不器用な方でも稼ぐハンドメイドの種類やコツを解説!
ハンドメイドでなにかを作るのが好きではあるものの、不器用なためハンドメイド販売に踏み出せない方は少なくありません。しかし、ハンドメイド作品を作る中でコツが分かり、作るのがうまくなってくることもあります。
当記事では、不器用な方でもハンドメイドで稼げるのか、また稼ぐにはどうしたらよいのか、おすすめのハンドメイド作品や稼ぐコツを解説します。不器用でハンドメイド販売に踏み出せない方は、ぜひお役立てください。
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不器用でもハンドメイドで稼げる?
ハンドメイドで稼ぐためには、手先の器用さよりも戦略が重要です。不器用な方でもものづくりが好きであれば、販売方法や作品のジャンルを工夫することによってハンドメイドで稼ぐことは十分可能と言えます。
不器用とは手先の細かく精密な動作が必要な微細運動や身体全体を使う粗大運動、バランスが総合的に苦手な方のことを指します。ハンドメイド制作において不器用と感じている方は、主に微細運動を苦手と感じている方であると言われています。微細運動は練習することによって発達を促すことが可能です。
販売場所などの戦略を立てたり、ハンドメイド作家としてのブランディングをしたりすることで不器用さはカバーできます。不器用を理由にハンドメイド販売を諦める必要はないでしょう。
不器用でも稼げるハンドメイドの種類
ハンドメイド販売で稼ぎたい場合、まずは販売するハンドメイド商品の種類を決める必要があります。人気があって売れるジャンルから選ぶのもよいですが、不器用な方は難しい作業が不要で、少ない材料と工程で完成するものから選ぶことをおすすめします。
ここでは、不器用な方に向いているハンドメイドの種類や特徴について解説します。
レジンアクセサリー
レジンアクセサリーとは、植物から分泌された透明な樹脂に好きなパーツを封入し、紫外線を当てることにより硬化させた作品のことです。透明感が特徴的なレジンアクセサリーは、器用さよりもデザイン性が求められるため、不器用な方でも気軽にチャレンジできます。
レジンアクセサリーは種類も豊富で、ハンドメイド業界で人気商品の1つです。ハンドメイド初心者や不器用な方は、台座つきのパーツを購入すれば簡単に作れる指輪やピアス、ヘアアクセサリーがおすすめです。
マクラメ用品
マクラメとは、特別な道具を使うことなく手で糸や紐を編み、模様を結び目で作っていく技法のことです。編み方も簡単なものから複雑なものまでさまざまで、糸や紐にビーズなどの飾りを通すなど、作品や制作者のスキルによって応用を効かせられます。小物入れや植物を吊るして飾るためのハンギングプランターなどのインテリア用品がマクラメ用品では需要が高いです。
編み方さえ覚えてしまえば簡単に制作できるマクラメ用品は、特別な道具を用意する必要もないので、不器用な方や初心者に向いていると言えます。
グリセリンソープ
グリセリンソープとは、手作りの石鹸のことです。グリセリンソープを電子レンジで溶かした後、色や香りをつけてシリコン製の型に入れ固めるだけで簡単に作れます。少ない材料で作れるため、不器用な方でも安心してチャレンジできるでしょう。
グラデーションやカット方法によってオリジナル性を出せます。天然石風やアイスキャンディー風などSNS映えを意識した作品など、ハンドメイド販売におけるコンセプトに合わせて作りましょう。
プラ板アクセサリー
プラ板アクセサリーとは、プラ板と呼ばれるプラスチックの薄い板に絵を描いて着色し、トースターやオーブンで焼いて硬化させた作品のことです。透明なプラ版を使用すれば絵を写せるので、不器用な方にも向いている商品ジャンルです。
小さな子どもが作るイメージのあるプラ版ですが、硬化後にネイルカラーを使うとおしゃれで可愛く仕上げられます。着色して硬化させたプラ版を組み合わせて作ったイヤリングやピアスは人気があるため、不器用な方でも稼げる可能性を秘めています。
