PageTop

公開日: 2024.07.19
最終更新日: 2024.07.19

【初心者向け】おしゃれなターバン型ヘアバンドの作り方を解説

【初心者向け】おしゃれなターバン型ヘアバンドの作り方を解説

ヘアバンドはヘアスタイルを整え、髪の広がりを抑えつつ、キュートなアクセサリーにもなります。市販品を買うのもよいですが、ターバン型のヘアバンドならハンドメイド初心者でも簡単に裁縫でき、自分が好きな色柄の布で作れます。余ったタオルや着なくなったシャツを再利用できるため、節約しながら自分好みのヘアバンドを作りたい方にもおすすめのレシピです。

この記事では裁縫初心者向けに、手縫いでも簡単に作れておしゃれなターバン型ヘアバンドの作り方を解説します。

初心者でも作りやすいターバン型ヘアバンドの材料・道具

ターバン型ヘアバンド作りに必要な材料・道具は以下の通りです。

  • 本体部分の生地(52×18センチ) 2枚
  • ゴムパーツ用の生地(29×8センチ) 1枚
  • 平ゴム(幅2~2.5センチ程度) 15センチ
  • ミシン
  • 縫い針
  • まち針もしくは仮止めクリップ
  • アイロン
  • ロータリーカッター
  • 布切りばさみ
  • 糸切りばさみ
  • ループ返しもしくは安全ピン
  • 目打ち
  • カッターマット
  • 定規

生地は好みのデザインのものを新しく購入するのも1つの手ですが、余ったタオルやシャツなども再利用できます。薄手の生地を使えば細かくシワが入り、ニット生地を使うと柔らかい着け心地になるなど、生地によって仕上がりや雰囲気が大きく変わるのがポイントです。ターバン型ヘアバンドはどのような生地でも作れるので、好みや季節に合わせて生地を選んでください。

手芸初心者の方は、ヘアバンド制作に必要な材料・道具が手元にないケースも多いでしょう。材料・道具を揃えるなら、ホビー材料の専門店「ユザワヤ」のオンラインショップを利用するのがおすすめです。手芸用品はもちろん、おしゃれな生地も多数揃っているので、一度チェックしてみてください。

ユザワヤ公式ネットショップはこちら

簡単に作れておしゃれなターバン型ヘアバンドの作り方

ターバン型ヘアバンドは裁縫初心者でも作りやすく、好みの生地を選んでオリジナルのヘアバンドを簡単にハンドメイドできます。自分にぴったりの手作りヘアバンドができれば、日々の暮らしがより豊かになるでしょう。

以下では誰でも簡単に作れる、おしゃれなターバン型ヘアバンドの作り方を紹介するので、参考にしてください。

生地を裁断する

まずは本体部分の生地とゴムパーツ用の生地を裁断します。このレシピでは本体は52×18センチ、ゴムパーツは29×8センチの長方形にカットしましょう。自分の頭のサイズにぴったり合わせて作りたい場合は、本体部分の長さを頭囲+3センチ程度でカットするのがおすすめです。ターバン型ヘアバンドは小物なので、生地のタテとヨコは生地目ではなく柄・模様の向きで選んでも問題ありません。

合わせて、平ゴムも縫い代込みで15センチ程度の長さにカットしておきましょう。

生地を中表に折って縫い合わせる

本体部分の生地を中表になるように半分に折り、布端から1センチの位置で直線縫いしてください。縫う最中に生地がずれないよう、まち針や仮止めクリップで留めておくのがおすすめです。縫い始めと縫い終わりには返し縫いをしましょう。

ミシンがない場合やミシンでの作業に自信がない方は手縫いでも構いません。手縫いの場合も、始まりと終わりの部分には忘れずに返し縫いをしてください。

縫い終わったら、縫い代の角を三角形に切り落とし、縫い代も5ミリ程度まで切り落とした上でひっくり返しましょう。縫い代の角や縫い代を切り落としておくことで、仕上がりがごわつきにくくなります。

ひっくり返した生地は、縫い目がサイドに来るように広げ、アイロンをかけてください。

本体の生地をX字に重ねて畳む

本体部分の生地を、縫い目が両方とも外側に来る形でX字に重ねます。この際、X字を真ん中で重ねてしまうと生地の短辺の分だけ長さがずれてしまうことから、短辺の長さと同じだけ片側が短くなるようにややずらしましょう。今回の場合は短辺が9センチのため、9センチ分ずらしてください。

下側の生地の長いほうを1回、その上に上側の生地を1回折り畳み、生地の両端を引っ張って形を整えます。リボンのような見た目になっていればOKです。

本体生地と平ゴムを縫い合わせる

本体生地の片側に平ゴムを縫い合わせます。生地の端の中心に平ゴムを乗せ、挟み込む形で生地を折り畳んで、ずれないようにまち針や仮止めクリップで留めてください。次に、本体生地と平ゴムをしっかりと縫い合わせましょう。1往復でも問題ありませんが、2往復縫っておけばヘアバンドの耐久性が上がります。

