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公開日: 2021.12.21
最終更新日: 2021.12.21

ハンドメイド作品の写真の撮り方を解説!撮影におすすめの小物も

ハンドメイド作品の写真の撮り方を解説!撮影におすすめの小物も

心を込めて作った作品をどうすれば最も魅力的に撮影できるか、悩んでいる人は多いでしょう。特にハンドメイド作品をネットショップで販売をしている人にとって、納得のいく収入を得るためには効果的なアピール方法を知ることが必要不可欠と言えます。

この記事では、ハンドメイド作品の写真撮影に悩んでいる人に向けて、撮影時のポイントについて解説した上で、撮影におすすめの小物を紹介します。ポイントを押さえるだけで見違えるようにおしゃれで魅力的な写真となる場合もあるため、ぜひ参考にしてください。

ハンドメイド販売では写真の撮り方が大事!

ハンドメイド作品を販売する際、写真の撮り方1つで売り上げが大きく伸びることがあります。商品の購入を検討するかどうかは、ショップに掲載されている商品画像がどれだけの魅力を持っているかにかかっているためです。

たとえば、写真の中でアクセサリーの魅力を十分に表現できていなければ、多くの人はその作品に対する興味を失います。出品者が熱意のこもった説明文を書いていても、読んでもらえる可能性は低くなるでしょう。反対に、写真でアクセサリーの魅力を効果的にアピールできていれば、多くの人がその作品に心惹かれ、説明文もしっかり読んでもらえるでしょう。

ハンドメイド作品の販売においては、写真のクオリティが売り上げを大きく左右します。ハンドメイド作品の販売で収入を得るためにも、写真の撮り方についてもこだわるようにしましょう。

ハンドメイド作品の写真を撮影するときのポイント

写真でハンドメイド作品の魅力を最大限に引き出すためには、いくつかのコツがあります。コツを押さえることで、初心者でもプロのカメラマンが撮った写真のクオリティに近い写真を撮影することができるでしょう。

ここでは、心を込めて作った自慢の作品をしっかりアピールするために、押さえるべき4つのポイントについて詳しく解説します。

自然光を活用する

部屋の照明を消し、自然光を利用して撮影することで、透き通るようなやわらかい雰囲気を演出することができます。

ただし、日光が直接当たると作品の影がくっきりでてしまい、やわらかい雰囲気を表現することができません。直射日光を避けたい場合は、レースのカーテンやトレーシングペーパーなどを利用して適度に光を遮り、光の強さを調節しましょう。

また、白い紙などを使ってレフ板を作り、光が差す方向の反対側に置いて撮影する方法もあります。レフ板が光を反射してアクセサリーの影になる部分を照らすため、明暗差を小さくすることができます。

一旦写真を撮影して、後から画像加工アプリなどを使って写真の明るさを調整する方法もあります。撮影時は自然光を活用する方法がおすすめですが、自然光のもとで撮影することが難しい場合は、画像加工アプリで編集することも1つの手です。

作品にピントを合わせる

印象に残る写真にするためには、作品にしっかりピントを合わせることも重要です。ピントがぼやけていると、写真を見た人にもぼんやりとした印象しか残りません。ピントを合わせて作品の細部までくっきりと再現し、鮮やかで印象的な写真を撮るように心がけましょう。

ピントを合わせる際は、カメラについているオートフォーカス機能を利用します。作品にフォーカスフレームを重ねてシャッターボタンを半押しすることで、自動的にピントが合います。ピントが合うのを待ち、さらにシャッターボタンを押し込み全押ししましょう。

作品に奥行きがある場合は、カメラのF値を大きめに設定すると全体にピントが合いやすくなります。使用するレンズによっても異なりますが、11~16辺りで試してみるのがおすすめです。このときに写真が暗くなるのが気になる場合は、シャッタースピードを落として露出を補正することで改善できます。

作品によってアングルを変える

撮影する被写体によっておすすめのアングルは異なりますが、アクセサリーを撮影する場合は、基本的に真上からではなく斜め45度前後の角度から撮影するとよいでしょう。実際にお店でアクセサリーを見ているときの角度に近づけることで、購買意欲をかき立てることができます。角度調節ができる三脚を使えば、アングルを簡単に決められるでしょう。

