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公開日: 2023.03.24
最終更新日: 2023.03.24

ハンドメイド販売アプリおすすめ9選|比較する際のポイントも

ハンドメイド販売アプリおすすめ9選|比較する際のポイントも

ハンドメイド作品は個性的な雑貨・アクセサリーを好む人に人気があり、インターネットを通じて販売できます。ハンドメイド作品をネット販売するときにおすすめの方法が、ハンドメイド販売アプリです。

ハンドメイド販売アプリにはさまざまな種類が存在します。自分のハンドメイド作品はどのアプリで販売するとよいか、知りたい人は多いでしょう。アプリを選んだ後で、販売を始める前の準備や、販売を続けるための注意点も知っておけば、より上手に販売が可能になります。

おすすめのハンドメイド販売アプリ9選と、販売アプリの比較や上手に売るためのポイント、販売にあたって準備すべきものや販売時に気を付けるポイントを紹介します。

ハンドメイド販売アプリとは?

ハンドメイド販売アプリとは、自分で手作りしたオリジナルのハンドメイド作品を販売できるアプリです。ハンドメイド販売アプリはモバイル端末向けのアプリケーションソフトウェアであり、スマートフォン・タブレットなどを使用してハンドメイド作品を販売できます。

ハンドメイド販売アプリには、大きく分けて下記の3カテゴリーがあります。

・ハンドメイド専門アプリ

ハンドメイド専門アプリとは、ハンドメイド作品のみを販売できるアプリです。ハンドメイド専門アプリのユーザーはハンドメイド作品に理解があり、人気のあるアプリは高い集客力を持っています。

ハンドメイド専門アプリは商品ページのフォーマットを守る必要があり、カスタマイズ性が高くありません。一方で、作品種類ごとのカテゴリー分けなど、専門アプリならではの機能がある点はメリットです。

ハンドメイド専門アプリでは販売手数料と振込手数料がかかります。販売手数料は、販売価格の約10~20%が相場です。

・フリマアプリ

フリマアプリとは、ハンドメイド作品だけではなく多種多様な商品を販売できるアプリです。フリマアプリは集客力が高く、多くのユーザーにハンドメイド作品を見てもらえるメリットがあります。

ただし、フリマアプリは基本的に「安く購入したい」ユーザーが多い点に注意してください。商品の種類も多く、他商品に作品が埋もれる可能性があります。商品ページのフォーマットも決められており、カスタマイズ性は高くありません。

フリマアプリでかかる手数料は販売手数料と振込手数料の2つです。販売手数料の相場は、販売価格の約3~10%が相場となっています。

・ネットショップアプリ

ネットショップアプリとは、ネットショップを開設できるアプリです。自分のハンドメイド作品だけを販売するネットショップが手軽に開業できます。

ネットショップアプリは集客力が低く、集客するためには自分でショップや作品の宣伝をしなければなりません。一方で、ページのカスタマイズ性は高く、ショップのデザインや商品ページのレイアウトを自由に決められる点がメリットです。

ネットショップアプリでは販売手数料と振込手数料の他に、初期費用やアプリの月額利用料がかかるケースもあります。販売手数料の相場は販売価格の約3~7%です。

ハンドメイド販売アプリを利用するメリット

ハンドメイド販売アプリを利用する主なメリットは、以下の3つです。

・実店舗よりも費用・手間をかけずに販売できる

実店舗で販売するためには、店舗の家賃や光熱費がかかります。商品の陳列や搬入作業も自分でしなければなりません。ハンドメイド販売アプリは実店舗で必要な費用や手間が発生せず、簡単に作品販売ができます。

・多くの人に作品を見てもらえる

ハンドメイド販売アプリを利用すると、インターネットを通じて多くの人に作品を見てもらえます。作品を気に入ってくれる人も増えやすく、売れる可能性が高まります。

・制作のモチベーションを維持できる

ハンドメイド販売アプリには、ユーザーが気に入った作品を示す「お気に入り」機能や、作品への評価・メッセージを付ける機能があります。ユーザーとのコミュニケーションが気軽にできて、制作のモチベーションを維持できる点がメリットです。

ハンドメイド販売アプリ9選

ハンドメイド販売アプリはさまざまな種類があり、アプリに実装されている機能や利用にかかる諸費用などの点で違いがあります。ハンドメイド販売初心者の人は、出品者・購入者の人数が多く、取引実績の豊富なアプリがおすすめです。

ここでは、ハンドメイド販売アプリの中でも、利用者が多く取引実績も豊富なアプリ9選を紹介します。

minne

minneは、国内最大級のハンドメイドマーケットで作品を展示・販売できるアプリです。販売されている作品はアクセサリーが多く、特にピアスやイヤリングが人気となっています。minneの運営会社はGMOペパボ株式会社です。

