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公開日: 2023.02.27
最終更新日: 2023.02.27

ハンドメイド作品の販売ができる「メルカリショップス」とは?

ハンドメイド作品の販売ができる「メルカリショップス」とは?

メルカリShops(メルカリショップス)を利用すれば、メルカリ内に自分のネットショップを出店することができます。お店を簡単に開設できる上に、ハンドメイド作品の販売に便利な機能も多く備わっているため、ハンドメイド作品の販売に慣れていない方にもおすすめのサービスです。

当記事では、メルカリショップスの概要やメリット・デメリットについて、丁寧に解説します。ハンドメイド作品の販売先について悩んでいる方は、ぜひ参考にしてください。

ハンドメイド作品を販売できる「メルカリShops(メルカリショップス)」とは?

メルカリShops(メルカリショップス)は、メルカリの中で自分のネットショップを開設できるサービスになります。

通常のメルカリは、フリマ形式のサービスである一方、メルカリショップスのサービスはネットショップ形態となっています。通常のメルカリと異なり、メルカリショップスでは、出品のためには審査を受けてショップを開設することが必要です。また、フリマ特有の値下げ交渉が発生しない、在庫管理やまとめ出品ができるなど、ハンドメイド作品の販売に便利な機能が備わっています。

メルカリショップスではどのようなものが売れるのかについては、下記のリンク記事で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてください。

また、メルカリショップスの他にも、ハンドメイド作品を販売できる場所は多々あります。下記のリンク記事では、ハンドメイド作品を販売できる主な場所について紹介しています。

メルカリショップスで販売する3つのメリット

メルカリショップスでは、さまざまなメリットを受けながらハンドメイド作品を販売することが可能です。ハンドメイド作品を販売できるサイト・サービスにはさまざまなものがありますが、中でもメルカリショップスは手軽に始めやすく、集客力も高い点が魅力的です。

ここでは、メルカリショップスで作品を販売するメリットについて、代表的なものを3つ紹介します。

無料で始められる

モール型の大手サービスにネットショップを出店する場合、出店やショップを維持し続けるだけでもコストがかかります。一方、メルカリショップスへの出店には、初期費用・月額費用が一切かかりません。出店にかかる資金の準備や、出店費用の回収を考える必要がないため、手元に売りに出す作品さえあれば気軽にネットショップの開設が可能です。

また、作品がなかなか売れない場合でも、すぐに撤退せず、自分のペースで気長に続けることができます。

「らくらくメルカリ便」などを使用できる

メルカリショップスでは、らくらくメルカリ便をはじめとする便利な配送方法を利用できるのもメリットの1つです。らくらくメルカリ便は、ヤマト運輸の「ネコポス」「宅急便コンパクト」「宅急便」を利用できるサービスとなっています。

対応サイズが幅広く、特にネコポスと宅急便コンパクトは、小さなハンドメイド作品を送るのに便利です。ネコポスと宅急便コンパクトの違いについては、下記の記事を参考にしてください。

また、宛名書きが必要なく、送料が全国一律となっているため、商品の配送作業にかかる負担を軽減できるのも魅力の1つです。送料も商品の売上金から差し引かれるので、支払いの手間や負担がかかりません。他にも、匿名配送やあんしん配送サポートなど、販売商品を安全に配送するのに心強いサービスにも対応しています。

高い集客力がある

メルカリショップスは、メルカリの中のサービスです。メルカリは月2,000万人以上が利用していると言われており、日本最大のフリマアプリとして高い集客力を誇っています。メルカリショップスに出品するだけでも、多くのメルカリユーザーの目に留まる可能性が高まります。

また、作品を販売するには、ショップを認知してもらうことが必要です。ショップの認知度を高める宣伝・販促活動は、結果が出るまでに手間も時間もかかります。一方、メルカリショップスの場合、出品するだけで多くのメルカリユーザーの画面に自分の作品が表示されるため、特別な宣伝・販促活動を行う必要がないのも魅力です。

