【敬老の日】孫からのプレゼントに最適な手作りアイテム16選
敬老の日は9月第3月曜日で、2022年の敬老の日は9月19日です。敬老の日に祖父母へプレゼントを渡す方は多いでしょう。今年は敬老の日のプレゼントを手作りして、祖父母を驚かせてみてはいかがでしょうか。
当記事では、敬老の日に祖父母が孫からもらって嬉しい手作りプレゼントを、大人向け・子ども向けに分けて紹介します。また、手作りする時間がない方に向けて、祖父母がもらって嬉しい市販品のプレゼントについても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次1
【大人向け】敬老の日に最適な「手作り」プレゼント12選
敬老の日のプレゼントを手作りするなら、祖父母が喜んで使ってくれるアイテムがおすすめです。実用性が高く、使い続けられるアイテムを手作りしてプレゼントしましょう。
大人はもちろん、小学校高学年や中学生以上の子どもにもおすすめの、敬老の日に最適な手作りプレゼントを12選紹介します。
グラスコード
グラスコードとは、メガネのテンプル(つる)に付ける紐のことです。左右のテンプルにグラスコードを付けておくと、メガネを落としたりなくしたりするアクシデントを防げます。老眼鏡をよくかけている祖父母にプレゼントしたいアイテムです。
手作りのグラスコードは、ワイヤーやビーズ・金具でおしゃれにカスタマイズしましょう。下記で紹介する「ガラスビーズのグラスコード(YU-396)」と「やさしい雨色のグラスコード(YU-572)は、基本的に同じ方法で作れます。
まずはワイヤーの始点を5cm程度で折り返すようにして、U字金具に通します。通した後はワイヤーにたるみが出ないように締めて、U字金具の下につぶし玉2個を入れてペンチでつぶし、つぶし玉カバーを被せて閉じましょう。
ワイヤーにビーズを通していき、反対側にあるワイヤーの終点も始点同様にU字金具とつぶし玉・つぶし玉カバーで閉じます。最後に、両側のU字金具にメガネ留め金具を丸カンでつなげたら、グラスコードの完成です。
グラスコードの首が当たる部分には竹ビーズを多く使用すると、着け心地のよいグラスコードが作れます。
メッセージカード
メッセージカードは、祖父母への感謝の気持ちをカードに書いて贈れるプレゼントです。文面を手書きすることはもちろん、カードのデザインや装飾にもこだわって、オリジナルの素敵なメッセージカードを手作りしましょう。
メッセージカードのアイデア例を2つ紹介します。
*押し花で作るメッセージカード
自作の押し花を貼って、おしゃれに仕上げるメッセージカードです。下記の材料を用意して、作った押し花をメッセージカードに貼るだけで完成します。
- 押し花にする花
- メッセージカード
水分の多い花は押し花にするまで1~2週間程度かかるため、日数に余裕を持たせて作りましょう。
*刺繍で作るメッセージカード
カードに刺繍を施すことで、温かみのあるメッセージカードを作れます。絵柄をデザインすることはもちろん、刺繍で感謝の言葉を作ってみてもよいでしょう。
刺繍には刺繍糸・刺繍針・刺繍布といった道具が必要になります。刺繍用の道具を揃えるためには、必要な道具が一揃いで入った「刺繍キット」がおすすめです。
また、刺繍に関する基礎知識は下記のページで詳しく紹介しております。
ストラップ
ストラップは、バッグ・スマホ・キーホルダーなど身の回りの品につけて、自分の持ち物として認識できる目印として役立ちます。ハンドメイドのストラップをプレゼントして、祖父母がよく使用する小物の目印にしてもらいましょう。
ストラップの作り方を、2つの例で紹介します。
*お花のくす玉ストラップ(YK-095)