アプリの名称minne
カテゴリーハンドメイド専門アプリ
公式サイトhttps://minne.com/
対応スマホOSiOS/Android
登録・出品手数料0円
月額利用料0円
販売手数料10.56%(税込)
振込手数料220円
匿名配送非対応

minneは、アプリを利用するだけでショップを無料で出店できることが特徴です。商品の登録もスマートフォンで行えるため、簡単に作品販売を始められます。分かりやすいマニュアルが用意されており、初めてminneを利用する人でもアプリの操作に迷いません。

minneで自分のショップをすでに持っている人はもちろん、minneの利用を始めたい人にも、minneのアプリはおすすめです。

【メリット】

  • アプリのダウンロード数は1,000万件を突破しており、ユーザー数が多い
  • 季節感に合った作品や人気のショップを紹介するコンテンツが用意されている
  • 作品の特徴を指定して検索できる機能があり、ユーザーが求める商品を表示できる

【デメリット】

  • 商品数が膨大で、出品した作品が埋もれる可能性がある
  • 売りたい作品を宣伝できる機能がない

Creema

Creemaは、全国の作家・デザイナーが利用するハンドメイドマーケットアプリです。商品数が多いカテゴリーはピアスで、特にフック型・チェーン型のピアスが数多く出品されています。Creemaの運営会社は株式会社クリーマです。

アプリの名称Creema
カテゴリーハンドメイド専門アプリ
公式サイトhttps://www.creema.jp/
対応スマホOSiOS/Android
登録・出品手数料0円
月額利用料0円
販売手数料11%(税込)
振込手数料
  • 振込金額が30,000円未満:176円
  • 振込金額が30,000円以上:275円
  • PayPay銀行の場合は振込金額にかかわらず55円
匿名配送非対応

Creemaはアプリで無料の作家登録ができて、手続きも2分程度と時間がかからないことが特徴です。アプリ上で商品画像の撮影が可能であり、撮影した画像の切り抜きや明るさ・コントラスト調整も行えます。在庫管理や注文後のユーザーとのやり取りがアプリで行える点も魅力です。

Creemaは初めてハンドメイド作品を販売する人や、商品ページに使用する画像の編集作業を簡単に行いたい人におすすめのアプリと言えます。

【メリット】

  • 写真の編集機能が充実していて、作品の魅力を伝えられる写真で出品できる
  • 作品が購入されたときにプッシュ通知で教えてくれる
  • 販売促進したい作品を優先的に宣伝できる、有料の作品プロモーション機能がある

【デメリット】

  • 国内の他ハンドメイド専門アプリと比較して販売手数料が高い
  • 作品プロモーション機能を利用するかどうかで集客力に差ができる

Etsy

Etsyは、世界最大級のハンドメイドマーケットに作品を出品・販売できるアプリです。アメリカの企業であるEtsy Incが運営を行っています。

アプリの名称Etsy
カテゴリーハンドメイド専門アプリ
公式サイトhttps://www.etsy.com/jp/
対応スマホOSiOS/Android
登録・出品手数料0.20アメリカドル
月額利用料0円
販売手数料6.5%(税込)
振込手数料
匿名配送非対応

Etsyの特徴は、世界中の人に利用されていてユーザー層が幅広いことです。2020年時点で6,100万人以上のユーザーがEtsyを利用しており、海外のユーザーに作品を販売できます。商品を登録する流れは国内のアプリと大きな違いがなく、サポートも充実しているため初めて利用する人でも安心です。

ただし、現在は日本からは新規の出品者登録ができなくなっています。Etsyは随時対応する国を追加する予定であると発表しているため、将来的には日本から再び出品者登録が可能になるかもしれません。

【メリット】

  • 世界200か国にユーザーがいるマーケットに作品を出品できる
  • サイトが自動翻訳に対応しており、他言語が不得意でも海外向けに作品を販売できる
  • 月額利用料が有料となるものの、さまざまな機能を利用できるPlusプランが用意されている

【デメリット】

  • 出品手数料がかかり、4か月で出品の期限切れになる
  • 現在日本からは新規の出品者登録ができない

Pinkoi

Pinkoiは、アジア最大級の通販サイトに作品を出品できるアプリです。Pinkoiは完全なハンドメイド専門というわけではなく、企業による出店も行われています。Pinkoiの運営会社は本社が台湾にあり、日本法人はピンコイ株式会社です。

アプリの名称Pinkoi
カテゴリーハンドメイド専門アプリ
公式サイトhttps://jp.pinkoi.com/
対応スマホOSiOS/Android
登録・出品手数料0円
月額利用料0円
販売手数料15%+15ニュー台湾ドル
振込手数料45ニュー台湾ドル
匿名配送非対応

Pinkoiの特徴は、台湾発の通販サイト・アプリでありながらも、日本人が利用しやすい作りになっている点です。出店登録や商品登録は日本語で行えて、中国語や英語などの他言語が苦手な人でも苦戦しません。ショップ管理システムも使いやすく、アプリ上の操作だけですべての管理ページに設定を反映できます。

Pinkoiは主にアジア向けに作品を販売したい、日本語対応のハンドメイド販売アプリを利用したい人におすすめです。

【メリット】

  • 日本はもちろん、台湾・香港・中国大陸・タイといったアジアの大きな市場で作品を販売できる
  • 季節感のある特集記事や作品紹介コンテンツがある
  • 日本人スタッフによる日本語サポートが用意されている

