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オックス生地とは?特徴から種類とメリット・デメリットまで

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オックス生地とは?特徴から種類とメリット・デメリットまで

オックス生地は手芸店でよく見かける生地ですが、具体的にどのような作品が作れるのか疑問に思う人もいるのではないでしょうか。肌触りや通気性が良いことで知られ、シワになりにくい点もオックス生地の特徴です。 当記事では、オックス生地の特徴や用途、メリットやデメリットを解説します。オックス生地を使って作品を作るときのポイントについても紹介するため、ぜひハンドメイド活動に生かしてください。 オックス生地とは? オックス生地とは、タテとヨコに糸を2本ずつ引き揃える、もしくはタテ2本とヨコ1本を引き揃えて編んだ平織りの生地です。この数本の糸を束ねて平織りする織り方は斜子織り(ななこおり)とも呼ばれます。 オックス生地の「オックス」は、「オックスフォード」の略で、イギリスの名門大学であるオックスフォード大学が由来です。 生地ブランドの「トーマスメイソン」が、由緒正しきオックスフォード大学の学生に愛される生地を作ろうと考え、販売したことが始まりとされています。トーマスメイソンは、オックスフォード生地だけでなく、「ケンブリッジ」「エール」「ハーバード」という名門大学の名前をつけた生地も作りましたが、その中で現在も人気の生地として定着しているものがオックスフォード生地になります。 オックス生地は、シャツの素材として使われることが多いです。オックスフォードシャツは、肌への刺激が少ない綿(コットン)100%のものが主流で、他の繊維と混紡されることはほとんどありません。 オックス生地の特徴 オックス生地の特徴は、肌触りと通気性が良いことです。通常の平織り生地がタテ糸とヨコ糸を1本ずつ交互に織るのに対し、オックス生地は2本ずつ織っているため隙間が多くなり、通気性が良くなります。ゆえに春夏に着用するシャツに使われることが多いです。 また、糸を束ねているため生地がやや厚手でしっかりしており、シワになりにくいのも特徴です。さらに、カジュアルなシャツの場合、多少のシワは味になるため、アイロンをかけずにそのまま着用できる点も大きなメリットでしょう。 オックス生地のシャツと一口に言っても、使用する糸の太さによって印象がガラリと変わるため、カジュアルからフォーマルまで、どのようなシーンにでも対応できる多様な風合いを持っています。 オックス生地はシャツだけでなく、ブラウスやワンピース、巾着やポーチといった小物など幅広いアイテムに使用できることも魅力です。 オックス生地の種類4つ オックス生地は、使用する糸の太さで以下の4種類に分かれます。 オックスフォード ヘビーオックス ピンポイントオックス ロイヤルオックス それぞれの特徴をまとめたものが、以下の表です。オックス生地はシャツに使われることが多いため、それぞれの生地で作ったシャツがどのようなシーンで使われるのかという点についても解説しています。 