ハンドメイド作品に同封するお礼状の書き方・例文集!
ハンドメイド作品を手軽に販売できるアプリやサービスが増え、副業や趣味でハンドメイド作家として活動する人が増えています。作品が売れた際にはお礼状を添えようと思っているものの、どのようなことを書けばよいのか分からず、悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
当記事では、ハンドメイド作品に同封するお礼状・サンキューカードの書き方と例文を紹介します。初めてお礼状を作成する人や、相手の心に響くメッセージに仕上げたい人は、ぜひ参考にしてください。
目次1
ハンドメイド作品のお礼状の書き方
ハンドメイド作品にお礼状を同封することには、作家や作品に対する印象がアップするというメリットがあります。接客対応の満足度が上がれば、次回の購入意欲も高まるでしょう。また、類似作品や売れっ子作家との差別化を図るためにもお礼状は有効です。ここからは、お礼状の書き方について詳しく説明します。
お礼状に名刺を添えたい場合は、下記の記事を参考にしてください。
購入者の名前・作家名を入れる
お礼状には、購入者の名前と作家名(ブランド名)を必ず記載しましょう。購入者の名前は、アプリ内で使用しているニックネームでも構いません。双方の名前を入れることで、購入者へ直接話しかけているような丁寧な印象を与えることができ、購入者と販売者との距離感を縮める効果もあります。
また、お互いの顔が見えないネット販売では、商品到着まで不安を抱くユーザーもいます。商品購入から時間が経ち、誰の何のハンドメイド作品を買ったのか忘れてしまう人も少なくありません。「気持ちのよい取引ができた」「またこの作家にお願いしたい」という安心感を与えられるよう、購入者の名前は間違えないように書きましょう。
注文時のやり取りを盛り込む
「友人への誕生日プレゼントを探していた」「季節感のあるものが欲しい」など、受注する中でユーザーが注文・購入に至った経緯を知ることもあるでしょう。商品購入にまつわる具体的なエピソードをお礼状に盛り込むと、購入者に販売者とのやり取りを印象付けることができます。
購入者一人ひとりにオリジナルのメッセージを考えることは、時間と手間がかかります。しかし、お礼状にユーザーとのやり取りを盛り込むと「自分のことを覚えていてくれた」と購入者は喜んでくれる可能性があります。また、注意事項や作品の使い方にも触れることで、「購入者に品物を愛用してほしい」という販売者の思いがより伝わるでしょう。
お願いやお知らせも記載する
複数のハンドメイド作品の中からユーザーに見付けてもらったチャンスを生かし、ほかの作品や作家自身のことについてアピールしましょう。たとえば、ハンドメイド作品を売っているアプリやサイトに口コミ機能がある場合は、商品レビューや販売者評価を依頼します。SNSでハンドメイド活動を綴っているのなら、アカウント情報を載せるとよいでしょう。セールのお知らせを入れるのも効果的です。
ただし、長々としたPRは購入者がしつこいと感じる可能性があります。あれもこれもとお願いせず、どれか1つに絞りましょう。また、定型文のお願いやお知らせを快く思わない人もいるため、印刷ではなく手書きすることをおすすめします。
【ハンドメイド】お礼状に使える例文
ハンドメイド作品の販売では、気持ちのやり取りが高評価につながります。例文を参考にオリジナルのお礼状を作成してみましょう。
<例文1>
(購入者名)様
この度は、(サイトの名前など)で(商品名)を購入していただき、誠にありがとうございます。(商品名)は、普段使いにもちょっとしたお出かけにも使えるマルチなアイテムです。今の時期はもちろん、秋冬物に合わせても素敵に仕上がりますので、ぜひいろいろなパターンでお使いください。
お届けしました作品でお気付きの点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。これからも(購入者名)様に喜んでいただけるよう心を込めて作品を作ってまいります。
(作家名)
<例文2>
(購入者名)様
この度は、数ある作品の中から(商品名)をお買い求めいただき、誠にありがとうございます。(ブランド名)の(作家名)と申します。
ご注文いただきました(商品名)は、ノーアイロンでもシワになりにくく、普段使いにとても便利です。同じシリーズで別の(商品名)も作っておりますので、よろしければそちらもぜひご覧ください。
また、(サイトの名前など)のプロフィールページからフォローしていただければ、自動でお知らせが届くようになっております。インスタグラムも運営しておりますので、ご興味がございましたらフォローお願いいたします。
