レジンアクセサリーがダサい原因はなに?対策方法も解説!
レジンアクセサリーに必要な材料は100円均一などでも購入できるため、レジン制作は初心者でも始めやすいハンドメイド制作です。しかし、デザインや制作方法によりレジンアクセサリーはダサく見られ、購入を避けられることがあります。
そこで今回は、レジンアクセサリーがダサいといわれる原因と、ダサくならないための対策を詳しくご紹介します。大衆にウケるレジンアクセサリーを作りたい方やレジンアクセサリーの販売を検討している方は必見です。
目次1
レジンアクセサリーがダサい原因
レジンアクセサリーがダサいと感じるかどうかは、個人の感覚によって異なります。しかし、ダサいと感じるのにはいくつかの共通した理由があります。
ここでは、レジンアクセサリーがダサいと感じる原因を5つ紹介します。あらかじめ原因を知ることで、レジンアクセサリーを作るときの対策になるため、5つの理由をおさえましょう。
作品のテーマが定まっていない
レジンアクセサリーは初心者でも簡単に作れるため、多くのレジン作家が制作・販売しています。数多いレジン作家の中で人気作家になるには、作品のテーマをしっかり決めて、テーマを作品に取り入れることがポイントです。作品へのテーマがなく「なんとなく」で製作をすると、作品をどのようなシーンで使えばよいのか分からず、買い手が付かない可能性が高くなります。
作品のテーマの決定に加えて、テーマに沿った見せ方や売り方をすることも大切です。たとえば、「夜」がテーマの作品でも、背景が赤や黄色だった場合、日中の太陽をイメージする方が多いでしょう。夜をテーマにする場合は、青や黒といった寒色系の色味を使用して作品のテーマに沿った見せ方をすることで、買い手が作品に特別感や魅力を感じ、購入につながる可能性が高まります。
使用している素材が安っぽい
レジンアクセサリーに付ける部品などに安くて作りが甘いものを使用すると、レジンアクセサリー全体が安っぽく見えます。ピアスのフックやネックレスのチェーンといったパーツは、メッキを選ぶとハゲやすく、光り具合も安っぽく見えるため使用は避けたほうが無難です。
ただし、使用している素材が高価なものであればよいというわけでもありません。高価な素材でも作品の雰囲気に合わない場合は、安っぽく見られる恐れがあります。
作りが荒く手作り感が強い
レジンアクセサリーは工程が少ない分、丁寧に作らないと作品に荒さが目立ちます。作品の表面がボコボコしていたり、レジン液を硬化したときにできる、余分な部分を綺麗に取っていなかったりすると、仕上がりが荒くなり安っぽく見えるでしょう。また、素材を貼り付けただけの作品は手作り感が強く、「ここでしか買えない特別感」が薄いため、購入につながらない傾向にあります。
他にも、丸カンやTピンの付け方が悪いと、仕上がりがダサくなるだけでなく、「すぐに壊れそう」という印象を持たれ、購入を避けられる可能性があります。
ツヤがない
レジン作品の魅力は、透明感と表面が滑らかである点です。丁寧に作られたレジンアクセサリーにはツヤと高級感があります。気泡が入っていたり、バリというレジン液を硬化した際に出る余分な部分が付いていたりすると、レジンならではのよさが伝わらずダサく見られます。
また、表面がボコボコしているレジンは作りが荒く、安っぽい印象を持たれるでしょう。
写真の撮り方が下手
クオリティの高い作品でも、写真の撮り方が悪いとお客さんに作品の魅力を十分に伝えられません。レジンアクセサリーは、レジンの透明感やキラキラとした輝きに魅力を感じる方が多いため、写真でレジンの魅力を引き立てる必要があります。
写真の撮り方の悪い例は、下記の通りです。
- 写真が暗い
- 作品にピントが合っていない
- 全体像が分からない
- サイズ感が伝わらない
- 裏面の写真がない
お客さんが作品を購入するときに、作品のどこに注目しているかを考えて写真を撮りましょう。
レジンアクセサリーがダサくならないための対策
ダサくないレジンアクセサリーを作るには、自分が作った作品と人気作品の違いを探すのも1つの方法です。レジンの透明感を生かせていなかったり、ラメの量が少なかったり、技術が足りてなかったりなど、人気作品にあって自分の作品にない特徴を見つけることで、作品の魅力をより高めることができます。
