ハンドメイドで稼ぐには?何から始めるべきか1から丁寧に説明!
趣味を生かして副業でハンドメイド販売を始めたものの、どうすれば稼げるのかと不安を抱えている人もいるでしょう。ハンドメイド販売で稼ぐためには、作品に合う販売サイトに登録し、目標を立てて継続して取り組むことが必要です。
この記事では、ハンドメイドで稼ぐために何から始めたらよいか迷っている初心者に向けて、サイト選びから登録、発送までの流れを説明します。また、継続して稼ぐために重要なポイントや、ハンドメイド作品がより売れるようになるコツについても紹介します。
目次1
ハンドメイドで稼ぐのに始めるべきことは?
ハンドメイドで稼ぐために特別な学歴や資格は必要ありません。作品を作って販売サイトに公開し、買い手が付けばハンドメイドで稼ぐことが可能です。
本格的にハンドメイド販売を始めるなら、開業届の提出が必要です。本来、個人で事業を始める場合は、開業届の提出が義務付けられています。未提出による罰則はないものの、継続的な収入がある場合には提出したほうがメリットは多いでしょう。
またサイト販売する際は、オリジナル作品や、独自のアイデアでアレンジした作品を制作して販売してください。材料を買うときは、品ぞろえが豊富なユザワヤなどの大型手芸店を使うと便利です。店舗はもちろんオンラインでも購入できるため、手軽に欲しい材料を購入できます。
ハンドメイドで稼げるようになる期間は?
ハンドメイド販売で稼げるようになるまでの期間は、人によって異なります。作品作りの才能がある人でも、すぐに稼げるとは限りません。販売を始めて数か月間売れない人もいます。
そのため、いきなり「何十万も稼ぎたい」と大きな目標を立てると挫折してしまいます。まずは月に1万円稼ぐことを目標にしましょう。もちろん、コンスタントに月1万円稼ぐことも簡単ではありません。作品を作ってラインナップを増やしたり、安心して買えるように写真や詳しい情報を掲載したりといった、地道な積み重ねが必要です。目標に向けて取り組むことが稼げるようになる近道と考え、日々努力を続けることが大切です。
【初心者向け】ハンドメイドで稼ぐ方法
店舗やショッピングモールなどの一角を使って、ハンドメイド作品を販売するイベントを見かけたことはあるでしょう。販売イベントでは、直接お客様とコミュニケーションを取りながら販売できるメリットがあります。しかし、ディスプレイ準備や出店費用などがかかるため、初心者がいきなり販売イベントに参加することは難しいでしょう。
初心者がハンドメイド販売で稼ぐためには、まずはハンドメイド販売ができるサイトやアプリを使うことがおすすめです。以下では、ハンドメイドの販売サイトやアプリを使って販売する方法を3つの段階に分けて説明します。
STEP1:販売するサイト・アプリを選ぶ
まずは、ハンドメイド作品を販売するサイトやアプリを選びましょう。ここでは、販売サイトやアプリの中でも人気が高いminne、Creema、BASE、メルカリの特徴を説明します。
minne |
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Creema |
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BASE |
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メルカリ |
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販売サイトごとに特徴が異なるため、ユーザー数はもちろん利用ユーザーの傾向や好み、サポート体制などを確認して、自分のハンドメイド作品に合うサイトを選ぶことが重要です。
STEP2:登録して実際に作品を出品する
販売するサイトやアプリを決めたら、登録して作家名を決め、プロフィールを書きます。作家名は覚えやすく、読みやすい名前がおすすめです。難しい名前は覚えにくいため、ユーザーの記憶に残りづらい傾向があります。
作品名は、売れ行きに影響を与える重要な要素です。作品を購入するユーザーを想定し、検索キーワードを予測してつけてください。商品ページにもこだわりましょう。サイズや素材の質感が伝わる作品画像や説明文を掲載することで、実際に手に取って確認できないユーザーの不安を払拭できます。