使われる糸 シャツの用途 オックスフォード およそ20~40番手 カジュアル ヘビーオックス およそ10~40番手 カジュアル ピンポイントオックス およそ80~100番手 ビジネス ロイヤルオックス およそ100~140番手 ビジネス ※糸の太さは番手の数字が大きいほど細く、小さいほど太くなります 細めの糸で織られるピンポイントオックスとロイヤルオックスは、通常のオックスフォードより柔らかく、光沢感が増した仕上がりです。そのためフォーマルな印象となり、ビジネス用のシャツとしてよく着用されています。 オックス生地と「シャンブレー」の違い オックス生地と似た生地に「シャンブレー」があります。シャンブレーは霜降り状の色ムラがあり、オックス生地と同様に平織りで編まれているため、丈夫で軽い点が特徴です。玉虫色のような光沢があり、上品でありながらどこか華やかな印象を与える生地です。 オックス生地とシャンブレーは主に使用する糸と織り方の点で異なります。シャンブレーはタテ糸に色糸、ヨコ糸に白糸を使う生地ですが、まれにタテヨコともに色糸が使われることもあります。一方、オックス生地は使われる糸の色が特に決まっていません。 また、シャンブレーはタテ糸・ヨコ糸ともに1本ずつの糸を平織りした生地ですが、オックス生地は数本の糸を束ねて平織りした生地です。 さらに、オックス生地は綿100%のものが多くを占めますが、シャンブレーは綿だけでなく麻100%やポリエステル100%のものもあります。通気性はどちらも優れていますが、オックス生地のほうがより通気性が高くなります。 オックス生地の用途 オックス生地は、シャツやスカートなどの洋服作りに最適です。綿100%のオックス生地は吸水性が高く、汗を吸い取ってくれるため普段着はもちろん、特にワンピースや浴衣を作るときにおすすめです。大人向けの服だけでなく、ベビー服や子ども服にも使えます。 また、オックス生地は丈夫で繰り返しの洗濯にも耐えられるため、体操着やコップを入れる巾着、ランチョンマットなどの子どもの入園・入学グッズ作りにも重宝します。 もし、通園バッグなどのバッグ類を作る時は、重いものを入れても耐えられるよう、内布をつけたり接着芯を貼ったりしてより頑丈にすることがおすすめです。場合によっては、バッグ作りにはオックス生地でなく帆布(はんぷ)やキルトなど、より厚手の生地を選びましょう。 オックス生地は洋服や巾着、バッグ以外にも、クッションカバーなどのインテリア用品からテーブルクロスなどのキッチンアイテムまで、さまざまなものが作れるオールマイティな生地です。余ったハギレは、コースターや2枚仕立てでポーチやペンケースなどの布小物も作るのもおすすめです。 オックス生地のメリット・デメリット! ここでは、オックス生地をハンドメイドで使うときのメリットとデメリットを紹介します。 【メリット】 初心者でも扱いやすい 比較的価格が安い カラーや柄のバリエーションが豊富 オックス生地のメリットは手芸初心者でも扱いやすい点です。しっかりしている生地のため、家庭用ミシンで縫いやすく、アイロンでしっかり折り目をつけられます。 また、手芸用品店での取り扱いも多いため、たくさんの生地の中から好みのものを選ぶことができます。価格も安く、もし失敗してもやり直ししやすい点もメリットです。 さらに、オックス生地はカラー展開が豊富な点も魅力です。柄も無地だけではなく、キャラクター柄などの生地も多く販売されているため、女の子でも男の子でも気に入るものが見つかるでしょう。 【デメリット】 […]