ここからは、レジンアクセサリーがダサくならないための対策を6つ紹介します。
作品のテーマを固める
作品を作る前に、まずはテーマを固めましょう。レジン作家は多く存在します。人気作家になるには、作品のテーマをしっかり持ち、作品に統一感を出す必要があります。
作品のテーマを決める際には、オリジナリティを出すことも重要です。たとえば、「自然」をテーマにして作品を作っている作家は少なくありません。そこで、「自然」に「動物」や「環境」など新たなテーマを加えると、唯一無二の作品が作れます。
使う素材を見直す
ダサくないレジンアクセサリーを作るには、使う素材を見直しましょう。デザインによっては、金具やラインストーンなどの資材を増やしたり、レジンとパーツに統一感を持たせたりすると上品な印象を与えられます。
また、着色剤やラメの量にも注意が必要です。着色剤をレジン全体にベタ塗りすると、プラスチックのような安っぽい印象を与えます。ラメを使用しすぎると、上品さに欠けた作品に仕上がる場合があります。レジンの特徴である透明感が残るように、着色剤とラメの量は作品に応じて調整しましょう。
作品に高級感を出す
高級感のあるレジンアクセサリーは、大人レジンジュエリーとして人気があります。高級感を出すにはレジンアクセサリーの金具に、14金やシルバーといった質のよいものを使用するのがおすすめです。また、エポキシレジンという透明度の高いレジン液を使用すると、高級感のあるアクセサリーに仕上がります。
レジン自体を丁寧に作ることも重要です。宝石や高級ガラスのように見えるレジンは、より高価な印象を与えられます。
細部まで丁寧に作る
レジンのパーツ制作では、小道具を使用して細部まで丁寧に作りましょう。レジンを硬化する前の気泡はエンボスヒーターで消し、はみ出た余分なレジン液は取り、表面の曇りや凹凸にはコーティング用のレジン液を使います。表面だけでなく、裏面の見えないところまで美しく仕上げるのがポイントです。
デザインがよくても作品の作りがよくなければ、買い手はレジン作家の作品への情熱や安全性が感じられず、購入意欲がわきにくいです。細部まで丁寧に仕上げて、でき上がった作品の安全性や安定性などの検品を済ませてから販売しましょう。
個性を出す
レジンアクセサリーを作る前に、個性のあるコンセプトを決めましょう。
空や花、星などのモチーフは人気のコンセプトのため、色や形が似ている作品が数多く存在します。レジン作家の作品を見て研究し、意外性のある組み合わせをすると、自分だけが作る、特別感のある作品に仕上げることが可能です。
普段からレジンアクセサリーや他のアクセサリーを見て、アイデアの量を増やすと、個性のあるレジンアクセサリー制作ができます。
写真撮影にこだわる
作品のクオリティと同等に重要なのは、作品販売用の写真撮影です。ハンドメイド専門のネットショップで商品を販売する場合や、SNSで宣伝する場合は、写真が購入の判断材料となるため、商品の魅力が伝わる写真が重要視されます。
写真を撮るときのポイントは次の4つです。
- 自然光が入る部屋では机などの上に白い画用紙を置く
- 光と反対側に白い厚紙を立てる
- 作品のピントを合わせて真上から撮影する
- スマホのレンズを柔らかい布などで磨く
また、作品の大きさが分かるように、大きさを比較できるものと一緒に撮影するのもおすすめです。レジンアクセサリーを使ったコーディネートを一緒に紹介すると、購入後のイメージがしやすく購入につながりやすいでしょう。
まとめ
レジンアクセサリーをダサく感じるのは、作品のテーマが定まっていない、使用している素材が安く見える、レジンに透明感やツヤがないなどが原因として考えられます。また、ネットショップでの販売においても、素敵な作品であっても作品の写真が目を引くものでないと、買い手の心を掴むのは難しいでしょう。
ダサくないレジンアクセサリーを作るには、自分の作品と人気作品を見比べ、違いを探し改善するのがおすすめです。作品のテーマを固めたり、使う素材や量を見直したりすることで、魅力的なレジンアクセサリーが作れるでしょう。