大小のビーズをテグスでまとめて、フラワーモチーフのくす玉を表現したストラップです。
丸小ビーズ7個をテグスで輪にまとめて花の中心部分を作ります。ビーズで作った花びらと丸小ビーズをテグスで通し、花びらと中心部分を繋げます。花型が完成したら、同じ手順でもう1つ花型を作ってください。
2つの花型をテグスで編み合わせて、丸カンを通すための輪も作ります。最後に丸カンにモチーフと鈴を通し、ストラップ金具につなげて完成です。
*キャラメルビーズのストラップ(YU-573)
大きいキャラメルビーズを紐に通すだけの、簡単に手作りできるストラップです。
まずはレースを半分に折り、2本重ねた状態でスペーサーを2個通します。後はキャラメルビーズ2個を2本のレースで互い違いとなるように配置して、スペーサーで留めてください。
最後に、上部の輪にストラップ金具を取り付ければ完成です。
オブジェ
オブジェなどのアート作品は、インテリアとして部屋に飾れます。感謝の気持ちを表せるオブジェを手作りして、祖父母にプレゼントしましょう。
オブジェというと作成難易度が高く感じられるものの、実際はモチーフや形状が決まっていれば簡単に作ることができます。敬老の日のプレゼントであれば、感謝の気持ちを示すハート型や花、縁起のよいフクロウ・金魚・鶴亀などをモチーフにするのがおすすめです。
オブジェを手作りする際は、扱いやすい材料を選びましょう。モチーフが花であればプリザーブドフラワーや造花、紙といった材料の選択肢があります。
たとえば紙の場合、くるくると巻いて作る「ペーパークイリング」で色とりどりの花を作るのもよいでしょう。専用のクイリングツールとクイリングペーパーが必要となるものの、紙をツールで巻いて形を整えるだけで花びらになります。後は花びらを集めて花を作り、台紙に貼り付ければ完成です。
プレゼントするオブジェは、派手すぎない明るい色で作ることが大切です。部屋に飾った祖父母の気持ちが明るくなるようなオブジェをぜひプレゼントしてあげてください。
メガネケース
メガネケースは、愛用しているメガネをしまっておけるアイテムです。日頃からメガネをかけている祖父母に、手作りのメガネケースをプレゼントしましょう。
市販のメガネケースは保護性能を高めるために硬い素材で作られているものの、簡易的なメガネケースであれば布製で手作りできます。
作り方はシンプルで、2枚の布を袋状に縫い合わせるだけです。ケースの開け口にフタを付けて、面ファスナーやボタンで留められるようにしてもよいでしょう。名前を書けるネームプレートや、持ち運びに便利な紐を付けることもおすすめです。
また、100均で売られているメガネケースに装飾用の布を貼るだけでも、素敵なデザインのメガネケースを作れます。硬さがあり丈夫なメガネケースをプレゼントしたい場合におすすめの方法です。ケースの外側に布を貼り付けるだけではなく、内側にも美しい布を貼り付けて装飾したり、絵や飾りをプラスしたりしてオリジナリティを出すこともできます。
メガネケースを手作りするときは、必ず祖父母が使用しているメガネのサイズを確認してください。メガネが十分な余裕を持って収納できるメガネケースを作りましょう。
うちわ・扇子
うちわ・扇子は涼を取ることはもちろん、浴衣・和服にも合わせられるアイテムです。9月はまだ暑さが残っているため、敬老の日にうちわ・扇子をプレゼントすると喜んで使ってくれるでしょう。
うちわは100均などで無地のものを購入し、表面に好みの紙を貼り付けるだけで作れます。柄が美しい和紙をそのまま貼り付けるだけでもおしゃれです。
オリジナル柄のうちわをプレゼントしたい方は、ちぎり絵で絵を作ってみたり、折り染めした半紙を貼り付けたりするなどにも挑戦してみましょう。