2022.05.16
海外製の輸入生地を購入できるサイトを紹介!購入時の注意点も!

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海外製の輸入生地を購入できるサイトを紹介!購入時の注意点も!

オリジナルデザインの衣服や小物を作るハンドメイド活動が人気となっています。実店舗や大手通販ショップなどでハンドメイドに使用する好みの生地が見つからないと悩んだときは、海外製の輸入生地に挑戦するのがおすすめです。 当記事では、海外製の輸入生地を購入できるサイトを紹介します。初めて輸入生地を購入する人は、購入する際の注意点も確認しましょう。日本製の生地とは雰囲気の異なる海外生地を取り入れて、素敵なハンドメイド活動に生かしてください。 海外製の輸入生地を購入できるサイト10選! 輸入生地は「インポート生地」と呼ばれることもあり、国ごとに生地の特徴が異なります。使う糸や染料によって、日本製の生地とは質感に違いが生まれます。また、柄や素材の違いを楽しむことができるのも魅力です。 ここでは、海外の輸入生地を購入できるサイトを紹介します。 Lumiere Douce(ルミエールドゥース) 出典:https://lumiere-douce.shop-pro.jp Lumiere Douceでは、フランスやイギリスなどヨーロッパ各地の輸入生地を購入することができます。ティルダやギッターマン、キャスキッドソンなどのブランド生地、ヨーロッパ風の花柄、動物柄の生地など幅広く取り揃えていることが特徴です。 北欧風のチロルリボンや花の刺繍が施されたリボンなど、手芸材料も揃えることができます。インパクトのある華やかなヨーロッパの輸入生地を購入したい人におすすめのサイトです。 Kurumi House 出典:https://kurumihouse.shop-pro.jp Kurumi Houseでは、フランスを中心としたヨーロッパ諸国の輸入生地を扱っています。フランスの伝統的なデザインである「トワルドジュイ」や上品でラグジュアリーな印象の「ダマスク」などの生地が購入可能です。 フランス国旗のトリコロールやエッフェル塔をプリントした生地、刺繍が施された生地など、豊富なデザインから生地を選ぶことができます。ジャガードやゴブランなどの織物も扱っているため、カーテンなどのインテリアアイテムとして使える生地を探している人にもおすすめです。 FAB HOME 出典:https://www.rakuten.co.jp/fabhome/ FAB HOMEは、ヨーロッパのトップブランドを中心に世界各地の輸入生地を扱うサイトです。常時30種類以上のブランドの生地を取り揃えているため、豊富なバリエーションの中から自分の好みのデザインを選ぶことができます。 商品ごとに写真や動画での紹介がされており、質感や色味を確認しやすいのもポイントです。また、生地の種類やデザイン、ブランドなどカテゴリーがしっかり分類されているため、求めている生地を探しやすいサイトです。 fabric.com 出典:https://www.fabric.com インターナショナルな通販サイト「Amazon」の子会社として、輸入生地を販売しているのがfabric.comです。輸入生地をAmazonで購入できるため、 Amazonユーザーにとって使いやすいサイトです。 世界中から取り寄せた輸入生地は数万点に及びます。生地の購入にバリエーションの豊富さを求めている人におすすめのサイトです。公式サイト・Amazonの販売ページともに、英語表記であったり、販売価格がドル表示であったりするため、購入の際には注意が必要です。 USAコットンショップ w-you 出典:https://w-you.mame2.net USAコットンショップw-youは、アメリカから直輸入した生地を販売するサイトです。針通りの良いUSAコットンを使用したブロードやシーチングなどの生地を多く販売しています。また、アメリカの老舗生地ブランドや人気デザイナーの生地も購入可能です。 ヴィンテージ感のある色やポップな柄を組み合わせた生地が多く、華やかな輸入生地を求めている人におすすめです。1辺30cmと小さめサイズで販売している生地もあり、複数の生地をつなげて作るパッチワークにも向いています。 jumble shop one 出典:https://www.jumbleshop-one.com jumble shop oneは、イギリス・アメリカ・オーストラリア・ドイツ・フィンランドと多くの国の生地を取り扱うサイトです。小さめのカットクロスをセットにしたチャームパックや1メートル単位でお買い得に購入できる生地など、用途に合った長さから生地を選べます。 公式ブログでは、新しく入荷した生地や季節ごとのイベントに合った生地などの商品情報を紹介しています。生地の写真も多く、カラフルな柄や色味がイメージしやすいサイトです。 FELI-DA 出典:https://feli-da.com/ FELI-DAは、アメリカのフロリダ州に拠点を置く「ART GALLERY FABRICS」の生地を扱っています。自然光のもとで生地の写真撮影を行うため、実際の色味が伝わりやすくなっています。 上質なプレミアムコットンを使用したART GALLERY FABRICSの生地は手触りがよく、洋服などの肌に触れるものを作るのにぴったりな素材です。実際にワンピースやスカートの型紙がセットになった生地も販売されているため、輸入生地で洋服作りをはじめたい人にもおすすめです。 clothful 出典:https://clothful.com clothfulは、ヨーロッパやアメリカを中心に取り寄せた輸入生地を扱うサイトです。品質の良さにこだわり、独自のルートから輸入生地を仕入れて販売しています。インドコットンを使用した刺繍糸やメリノウールでできたイギリス産の毛糸など、生地以外にも質の高い輸入素材を購入可能です。 海外の有名ブランドの生地はもちろん、日本の良質な生地も販売しています。国内外問わず、さまざまな生地を検討したい人におすすめのサイトです。 ENOP WISE […]

