザの溝が入っているものがあります。アクセサリー制作用の平ヤットコは、基本的に中側がフラットなものを選びましょう。挟む部分の中側にギザギザの溝が入っていると、パーツを掴んだ際に傷つけるおそれがあります。 また、平ヤットコは力を入れる作業に使うことが多いため、グリップ部が滑りにくい商品がおすすめです。 丸ヤットコ(丸ペンチ) 丸ヤットコ(丸ペンチ)は、挟む部分が丸みを帯びていて、先端に向かって細くなっているヤットコです。挟む部分が丸みを帯びている点を生かして、主に下記のような丸める作業に使用します。 Tピンや9ピンを丸める ワイヤーを丸める 一方で、パーツを掴んだりつぶしたりする作業には丸ヤットコは向いていません。丸ヤットコを丸カンの開閉に使うことも、丸ヤットコの先端が歪む原因となるため避けましょう。 丸ヤットコの選び方としては、先端が細いものがおすすめです。Tピンや9ピンを先端が細い丸ヤットコで丸めることで、輪が小さく仕上がり、繊細なデザインのアクセサリーを作れます。 丸ヤットコの先端がきちんと合うかどうかも確認しましょう。先端のズレが少ない高精度な丸ヤットコは、少ない力で細いピンやワイヤーをしっかりと挟めます。 ニッパー ニッパーは、持ち手で先端の刃部を開閉してハサミのように扱える工具です。ニッパーは電気工具としても使われるものの、アクセサリー工具のニッパーは主に下記の用途に使用します。 Tピンや9ピンを切る ワイヤーを切る 細いチェーンを切る ニッパーは先端が鋭利な刃となっているため、「パーツを掴む」「ワイヤーを丸める」といった使い方はできません。あくまでも切るための工具として使いましょう。 ニッパーを選ぶ際は、切断能力を見ることが大切です。切断能力とは、ニッパーが切断できる範囲を示す数値であり、「硬線直径〇mm/軟線直径〇mm」といった形式で表記されています。切断能力を超える太さ・硬さのものには使えないため、自分が切断したいワイヤー類の太さに合わせて選びましょう。 あると便利なアクセサリー工具4種類 平ヤットコ・丸ヤットコ・ニッパーの他にも、持っておくと便利なアクセサリー工具があります。アクセサリー制作をしたい方は、平ヤットコ・丸ヤットコ・ニッパー以外の便利なアクセサリー工具の使用も検討してみましょう。 ここからは、あると便利な4つのアクセサリー工具と、それぞれを選ぶ際のポイントを紹介します。 ピンセット ピンセットは小さなパーツを掴みやすく、細かい作業を行うときに重宝するアクセサリー工具です。テグスをカンに通したいときも、ピンセットがあれば簡単に行えます。 ピンセットは先が曲がっているタイプと、先が真っ直ぐなタイプの2種類に分けられます。ピンセットを選ぶ際は、用途に合わせて2つのタイプから適切なほうを選びましょう。 先が曲がっているタイプのピンセットは、ビーズアクセサリー制作に適しています。ピンセットを持った状態でも先端がよく見えるため、極小のビーズでもスムーズに掴むことが可能です。 一方、先が真っ直ぐなタイプのピンセットは、つまみ細工を作るときに使いましょう。真っ直ぐな先端で薄いちりめんをしっかりと掴み、折りや返しといった作業を行うと、繊細なデザインのつまみ細工でも美しく作れます。 指カン 指カンは、丸カン・Cカンの開閉作業を行うときに便利なアクセサリー工具です。指カンの表面には溝があり、下記の流れで使用します。 利き手ではないほうの手の指に指カンを装着する 指カン表面の溝にカンを引っかける 平ヤットコでカンの開閉をする ビーズアクセサリー制作などの丸カン・Cカンを多く使う作業では、指カンを使用することがおすすめです。 指カンを選ぶ際は、指のサイズと指カンが合うかを必ず確認しましょう。小さすぎるサイズの指カンは装着時に指が痛くなり、反対に大きすぎるサイズではカンの開閉をする際に指カンが動いてしまいます。 指のサイズに合う指カンが見つからない場合は、フリーサイズの指カンがおすすめです。フリーサイズの指カンは、平ヤットコなどでサイズの調整ができます。 作業トレー アクセサリー制作では、ビーズ・金具・ボタン・針などの細かい資材を使用します。パーツをまとめて置ける作業トレーがあると、細かいパーツや資材が作業机の上で飛び散らず、作業に集中できます。 作業が終わった後の片付けが楽になる点も、作業トレーがおすすめな理由です。作業トレーは作りかけのアクセサリーを仮置きする場所や、接着剤・レジン・粘土を乾燥させる場所としても使えます。 作業トレーは作業机に置けるサイズのものを選びましょう。トレーの深さは、バーツの散らばりを十分に防ぎ、かつピンセットでパーツが掴みやすい適度な深さがおすすめです。 商品によってはビーズを並べて完成時のイメージができるビーズレーンや、テグス・チェーンの長さを測れる目盛り付きの作業トレーもあります。便利な機能が付いた作業トレーを使えば、より楽しくアクセサリー制作ができるでしょう。 UVライト・エンボスヒーター UVライト・エンボスヒーターは、レジンアクセサリー制作で重宝するアクセサリー工具です。 UVライトは紫外線を照射する装置で、UVレジンの硬化不良による失敗を防ぎやすくなります。太陽光でUVレジンを硬化させようとして失敗した方は、ぜひUVライトを使用してみてください。 UVライトを選ぶ際は、作品全体に紫外線が当たるサイズの商品を選びましょう。長時間使用すると電球が切れるため、電球が交換できるかどうかもチェックするべきポイントです。 一方、エンボスヒーターは熱風を吹き出す装置で、レジン液の気泡を消したいときに重宝します。エンボスヒーターは温度の段階調節や、固定できるスタンド付きの商品がおすすめです。 […]