折り染めは、半紙をきれいに小さく折りたたみ、絵具で4隅に小さく色を付けるだけで柄を表現できます。半紙の折り方を変えたり、絵具を2色以上使ったりすることで、柄のパターンを大きく変更することが可能です。折り染めの半紙を数パターン用意して、気に入った柄の半紙をうちわに貼り付ければ完成です。
扇子を手作りするときは、扇面の紙を剥がして好みの紙に張り替えます。ただし、扇面の張替えでは折り目の段数や、親骨・中骨との接着方法に注意しなければなりません。最初に扇子を広げた状態で写真撮影しておき、扇子の骨と扇面がどのように接着されているかを確認しながら張り替えるとよいでしょう。
マスクコード
マスクコードは、マスクを外したときに首から下げられるアイテムです。マスクをどこかにしまっておく必要がなくなり、マスクの着脱が多いシーンなどに重宝します。手作りのマスクコードと一緒にマスクも手作りして、敬老の日のプレゼントにしてみてはいかがでしょうか。
マスクコードは紐と取り付け用の金具だけでも作れるものの、プレゼントにはおしゃれに装飾した品がおすすめです。「ナチュラルカラーのマスクコード(YU-794)」の作り方を紹介します。
*ナチュラルカラーのマスクコード(YU-794)
テグスを30cm×2本・90cm×2本に分けて、30cmのテグスでビーズをまとめて装飾パーツを2つ作ります。90cmのテグスは2本揃えて、テグスの始点から3cm程度の場所に貝チップ・つぶし玉2個を通し、つぶし玉をペンチでつぶして貝チップを閉じましょう。
後は装飾用の小さなビーズや作っておいた装飾パーツを通していき、反対側の終点も貝チップ・つぶし玉で留めます。最後に、両端の貝チップに丸カン・カニカンを取り付けて完成です。
マスクへの取り付けは、カニカンを開いてマスクの紐を通すだけでできます。
小物入れ・バッグ
小物入れやバッグは、文房具・手帳・ハンコなどの収納として重宝するプレゼントです。
手作りしやすい「ポーチ型ポケットバッグ」「レース生地で作るかわいいバッグ」の作り方を紹介します。
*ポーチ型ポケットバッグ
フタつきのポーチ型バッグです。
まずはクリップ用テープを作り、表布のバッグ口部分に縫い付けます。次に、表布を中表に合わせて袋状に縫い、マチも縫います。裏布も同様に縫って、底または脇には返し口を残してください。
フタは表と裏を中表に合わせて縫った後、表に返して端にステッチをかけます。表本体にフタを仮止めしたら、表本体と裏布を中表に合わせて、口部分を一周縫いましょう。後は表に返して返し口を縫い、口部分のステッチとボタン付け・クリップ付けをすれば完成です。
*レース生地で作るかわいいバッグ
裏布の色を楽しめるレース生地で作るトートバッグです。
まずはポケット布3辺の縫い代を始末し、残る辺はポケット口として3つ折りにしてステッチをかけます。できたポケットは、裏布に縫いつけてください。
裏布は両脇を縫い、レースの表布2枚は中表に合わせて口以外の3辺を縫います。表本体と裏布を袋状のまま重ねたら、縫い代を中とじにしましょう。後は表に返し、裏布の口を3つ折りにしてステッチをかけ、持ち手を付けて完成です。
小物入れ・バッグを作るときに必要な裁縫の知識は、下記のページで詳しく紹介しております。
ブレスレット
片手で身につけられるブレスレットは、年配の方へのプレゼントにおすすめのアクセサリーです。ブレスレットの作り方を、2つの例を挙げて紹介します。
*クリスタルチューブブレスレット(YA-195)
3つのチャームを通した透明なチューブ内に、色とりどりのビーズが入ったおしゃれなブレスレットです。