2022.03.24
商用利用可能な生地を購入できるサイト6選|確認方法も解説

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商用利用可能な生地を購入できるサイト6選|確認方法も解説

近年、ハンドメイドの人気が高まっており、フリマアプリなどで作品を販売する人も増えています。その際「この生地は商品として販売しても大丈夫なんだろうか」と不安を感じる方も多いのではないでしょうか。 素材の商用利用について正しい知識がないまま作品を販売すると、著作権侵害にあたる可能性があります。商用利用可能な生地かどうか、事前に確認することが大切です。 当記事では、商用利用可能な生地の確認方法と、商用利用可能な生地を購入できるサイトを紹介します。 ハンドメイド作品を販売する場合は「商用利用可能な生地」で ハンドメイド作品を販売する場合、著作権について配慮が必要です。著作権とは、著作物を他者に勝手に使用されないよう保護するための権利であり、著作物の創作と同時に発生します。 出典:日本弁理士会「著作権とは」 該当する著作物に、小説、音楽、絵画、地図、アニメ、漫画、映画、写真などがあり、生地の使用についても著作権の制限が設けられていることがあります。よくある事例は、ハンドメイド作品にアニメキャラクターやブランドのロゴなどを無断で使用する行為です。これらが著作権侵害にあたることは広く知られており、プリント生地など材料として売られている場合でも注意が必要です。 また、作品の素材となる生地によっては商用利用(生地を使用して作った作品の販売)が禁止されているものもあり、作家がデザインしたプリント生地などが該当します。ハンドメイド作品を販売する際、素材となる生地について著作権を侵害しないためには、商用利用が可能と明記されている生地を用いる必要があります。 商用利用可能な生地か確認する方法 生地には商用利用が可能なものと不可なものがあり、使いたい生地が商用可能な生地かどうかは次のポイントで見分けることができます。 ・販売サイトで表示の確認をする まずは、販売サイト内の表示をチェックしましょう。商用利用可能かどうかは商品ページや、よくある質問などに記載されていることがほとんどです。商用利用禁止と書かれている場合、ハンドメイドの作品に利用することはできません。 ・著作権マークの有無の確認をする 商用利用可能かどうかは、生地の耳(生地の端部分)に記されている場合もあります。生地の耳には、商用利用不可、製品化販売禁止と記載されている他、CマークやRマークなどの著作権マークが記されています。 また、商用利用自体は可能ではあるものの、個人の制作物であることの明記が必要であったり、国内のみ商用利用が可能であるなど利用条件が付けられていたりするケースもあるため注意が必要です。サイト内などに商用利用の表記が記されていない場合は、サイトに直接問い合わせましょう。 商用利用可能な生地を購入できるサイト6選 ハンドメイド作品に使える生地を販売しているサイトでは豊富な商品を取り揃えていますが、サイトによって取り扱っている生地は多種多様です。ハンドメイド作品に使う生地を探している場合は、商用利用可能な生地を取り扱っているサイトでの購入がおすすめです。 すべての商品が商用利用可能であるとは限りません。中には、商用利用が不可な生地もあり、個別で確認する必要がある点に注意しましょう。 以下では、商用利用可能な生地を購入できる通販サイトのおすすめ6選を紹介します。 ホビーラホビーレ 出典:ホビーラホビーレ ホビーラホビーレは、生地やニット、刺し子などを中心とした手芸用品を扱う通販サイトです。豊富に取り揃えられたオリジナル商品が特徴で、生地柄は無地から花柄、季節イベントのプリント柄までバラエティーに富んでいます。 商品は基本的に商用利用可能のものが多いですが、キャラクター生地など一部ライセンス商品については、商用利用不可となっているため注意しましょう。 ホビーラホビーレは、フェミニンで可愛いデザインの商品が多く、ポーチやクッションカバーなどの小物作りにおすすめのサイトです。 