作品の価格設定も大切です。材料費や手数料、制作にかかる手間も考えて決めてください。売れても利益が出ない販売価格では継続が難しく、モチベーションも下がってしまうでしょう。
STEP3:受注したら作品を梱包・発送する
登録した作品が売れたら、入金を確認してから作品を梱包し、発送します。入金前の発送はトラブルにつながる可能性があるため、避けてください。
輸送中の破損を防ぐために、ハンドメイド作品に適した箱や袋を使用して丁寧に梱包しましょう。また、ちょっとした心づかいで感謝の気持ちを伝えられます。きれいにラッピングしたりショップカードやお礼状を付けたりすると、ユーザーに喜んでもらえるためおすすめです。お礼メッセージの送信や、レビューに返信することもよいでしょう。
下記の記事では、おすすめの梱包方法やお礼状の例文を具体的に紹介しています。
ハンドメイドでより稼ぎ続けるためのコツ
ハンドメイド販売で稼ぐために最も重要なポイントは、コツコツと地道に努力を重ねることです。その上でより多くのユーザーに購入してもらい、ハンドメイド販売で稼ぎ続けるためには、売れるコツを押さえて販売するとよいでしょう。
以下では、より稼ぎ続けるために実践してほしい販売のコツをお伝えします。
心理学を取り入れて作品を売る
心理学の知識を活用し、販売方法を工夫しましょう。「決定回避の法則」と「ゴルディロックスの原理」を理解すると、作品の購入率アップにつなげられます。
「決定回避の法則」とは、選択肢が多いと決断しづらくなる心理現象のことです。また、「ゴルディロックスの原理」は、同じような選択肢が3つ並んでいると、中間をちょうどよいと判断し選ぶ確率が高くなることを表します。日本でも「松」「竹」「梅」の3段階の価格帯があると、質も金額も中間の「竹」が多く選ばれることが有名です。つまり選択肢を減らして価格帯を3つに分けると、心理学的に中央の価格帯にある商品を選びやすくなります。
そのため、ハンドメイド作品を販売するときは、作品数を増やしすぎないよう注意してください。販売金額を松竹梅の3つの価格帯に分けて、販売したい作品の金額が中央になるように設定するとよいでしょう。
高評価のレビューをもらえるように工夫する
評価は購入率に大きく影響します。高評価のレビューをもらえるように対応を工夫しましょう。質問や注文が来たらスピーディーに対応し、ユーザーに不安を与えないことがポイントです。発送時には可愛くラッピングし、手書きのお礼状を添えると喜ばれます。購入時の満足度が高ければリピーターになってくれる可能性もあるでしょう。
また、低評価のレビューが付いてしまった場合でも、誠意をもって対応することが大切です。内容に納得できなかったとしても、相手が不快な思いをしたことは事実です。まずはお詫びを伝えて状況を確認し、その上でレビューの内容が明らかに間違っている場合には、丁寧に訂正を伝えましょう。
ハンドメイドで稼ぐためでもやってはダメなことも…!
稼ぎたいからといって、法律に違反しているハンドメイド作品を販売してはなりません。たとえば、キャラクターの生地を使った作品や、形をマネした作品を無断で販売することは、著作権違反となるため禁止されています。
また、ハンドメイド作品のレシピが無料で公開されているサイトや販売されているキットで作ったアクセサリー類なども、商用利用が制限されている場合がほとんどです。最悪の場合、アカウント停止や刑事罰の対象となるケースもあるため、注意してください。
著作権を守った作品づくりをする方法については、下記の記事で詳しく解説しています。
まとめ
ハンドメイドで継続して稼ぐために重要なことは、コツコツと地道に努力を続けることです。何の努力もなく、すぐに人気作家になる人はいません。日々の努力を積み重ねることに加えて、心理学の知識を取り入れた販売方法やユーザーから高評価をもらうための工夫を取り入れることが、成功への近道です。
まずは、自分の作品にあったサイト選びから始め、作品の出品や発送を丁寧に行い、ユーザーに喜んでもらえるハンドメイド販売を目指しましょう。努力を継続することでファンやリピーターが増え、ハンドメイドで継続的に稼げるようになるでしょう。