作り方は、チューブの片側にカニカン付きのカツラを接着し、3つのチャームをチューブ外側に通します。後はチューブ内側にビーズを入れていき、最後にアジャスター付きのカツラで接着するだけです。
カニカンを開いてアジャスターに付けるだけで、ブレスレットとして装着できます。
*クリスタルチューブブレスレット(YI−804)
透明なビーズで作ったチューブ内部にチェーンを通した、涼しげな見た目のブレスレットです。
作り方は、テグスの中心にビーズを4個通し、4個目で交差させる交差編みをしてチューブを作ります。後は針を使ってチェーンをチューブ内に通し、両端に留め具を付けるだけで完成です。マグネットクラスプの留め具で簡単にブレスレットを着脱できます。
ハーバリウム
ハーバリウムは、色とりどりの花を透明な瓶に入れて、保存用のオイルで浸したアイテムです。オイルに浸した花は生花のような瑞々しさを長く保つことができるため、おしゃれなインテリアとして部屋に長く飾ることができます。花の世話や手入れは不要で、贈った相手が負担に感じにくく、敬老の日のプレゼントにおすすめです。
ハーバリウムは手作りでも見栄えよく作れます。ハーバリウムを作るときは、下記の材料を用意しましょう。
- 好みの花材
- オイル
- フタが閉まる透明容器
- ピンセット
ハーバリウムに入れる花は水気が少ないほうがうまく作れます。プリザーブドフラワーやドライフラワーのように乾燥した状態の花がおすすめです。また、ボトル内で花の位置を調整できるようにピンセットも用意しましょう。
ハーバリウムの作り方は、ボトル内に花材を配置してオイルを注ぐだけです。花材はボトル内に一度に入れず、花材を少量配置したら浸る程度にオイルを注ぐ作業を繰り返しましょう。花材の配置とオイルを注ぐ作業の繰り返しにより、花材がきれいに配置されて、オイルも隅々まで行き渡るように注げます。
最後はオイルをひたひたになるまで注ぎ、表面に気泡が出なくなったらフタをして完成です。
ネックレス
ネックレスは、手芸初心者の方でも簡単に手作りできて、見栄えのよいプレゼントに仕上げられるアイテムです。ネックレスの作り方として、2つの例を紹介します。
*コットンパールサークルネックレス(YI-289)
大小のコットンパール・樹脂パールとスワロフスキーで作る、輝きが美しいネックレスです。
まずはネックレス用・モチーフ用の9ピンパーツをそれぞれ作ります。次にモチーフ用の9ピンパーツとスワロフスキー・樹脂パールを使って、3種類のモチーフを編みましょう。
最後にモチーフとネックレス用の9ピンパーツ、留め具のマンテルを丸カンでつなげて完成です。
*モーヴパールのセットアクセサリー(YU-382)
神秘的な色合いが目を引くモーヴパールで作る、ネックレスとピアスのセットです。
ネックレスの作り方は、ワイヤーの始点から10cmの場所でビーズの輪を作り、モーヴパールとアメジスト型のスワロフスキーを交互に通します。ワイヤーの終点も始点同様に輪を作り、両端に引き輪・アジャスターを付けて完成です。
ピアスはジョイントパーツにピアス金具・9ピンパーツをつなげて、スワロフスキーで作ったモチーフを接着剤で貼り付ければ完成します。
折り紙小物
折り紙小物は、手軽ながら手作りの温もりを感じられるアイテムです。使用する紙を和紙にしたり、折り目をきれいに出したりすることで、折り紙でも丈夫で長持ちする小物を作れます。
敬老の日にプレゼントする折り紙小物は、小物入れとして使えるバスケットや箱がおすすめです。折り方が難しい作品は手先の器用さが求められるため、折り紙に慣れていない方は基本の折り方だけで作れる小物を選びましょう。