大塚屋 出典:大塚屋ネットショップ 大塚屋は、名古屋に本店を構える老舗生地販売店の通販サイトです。洋服作りに適した生地を安価で取り揃えており、販売しているすべての生地が商用利用可能となっています。 繊維や生地の特徴や秋冬の生地特集など、参考になるページが多数掲載されており、ハンドメイド作品に利用しやすいことが魅力です。また、生地は10cm単位からカット販売を行っている他、購入検討を前提にサンプルの無料郵送も行っています。 大塚屋は、小物からスカートやコートまで、どの布作品の材料でも揃えられるおすすめのサイトです。 テキスタイルモール 出典:テキスタイルモール テキスタイルモールは、多数の卸企業の商品を取り扱う日本最大級の生地通販サイトです。最大の特徴は豊富な商品数であり、取り扱っている生地や副資材は1,000種類以上にも及びます。豊富な商品数から検索機能が充実しており、商品カテゴリから販売企業、混用率、特性・加工などあらゆる角度からの検索が可能なため、探している生地を見つけやすいでしょう。 テキスタイルモールは法人だけでなく一般消費者も利用でき、すべての生地が1mから購入できます。また、反物での販売も行われており、大掛かりな作品制作や定番作品の素材など大量に仕入れたい人におすすめです。 生地の森 出典:生地の森 生地の森は、衣料用生地を専門とした通販サイトです。リネン生地などの天然繊維を中心とした、オリジナルの生地を販売しています。素材の特性を知り尽くした職人によって丁寧に作り出された生地は、天然素材本来の魅力を生かした深みのある風合いと鮮やかな発色が特徴で、無地生地だけでなく柄生地の取り扱いもあります。 商用利用について規制はありませんが、生地の森の名称などを無断使用することは著作権侵害にあたります。そのため、SNSにハンドメイド作品を載せる際は、「生地の森」のハッシュタグの使用について注意が必要です。 生地の森は、夏物シャツや羽織りなど、天然素材を使ったハンドメイド作品を作りたい人向けの、おすすめのサイトです。 nunocoto fabric 出典:nunocoto fabric nunocoto fabricは、2,000種類以上のデザイナーズファブリックを取り扱う通販サイトです。バリエーション豊富なプリントデザインが特徴で、布小物や入園入学グッズ作りに役立つデザインが揃っています。プリント生地は、オックス、ダブルガーゼ、ビエラ、キャンバス、ローン、ツイルの6種類の綿生地から選べる仕様です。 販売している生地はすべて商用利用が可能で、販売の際は「nunocoto fabric使用」といった記載も必要ありません。また、ワンピースや布小物などの型紙やレシピを無料で公開しており、ハンドメイド作家初心者に優しいサイトです。 ユザワヤ 出典:ユザワヤ公式ネットショップ ユザワヤは、日本各地に実店舗を構える大型手芸用品店の通販サイトです。生地だけでなく副資材やビーズなど、手芸用品の取り揃えは多肢にわたり、業界最大の商品数を誇ります。商用利用可能なテキスタイルブランドを多く取り揃えており、リバティプリントやマリメッコ、USAコットンなど、輸入生地の豊富さが魅力です。 詳しい商用利用については、各ページ内の商品説明に記載されています。中には、商用利用不可な生地もあるため注意しましょう。 さまざまなジャンルのハンドメイド作家におすすめの、利用しやすいサイトです。 まとめ ハンドメイド作品に使う素材にも著作権が存在するため、作品販売の際は注意が必要です。商用利用が可能な生地を用意して、作品作りに利用しましょう。 今回紹介した商用利用可能な生地を販売している6つのサイトは、取り扱っている生地にそれぞれの特徴があります。こだわりの詰まったオリジナル生地から珍しい輸入生地まであり、さまざまなハンドメイド作品に利用できます。サイトを見ているだけで新しい作品のヒントになるため、作品の幅が広がるでしょう。 これからハンドメイド作品の販売を始めたい人や、新しいジャンルの材料や道具を購入したい場合は、材料などを一通り買い揃えられるユザワヤなどを利用してみてはいかがでしょうか。 […]