【デメリット】

  • 有名デザイナーや企業の作品も販売されており、作品の質が高い
  • 他のハンドメイド専門アプリと比較して販売手数料が高く設定されている

BOOTH

BOOTHは、手芸に代表されるハンドメイドに限らず、グッズ・マンガ・同人誌・音楽などのさまざまな創作物を出品・販売できるアプリです。BOOTHの運営はピクシブ株式会社が行っています。

アプリの名称BOOTH
カテゴリーハンドメイド専門アプリ
公式サイトhttps://booth.pm/ja
対応スマホOSiOS/Android
登録・出品手数料0円
月額利用料0円
販売手数料5.6%+22円(税込)
振込手数料
  • 振込金額が30,000円未満:200円
  • 振込金額が30,000円以上:300円
  • PayPay銀行の場合は振込金額にかかわらず0円
匿名配送対応

BOOTHの特徴は、作品を販売するときに手間がかかる作業をアプリ上で行える点です。注文管理や販売した商品のチェック、発送作業などのアクションが出品者向け機能として提供されています。

なお、2022年2月15日にBOOTHはアプリのサービス提供終了を告知しました。現在は新規のアプリインストールができず、ブラウザ版を利用して販売作業を行う必要があります。

【メリット】

  • 商品の表示方法や検索機能など購入者向けの機能が充実していて、ユーザーがアプリ上で商品を購入しやすい
  • クリエイターのフォロー機能があり、新商品追加をユーザーに通知できる
  • 商品管理や発送代行をしてくれる倉庫機能が利用できる

【デメリット】

  • サブカルチャーアイテムの商品数が多く、ハンドメイド作品が注目されにくい
  • アプリのサービス提供が終了している

メルカリ

メルカリは、国内最大級のフリマサイトにハンドメイド作品を出品・販売ができるアプリです。メルカリの運営は、株式会社メルカリが行っています。

アプリの名称メルカリ
カテゴリーフリマアプリ
公式サイトhttps://jp.mercari.com/
対応スマホOSiOS/Android
登録・出品手数料0円
月額利用料0円
販売手数料10%(税込)
振込手数料200円
匿名配送対応

メルカリの特徴は、フリマアプリの中でも特に人気が高く、ユーザー数も多い点です。メルカリの月間利用者数は2022年10月に2,075万人を突破しており、多くのユーザーに作品を見てもらえることはもちろん、作品が購入される可能性も高められます。出品数も累計で30億品を突破しており、フリマアプリとしての実績が豊富な点も魅力です。

ユーザー数が多いアプリで出品して売上を伸ばしたい人や、実績が確かで使いやすいアプリを利用したい人に、メルカリは向いています。

【メリット】

  • 出品作業が簡単にできて、バーコード読み取り機能を利用した登録にも対応している
  • 販売代金のやり取りを運営会社が仲介するため、金銭トラブルが起こりにくい
  • 購入したいユーザーとのコミュニケーション機能が充実している

【デメリット】

  • 値下げ交渉を行うユーザーが多く、登録した価格のままでは売れないことがある
  • フリマアプリの中では販売手数料が高い
  • 振込手数料を無料にする方法がない

ラクマ

ラクマは、楽天のフリマサイトに作品を出品・販売できるフリマアプリです。ラクマはもともと女性向けフリマアプリの「フリル」が前身であり、現在でも女性向けの商品が人気を集めています。ラクマの運営会社は楽天グループ株式会社です。

アプリの名称ラクマ
カテゴリーフリマアプリ
公式サイトhttps://fril.jp/
対応スマホOSiOS/Android
登録・出品手数料0円
月額利用料0円
販売手数料6.6%(税込)
振込手数料210円
※楽天銀行の場合は振込金額が10,000円以上で0円
匿名配送対応

ラクマの特徴は、楽天グループ株式会社が運営していることにより、商品の配送や振込でお得な方法を選べる点です。商品の配送ではラクマ定額パックが用意されており、全国一律でお得な配送料金に設定されています。振込も10,000円以上で行って楽天銀行を利用すれば、手数料を抑えることが可能です。

すでに楽天銀行など楽天の各種サービスを利用している人は、ハンドメイド作品をラクマで出品することも検討してみましょう。

【メリット】

  • 出品する作品をカメラで撮影して投稿するだけで簡単に出品できる
  • 購入申請の設定をすると、ユーザーの評価を確認してから取引の判断ができる
  • 配送方法の選択肢が多く、作品に合った配送方法を選べる

【デメリット】

  • 商品検索の方法に「ブランドから探す」があり、ハンドメイド作品を探すユーザーが多くなりにくい
  • アプリの会員登録以外に、出品や購入時には楽天IDの登録が必須化されている

PayPayフリマ

PayPayフリマは、登録者数が5,500万人を突破したキャッシュレス決済サービスの「PayPay」と連携するフリマアプリです。PayPayフリマの運営はヤフー株式会社が行っています。