2022.10.28
サンキャッチャーとは?開運効果や種類を解説!作るときのポイントも

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サンキャッチャーとは?開運効果や種類を解説!作るときのポイントも

お部屋のオブジェとして飾れるサンキャッチャーは、部屋に飾ることで幸運が訪れると言われており、開運インテリアとして興味を持つ方が増えています。また、種類や飾り方次第で、空間の印象がおしゃれになることもあり、注目度の高いクリスタル雑貨です。 今回は、サンキャッチャーとはどのようなものなのかをはじめ、開運効果や種類、選び方などを詳しく紹介します。また、作り方のポイントも言及しているため、サンキャッチャーのハンドメイドに挑戦したい方は必見です。 サンキャッチャーとは? サンキャッチャーとは、美しいガラス製のクリスタルで作られた、存在感のあるインテリアアクセサリーです。太陽の光の反射で虹色に輝くことから、別名「レインボーメーカー」とも呼ばれています。 また、光とともに運気も取り入れられると言われており、幸運を呼ぶ風水アイテムとしても人気です。ここでは、クリスタルガラス製のサンキャッチャーの基本情報を、次の4つに分けて解説します。 開運効果 種類 選び方 危険性 サンキャッチャーの開運効果 サンキャッチャーには、よい運気の流れを作る効果があると言われています。 ・部屋を明るい雰囲気にする 窓辺に置くことでクリスタルが太陽の光を取り込んで反射し、部屋が明るい雰囲気になります。キラキラと虹色の光が映し出され、空間が華やかな印象になるでしょう。 ・家の悪い気を拡散すると言われている サンキャッチャーは、北東や南西の方角につるすことで、クリスタルに反射した光と同時に悪い気も一緒に拡散し、方位除けの効果があると言われているアイテムです。 ・癒しの効果が期待される 虹を見ると幸運な気持ちになる方が多いように、サンキャッチャーの虹色の光は、日々の疲れをやわらげたり、感情が穏やかになったりする効果を与えることも期待できます。 サンキャッチャーの種類 お部屋を虹色に彩るサンキャッチャーには、大きく分けると3種類あり、それぞれ飾り方が異なります。 ・つるしタイプ ワイヤーやチェーン、紐などで通したクリスタルを、カーテンレールや天井などからつるすタイプです。太陽の光が入ると、レインボーカラーのプリズムが浮かび上がり、部屋の中が幻想的な雰囲気になります。 ・据え置きタイプ 移動させるのに便利な据え置き型サンキャッチャーは、直置きをはじめ、台座、スタンドにかける商品もあります。光があたる場所に動かしたり好きなところに置いたりできるため、使い勝手がよい点が特徴です。 ・ストラップタイプ ストラップタイプのサンキャッチャーは、キーホルダーとして肌身離さず持ち歩けます。バッグや小物などにつけて、お守り替わりに持ち歩きたい方におすすめです。 サンキャッチャーの選び方 サンキャッチャーを選ぶ際には、以下のポイントを確認しましょう。 ●ボトムクリスタルの形状 クリスタルの底の形によって、取り込める光の量も変わってきます。拡散性の高いボール型や透明感が綺麗なドロップ型などがあるため、お好みで選びましょう。 ●クリスタルの種類 クリスタルは主に次の3種類があり、それぞれ透明感や特徴が異なります。コスパも考えた上で、自分に合うものをチョイスすることがおすすめです。 クリスタルガラス:透明度が高い K9クリスタル:エコ素材で輝きが綺麗 ソーダガラス:耐久性が高く安い ●パーツの構成 クリスタルパーツが多いほど、光を多く取り込めて、部屋の中がきらびやかな雰囲気になります。ビーズや天然石をあしらったものなどもあるため、パーツの全体的なバランスを考えて選びましょう。 サンキャッチャーにおける火事の危険性 虫眼鏡のような凸レンズのはたらきがあるアイテムの場合、光を一点に集めることで温度が上昇し、火災の原因になる可能性もあります。しかし、サンキャッチャーのクリスタルガラスは、細かなカットにより受けた光を拡散しているため、火事が発生するリスクはなく、安全と言えるでしょう。 ただし、多面カットが施されていないパーツには、光が集中しやすいため、サンキャッチャーを自作する際には気をつけましょう。サンキャッチャーを手作りする上で意識したい、火事を引き起こさないためのポイントについては、下記の「3-1. 収れん火災に注意する」でも詳しく解説しております。 サンキャッチャーは自分で作れる? お部屋を素敵に演出でき、なおかつ癒しも与えてくれるサンキャッチャーは、材料をそろえれば、自分で簡単に作ることが可能です。材料は、100均や手芸屋などで比較的安い価格で手に入り、制作費がリーズナブルに抑えられます。 また自作することで、お部屋のインテリアに合わせて、自分の好きな形・色などのパーツ構成や、サイズを選ぶことができる点も嬉しいポイントです。初心者の方でも挑戦しやすいため、世界に1つだけのオリジナルサンキャッチャーを手作りしてみましょう。 ここでは、サンキャッチャー作りに必要なものや、あると便利なキットについて紹介します。 サンキャッチャー作りに必要な物 ハンドメイドでサンキャッチャーを作るにあたり、必要な材料は以下の通りです。 クリスタル ビーズ テグス・紐・ワイヤー はさみ ペンチ・平ヤットコ つぶし玉 ガラスビーズやクリスタル素材は、バラエティ豊かな色や形があるため、完成イメージや部屋の雰囲気に合わせて選びましょう。 テグスやワイヤーは、サンキャッチャーを支えるベースとして使用するため、どちらか一方を用意します。テグスは、はさみでもカットできる細い釣り糸で、作品の透明感を高めたい方は、テグスがおすすめです。一方、大きなクリスタルやビーズを多用する場合は、耐久性の高いワイヤーを選びましょう。ワイヤーを使用する場合はペンチや平ヤットコが必要です。 つぶし玉は、クリスタルやビーズを固定するために使う小さな玉で、ペンチでつぶすことができます。自分が作りたいデザインをイメージし、クリスタルやビーズをテグス、もしくはワイヤーに通して、サンキャッチャーを作りましょう。 初めてのサンキャッチャー作りにはキットが便利 […]

2022.10.05
UVレジン液のおすすめ11選!初心者向けUVレジン液の選び方とは

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UVレジン液のおすすめ11選!初心者向けUVレジン液の選び方とは