2022.02.21
トイクロスとは?フェルトの違い・売っている場所を紹介!

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トイクロスとは?フェルトの違い・売っている場所を紹介!

副業や趣味でハンドメイドをしていると、「トイクロス」という言葉を耳にすることも多いのではないでしょうか。トイクロスは一般のフェルトとは異なる素材のため、トイクロスを使うことで創作の幅を広げることが可能です。 今回は、トイクロスとフェルトの違いや、ハンドメイド作品にトイクロスを使うメリット、トイクロスの使い方・販売場所を紹介します。トイクロスを使ったハンドメイドに興味のある人は、作品作りの参考にしてください。 トイクロスとは? 「トイクロス」とは、マジックテープ(面ファスナー)がくっつくフェルトのような生地のことです。フェルトやスエードに似た質感の生地に、マジックテープのチクチクしたオス面(フック)を貼り付けることができます。メーカーによって、「マジッククロス」「キッズクロス」「トイニット」「マジックスエード」と商品名が異なります。 生地を裁断したままでもほつれず、色の選択肢が豊富にあることが、トイクロスの特徴です。発色の良いカラフルな色合いで、ぬいぐるみや布の絵本、パネルシアターといった布製の子どものおもちゃに広く利用されています。 トイクロスとフェルトの違い トイクロスは、生地の風合いや色の豊富さなどはフェルト生地と似ているものの、「素材」「繊維」「厚さ」が異なります。トイクロスとフェルトの違いは、下記のとおりです。 <素材> 布に表と裏がある 耐久性がある 冬だけでなく、季節を問わず一年中使用できる トイクロスは、フェルトと異なり表面と裏面の区別があります。マジックテープの貼り付くけば立った面が表、テープの貼り付かない滑らかな面が裏です。また、トイクロスは布に耐久性があり、フェルトのように扱う間にけば立って布自体がすり減ることはありません。フェルトは温かみのある素材で冬の小物の材料としてよく使われますが、トイクロスはサラサラとした素材のため年中違和感なく使うことが可能です。 <繊維> ポリエステルなどの化学繊維でできている 縮まないため、洗濯ができる 羊毛などでできているフェルトと異なり、トイクロスはポリエステルやナイロンといった化学繊維で作られています。化学繊維は水に濡れても縮みにくいため、トイクロスは洗濯可能です。また、布の折り目やシワが気になる場合は、アイロンをかけて直すこともできます。 <厚さ> フェルトよりやや薄い トイクロスは、フェルトより厚さが薄く滑らかです。フェルトは羊毛などの天然繊維ならではの厚さとハリがありますが、化学繊維のトイクロスは薄くてしなやかであり、簡単に縫ったりハサミでカットしたりできます。けば立った毛足が短くて薄いトイクロスの中には、スエード生地に近い質感のものもあります。 フェルトについては、下記の記事でも詳しく説明しています。 ハンドメイド作品にトイクロスを使うメリット ハンドメイド作品にトイクロスを使うメリットには、以下が挙げられます。 ●パーツの取り外しができる トイクロスにはマジックテープがくっつくため、小道具などにマジックテープを貼れば、自由にパーツの取り外しができます。保育園で使うパネルシアターやエプロンシアターなどにトイクロスは便利な素材です。 ●色が鮮やかなため華やかな作品ができる トイクロスは、生地の発色が良く鮮やかな色合いのため、華やかな作品を作ることが可能です。赤、ピンク、黄、緑、青といったカラフルな色から、グレーや黒といったシックな色まで、色の選択肢は幅広くあります。 ●作品を清潔な状態に維持できる トイクロスは洗濯できるため、トイクロスで作った作品が汚れた場合は気軽に洗うことができます。また、糸くずやホコリなどは、粘着テープや粘着式クリーナー(コロコロ)などで簡単に取ることが可能です。 ●扱いが簡単で作品を作りやすい トイクロスは、生地を切りっぱなしにしてもほつれません。フェルトよりも薄くしなやかであるため、作業時の負担もそれほどかかりません。 