たとえば折り紙の箱は、基本の山折り・谷折り・折り込みだけで作れます。箱を大・中・小の3つに分けて別々の色柄で作ったり、持ち手を付けて使いやすくしたりと工夫してみてもよいでしょう。
また、折り紙で作る伝統的なくす玉も、敬老の日のプレゼントにおすすめです。ユニットを一つひとつ折るため作る手間はかかるものの、きれいな球状に仕上がったくす玉は精巧な見た目となり、立派なインテリアとして飾ることができるでしょう。
【子ども向け】敬老の日に最適な「手作り」プレゼント4選
幼稚園児や小学校低学年の子どもは、敬老の日に手作りのプレゼントを贈ると祖父母に喜んでもらえます。小さな子どものプレゼント作りでは実用性よりも、プレゼントから子どもの成長を伝えることが大切です。
子ども向け・親子でプレゼント作りをする方向けに、敬老の日に最適な手作りプレゼント4選を紹介します。
手形アート
手形アートは、子どもの手形を色紙に押して作るプレゼントです。祖父母は手形アートから孫の成長を感じ取り、喜んでくれるでしょう。手形と一緒に足形を取ったり、赤ちゃんの頃の手形を添えたりすることもおすすめです。
手形アートを作るときは、下記の道具を用意してください。
- 色紙または画用紙
- 絵具
- 油性ペン
手形アートの作り方は、まず子どもの手のひらに絵具をまんべんなく塗ります。絵具が乾かないうちに、色紙に手のひらを付けましょう。手形をきれいに取るためには、色紙上で手のひらがずれないようにしっかり押し付けることがコツです。
絵具の付いた手をきれいに洗った後は、油性ペンで色紙に祖父母への感謝の気持ちを書いたり絵を描いたりします。子どもの名前も忘れずに書いてあげましょう。
色紙をカラフルなマスキングテープで装飾したり額縁に収めたりすると、手形アートがインテリアとして飾れるプレゼントに仕上がります。
似顔絵
似顔絵は小さな子どもでも1人で作れるプレゼントです。似顔絵が上手ではなくても、祖父母は孫の絵を宝物として大切にしてくれます。
祖父母は似顔絵を通して、子どもが自分たちを覚えていることを嬉しく思うでしょう。特に祖父母とは離れた場所で暮らしている場合におすすめのプレゼントです。
似顔絵を作るときは、下記の道具を用意してください。
- 画用紙
- 多色のクレヨンまたは油性ペン
似顔絵は、基本的に子どもの自由に描かせてあげることが大切です。子どもが祖父母のことを思いながら描けるように、親は祖父母の写真を見せてあげたり、祖父母の話を聞かせてあげたりしてもよいでしょう。たとえば祖父がメガネをしている話や、祖母は園芸が趣味という話をしてあげると、子どもは祖父母の特徴を捉えた似顔絵を描きやすくなります。
似顔絵を描いた紙をメッセージカードにしたり、カレンダーにしたりして渡すこともおすすめです。
肩たたき券・お手伝い券
肩たたき券・お手伝い券は、子どもと祖父母が交流する機会を作れるプレゼントです。祖父母はプレゼントされた券を見て、孫が自分たちを労わってくれていると嬉しく思うでしょう。祖父母と一緒の家で暮らしていたり、祖父母と頻繁に会えたりする場合におすすめのプレゼントです。
肩たたき券・お手伝い券を作るときは、下記の道具を用意してください。
- 画用紙などの厚紙
- 鉛筆やペン
- はさみ
肩たたき券・お手伝い券の作り方は、まず券の形状に沿って画用紙に線を引きます。線が引けたら、券の枠内に「肩たたき券」「お手伝い券」といった名前を書き込みましょう。最後に券をはさみで切り出して完成です。小さな子どもの場合は、はさみで切る作業を親が手伝ってあげてください。
肩たたき券・お手伝い券は普通の四角い形状に切るだけではなく、円型や星型、動物の形に切ることもおすすめです。券に絵を描いたりメッセージを書いたりして、祖父母が券を使うたびに楽しめるプレゼントにしてもよいでしょう。