レジンアクセサリーはハンドメイド作品の中でも人気が高く、アイデア次第でさまざまなデザインを楽しめることが魅力です。UVレジン液の種類は豊富にあるため、自分に合ったものを選び、楽しく制作に取り組みましょう。 当記事では、UVレジン液の選び方と、おすすめのUVレジン液11選を解説した上で、シーン別のUVレジン液ランキング、おすすめのエポキシレジンを紹介します。また、UVレジン液使用上の注意点にも触れるため、初心者はもちろんハンドメイド作家の人も、自分に合うUVレジン液を比較検討する際に役立ててください。 初心者必見!UVレジン液の選び方 UVレジン液にはさまざまな種類があり、商品により仕上がりや扱い方が異なります。作品の質を高めるためには、自分の作風や目的に合ったUVレジン液を購入することが大切です。 ここでは、UVレジン液の選び方を7つ紹介します。商品説明だけでは分からないことも多いため、特に初心者は口コミやレビューを参考にしてもよいでしょう。 下記ではレジン液の種類や必要な道具について解説しているため、併せて参考にしてください。 【樹脂の硬さ】ハードorソフトorグミー UVレジン液の硬化後の硬さは、ハード・ソフト・グミーの3タイプに分けられます。下記は、それぞれの硬さによる特徴です。 ハード・ソフト・グミーの特徴 ハード 硬化後はガラスのように硬くなり、変形しにくいタイプです。ほかのタイプと比較して透明度が高く、ツルツルとした表面になります。耐久性もあり、多少の衝撃に耐えることができます。広い用途に使用でき、モールドを使用する際や、一般的なアクセサリー作りにおすすめです。 ソフト 柔軟性・弾力性を保ったまま硬化するタイプです。ハサミやカッターでカットしたり、ワイヤーを入れて固めて形を整えたりと、硬化後も自由に加工できます。スマホカバーやブレスレット、オリジナルパーツの制作におすすめです。レースや押し花などに使用し、素材の形を生かした作品作りにも向いています。 グミー 硬化後はグミのように仕上がり、曲げたりちぎったりすることができます。ソフトよりもさらに柔らかく、ぷにぷにとした質感が特徴です。グミ・ゼリー・プリン・餅などのフェイクスイーツ作りに向いています。ほかのタイプと比較すると、価格はやや高めの傾向です。 初めて購入する際は、扱いやすいハードタイプのUVレジン液がおすすめです。モチーフへ流し込みやすく、ピアスやネックレスなどさまざまなアクセサリー作りに使用できます。 ソフトタイプとグミータイプは、アレンジの幅を広げてくれる便利なアイテムであるため、求める質感や用途に合わせて追加で購入するとよいでしょう。 【着色の有無】クリアか色付きか UVレジン液には、無色透明のクリアタイプと、色付きのタイプがあります。UVレジン液のクリアタイプと色付きタイプの特徴は、以下の通りです。 ・クリアタイプ 販売されている多くのUVレジン液は、クリアタイプです。透明感が高く、中に封入する素材の色味や質感をきれいに見せてくれます。レジン専用の着色剤を使用すれば、好みの色合いのカラーレジンを作ることも可能です。ただし、自分で着色する際は、色ムラや硬化不良などの問題が起こる可能性があり、着色後のUVレジン液の保管方法も考慮する必要もあります。 ・色付きタイプ(カラーレジン) カラーレジンは、手軽に色付きのレジン作品を作れることが魅力です。自分で着色するよりも美しい仕上がりになり、色を作る手間もかかりません。着色剤を購入するより、コストを抑えられるケースもあります。ただし、微妙なニュアンスの色合いを再現することは難しいため、作品にこだわりを持つ人には向いていないと言えます。 