トイクロスは取り扱いやすく創作の幅が広がるため、ハンドメイド初心者にもおすすめです。トイクロスを使って、さまざまなハンドメイド作品を作ってみましょう。 ハンドメイドする際のトイクロスの使い方 ハンドメイド作品におけるトイクロスの使い方には、下記があります。 <ぬいぐるみや人形の洋服> トイクロスは、スエードのような手触りのため、ぬいぐるみ用の生地に適しています。切りっぱなしにしてもほつれず、人形用の小さな洋服作りにも便利です。ぬいぐるみや洋服を作る際には、あらかじめ生地にアイロンをかけ、折り目やシワを伸ばすようにしましょう。裁断については、普通の生地と同じように取り扱って問題ありません。切りっぱなしのまま、トイクロスを縫い合わせることが可能です。 <手シアター・エプロンシアター> トイクロスは、マジックテープを簡単に貼り付けられるため、手袋シアター・エプロンシアター用の素材に適しています。手袋シアターを作る場合は、手袋にトイクロスを用い、人形などの小道具にあらかじめマジックテープを取り付けておきましょう。マジックテープは、チクチクとした硬いオス側を使います。 トイクロスはどこに売っている? トイクロスは、主に手芸専門店で購入できます。トイクロスは市販のぬいぐるみや子どものおもちゃによく使用されているものの、ハンドメイド利用における個人の需要はまだ低いと言えます。そのため、100円均一ショップではあまりトイクロスの取り扱いがありません。 トイクロスを購入したいときは、大手手芸店やインターネットの手芸専門店を利用するとよいでしょう。 ハンドメイドにおすすめのトイクロス 手芸専門店「ユザワヤ」では、オーダーカットのできるトイクロスを販売しています。ユザワヤが取り扱っているトイクロスは、エプロンシアターやコスチューム、ぬいぐるみ作りに適した、毛足の短いスエード調です。50cm以上から販売されており、10cm単位で注文することが可能です。カラーは白のほか、赤、ピンク、イエロー、ブルー、パープル、ブラウン、サックスなど豊富に揃っています。 ユザワヤのサイトへ ユザワヤは、全国に約60店舗を展開している、手作りホビー材料・手芸用品の大型専門店です。生地・裏地をはじめとする手芸用品の品揃えが豊富で、「ハンドメイドに必要なものが何でも揃う」としてハンドメイド愛好家に人気の老舗店です。 ユザワヤ以外にどのような手芸用品の通販サイトがあるのか気になる人は、下記の記事を参考にしてください。 トイクロスがない場合の代用生地 手元にトイクロスがない場合は、フレンチパイルやサンフレッシュを使うとよいでしょう。 ●フレンチパイル フレンチパイルは、化学繊維で作られているため裁断してもほつれず、洗濯も可能です。見た目もトイクロスに似ていますが、トイクロスより少し薄く柔らかい素材となります。淡いピンクや水色、ベージュなど優しい色合いが多く、赤ちゃんや幼稚園児向けのおもちゃなどによく利用されています。 ●サンフレッシュ サンフレッシュも、トイクロス・フレンチパイルと同様、裁断してもほつれない扱いやすい生地です。トイクロスより少し薄手で柔らかく、熱を逃しにくい保温性や汗を吸いやすく速乾性があることから、赤ちゃん用の衣類や寝具などに利用されています。化学繊維で作られており、洗濯することができます。 フレンチパイルもサンフレッシュもトイクロスの代用品として使えますが、サンフレッシュは色の展開が少ない点に注意してください。 まとめ トイクロスは、フェルトのような見た目でマジックテープがくっつく素材です。切りっぱなしにしてもほつれにくく、マジックテープで自由にパーツを付け外しできるため、ハンドメイド初心者でも扱いやすいでしょう。汚れたときは洗濯ができることも、トイクロスのメリットです。 トイクロスは豊富なカラーバリエーションが展開されているため、ぬいぐるみやエプロンシアター、おもちゃなど、さまざまなハンドメイド作品に利用できます。ユザワヤをはじめとする大型手芸店の通販サイトなどで購入できるため、トイクロスを活用してみてはいかがでしょうか。