アプリの名称PayPayフリマ
カテゴリーフリマアプリ
公式サイトhttps://paypayfleamarket.yahoo.co.jp/
対応スマホOSiOS/Android
登録・出品手数料0円
月額利用料0円
販売手数料5%(税込)
振込手数料100円
※PayPay銀行の場合は0円
匿名配送対応

PayPayフリマの特徴は、ヤフー株式会社が運営する「ヤフオク!」のノウハウが活用されている点です。出品方法は写真撮影をして商品情報を登録するだけと簡単に行えます。ユーザーの値下げ交渉も基本的に「価格の相談」機能で対応できるため、交渉メッセージのやり取りに手間がかかるケースを減らせます。

PayPayフリマは、ヤフオクを利用した経験のある人や、PayPayでキャッシュレス決済を行っている人におすすめのアプリです。

【メリット】

  • 他フリマアプリよりも販売手数料が安く、作品販売による利益を高められる
  • 売上を現金で振込してもらうか、PayPay残高へチャージするかを選べる
  • アプリ向けに機能が最適化されており、Web版にはない機能がアプリで利用できる

【デメリット】

  • 商品説明のテンプレートがなく、テキストの入力に手間がかかる
  • 商品一覧にはサムネイル画像と金額しか表示されず、作品をうまく撮影できないと購入されにくい

Pay ID

Pay IDは、「BASE」で作成したショップの商品を、ユーザーがモバイル端末で閲覧・購入できるアプリです。運営はBASE株式会社から分社化されたPAY株式会社が行っています。

アプリの名称Pay ID
カテゴリーネットショップアプリ
公式サイトhttps://id.pay.jp/
対応スマホOSiOS/Android
登録・出品手数料0円
月額利用料
  • スタンダードプラン:0円
  • グロースプラン:5,980円
販売手数料
  • スタンダードプラン:サービス利用料3%(税込)+BASEかんたん決済手数料(3.6%+40円)
  • グロースプラン:BASEかんたん決済手数料2.9%
振込手数料
  • 振込金額が20,000円未満:750円
  • 振込金額が20,000円以上:250円
匿名配送非対応

BASEは2022年12月時点のショップ開設数が190万を突破しており、実績のあるネットショップ作成サービスです。Pay IDはBASEの購入者向けショッピングアプリという位置づけとなっています。Pay IDでショップを表示させるためには、BASEでショップを作成していることが前提です。

ハンドメイドのネットショップをBASEで作成済みで、モバイルユーザー向けの販売対応を行いたい人に、Pay IDはおすすめのアプリと言えます。

【メリット】

  • ショップを「お気に入り」したユーザーに向けて最新情報を通知できる
  • ユーザーの決済をスムーズ化する「Pay ID決済」が導入されている

【デメリット】

  • BASEでショップを作成しなければ作品を販売できない
  • 購入者向けのアプリであり、販売者用の機能が用意されていない

ハンドメイド販売アプリを比較する際の4つのポイント

ハンドメイド販売アプリの利用を検討するとき、1つのアプリだけに絞り込む必要性はありません。しかし、すべてのアプリに利用登録して使い分けようとすると、大きな労力がかかってしまいます。作品販売の負担を大きくしないためには、必要なアプリだけを選ぶことが重要です。

ここでは、ハンドメイド販売アプリを比較する際に意識しておきたいポイントを4つ紹介します。

販売手数料で選ぶ

販売手数料とは、商品が売れたときに販売サイト側に支払う手数料のことです。ハンドメイド販売アプリを利用して商品が売れると、自動的に売上から販売手数料分の金額が引かれます。

販売手数料の相場は、商品価格の約5~15%です。販売手数料はわずか1%の違いでも、総売上額が100万円になる頃には1万円の違いとなります。

アプリ利用でかかる手数料の中で、販売手数料はもっとも多くを占めています。販売手数料を比較して、なるべく負担の大きくないアプリを選ぶことがおすすめです。

振込手数料で選ぶ

振込手数料とは、ハンドメイド販売で稼いだ売上を自分の銀行口座に入金してもらうときにかかる手数料です。

振込手数料の相場は、約200~300円です。ただし、入金のたびに振込手数料がかかるため、入金を繰り返すほどに負担が大きくなります。

ハンドメイド販売アプリを選ぶ際に販売手数料を重視する人は多いものの、振込手数料の負担も決して小さくはありません。振込金額によって振込手数料は変動するか、振込手数料がかからない振込方法は存在するかも含めて調べておきましょう。

機能性・カスタマイズ性の高さで選ぶ

ハンドメイド販売アプリを長く使い続ける上では、機能性・カスタマイズ性の高さを求めることも大切です。自分にとって必要な機能がなかったり、商品ページのカスタマイズ性が悪かったりすると、アプリの利用でストレスを感じてしまいます。

特に商品登録や顧客対応をスムーズに行えるかどうかは、必ず確認しておきましょう。商品の撮影や情報入力、顧客への通知・メッセージ送信を簡単に行えるアプリは、販売を継続しやすくなります。