作品の色が決まっている・少量のパーツを色付けしたいなどの場合は、カラーレジンが便利です。 一方、自分好みの色を表現したい人には、クリアタイプを購入して自分で着色することをおすすめします。最近では、くすみカラーや透明感の高いカラーなど、さまざまな色味の着色剤が販売されているため、自由自在な表現を楽しむことができるでしょう。 なお、初めてUVレジン液を購入する際は、汎用性が高いクリアタイプの購入をおすすめします。 【液体の粘度】高粘度か低粘度か UVレジン液の粘度により、扱い方や作れる作品が異なります。下記は、UVレジン液の粘度による特徴です。 ・高粘度と低粘度の特徴 高粘度 もったりとした質感のUVレジン液で、高く盛ることができます。ミール皿やセッティング枠を使用して、ぷっくりと立体的に仕上げたいときにおすすめです。流動性が低いため色が混ざりにくく、グラデーションや色分けも自由に行えます。ただし、気泡が入りやすいため注意が必要です。 低粘度 さらさらとした質感のUVレジン液で、気泡が抜けやすいことが特徴です。ムラなく均一に注ぐことができるため複雑な形のモールドにも行き渡りやすく、細かい作業に適しています。一方で、盛ることには不向きで、液だれが気になることもあります。 UVレジン液に気泡が入った際は、先が尖ったもので潰す・エンボスヒーターで温めるなどの方法で、丁寧に除去する必要があります。気泡が抜けやすい低粘度のUVレジン液であれば、初心者でも比較的きれいに仕上げることができるでしょう。深さのあるモールドに流し込む際も、気泡を巻き込みにくい低粘度のUVレジン液がおすすめです。 高粘度タイプは、レジンならではの立体感や、つややかさを表現できます。粘り気があり流し込みにくいため、高く盛ることを目的として使用しましょう。また、わざと気泡を入れた作品にしたい場合は、高粘度のUVレジン液を使用することで気泡が入りやすくなります。 低粘度と高粘度、どちらのUVレジン液にもメリット・デメリットがあるため、用途によって使い分けましょう。 【硬化時間】長めか短めか UVレジン液により、紫外線を照射してから固まるまでの時間に差があります。また、硬化時間はUVレジン液の性質だけでなく、紫外線の量や種類にも影響されます。紫外線量が多いほど硬化時間は短く、硬化スピードは太陽光<UVライト<LEDライトの順で速くなる傾向です。 下表は、紫外線の種類ごとによる硬化時間の目安です。 ・UVレジン液の硬化時間の目安 紫外線の種類 硬化時間の目安 LEDライト 約1~2分 UVライト(36W) 約3~10分 太陽光 約5分~数時間 大きく厚みがある作品は、硬化時間も長くなります。太陽光は天気や季節に影響されやすく、夏の日中であれば数分で固まることもあるでしょう。しかし、太陽光での硬化は変形する恐れもあるため、継続的にレジン作品を制作する場合は、UVライトの使用がおすすめです。なお、LEDライトを使用する際は、LEDライト対応のUVレジン液を使用してください。 高価なUVレジン液ほど硬化時間が短く、ハードよりもソフト・グミーのほうが硬化時間は長くなります。 作業効率を考えると、硬化時間が短いUVレジンがおすすめです。一方で、硬化時間が長いほうが表面がよれにくい、作品の微調整を行いやすいといったケースもあるため、作風や目的に合わせて選ぶとよいでしょう。 【臭いの有無】刺激臭は問題ないか UVレジン液は石油由来の合成樹脂からできているため、硬化前は多少なりとも刺激臭を発します。UVレジン液の刺激臭の強さや感じ方は人によりさまざまで、下記のような臭いを感じることもあります。 ・UVレジン液における刺激臭の感じ方の例 シンナー臭 […]