2021.10.26
生地の通販サイトおすすめ23選!おしゃれで安い生地を買えるサイト

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生地の通販サイトおすすめ23選!おしゃれで安い生地を買えるサイト

ハンドメイドに使用する生地を買う際は、生地の取り扱いがある通販サイトを利用すると便利です。通販サイトは生地の種類や柄が豊富に揃っていて、必要な長さにカットしてもらえます。重くかさばる生地を、自宅に配送してもらえる点もメリットです。 通販サイトで生地を買うにあたり、どのように買えばよいかが気になる人も多いでしょう。本記事では、生地を通販サイトで買う際の買い方・注意点と、おしゃれで安い生地を買えるおすすめ通販サイト23選を紹介します。 通販サイトにおける生地の買い方 通販サイトにおける生地の買い方を、2つのステップに分けて解説します。 (1)生地の長さを指定する 生地を買う際は、自分で生地の長さを指定します。生地は生産された時点で布幅が決まっており、幅は指定できません。 生地には買うことができる「最低の長さ」と、指定できる「販売単位」が存在します。たとえば、生地の最低の長さが50cm、販売単位が10cm単位であれば、可能なサイズオーダーは50cm・60cm・70cm……と10cm刻みの数量です。 (2)料金計算を行い、購入手続きに進む 生地の単価は、基本的に1m単位で表示されています。指定した長さの生地がいくらになるかは、下記の計算式で料金計算を行いましょう。 1mの単価×指定した長さ(m)=生地の料金 たとえば、1m単価が550円の生地を、70cmで指定して買う際の料金は、550×0.7=385円となります。 また、生地は必要な量よりも長めに買うことがおすすめです。生地を長めに買っておくと、失敗した際のやり直しがききやすく、ミシンで試し縫いする際は、はぎれを確保することもできます。 通販サイトで生地を買う際の注意点 通販サイトで生地を買う際の注意点を2つ紹介します。 ●キャンセルや返品・交換はできない 通販サイトは注文が確定された時点で、お店側が注文の長さで生地を裁断します。基本的にキャンセルや返品・交換ができないため、注文確定前に生地の種類や長さに間違いがないことを確認してください。 ●商用利用できる生地か 販売されている生地の中には、商用利用NGの生地も存在します。制作した作品を販売したい人は、商用利用できる生地かどうかに注意しましょう。 【定番】生地の通販サイトおすすめ8選 定番の生地の通販サイトは、繊維業界と強いコネクションを持っています。上質な生地を多数揃えていて、品質の確かな生地を購入できる点が通販サイトのメリットです。 また、定番の生地の通販サイトではオリジナル生地を販売しているケースもあります。オリジナル生地は他店舗では入手できない魅力的な生地です。 以下では、定番の生地の通販サイトにおけるおすすめ8選を紹介します。 ユザワヤ公式ネットショップ

2021.09.10