(アカウント名)
繰り返しとなりますが、今回はご注文いただき、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
(作家名)
<例文3>
(購入者名)様
この度は、(サイトの名前など)で(商品名)をお選びいただき、誠にありがとうございます。
ご注文いただきました(商品名)は、多くの素材からクオリティの高いものを選別し、1つひとつ丁寧に手作りしております。誕生日プレゼントとして贈られるご友人にも喜んでいただけましたら幸いです。
また、作品を気に入っていただけたようでしたら、大変恐れ入りますが、ご使用になったご感想やご意見をぜひお聞かせください。今後の制作の励みとさせていただきます。
またのご縁を心待ちにしております。
(作家名)
お礼状は、あらかじめテンプレートを準備し、状況に応じて内容をカスタマイズする方法がおすすめです。購入者一人ひとりに心を込めたメッセージを送ることで、ワンランクアップの対応となるでしょう。
ハンドメイド作品のサンキューカードの書き方
お礼状はリピーターの獲得や満足度の向上に役立ちますが、作品が売れるようになると1枚1枚手書きのお礼状を用意するのは大変です。ハンドメイド活動が軌道に乗ってきたら、サンキューカードを利用しましょう。サンキューカードは、名刺サイズの用紙にお礼の言葉を記すカードです。お礼状よりも文章量が少なく、端的に感謝の思いを伝えられます。
ここからは、サンキューカードの書き方について説明します。
ハンドメイドで売れる作品について知りたい人は、下記の記事を参考にしてください。
ショップ名やお礼の気持ちは印刷でもOK
お礼の気持ちやお知らせをすべて手書きにすると、書き損じたときに修正する手間が発生します。また、早く終わらせようと急いで書くと、字が汚くなって雑な印象を与える恐れがあります。せっかくのサンキューカードの効果が下がらないよう、基本的に誰に送っても同じ文面となる部分は印刷するとよいでしょう。
<印刷OKな定型文>
- 簡単なお礼
- 自己紹介
- 次回購入のお願い
- ショップ名・ブランド名・作家名
- ホームページ・ブログ・インスタグラムなどのURL
テンプレートとなる文章をシールやスタンプで準備すれば、手間のかかる発送・梱包作業をスムーズに進めることができます。誰でも読みやすいサンキューカードを効率よく作成しましょう。
一言でも手書きでメッセージを添える
定型文だけを印刷したサンキューカードでは、購入者全員に機械的にメッセージを送っているように見えてしまいます。カードの余白部分などを活用し、手書きでコメントを添えましょう。
<手書きする部分>
- 購入者の名前
- 作品の取り扱い方
- 購入者とのエピソード
お礼の気持ちやひと手間かけたことが伝われば、購入者の満足度はアップするでしょう。
【ハンドメイド】サンキューカードに使える例文
最後に、サンキューカードの書き方を盛り込んだ例文を3つ紹介します。例文を参考にしながら、オジリナルのサンキューカードを作成しましょう。
<例文1>
(購入者名)様
THANK YOU!
この度はお買い上げいただき、ありがとうございました。
ブログやインスタで随時作品を公開しておりますので、ぜひご覧ください。
また機会がございましたらよろしくお願いします。
(作家名)
<例文2>
(ショップ名)
数ある作品の中から当店の作品を選んでいただき、誠にありがとうございます。
気に入っていただけたらとても嬉しいです。
ご感想やご意見などがあれば、気兼ねなくお聞かせください。
(作家名)
<例文3>
(購入者名)様
お買い上げいただき、誠にありがとうございます。
よろしければご使用になった感想・レビューをいただければ幸いです。
またご縁がありましたらどうぞよろしくお願いします。
(作家名)
定型文を印刷したカードを作成したら、購入者とのエピソードやコメントを手書きします。オリジナルの文章で個性が生まれ、短くても感謝の思いが伝わりやすくなるでしょう。
まとめ
お礼状は、ハンドメイド作品販売においてリピートにつなげるために有効です。お礼状には購入者と販売者の名前を記載し、注文に至ったエピソードを盛り込みましょう。決まり文句になりがちなお願いやお知らせは、手書きすると思いが伝わりやすくなります。
また、作品の売上が増えてきた場合はサンキューカードの使用がおすすめです。簡単なお礼や作家名は印刷やハンコでも構いませんが、一言でも手書き文字を加えると温かみのある内容に仕上がります。オリジナルのお礼状やサンキューカードを活用し、多くのユーザーから愛される人気作家を目指しましょう。