2022.01.25
レジンとは?レジン液の種類や選び方・必要な道具の基礎知識

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レジンとは?レジン液の種類や選び方・必要な道具の基礎知識

レジンは、ハンドメイドで使用される素材のひとつです。レジンを使うことで、透明感とツヤのあるアクセサリーを作ることができます。素材の扱いやすさや制作できるアクセサリーの種類の多さなどから、ハンドメイドを楽しむ人に高い人気があります。 当記事では、レジンの概要やレジン液の種類、レジンアクセサリー作りに必要な道具を紹介します。簡単なUVレジンアクセサリーの作り方も解説するため、レジンを使ったハンドメイドにぜひ挑戦してみましょう。 レジンとは? レジン(resin)とは、英語で「樹脂」を意味する言葉です。樹脂には、「天然樹脂」と「合成樹脂」の2種類があります。松脂(まつやに)や漆、柿渋などの天然樹脂は、塗料や接着剤として昔から重宝されている素材です。天然樹脂は、冷えると固まり、熱を加えると液状になる性質を持っています。 一方で、石油などから人工的に作る合成樹脂は、天然樹脂と似た特性を持ちながらも、天然樹脂より安価で扱いやすいことが特徴です。ハンドメイドで使用するレジン液は合成樹脂に該当し、紫外線や化学反応により固体化します。 レジン液の主な種類 レジンでハンドメイドアクセサリーを作るときには、レジン液を使用します。レジン液は、UVレジンとエポキシレジンの2種類が主流です。一般的にレジン液と言えば、UVレジンを指します。 ここでは、UVレジンとエポキシレジンの特徴、作品作りにおけるメリット・デメリットを解説します。 初心者も扱いやすい「UVレジン」 UVレジンは、「紫外線硬化樹脂」と呼ばれる液体です。UVレジン液の中には、紫外線を受けることで固体化を始める物質が含まれています。UVライトを当てると5分程度、太陽光の当たる室内であれば30分~1時間程度で樹脂が固まることが特徴です。 エポキシレジンと比較した場合、UVレジンには以下のメリット・デメリットがあります。 メリット 2種類の液体を混ぜ合わせる工程が不要で、硬化不良の失敗が少ない UVライトを使うと5分程度で固まるため、短時間で作品を制作できる 制作中に気泡が発生しにくい デメリット 紫外線が届く部分のみ固まるため、作品の厚みが制限される ライトの当たり方にムラが出るため、複雑な形の作品は制作が難しい 着色剤を使用すると、レジンが固まりにくい 厚い仕上がりとなる「エポキシレジン」 エポキシレジン(エポキシ樹脂)は、「主剤」と「硬化剤」の2種類を混ぜ合わせ、化学反応を起こすことにより固まる液体です。エポキシレジンが完全に固まるまでには、常温で1~2日を必要とします。 UVレジンと比較した場合、エポキシレジンのメリット・デメリットは下記のとおりです。 メリット 完成後の透明感が高く、手触りがよい 化学反応で固体化するため、複雑な形・厚みのある作品を制作できる UVレジンよりも値段が安い デメリット 2つの液体の分量を間違えると硬化不良を起こす 固体化するまでに時間がかかるため、短時間で多くの作品を制作することが難しい 制作中に気泡が発生しやすい 【初心者向け】レジンアクセ作りの道具 レジンアクセサリーを初めて作る人は、前述した2種類のレジンのうち、UVレジンの使用をおすすめします。UVレジンをおすすめする理由は、樹脂が固まるまでの時間が短く、レジン液も1つで完結する気軽さが初心者向きであるためです。 ここでは、UVレジンアクセサリー作りで最低限必要となる基本の道具・材料を5つ紹介します。> UVレジン液 UVレジン液は、ハードタイプ・ソフトタイプなど、パッケージに硬化後の質感が明記されています。ハードタイプ・ソフトタイプの特徴は下記のとおりです。 ハードタイプ 硬化後はガラスのようになめらかな質感で、クリアな仕上がりになる 液体の粘度が高く、注入時に液が垂れにくい ソフトタイプ ・硬化後も手で曲げられる 硬化後の素材を任意の形に切り、オリジナルのパーツを制作できる レジンアクセサリーを作るときは、ハードタイプのUVレジン液をおすすめします。メーカーごとにレジン液の性質は少しずつ異なるため、制作がうまくいかない場合は違うメーカーのレジン液を試してみるとよいでしょう。 UVライト UVライトは、天候や気温に左右されず、短時間で作品を制作するために必要な道具です。UVライトの種類は、出力別に6W・9W・36W、形はドーム型・ペン型などがあります。おすすめは、36Wのドーム型UVライトです。 36Wのドーム型UVライトは庫内が広く、ある程度の大きさ・厚みのある作品を制作できます。また、ドーム型は庫内で紫外線が反射するため、短時間で効率的にレジン液を硬化させることが可能です。UVライトを選ぶときは、ライトの取り外し・交換ができ、アフターフォローがしっかりしているメーカーの製品を選びましょう。 ミール皿もしくはシリコン型 ミール皿は、アクセサリーパーツの一種です。ミール皿にレジン液を流し込み、固めることでミール皿を器としたアクセサリーが出来上がります。ミール皿の代表的な形は、下記のとおりです。 ラウンド型(丸) オーバル型(楕円) スクエア型(四角) フレーム型(空枠) シリコン型では、レジン液を流し込んで固めることで、型通りのパーツが出来上がります。型から外したパーツに金具を付けることで、ピアス・ネックレス・ヘアゴム・キーホルダーなど、さまざまなアクセサリーを制作することが可能です。シリコン型は、UVライトが透過する透明なものを選びましょう。 封入パーツ 封入パーツとは、レジン液の中に閉じ込める素材のことを言います。封入パーツを変えることで、作品のバリエーションを自由に増やすことが可能です。代表的な封入パーツには、次のような種類があります。 ドライフラワー […]