お守り
敬老の日には、祖父母の健康・長寿を願うお守りのプレゼントもおすすめです。お守りは神社で購入するイメージが強いものの、布や紙を使うだけでも簡単に作成できます。
紙のお守りを作るときは、下記の道具を用意してください。
- 紙
- 鉛筆やペン
- はさみ
- のり
使用する紙は、千代紙などの華やかな柄が付いた和紙がおすすめです。正方形の紙は1枚の半分のみを使用するため、準備として紙を縦方向で半分に切っておきましょう。
作り方は、まず半分に切った紙の裏面を上にして縦長に置き、上部から1~1.5cm程度折り返します。次に横半分に折って戻し、中央に縦の折り目を付けてください。
下部の左右にある角を持ち上げ、中央の折り目に合わせて折り上げます。下部がきれいな三角形を作ったら、今度は左右の辺を折り、中央の折り目で合わせましょう。
左右の辺を折った後は、下部にある三角形の先端を1cm程度折り上げます。最後に全体を縦半分で2つ折りにし、後ろから出ている角を折り込んで完成です。2つ折りの面をのりづけしたり、糸で縫いつけたりすると、きれいなお守りの形を作れます。
敬老の日に最適な「市販品」のプレゼント5選
敬老の日までに日数の余裕がなく、プレゼントを手作りする時間が取れないケースもあるのではないでしょうか。手作りのプレゼントを用意できない場合は、市販品のプレゼントを贈りましょう。
敬老の日に祖父母に喜んでもらえる、市販品のプレゼントを5選紹介します。
生活家電
毎日の暮らしに役立つ生活家電は、プレゼントとしてもおすすめの商品です。祖父母にぜひ使ってほしいと思える生活家電を選んで、敬老の日に贈ってあげましょう。
敬老の日のプレゼントに向いている生活家電を3つ紹介します。
■サーキュレーター
サーキュレーターは直進性の高い風を送り、室内の空気を循環させる商品です。夏場にエアコンと併用して涼しい空気を室内の隅々まで送ったり、部屋干しの洗濯物の乾燥に使ったりすることもできます。扇風機よりも小型なサーキュレーターは、リビング・キッチン・ベッドルームと住まいのさまざまな場所で活躍してくれるでしょう。
■電動歯ブラシ
電動歯ブラシは強力に回転する毛先で歯を磨いてくれる商品です。普通の歯ブラシで磨く場合よりも、電動歯ブラシは少ない力・少ない時間できれいに歯を磨けます。電動歯ブラシを贈るときは、「祖父母には健康な歯でいつまでも食事を楽しんでほしい」という気持ちも伝えることがおすすめです。
■布団乾燥機
布団乾燥機は布団をヒーターで温めて乾燥してくれる商品です。布団乾燥機を使うことで、カラリと乾いた布団で気持ちよく就寝できます。雨が多い梅雨や花粉の舞う春先など、布団を天日干しできない季節に布団乾燥機を使ってもらいましょう。
お花
色とりどりの花で作られたフラワーギフトは特別感があり、敬老の日のプレゼントとしても人気が高いです。市販品の花をプレゼントするときは、花束のままで飾れるアレンジ(アレンジメント)の商品がおすすめです。
敬老の日のプレゼントに向いている花のアレンジを3つ紹介します。
■季節のお花のアレンジ
旬に咲いた生命力あふれる花を集めて作ったアレンジです。敬老の日がある9月は、ダリア・コスモス・リンドウ・ケイトウ・ワックスフラワーなどが季節の花となります。
■縁起のよいお花のアレンジ
縁起の良い花言葉やいわれのある花で作ったアレンジです。「健康」の花言葉があるマリーゴールドや、「尊敬」の花言葉がある紫のバラがよく使われます。また「高貴」の花言葉があるリンドウは、根が生薬として使われる健康によい植物であり、敬老の日のプレゼントに定番の花です。
■和風のお花のアレンジ