合わせてゴムパーツ部分も作っておきましょう。本体生地と同じように、中表になるように2つ折りにし、端から1センチの位置で真っ直ぐに縫ってください。生地のごわつき防止のために、縫い代の角や縫い代をカットする工程も本体生地と同じです。生地を表にひっくり返したら、縫い目がサイドではなく中央に来るようにセットし、アイロンをかけましょう。両端は1センチ程度を内側に折り込み、アイロンをかけてゴム通し部分を作ってください。

ゴムパーツ用の生地にゴムを通す

本体生地に縫い合わせた平ゴムの端に、安全ピンまたは挟むタイプのループ返しを付けます。次に、安全ピンやループ返しで手繰り寄せるようにしながら、平ゴムをゴムパーツ部分に通しましょう。ゴムパーツ部分の生地はくしゅっとした状態になります。

安全ピンやループ返しをはずして、平ゴムを本体生地の反対側の生地で挟み込むようにし、しっかりと縫い合わせてください。ゴムパーツ部分の生地を一緒に縫ってしまわないよう、生地をずらしながら縫うのがコツです。難しい場合はまち針や仮止めクリップを活用するとよいでしょう。

本体生地と平ゴムの縫い付けが完了したら、縫い目を隠すようにゴムパーツ用生地を伸ばし、本体生地とゴムパーツ用生地とを縫い合わせます。平ゴムと本体生地がしっかり縫われているので、本体生地とゴムパーツ用生地は強く縫い付ける必要はありません。ミシンで縫うのが難しい場合は、手縫いでまつり縫いをするとよいでしょう。

最後にひっくり返せば完成です。

ヘアバンドに向いている生地には何がある?

ヘアバンドは顔周りに装着する小物なので、柔らかい生地を使うのが向いています。特におすすめの生地は、コットン・リネン・フランネルの3つです。

・コットン

コットンは天然素材の一種であり、綿(ワタ)の木にできる白いふわふわとした種子毛が原料となっています。コットンは肌触りの柔らかさが大きな魅力で、直接肌に着けてもチクチク・ざらざらといった不快な感触がありません。また吸水性・通気性がよく、春夏を中心に1年を通して快適に使えます。

・リネン

リネンも天然素材であり、植物繊維の麻の一種です。リネンはしっかりした繊維でできており、ほかの天然素材に比べて丈夫で長持ちな点が大きな魅力となっています。吸水力が高いため、汗ばむ季節にもさらっとした肌触りのまま身に着けられます。水に濡れると強度が増すのも強みですが、洗濯すると縮むことも多いので、洗う際には注意してください。

・フランネル

フランネルは主にウールを使用した軽くて柔らかい毛織物です。表面が起毛しているのが大きな特徴で、保温性が高いため秋冬に使うヘアバンドに向いています。肌触りも柔らかく、寒い季節の寝具やパジャマなどにも多く使われている素材です。中でもコットンを使って作られたコットン・フランネルは繊維のチクチク感がなく、より快適に身に着けられます。

子供サイズのヘアバンドを作りたい場合の布のサイズ

生地・平ゴムといった材料のサイズを変えれば、子供用やベビー用のヘアバンドも作れます。小学生の子供サイズのヘアバンドを作る際には、以下のサイズを目安に生地をカットするとよいでしょう。

  • 本体部分の生地(45×18センチ) 2枚
  • ゴムパーツ用の生地(24×8センチ) 1枚
  • 平ゴム(幅2~2.5センチ程度) 12センチ

大人用の寸法から、それぞれの生地のサイズを小さくし、平ゴムを短くするのが基本です。上記のサイズが合わない場合は、子供の頭周りのサイズに合わせて平ゴムの長さを調整しましょう。完成後の調整は難しいため、平ゴムの縫い付け前に一度子供の頭に合わせてサイズ確認をしてください。

子供用のターバン型ヘアバンドは大人用ヘアバンドを作る場合と全く同じ手順で制作できるので、子供がいる方は作ってみてはいかがでしょうか。親子や姉妹でお揃いのヘアバンドを作るのも楽しみ方の1つです。

まとめ

ターバン型ヘアバンドは、コットン・リネン・フランネルといった、汗を吸いやすく柔らかい生地でハンドメイドするのがおすすめです。また、余ったシャツやタオルを再利用する形でも簡単に作れ、必要な材料も少ない点もメリットです。ミシンがあればすばやく作れますが、ミシンがない場合は手縫いでも問題ありません。ある程度裁縫に慣れた方は、子どもや赤ちゃん用のヘアバンドを作ってみるのもよいでしょう。

材料が足りない場合は、ユザワヤのようなハンドメイド制作の専門店を利用するのがおすすめです。手芸用品の販売だけでなく、ミシンの貸し出しや初心者向けレシピの紹介、ワークショップ開催なども行っているため、ハンドメイド初心者にとって便利なお店です。