また、1つのアングルから撮るのではなく、実際の着用シーンを想定して複数枚の写真を撮ることもおすすめです。モデルを使った着用画像を掲載することで、見る人は購入後のイメージを膨らませやすくなります。

背景はシンプルにする

アクセサリーの撮影をするときは、背景をシンプルな白にすることが基本です。背景をシンプルな白にすることで、アクセサリーを写真の中で十分に目立たせることができます。

とはいえ、柄の入っていないシンプルな背景の撮影場所がなかなか見つからない場合も多いでしょう。このようなときは、背景に白い画用紙を用いるのがおすすめです。

背景をシンプルにすることで、余白を広く取った場合でも視線をアクセサリーに集中させることができます。また、清潔感のある印象的な写真に仕上げることができるでしょう。ただし、白い作品や透明感のある作品を撮る場合、作品を目立たせるために黒やグレーの背景にするのも選択肢の1つです。

ハンドメイド作品の撮影におすすめの小物5つ

商品撮影には白いシンプルな背景を用いるのが基本ですが、そればかりでは変化を出しづらく、物足りない気持ちになることもあるでしょう。

白い背景での撮影にある程度慣れてきたら、今度はアクセサリーの魅力を引き立たせるような小物を使った商品撮影にチャレンジしてみましょう。以下のような小物を使ったテクニックを取り入れることで、アクセサリーの持つ世界観をよりドラマティックに表現し、印象の強い写真にすることができます。

・アクセサリースタンド

アクセサリースタンドは、ピアスやイヤリングを撮影するときにぜひ準備しておきたいアイテムです。アクセサリースタンドに吊るして撮影することで、平置きするよりも実際に耳につけたときの様子に近い形で撮影することができるため、アクセサリーの魅力が際立ちます。アクセサリーを使用するときのイメージが膨らむため、より購買意欲をかき立てられるでしょう。

・ドライフラワー

アクセサリーにそっと添えるだけで、簡単に優しい雰囲気を演出してくれるのがドライフラワーです。ナチュラルな雰囲気のアクセサリーが持つ世界観を表現するには、ぴったりの小物と言えます。生花よりも控えめな存在感でアクセサリーの邪魔になりにくいのも、ドライフラワーを使うメリットの1つです。撮影用に何種類かのドライフラワーがセットになったものを1つ購入しておくとよいでしょう。

・リボン

リボンを作品を囲うように配置するというテクニックもあります。何枚かのリボンを重ねてカールさせてから置くと、華やかな印象になるでしょう。サテンのリボンやレースのリボンなどいろいろな種類がありますが、作品に合った雰囲気のものを選びましょう。作品と同系色のものを選ぶと失敗しづらいためおすすめです。

・グラス

グラスは、ピアスなどをひっかけて撮影することができます。立体的なグラスを使うことで写真に奥行きが生まれ、グラスの持つ輝きが写真に透明感を与えてくれます。無色透明のものならどのようなアクセサリーにも合わせやすいですが、少し色の入ったグラスを使っても味が出るでしょう。

・季節のモチーフ

販売時期やアクセサリーのおすすめの使用時期に合わせて、季節のモチーフを添えるのも効果的です。夏のアクセサリーには貝殻、冬のアクセサリーには小さなクリスマスツリーなどを添えれば、アクセサリーの持つ世界観がより一層際立ちます。季節をモチーフにした雑貨を利用することで、季節が持つイメージを写真の中に溶け込ませることができ、見る人の購買意欲をかき立てられるでしょう。

ただし、あくまでもメインはアクセサリーです。小物の存在感がアクセサリーの邪魔をしないように注意しましょう。

まとめ

ハンドメイド作品を販売する上では、写真の撮り方次第で売り上げが大きく伸びることがあります。アクセサリーを効果的にアピールする撮影テクニックを学ぶことは非常に重要です。

ポイントを押さえて作品を撮影することで、見違えるようにおしゃれで魅力的な写真となる場合もあります。アクセサリーの持つ世界観や魅力を際立たせ、見る人を惹きつける写真を撮るために、まずは今回紹介した4つのポイントを押さえましょう。