和の花を主に使い、全体の飾り付けも和を感じられるように作ったアレンジです。和風の花のアレンジは和室の机上や床の間に違和感なく飾れて、和室で過ごす時間が多い方に喜ばれます。ラン・コチョウラン・ユリ・リンドウ・アジサイなどがよく使われます。
日用品
日用品の中でも祖父母がよく使っている品物・必要としている品物を、敬老の日のプレゼントとして贈ることがおすすめです。労わりをこめた日用品のプレゼントは、祖父母も喜んで使ってくれるでしょう。
敬老の日のプレゼントに向いている日用品を2つ紹介します。
■座布団
座布団は、和室で過ごすことが多い年配の方におすすめのプレゼントです。近年は床に正座やあぐらで座るときだけではなく、ソファの背当てとして使える座布団も販売されています。祖父母が楽な姿勢で座れるように、形状や素材にこだわった座布団をぜひ贈ってあげてください。
■草履
草履は通気性がよく、足を締め付けずに履ける履物です。長く履いていても足の蒸れや疲れが起こりにくく、お出かけや散歩を快適に楽しめるでしょう。室内で履ける履物として、室内用の草履をプレゼントするのもおすすめです。
なお、草履などの履物をプレゼントする際は、祖父母の足のサイズに合った商品を選びましょう。
和菓子
年配の方は上品な味わいの和菓子を好むことが多く、和菓子は敬老の日のプレゼントにぴったりです。和菓子をプレゼントするときは、祖父母の口に合うものを選びましょう。
敬老の日のプレゼントに向いている和菓子を3つ紹介します。
■羊羹
羊羹はこしあん・寒天を使った和菓子で、なめらかな口当たりと深い甘みが特徴です。羊羹は代表的な棹菓子で、お茶会などにも出される高級和菓子として知られています。本格的な煉羊羹のほかに、9月は残暑が厳しい季節でもあるため、水羊羹を贈ってもよいでしょう。
■カステラ
卵・小麦粉・水飴などで作るカステラは、日本茶だけでなく紅茶やコーヒーにも合うお菓子です。カステラはふわふわと柔らかく、歯が弱い年配の方でも食べられます。カット済みの商品は切り分ける手間がなく、届いてすぐに食べられるためおすすめです。
■きんつば
きんつばは、粒あん・寒天・小麦粉を使った和菓子で、もちもちとした周りの皮と、粒あんのやわらかな食感が特徴です。粒あんがぎっしりと詰まったきんつばは、1個でも十分にお腹を満たせます。きんつばにはさつま芋や栗を使った商品もあるため、さまざまな味のきんつばを敬老の日のプレゼントとして贈るのもよいでしょう。
リラックスグッズ
リラックスグッズのプレゼントは、祖父母の身体を労わる気持ちを伝えられます。年配の方は機械の操作が苦手なことがあるため、機械が苦手な方でも簡単に使えるリラックスグッズを贈りましょう。
敬老の日のプレゼントに向いているリラックスグッズを3つ紹介します。
■入浴剤
お風呂に入れるだけですぐに使える入浴剤は、敬老の日におすすめのプレゼントです。疲労回復や関節の痛みに効果が期待できる入浴剤をプレゼントして、祖父母にお風呂の時間を楽しんでもらいましょう。温泉が好きな方には、日本各地の名湯をイメージした入浴剤のプレゼントもおすすめです。
■ひざ掛け
腰から下を覆うひざ掛けをプレゼントすることで、足元の冷えが気になる方に喜んでもらえます。敬老の日を迎えた後は、秋から冬へと身体が寒さを感じる季節となるため、ウール製など暖かな素材のひざ掛けをプレゼントしましょう。
■フットウォーマー
フットウォーマーは足の冷えを防げる電化製品です。足をフットウォーマーの中に入れてスイッチを入れるだけで、寒い冬でも足元がぽかぽかと温まります。機械の操作が苦手な方でも使えるように、3段階程度の温度調整ができるリモコン付きの製品がおすすめです。
敬老の日に適さないプレゼントとは?