2021.10.26
初めてのレジン作り!初心者向けの道具と失敗しにくい作り方

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初めてのレジン作り!初心者向けの道具と失敗しにくい作り方

レジンは、ガラスのような透明度が特徴のハンドメイド素材です。ハンドメイドに興味がある人の中には、レジンクラフトに挑戦したいものの、何から始めてよいか分からず躊躇している人もいるのではないでしょうか。 当記事では、初めてのレジン作りに必要な道具や、安価に道具を揃える方法、初心者におすすめのレジンアクセサリーのレシピを紹介します。レジン作品作りで失敗しないためのコツも解説するため、初めてのレジン作品作りを成功させたい人は、参考にしてください。 初めてのレジン作りに必要な道具 初めてのレジン作りで準備しておきたい道具は、下記のとおりです。必要性の高い道具から順に記載しています。 <必ず必要な道具> □UVレジン液 □レジン液を流し入れる土台(シリコンモールド・ミール皿など) □薄手のゴム手袋 □マスク <用意しておきたい道具> □つまようじ □ピンセット □封入パーツ(ラメ・ビーズ・ドライフラワーなど) □作りたいアクセサリーの金具 <あると便利な道具> □UVライト □シリコンマット □着色剤 □接着剤 アクセサリー用のレジン液は、UVレジンとエポキシレジンの2種類が有名です。初めて使用する場合は、手軽さが魅力のUVレジンをおすすめします。 UVレジンは、室内の日の当たる場所で30分~1時間程度で固まることが特徴です。天候に左右されず短時間でレジンを固めたい場合は、UVライト(UVランプ)を購入するとよいでしょう。 100均で揃えられるアイテム なるべく道具代を節約したい人は、100円均一ショップで道具を買う方法がおすすめです。 <100円均一ショップで揃えられる道具> □UVレジン液 □レジン液を流し入れる土台 □薄手のゴム手袋 □マスク □つまようじ □ピンセット □封入パーツ □作りたいアクセサリーの金具 □UVライト □シリコンマット □着色剤 □接着剤 UVレジン液は、速乾・ハードタイプがアクセサリー制作に最適です。アクセサリー制作では細かい作業を行うため、ゴム手袋は手にフィットする薄手の商品を選んでください。 レジン作りが初めての人は、まずは最低限必要な道具を揃えましょう。慣れた段階で道具の種類を増やしたり、質の高い材料に切り替えたりすることで、無駄な出費を抑えられます。 初めてでも作れる!レジンアクセサリーのレシピ レジンは、アイデア次第でさまざまなサイズ・デザインの作品制作が可能です。初めて挑戦するレジンアクセサリーは、できる限りシンプルなデザインで、工程の少ないレシピをおすすめします。 ここでは、簡単なレジンアクセサリーのレシピを2つ紹介するため、初めてレジンアクセサリーを作る際の参考にしてください。 フレームを使ったアクセサリーの作り方 フレームの大きさによって、キーホルダー・チャーム・ネックレスなど、好みのアクセサリーに加工できます。アクセサリーのフレームは、金具を取りつける穴(カン)があるものを選びましょう。 フレームを使ったアクセサリー作りに必要な道具と作り方は、以下のとおりです。 <必要な道具> □UVレジン液 □UVライト(もしくは太陽光) □フレーム(カンつき) □封入パーツ □アクセサリー用の金具 □ピンセット □つまようじ □シリコンマット(フレームの土台として使用) <作り方> (1) […]

2021.10.26
アクセサリーパーツ販売サイトおすすめ25選|ハンドメイドに最適!

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アクセサリーパーツ販売サイトおすすめ25選|ハンドメイドに最適!