メルカリショップスで販売する4つのデメリット

メルカリショップスでの販売には、メリットだけではなくデメリットも存在します。メルカリショップス以外にもハンドメイド作品を販売できるサイト・サービスは多くあります。

メリット・デメリットを比較した上で自分に合ったサイト・サービスを選ぶのがおすすめです。メリットとあわせて、デメリットについてもしっかり把握しておきましょう。

手数料が高い

メルカリショップスの販売手数料は、販売価格の10%です。他のサービスの手数料は、「BASE」のスタンダードプランが6.6%+40円、「STORES」が5%、「ラクマ」が6%となっています。他サービスと比べると、メルカリショップスの手数料は高めであることが分かります。

メルカリショップスは、メルカリの集客力を生かしたサービスです。高い集客力の恩恵に預かれる一方で、高めの販売手数料を求められることを覚えておきましょう。その上で、集客活動にかける手間暇と手数料のバランスを考えた上で、メルカリショップスの利用を検討することが大切です。

ショップ間の競争が激しい

メルカリショップスの集客力の高さは、他の作家にとっても魅力的ということもあり、ハンドメイド作品のショップには競合店が多く、ショップ間の競争が激しくなります。同じジャンルのハンドメイド作品でも、自分の作品以外に多くの商品やショップが画面に表示されるため、自分の作品がユーザーの目に留まりにくくなる恐れもあります。

メルカリショップスに出店する際には、商品の写真や商品そのものの質を上げ、ユーザーの目を惹く工夫をすることが必要です。

慣れるまで使いにくい

メルカリショップスのスマホアプリの仕様には、慣れるまで使いにくく感じる部分があります。

商品登録の際に商品ページの複製ができない
似たアイテムの出品や再販などの際に、不便を感じる場合があるでしょう。
メッセージ画面が分かりにくい
メルカリショップスにはコメント機能がありません。購入前の質問は、ショップページのトップにある「質問する」ボタンから、購入後は、取引画面内の取引メッセージでやりとりを行います。一見分かりにくいため、ユーザーによっては見落としてしまうかもしれません。
まとめ買い機能がない
複数の商品を買うのに手間がかかるため、ユーザーの購買意欲やショップに訪問する意欲をそいでしまう恐れもあります。
ショップの訪問にはカテゴリー選択が必要となる
適切なカテゴリー登録ができていない場合、ショップがユーザーの目に留まらない恐れがあるため注意しましょう。

ただし、アプリの使い勝手については、アップデートなどで改善される可能性もあります。

匿名では販売できない

メルカリでは、本名・住所などの個人情報を伏せ、匿名性を保ったまま出品可能です。一方、メルカリショップスでは、ユーザーが「特定商取引法」に基づいて開示請求を行うと、運営者の個人情報が公開される仕様となっています。完全に匿名の状態で取引をしたい場合は、メルカリショップスの利用を控えたほうがよいでしょう。

ただし、ネットショップを出店する場合、いずれのサービスで出店しても特定商取引法は適用されます。完全に匿名の状態でショップの運営は行えないことを念頭に置きましょう。

また、運営者情報は開示請求されない限り公開されない上に、住所・電話番号は非公開に設定することができます。可能な限り開示される情報を減らしたい場合は、ショップの設定で対応するのがおすすめです。

まとめ

メルカリショップスはメルカリと異なり、自分のネットショップを開設できる点が大きな違いです。メルカリのマーケット内に商品が表示されるため、特別な宣伝・販促活動を行わなくても、多くのユーザーの目に留まる可能性があります。無料で始められる上に、さまざまな配送サービスが利用できる点も魅力です。

メリットが多い一方で、デメリットもあります。手数料が高い点や、多くの競合店が存在する点は留意しておく必要があります。また、ネットショップを運営する場合、どのサービスにおいてもユーザーが開示請求を行えば、運営者の個人情報は公開されてしまうという点も覚えておきましょう。多様なハンドメイド作品を販売できるサイト・サービスを比較し、自分に合ったものを選ぶことが大切です。