バッグにおすすめの生地は?種類や用途別に生地を紹介!
バッグを手作りしたくても、生地がたくさんありどれを選べばよいか分からないという人もいるでしょう。バッグに適した生地は豊富にあり、普段使い用や旅行用、子ども用など、作りたいバッグのデザインや用途によって適切な生地が異なります。実用性の高いバッグを制作するためには、それぞれの生地の特徴を理解しておくことが大切です。
当記事では、ハンドメイドでバッグを作る場合におすすめの生地を、バッグの種類別に紹介します。生地選びのポイントも解説するので、ぜひ参考にしてください。
目次1
バッグを作るときの生地選びのポイント
ハンドメイドでバッグを制作する場合、バッグの種類や用途によって適切な生地があります。季節に合わせて生地を変えることで、より実用性の高いバッグを制作できるでしょう。
バッグの生地選びのポイントは「耐久性」です。バッグは物を持ち運ぶアイテムのため、ある程度重さに耐えられるよう厚みがあるしっかりとした生地がおすすめです。軽量のバッグにしたい場合は、薄手生地の中でも「密度」のある生地を選ぶとよいでしょう。
ここでは、バッグの種類ごとにおすすめの生地を解説します。
トートバッグにおすすめの生地
トートバッグとは、持ち手が2本で、ある程度重いものを入れても耐えられる頑丈なバッグのことです。ちょっとしたお出かけや旅行バッグなどにも使えるトートバッグは、収納力が抜群で普段使いにも便利なアイテムの1つです。
トートバッグを制作する場合は、重さに耐えられる程度の厚みがあり、丈夫な生地を使用するとよいでしょう。
以下では、トートバッグにおすすめの生地と、生地の特徴を解説します。
帆布(キャンバス) |
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帆布とは、高密度に織られた厚手の平織り生地のことです。頑丈で、通気性・吸湿性に優れています。 帆布生地は糸の本数や密度によって「1号〜11号」の種類に分かれます。数字が小さいほど、厚く硬い生地になることが特徴です。生地が厚すぎる場合、家庭用ミシンでは針が通らないことがあるため、トートバッグを作る上では「8号〜11号」が最適です。 |
デニム |
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デニムはインディゴ染料で染めたタテ糸と、白い糸のヨコ糸を綾織りした厚手の生地のことです。ジーンズに多く使用されますが、鞄などにも使用されています。 トートバッグには、硬く厚みのある「右綾織りのデニム生地」がおすすめです。厚みが13オンス以上の生地は家庭用のミシンでは針が通らないため、ハンドメイド制作には向きません。10〜12オンスの生地を選ぶとよいでしょう。 |
オックス |
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オックスとは、タテ・ヨコに糸を2本ずつ引き揃えて編んだ平織りの生地を指します。糸を束ねて織っているため、やや厚手でしっかりした生地です。 丈夫で、シワになりにくいため、ハンドメイド初心者にも扱いやすくなっています。また通気性に優れており、肌触りがよいことも魅力です。 |
エコバッグにおすすめの生地
エコバッグは、買い物袋として多く使用されています。レジ袋有料化による影響もあり、常にエコバッグを持ち歩くという人も多いでしょう。荷物にならないよう薄手でかさばらないものが実用的です。
手作りエコバッグには薄手で丈夫な「シーチング」「タイプライター」生地がおすすめです。丈夫で汚れにくい帆布や、ナイロン・ポリエステルはエコバッグに向いています。
食料品の買い物の際にエコバッグを使用する場合は、内側に断熱材を入れて縫ったり、保冷剤を入れられる内側ポケットを付けたりなど、手作りならではの工夫が可能です。
以下では、シーチング・タイプライター生地の特徴と、エコバッグの生地としておすすめの理由を解説します。
シーチング |
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シーチング生地は薄手で軽いため、エコバッグにおすすめの生地です。ハンドメイドに多く使われるベーシックな平織りの生地で、ほとんどが綿100%となっています。比較的安価で手に入る点も魅力です。 シーチング生地は色柄が豊富にあり、自分好みのデザインを選べます。扱いやすい生地のため、ハンドメイド初心者にもおすすめです。 |