アクセサリーのハンドメイドに必要なアクセサリーパーツは、インターネットの販売サイトで購入することが手軽でおすすめです。アクセサリーパーツの販売サイトは数多く存在し、サイトごとに色とりどりのパーツが用意されています。 販売サイトの数が多くて迷ってしまう人は、販売サイトごとの特徴を把握して、自分の希望に合う販売サイトを利用しましょう。 当記事では、アクセサリーパーツ販売サイトのおすすめ25選と、それぞれの販売サイトの取扱品や利用が向いている人について解説します。 大型専門店で購入!アクセサリーパーツの販売サイト【おすすめ5選】 アクセサリーパーツを通販で購入するときは、豊富な種類のパーツから商品を選びたい人も多いでしょう。実店舗がある大型の手芸専門店は、販売サイトにおいてもアクセサリーパーツの品揃えが豊富で、信頼性も高いことが魅力です。 大型専門店の販売サイトにおけるおすすめ5選を紹介します。 ユザワヤ ユザワヤは、手芸専門店のユザワヤ商事株式会社が運営する販売サイトです。 ユザワヤ商事株式会社は、1955年に創業した老舗の手芸専門店です。ユザワヤ商事株式会社の実店舗は、2021年8月時点で全国に71店舗が展開しています。実店舗の数は東京都・埼玉県・神奈川県・大阪府に多く、本店の蒲田店は5号館・6号館・7号館と3つの建物に分かれた大型店舗です。 ユザワヤの販売サイトでは、編み物・ソーイング・刺繍用品とともに、ビーズ類を中心としたアクセサリーパーツを取り扱っています。一般的なビーズだけでなく、ウッドビーズ・京都オパール・チェコビーズなどの質感や色合いが魅力的なビーズも揃えていることが特徴です。スワロフスキー・パール・メタルパーツといった、アクセントとなるパーツも用意されています。 ユザワヤには十分な量のアクセサリーパーツが揃っているため、足りないパーツを他サイトで探す必要がありません。1店舗だけで必要なアクセサリーパーツ全てを購入したい人は、ユザワヤの利用がおすすめです。 サイト名称 ユザワヤ公式ネットショップ サイトURL https://www.yuzawaya.shop/ 送料 全国一律650円(税込) 送料無料の条件 5,400円(税込)以上の購入 貴和製作所 貴和製作所は、アクセサリーパーツ専門店の株式会社貴和製作所が運営する、ハンドメイドのアクセサリーパーツに特化した販売サイトです。 株式会社貴和製作所は、1975年にオリジナルチェーンメーカーとして創業し、現在はアクセサリーパーツを専門に取り扱っています。株式会社貴和製作所の実店舗は、2021年8月時点で東京都・神奈川県・大阪府・福岡県に16店舗が置かれ、東京都が11店舗と最多です。本店は浅草橋本店で、近隣には浅草橋支店とスワロフスキー・クリスタル館も立地しています。 貴和製作所の販売サイトでは、スワロフスキー・ビーズ類はもちろん、半貴石やキュービックジルコニアといった美しいストーンも取り扱っていることが特徴です。石を留める石座もシンプルな4本爪から、カン付き・バチカン付きのデザイン石座まであります。輝くストーンをメインにアクセサリーを作ってみましょう。 貴和製作所は、手軽にアクセサリーを作りたい人におすすめです。カン付きのパーツが豊富に見つかるため、初めてアクセサリー作りに挑戦する人もぜひ利用してみてください。 サイト名称 貴和製作所 サイトURL https://www.kiwaseisakujo.jp/shop/default.aspx 送料 全国一律530円(税込) 送料無料の条件 5,000円(税込)以上の購入 Parts Club Parts Clubは、株式会社エンドレスが運営するアクセサリー卸販売・パーツ卸販売の販売サイトです。 株式会社エンドレスは2001年に創業し、アクセサリーパーツ専門店のParts Clubを全国展開している会社です。Parts Clubの実店舗は2021年8月時点で全国に85店舗が置かれ、とくに東京都と大阪府に店舗数が集中しています。本店は東京都台東区に立地している店舗です。 Parts Clubのパーツ卸販売では、基本的なビーズ商品だけでなく、自社開発のオリジナルパーツも取り扱っています。オリジナルパーツは他社サイトでは手に入らず、独自デザインでハンドメイドアクセサリーを彩ってくれる点が魅力です。 Parts Clubでは、アクセサリーパーツを海外やメーカーから直接仕入れており、気軽に購入しやすい値段となっています。アクセサリーパーツを大量購入したい人や、オリジナルパーツを購入したい人は、Parts Clubがおすすめです。 サイト名称 Parts Club – パーツクラブ サイトURL https://www.partsclub.jp/ 送料 全国一律504円(税込) 送料無料の条件 5,000円(税込)以上の購入 […]

2021.08.20