出品数・作品ジャンルの傾向で選ぶ

ハンドメイド販売アプリを選ぶ際は、アプリ上の出品数を確認することが大切です。規模の大きいアプリほど出品数は多く、ユーザー数も多い傾向があります。作品を多くのユーザーに見てもらって売上を伸ばしたい人は、出品数の多いアプリが向いています。

また、作品ジャンルの傾向も確認しておきましょう。アプリ全体での作品ジャンルの傾向は、ユーザーが好むジャンルと関係します。作品ジャンルの傾向に自分の作品が合っていないと、作品に興味を持つユーザーが少なくなって売れにくい点に注意してください。

ハンドメイド販売アプリを始める前に準備すべき5つのもの

ハンドメイド販売アプリを始める前には、準備するべきものがいくつかあります。作品づくりにばかり意識が向き、いざ作品販売の場面になった際に「あれもこれも必要だった」と慌てて準備しないようにしましょう。取引をスムーズにスタートするために、ハンドメイド販売アプリを始める前に準備すべき5つのものを紹介します。

スマートフォン・PC・タブレット

ハンドメイド販売アプリを利用するには、スマートフォン・PC・タブレットが必要です。商品の写真をスマートフォンで撮影してそのまま出品手続きが可能なため、初心者であればスマートフォンが1台あれば十分と言えます。

ただし、ハンドメイド販売アプリによっては、PCとスマートフォンで機能が異なる場合があり、PCでしか操作できない設定も一部存在します。また、商品を販売する際に必要な納品書作成や帳簿付けなどもスマートフォンでは難しいでしょう。

本格的にハンドメイド作品の販売を検討している場合には、PCでの作品販売をおすすめします。

梱包資材

梱包資材に段ボールやチラシ、ビニール袋などを利用すると、購入者によっては手抜きに感じてしまう場合があり、出品者や作品のイメージ悪化につながります。また、緩衝材を使用しなかった場合、配送中の衝撃で作品が破損してしまう恐れもあります。

梱包資材にこだわることで、購入者からの評価が上がるだけでなく、商品破損の防止につながるでしょう。

梱包資材は、製作する作品によって異なるため、自分が製作する作品に合った梱包資材を活用して商品梱包しましょう。

詳しい梱包方法については、下記の記事に記載しています。

プリンターとメッセージカード

作品を送る際にメッセージカードを入れておくと、作り手の気持ちが伝わるだけでなく、購入者の満足度を上げたり、商品を差別化したりできます。作家にはメッセージカードを手書きで作る人も、デザインソフトなどを利用して印刷する人もいます。

手書きのメッセージカードは、手書きならではの雰囲気が出ます。一方で、配送件数が多かったり、手書きが苦手だったりする場合は、印刷でも問題ありません。

ただし、封をした手紙を同封した商品を運送会社を利用して送った場合、郵便法違反になります。

③ 運送営業者、その代表者又はその代理人その他の従業者は、その運送方法により他人のために信書の送達をしてはならない。ただし、貨物に添付する無封の添え状又は送り状は、この限りでない。

引用:e-gov法令検索「郵便法(昭和二十二年法律第百六十五号)第四条(事業の独占)」/引用日2023/2/10

メッセージカードを送る場合は、商品にそのまま添えるか、封をせずに送るようにしましょう。

取引用の銀行口座

本格的にハンドメイド販売を行うならば、プライベートで活用している銀行口座とは別に、ハンドメイド販売用の銀行口座を用意するのがおすすめです。ハンドメイドの売上をプライベートの口座と同じにしていると、売上金や収入、支出が把握しにくく、管理が大変になります。

ハンドメイド販売用の銀行口座を準備しておくと、仕入れや売上金の管理がしやすくなり、翌月の予算も明確にできるメリットがあります。年度末の確定申告の際にも便利なため、プライベート用とハンドメイド販売の口座は分けておきましょう。

撮影機材

本格的にハンドメイド販売を行うならば、商品撮影にも力を入れることが大切です。ハンドメイド販売アプリでの取引は実物を事前確認できないため、写真は注文数アップの重要な要素になります。本格的なカメラや三脚、レフ版などを活用して商品撮影を行うと、商品の画像が綺麗に撮れます。

購入者側に商品の魅力が伝わるように、工夫して撮影しましょう。

下記の記事にハンドメイド作品の撮影方法が記載されています。商品撮影の方法についてしりたい人は参考にしてください。

ハンドメイド販売アプリで上手に売る8つのポイント

ハンドメイド販売アプリを利用していても、ただ単に作品を出品しているだけでは思うように売上が伸びません。アプリに出品した作品がスムーズに売れる流れを作るには、作品の売り方や見せ方を工夫することが重要です。

