PageTop

公開日: 2022.02.14
最終更新日: 2022.03.18

Creema(クリーマ)の手数料はいくら?キャンセル時の手数料も解説

Creema(クリーマ)の手数料はいくら?キャンセル時の手数料も解説

Creemaは、高品質の作品が集まるハンドメイド販売専門サイトです。ハンドメイド作品の販売にCreemaを利用したいと考えている人は多いでしょう。しかし、Creemaの手数料や計算方法に不安がある人もいるのではないでしょうか。

この記事では、Creemaの手数料を分かりやすく解説するとともに、キャンセル時の手数料や、手数料負担を抑えるためのコツを紹介します。コツを知ることによって、手数料を節約して利益を増やすことが可能です。

これからCreemaの利用を考えている人や、もっと利益を出したい人は、ぜひ参考にしてください。

Creemaの手数料は2種類

Creemaでハンドメイド作品を販売する場合、手数料を支払う必要があります。手数料は、成約手数料と振込手数料の2種類で、初期費用や事務手数料、出品登録料などは無料です。あくまで作品が売れた場合にのみ、手数料が発生することを覚えておきましょう。

ここでは、Creemaでかかる成約手数料と振込手数料について、詳しく説明します。

Creemaの成約手数料

Creemaでかかる成約手数料は、一律ではありません。「販売する作品の種類が何か」「日本語版サイトと中国語版サイトのどちらで販売するか」によって違いがあります。

対象成約手数料
作品や素材の販売商品金額の11%(税込)※送料含まず
フードの販売決済総額の15.4%(税込)
中国語版サイトでの販売決済総額の21%(税込)+別途1取引あたり42円(税込)の決済手数料

中国語版サイトを利用して販売すると、台湾や香港を中心とした中国語圏に向けて販売を行えます。ただし、中国語版サイトのみの出品や日本語版と金額を変更しての出品はできません。中国語版サイトでの成約手数料は日本語版と比べ高額となるため、販売を考えている人は価格設定に注意が必要です。

Creemaの振込手数料

振込手数料は、売上金を指定口座に振り込む際に発生する手数料です。下記の振込手数料がかかります。

合計金額が30,000円未満176円
合計金額が30,000円以上275円
PayPay銀行利用の場合金額に関係なく55円

売上金は、作家が振込申請すると翌月末に指定の口座に振り込まれます。売上金の確定から最長6か月繰り越せるため、ある程度売上金が貯まってからなど、自分の好きなタイミングで振込申請できることが特徴です。

またCreemaには、スピード振込機能があります。申請の翌営業日に売上金が振り込まれるため、売上金を急いで受け取りたい場合に便利です。利用する際は、振込対象金額に対して3.56%のスピード振込手数料がかかります。

Creemaではキャンセル手数料が発生する?

Creemaでは、原則として注文後のキャンセルを禁止しています。ただし、購入者からキャンセルの希望があり、作家が同意した場合はキャンセルが可能です。

購入者都合でキャンセルする場合、手数料はかからず購入者側にペナルティもありません。支払い後の払い戻しに手数料が発生した際は、キャンセルが購入者都合であれば購入者側が負担するシステムです。

しかし、材料不足により作品が発送できないなどの理由で、注文が成立した後に作家都合でキャンセルする場合には、手数料が発生します。取引成立と同額の成約手数料を、作家側が負担しなければなりません。また、作家都合でキャンセルすると、自動的に星1の評価がつくペナルティも科されます。

支払い後にキャンセルとなった場合の返金は、Creema側で対応を行います。その際、購入者に対する払い戻しに手数料がかかった場合にも、作家側に請求が来るため注意が必要です。

作家側からのキャンセルは、手数料が発生するだけではなくショップの評価を下げることにも直結します。そのため、注文確定後のキャンセルは避けたほうがよいでしょう。どうしても注文後に作家側からキャンセルしなければならない事情がある場合には、できる限り早急に対応することをおすすめします。

Creemaで売れた商品の売上金・振込金額

Creemaで商品が売れた場合の売上金と振込金額を、具体的にシミュレーションしてみましょう。Creemaで実際に販売を始める前に、売上金や手数料についてシミュレーションを行っておくことで、どの程度の金額が手元に残るのかを考えられます。

ガラス製のアクセサリー(5,000円)が売れた場合

商品金額5,000円
成約手数料550円
売上金4,450円
振込手数料55円
(PayPay銀行を想定)
入金されるお金4,395円

5,000円で販売したアクセサリーが売れた場合、商品金額から成約手数料を引いた4,450円が売上金です。振込手数料を引くと、4,395円が入金されます。なお、送料については着払いを想定しています。

牛革を使ったバッグ(14,900円)が売れた場合

商品金額14,900円
成約手数料1,639円
売上金13,261円
振込手数料55円
(PayPay銀行を想定)
入金されるお金13,206円

14,900円のバッグが売れた場合は、成約手数料が1,639円であるため、13,261円が売上金です。売上金から振込手数料を引き、13,206円が入金されます。

なお、どちらも1回の取引ごとに振込依頼した場合を想定し、記載しています。繰り越しも可能であるため、実際には取引ごとに振込手数料がかかるわけではありません。

Creemaと並ぶ人気ハンドメイド販売サイトであるminneの手数料については、下記のページで詳しく紹介しています。minneの利用も検討している人は、あわせてご確認ください。

Creemaの振込手数料を節約するコツ

成約手数料は、基本的に作家の工夫によって金額が変わることはありません。一方で、振込手数料については、作家が工夫することで無駄な出費を防ぐことが可能です。振込手数料を抑えるためのコツを紹介します。

・振込エラーに気をつける

振込エラーが起こらないよう、口座情報を登録する際は慎重に入力してください。振込先の口座情報が誤っていることが原因で振込エラーが起こった場合、組戻手数料660円(税込)と再振込手数料300円(税込)が請求されます。登録時の確認不足により、本来必要ないはずの手数料が請求されるような事態は避けましょう。

・PayPay銀行を利用する

振込手数料は、PayPay銀行の利用により、金額に関係なく55円に抑えられます。振込手数料の節約につながるため、PayPay銀行の口座を持っていない人は、口座開設がおすすめです。

・まとめて振込を申請する

Creemaでは、売上確定から最長で6か月間、売上金額の繰り越しが可能です。振込ごとに振込手数料がかかるため、売上金額をまとめてから振込申請すると振込手数料を節約できます。またスピード振込機能を利用すると、すぐに売上金を振り込んでもらえるものの、売上金額の3.56%と手数料が高く設定されています。不要な出費を抑えるためにも、スピード振込機能の利用は避けたほうがよいでしょう。

まとめ

Creemaの手数料は、取引成約時に発生する成約手数料と振込手数料の2種類です。また、注文後に作家都合でキャンセルした場合にも、成約手数料と同額の負担が発生します。そのため、材料不足などの理由により作家都合でキャンセルすることは、可能な限り避けましょう。

「ユザワヤ」は幅広いジャンルのハンドメイド素材を取り扱っており、作家の材料調達におすすめです。材料不足の際や忙しくて店舗に行けない場合にも、ネットショップを利用すれば簡単に注文できるため、利用を検討してみてはいかがでしょうか。

参考:ユザワヤ