タイプライター |
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タイプライターとは、長細い綿糸を使用した高密度で織られた平織りの生地を指します。生地にハリがあるのが特徴で、高い耐久性があります。重い荷物を入れるエコバッグに最適です。 デザインが豊富なため、実用性も見た目も満足度の高いエコバッグが作れるでしょう。 |
レッスンバッグにおすすめの生地
レッスンバッグとは、子どもの通園・通学時や習い事の荷物を入れるときに多く使用されるサブバッグのことを指します。
一口にレッスンバッグといっても、使用される素材や機能性は異なります。ハンドメイドする場合は、用途に合わせて生地を選びましょう。
レッスンバッグの素材には、キルティングやナイロン・ポリエステルなど、丈夫な生地が多く使用されています。軽量であるダンガリー生地もおすすめです。
下記では、キルティングやナイロン・ポリエステル生地の特徴・メリット・デメリットについて解説します。生地選びの参考にしてください。
キルティング |
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キルティングは、2枚の布に中綿のキルト芯を挟み、ミシンで縫い止めた生地のことです。生地を2枚使用しているため、丈夫で長持ちします。中綿を挟むことで生地にクッション性が出るため、子どもがバッグをぶつけても、中の荷物を衝撃から守れます。 一方で、水を吸収しやすい綿が使用されているため、水に濡れると乾くのに時間がかかる点がデメリットです。 |
ナイロン・ポリエステル |
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ナイロン・ポリエステルは、丈夫で摩擦にも強い生地です。軽量かつ耐久性に優れているため「スポーツウェア・傘・レインコート」などに多く使用されます。速乾性もあり、雨に濡れてもすぐに乾きます。 ただし、汚れが付きやすい性質があるため、長持ちさせるには使用後に汚れを拭き取るなど、日々のお手入れが大切です。 |
サコッシュ・ポシェットにおすすめの生地
薄く平たい形が特徴の「サコッシュ・ポシェット」は、ちょっとしたお出かけに重宝するショルダーストラップ付きの肩掛けのミニバッグです。
サコッシュ・ポシェット作りには、「チノクロス」「リネン」がおすすめです。ハギレ布で簡単に作れるため、初めてハンドメイド制作をする場合は、薄手で扱いやすいナイロン生地やポリエステル生地を使うのもよいでしょう。また、頑丈で日常的に使いやすい帆布生地も人気です。
ここでは、「チノクロス」と「リネン」の特徴について解説します。
チノクロス |
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チノクロスとは、太い単糸で織った綾織りした厚手生地のことです。綿100%のものが多い上に、光沢感があることから上品で高級感があります。 チノクロスはパンツの素材に使用される丈夫な生地です。シンプルなデザインに映える素材のため、サコッシュ・ポシェット制作にも最適な生地と言えます。 |
リネン |
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リネンとは亜麻科植物である「フラックス」の茎から取れる天然繊維のことを指します。リネン生地は吸湿性に優れており、汗や雨などの水に強いことが特徴です。 乾きが早いため、カビや雑菌が繁殖しにくく、生地の嫌なニオイを抑制する効果もあります。また、汚れを落としやすいため、普段使い用のバッグでも長期的に綺麗な状態を保てるでしょう。 |
まとめ
バッグを作るときは、耐久性が高い生地を選びましょう。薄い生地の場合、荷物の重量に耐えきれず破れる危険があります。初めてバッグを作る場合は、ナイロンやポリエステル、シーチングなどの生地を選ぶとよいでしょう。
一からバッグを作ることに不安がある人は、制作キットの利用がおすすめです。ホビー材料の専門店「ユザワヤ」では、初心者でも簡単にバッグを作れるキットが販売されています。豊富な種類があるため、ぜひ活用してみてください。