ここからは、ハンドメイド販売アプリで作品を上手に売るために押さえておきたい8つのポイントを解説します。

売れやすい作品を出品する

ハンドメイド販売を始めた人の中には、自分が作りたい作品を作って売る人が多い傾向にあります。

しかし、自分が作りたい作品が売れやすい作品であるとは限りません。ハンドメイド販売アプリでは、ユーザーはユーザー自身の好みや趣味に合った作品を購入するためです。特にショップのリピーターやファンが付いていない状態では、自分が作りたい作品を作って販売しても、ユーザーが購入しない可能性が高くなります。

ハンドメイド販売アプリで作品を上手に売るためには、作りたい作品よりも売りやすい作品を作って出品することが重要です。自分の作りたい作品を作って利益を出したいと考えている人も、まずは売りやすい作品を販売して、リピーターやファンの獲得を目指しましょう。

市場調査を行う

売れやすい作品を出品するためには「どのような作品が売れているか」を調べる作業が必要です。ハンドメイド販売アプリで市場調査を行う方法を2つ紹介します。

・アプリ内のコンテンツをチェックする

アプリのトップページには「今週のランキング」などのコンテンツが表示されています。コンテンツを見ることで、今売れている作品のトレンドを読み取ることが可能です。

・商品検索を利用する

商品一覧のページを開き、「人気順」や「評価が高い順」を選択します。ページの上位に表示されているものほどユーザーが購入している・評価している商品です。人気がある商品の価格設定やレビューも閲覧して、どのような点がユーザーに支持されているかをチェックしてください。

作品画像の見栄えを重視する

サムネイルや商品ページにクオリティの低い画像を使用していると、作品のよい印象をユーザーに与えられません。商品登録に使用する作品画像は、見栄えを重視しましょう。

作品画像を撮影するときのポイントは、下記の通りです。

  • 作品全体や見せたい部分にピントを合わせる
  • 作品が綺麗に見えるように、明るい場所で撮影する
  • 作品を置く場所や背景に汚れが写らないように注意する
  • 作品全体の状態が分かる画像を使用する

また、ハンドメイド販売アプリに作品画像をアップロードしたときは、公開前に必ずプレビューをチェックしてください。撮影時よりも小さく表示されたり、拡大表示されたりしても綺麗に見える画像データを用意しましょう。

タイトル・説明文にキーワードを含める

アプリの検索機能を利用するユーザーに自分の作品を見つけてもらうためには、タイトル・説明文にキーワードを含めることが重要です。タイトル・説明文にキーワードが含まれていると、ユーザーが商品の特徴を把握しやすい利点もあります。

たとえば、ハンドメイドの財布は「(作品名)・牛革・長財布・ラウンドファスナー」のように、タイトルに財布の素材・形状・特徴を含めます。説明文にも同様のキーワードを使用しつつ、サイズや素材の説明はより詳細に行ってください。

商品の状態を書くこともおすすめです。特にフリマアプリでは中古品が多く出品されているため、ハンドメイドの作品が中古品と間違われないように「新作」などのキーワードを含めましょう。

季節・イベントを重視して作品を作る

ハンドメイド作品を購入するユーザーは季節感や流行を大切にする人が多く、アプリ上でも季節やイベントに合った作品を特集で取り上げるケースがあります。売上を伸ばすためには、季節・イベントを重視して作品を作りましょう。

作品作りで意識しておきたい季節ごとのイベントは、下記の通りです。

  • 入学式
  • 新生活
  • お花見
  • 母の日
  • 父の日
  • ジューンブライド
  • 七夕
  • 花火大会
  • 十五夜
  • 敬老の日
  • ハロウィン
  • 紅葉狩り
  • クリスマス
  • 年末年始
  • バレンタインデー
  • ホワイトデー

商品が売れてからユーザーの元に届くまでには日数がかかります。季節・イベントを重視した作品は、実際の季節・イベント日程よりも早めに制作開始して、予約販売にも対応できるようにしましょう。

リピーターを獲得する

ハンドメイド作品を売るときは、作家や作品がユーザーに認知されにくい点が大きな障害です。しかし、作品を一度購入したユーザーは作家や作品を認知しています。購入経験があるユーザーをリピーター化することが、ハンドメイド作品の売上を伸ばす上で重要です。

ハンドメイド販売でリピーターを獲得する2つの方法を紹介します。

・お礼のメッセージカードを添える

購入された作品にお礼のメッセージカードを添えて、感謝の気持ちを伝える方法です。メッセージカードで作家の人柄や作品への想いを伝えることができ、ブランディングにも役立ちます。

・ポイントカードやクーポンを用意する

作品の購入でポイントが貯まったり、次回利用できるクーポンが貰えたりすると、リピート購入につながりやすくなります。

SNSを使って宣伝する

ハンドメイド作品の認知度を高めるためには、SNSを使って宣伝する方法がおすすめです。新作の販売や在庫切れ商品の再販売、ハンドメイドイベントへの参加などをSNS上で告知しましょう。作品の存在を知るユーザーが多くなるほど、作品を購入したいと考える人が増えます。

ユーザーに情報を告知するSNSとしては、TwitterやInstagramがおすすめです。TwitterやInstagramはアカウントのフォロー・通知機能が整っており、情報の発信・共有が簡単に行えます。