一般的なイベント・行事であればプレゼントの候補に挙がる品物も、敬老の日には適さないケースがあります。年配の方は縁起やしきたりを気にかけることが多いため、プレゼントの品物選びには注意が必要です。
敬老の日に適さないプレゼントを、3つの理由に分けて紹介します。
●苦や死を連想させるもの
名前に「く」や「し」が入っている品物は、「苦」や「死」を連想させるため、敬老の日のプレゼントには適しません。
また、葬式のときに使われる品物も避けてください。たとえば年配の方が好むお茶は、弔事の香典返しで贈り物として使われるケースがあるため、敬老の日には適さないプレゼントです。
・避けたほうがよいプレゼントの例
- 櫛
- お茶
- 数珠
●別れや縁切りを連想させるもの
名前から別れや縁切りを連想させる品物は、「お付き合いをやめたい」といった意味に通じてしまうため、敬老の日のプレゼントには適しません。
たとえば、ハンカチは漢字で「手巾(てぎれ)」と書き、「手切れ」に音が通じます。壊れやすい食器類や、切る用途に使うはさみ・包丁などの刃物類も、「縁を壊す・切る」に通じるため避けてください。
・避けたほうがよいプレゼントの例
- ハンカチ
- 食器類
- 刃物類
●年長者への敬意を損ねるもの
現金や金券、直接身につける下着などは、年長者への敬意がこもっていないプレゼントと見なされてしまいます。勤勉さをイメージさせる文房具も、年長者へのプレゼントには適しません。
・避けたほうがよいプレゼントの例
- 現金や金券
- 下着
- 文房具
プレゼントと一緒に贈りたいメッセージ文例
敬老の日には、プレゼントと一緒に感謝の気持ちを伝えるメッセージを贈ることがおすすめです。プレゼントと一緒に贈りたいメッセージの文例を、4つのケースに分けて紹介します。
■孫から祖父母へ(幼稚園児・小学生向け)
おじいちゃんおばあちゃん、これからも元気でいてね。
幼稚園児・小学生のメッセージは、文面から元気さ・楽しさが伝わるように書くことが大切です。
■孫から祖父母へ(中学生・高校生向け)
おじいちゃんおばあちゃんへ。敬老の日おめでとう。2人の健康と長寿を祝って、感謝の気持ちのプレゼントを贈ります。
中学生・高校生は少しかしこまった表現でメッセージを書くとよいでしょう。文面から成長を感じさせると、祖父母も喜んでくれます。
■孫から祖父母へ(大人向け)
敬老の日を今年も健やかに迎えられたこと、心よりお祝い申し上げます。お2人のさらなる長寿とご健康を願って、敬老の日のプレゼントをお贈りいたします。
大人の方がメッセージを書くときは、敬語を正しく使って祖父母への失礼がないように注意してください。
■ご家族以外へ
敬老の日をつつがなく迎えられましたこと、お祝い申し上げます。○○さんにはいつも明るく励ましてもらい、ありがたく感じております。日頃の感謝を込めて、プレゼントを贈らせていただきます。
ご家族以外の方に向けたメッセージを書く際は、何に感謝しているかを明記することがおすすめです。
メッセージを書くときの注意点・ポイント
敬老の日のプレゼントにメッセージを書くときは、いくつかのポイントを押さえることが大切です。最後に、メッセージを書くときの注意点・ポイントを3つ紹介します。
- 祖父母への感謝や長寿を願っている気持ちを伝える
敬老の日は年長者を敬愛し、長寿を祝うための日です。プレゼントに添えるメッセージには、日頃感じている感謝や、元気に長生きをしてほしいといった祖父母への気持ちを込めましょう。 - 文章は短くまとめる
感謝や長寿を伝える文章は短くまとめて、読みやすいメッセージにすることが大切です。気持ちを伝えられる具体的な文章を書いてもよいものの、文章が長くなりすぎると要点が伝わりにくくなるため、短い文章で読みやすいメッセージを書きましょう。 - 文字は大きく丁寧な言葉遣いで書く
祖父母がメッセージを読みやすいように、文字は大きく丁寧な言葉遣いで書きましょう。小さい文字は年配の方にとって読みにくく、目に負担をかけてしまいます。言葉遣いについても、祖父母への尊敬の念を示せるように丁寧さを重視してください。
まとめ
敬老の日には、手作りのプレゼントを祖父母へ贈ってあげましょう。
大人の方が手作りする場合は、日常的に使うグラスコードやお出かけで身につけるアクセサリーなどの手間をかけて作る品物のほうが、より感謝の気持ちが伝わるでしょう。子どもの場合は、手形アートや似顔絵、肩たたき券・お手伝い券などの、祖父母が笑顔になってくれるものを手作りすることがおすすめです。
手作りのプレゼントは祖父母への愛や感謝の気持ちを伝えられて、貰った祖父母も喜んでくれます。敬老の日までに手作りする時間がある方は、ぜひプレゼントの手作りにチャレンジしてみてください。