また、作品を実際に着用したシーンをSNSに掲載して、作品の魅力を分かりやすく伝える使い方もできます。作品の魅力を伝えるSNSとしては、写真・動画の共有に適したInstagramやYouTubeがおすすめです。

複数の販売アプリを利用する

ハンドメイド作品を数多く出品して売上を伸ばしたい人は、複数の販売アプリを利用する方法がおすすめです。複数の販売アプリに出品すると、1つの販売アプリだけに出品するよりも多くの人に作品を見てもらえるため、購入される機会を増やせます。

また、複数の販売アプリを利用することで、販売アプリごとでの売上の違いも把握できます。自分の作品ジャンルに合った販売アプリを発見するきっかけにもなるでしょう。

ただし、販売できる商品が1個しかない場合は、複数の販売アプリへの出品は慎重に判断してください。1個しかない商品が同じタイミングで別々の販売アプリで購入されると、どちらかに断りを入れなければならず、ユーザーの心象や評価が低下してしまいます。

ハンドメイド販売アプリで売りやすい作品ジャンル8選

ハンドメイド販売で利用するアプリによって、売れやすい作品の傾向には違いがあります。ハンドメイド作品のトレンドや季節・イベントも、売れやすい作品の傾向に影響を与える要因です。

しかし、どのような販売アプリであっても根強い需要を持つ作品は存在します。最後に、ハンドメイド販売アプリで比較的売れやすい8つの作品ジャンルを紹介します。

・アクセサリー

アクセサリーはハンドメイド販売アプリでもっとも人気のあるジャンルです。アクセサリーはイヤリング・指輪・ネックレスといった種類が多く存在し、使用する素材によっても作品の差別化ができます。材料費や制作時間がかかりすぎず、デザインや色合いで季節感を出しやすい点もアクセサリーの魅力です。

・子ども服

子ども服は育児中の女性に注目されやすいジャンルです。ハンドメイドの子ども服は、こだわりの生地やオリジナルの型紙で作ることが多く、子どもに特別な服を着せてあげたい人に購入してもらえます。子ども服は制作時間が長くなりやすいものの、洋服作りの経験とスキルを積んで大人服に生かせるメリットもあります。

・スマホケース

誰もがスマホを持つ時代になり、ハンドメイドのスマホケースも需要が高まりました。特にレジンのスマホケースは制作が簡単でありながら、デザインや装飾次第で人気の出る作品が作れます。布・革・天然木などの素材でスマホケースを作ることもでき、高級感を求める人に人気です。

・ぬいぐるみ

ぬいぐるみは子どもだけでなく、大人にも人気のあるジャンルです。特にテディベアはぬいぐるみの代表的なジャンルとして確立されており、ハンドメイド販売アプリにおいても高い需要があります。顔のパーツ配置に絵心が必要で、縫い目を目立たせない裁縫技術も求められるため、上級者向けのジャンルです。

・ドライフラワー

ドライフラワーはインテリアアイテムやプレゼントとして需要が高いジャンルです。ドライフラワー作りは実は簡単で、生花を束ねて吊るすだけのハンギング法で2週間もあれば作れます。生花は調達する必要があるものの、自宅で園芸を行っている人であれば材料費を大きくかけずにドライフラワー作りができます。

・キーホルダー

ハンドメイドのキーホルダーは価格が安く、気軽に使えるオリジナル作品を購入したい人に人気のあるジャンルです。キーホルダー作りは材料費がかかりすぎず、制作もアクセサリー作りと同じ要領でできるため難しくありません。アクセサリーなど他ジャンルの作品作りで余った材料を流用して、キーホルダーを作ることもできます。

・ペーパークラフト

紙を組み立てて立体物を作るペーパークラフトは、女性だけでなく男性からも需要があるジャンルです。紙を手作業で切り出して貼り付けた温かみのある作品は、アルバムやメッセージカードを飾るアイテムとして人気があります。また、紙をレーザーカッターで精巧に加工して、ユーザーが組み立てを楽しめる作品も存在します。

・ポーチ

ハンドメイドのポーチは、身の回りの小物をしまえるおしゃれな小物入れが欲しい人に人気です。ポーチはサイズ・使用する素材・ファスナー形状など、工夫できるポイントが多く存在します。ハンドメイドのポーチは利便性を重視して、スマホ用やコスメ用、文房具用といった用途を定めた作品にすることがおすすめです。

ハンドメイド販売アプリを続けるとき気を付ける4つのポイント

ハンドメイド販売アプリで本格的に副業としてハンドメイド販売をスタートする場合、気を付けるべきポイントがあります。注意点を事前に把握しておくことで、トラブルを避け、スムーズにハンドメイド販売活動ができます。

ここでは、ハンドメイド販売アプリを続けるときの4つのポイントについて確認しましょう。

1か月以内に開業届を出す

ハンドメイド販売アプリを活用して副業を続けるならば、開業届が必要です。開業届は、原則販売を開始したその日から1か月以内に提出しなければなりませんが、開業届を提出しない場合でも法的な罰則はありません。

出典:国税庁「[手続名]個人事業の開業届出・廃業届出等手続」

ただし、開業届を提出しておくと、確定申告の際に青色申告ができるため、税金の優遇措置を受けられるメリットがあります。青色申告を行うことで、最大65万円までの青色申告特別控除が受けられるなど、さまざまなメリットを得られます。

出典:国税庁「[手続名]所得税の青色申告承認申請手続」

ハンドメイド販売を副業として続けていきたいのであれば、早めに開業届を提出しておくのがおすすめです。

クレームや返金依頼への対処法を身に付ける

ハンドメイド作品の販売を続けていると、クレームを受けることがあります。「商品が届かない」「商品が思っていたものと違う」「商品代金を返金してもらいたい」など、クレームの内容はさまざまです。クレームや返金依頼があった場合、落ち込んだり悩んだりすることもあります。しかし、ハンドメイド作品の販売を続けるならば、スムーズに対応して次の販売へ生かすことが大切です。

クレームへの対処法を身に付けることで対応に手を取られなくなり、モチベーションを保ってハンドメイド販売が続けられるでしょう。ハンドメイド販売で起こるトラブル例と対処法については、下記の記事に詳しく記載されています。

トラブル例や対象法を事前に確認して、スムーズな取引を心掛けましょう。

商品を送るときには補償や追跡付きの配送サービスを使う

商品を発送する際には、補償や追跡付きの配送サービスを利用するのがおすすめです。ハンドメイド販売アプリの運営会社は、自社で補償や追跡サービスが付いた配送サービスを提供していることが多いです。

普通郵便は送料が抑えられる一方で、保証サービスや追跡機能がついていないため、後からトラブルになる可能性が高くなります。「商品が到着しない」「商品が破損していた」などの申し出があってもスムーズに対応できるように、補償や追跡付きの配送サービスを利用しましょう。

確定申告を忘れないようにする

ハンドメイド販売以外に給与所得がある場合、年間の所得(純利益)が20万円以上になると確定申告が必要となります。

出典:国税庁「No.1900 給与所得者で確定申告が必要な人」

また、収入がハンドメイド販売のみであれば、所得が48万円以上で確定申告が必要となることに加え、配偶者控除が受けられなくなるため注意が必要です。

出典:国税庁「No.1190 配偶者の所得がいくらまでなら配偶者控除が受けられるか」

面倒に感じても、確定申告は必ず行いましょう。確定申告に漏れがあると、追徴課税などの罰則を受ける恐れがあります。確定申告の際に不明な点があれば、税務署に相談することで解決できます。

長くハンドメイド作品を売り続けるためにできること

ハンドメイド作家の中には、長く活動をしている人もいる一方で、活動を止めてしまう人もいます。ハンドメイド作家として活動し、作品を長く売り続けたいと考えている人は、以下のような点を意識しておくとよいでしょう。

ハンドメイド作品の製作技術を磨く
ハンドメイド作品を製作して売るためには、制作技術が必要不可欠です。インターネットやSNSで製作技術が学べます。また、独学で限界を感じた場合はワークショップなどに通うのもおすすめです。
作家としての軸を定める

ハンドメイド作品を売り続けていると、ハンドメイド販売に関するさまざまな情報を入手する機会があります。情報を取り入れることは大切ですが、取り入れすぎると作家としての軸がブレてしまうこともあるでしょう。軸がブレてしまうと、「作品を製作していても何のために製作しているのか分からない」「作品作りを辞めたい」という思考になりがちです。

作家としての軸がブレないように、ハンドメイド作家としての目標やプラン、作品のコンセプト、特徴などを決めておくことが、長く続けるためのコツです。

安定した収入源を別に持っておく

ハンドメイド作家として活動をスタートしても、初期のころは利益が出ないこともあります。時間を削って製作をしても利益にならないと、精神的に追い込まれたり、焦ったりしてしまうでしょう。

ハンドメイド販売と別に安定した収入があれば、ハンドメイドで収入が少なくても焦らずに活動を続けることができます。現在安定した収入がある人は、ハンドメイド製作をお小遣い稼ぎと割り切って活動するのもおすすめです。

まとめ

ハンドメイド販売アプリを利用すると、多くの人に手作りの作品を見てもらえて、販売による利益も得られます。手数料や使い勝手、出品数・作品ジャンルの傾向を比較して、利用するアプリを選びましょう。また、アプリでの販売開始前には事前準備が重要です。本格的にハンドメイド販売を始めるなら、開業届を提出し、忘れずに確定申告を行いましょう。

ハンドメイド作品に必要な材料を揃えるときは、「ユザワヤ」などのハンドメイド素材の専門店の利用がおすすめです。ユザワヤはさまざまな手芸材料を販売しており、ハンドメイド販売アプリで売りやすい作品の材料も揃えられます。まずは売りやすい作品を作って、ハンドメイド販売アプリで作品販売を始めてみましょう。

参考:ユザワヤ