不器用でもハンドメイドで稼ぐコツ
ハンドメイド作品で稼ぐには、どこで販売するのかが鍵になります。販売場所は大きく分けて、以下の3つです。
- 対面販売
- 委託販売
- ネット販売
1番簡単で早く始められるのは、メルカリやminneなどフリマアプリやハンドメイドアプリでのネット販売です。手数料のみで出店料を支払う必要がない場合も多いので、気軽に始められます。
フリーマーケットやイベントでの出店など対面販売では、作品をお客さんが手に取って見たり、購入したりする姿を直接見れます。今後の作品作りにおけるモチベーションにつながることがメリットと言えるでしょう。
雑貨屋などの店頭にハンドメイド作品を置かせてもらい販売をする、委託販売という方法もあります。請け負ってくれるお店自体が減っていることもあり少々ハードルが高くなっているのが現状です。
販売する場所の他にも、ハンドメイドで稼ぐコツがいくつかあります。ここでは、不器用でもハンドメイド稼ぐコツについて5つ紹介します。
材料費を適正額に抑える
ハンドメイドで稼ぎたい場合は、利益だけでなく材料費まで考慮することが大事です。ハンドメイド作品に価格をつける場合は、一般的に原価の3倍が販売価格になります。材料費や作品を作るための作業時間や人件費など細かい部分にも注目して、販売価格の30%以内に収めるのが理想です。
同じ材料でも100円ショップやスターターキットを活用することで材料費を抑えられます。ハンドメイド業界における作品の料金相場を踏まえ、適正額に抑えましょう。
他の作品と差別化を図る
他の作品と差別化を図ることも、ハンドメイド品で稼ぐためには重要なことです。特に目立った特徴がなければ、ハンドメイド作品はなかなか売れません。売上を上げるには、オリジナルのデザインや素材、送料無料などのサービス、品揃えなどで他の作品と差別化を図るのが効果的です。
意味があることで作品に価値が生まれるため、作品にコンセプトを持たせるのもよいでしょう。他にはないコンセプトに合った商品であれば、特別感があり需要が高まります。
商品の写真をきれいに撮る
ハンドメイド作品をネット販売する場合、実物が見れないため商品ページの写真の写りによって売り上げは大きく変わります。写真をきれいに撮ることで作品の魅力をしっかりと伝えられるため、写真はこだわって撮りましょう。
ハンドメイド作品をきれいに撮るコツは、明るい自然光の中で写真を撮ることです。直射日光を避けて光とは反対側に白い紙を置いて光を反射させることで、影を薄くして全体的に明るく雰囲気のある写真を撮れます。撮り方を工夫するだけで、不器用な方でもスマートフォンのアプリで十分きれいな写真が撮れます。
商品のこだわりを伝える
購入者に商品が魅力的だと感じてもらえるように、こだわりが伝わる商品説明をしっかり書くことが大切です。基本情報として作品のサイズや素材を記載することはもちろん、他の商品との違いや作者のこだわり、作品のコンセプトを記載しましょう。
強調したい部分は太字にしたり、着用後のイメージ画像をつけたりすることもおすすめです。
SNSを活用する
ハンドメイド作品の販売では、TwitterやInstagramなどのSNSも積極的に活用しましょう。ハンドメイド作品は、ただフリマアプリやハンドメイド販売サイトに出品するだけではなかなか売れません。SNSを使って宣伝することでネットショップへのアクセス数も増やせ、必然的に多くユーザーに作品を見てもらえます。
特に写真がメインであるInstagramの利用者はハンドメイド作品のメインターゲット層と重なるため、活用すると集客や売り上げのアップが期待できるでしょう。
まとめ
不器用な方がハンドメイドで稼ぎたい場合は、作品の質以上に販売方法やブランディング、宣伝など販売戦略を立てることが大切です。レジンアクセサリーやマクラメ用品、グリセリンソープなどはハンドメイドのジャンルの中でも必要な材料が少なく、比較的簡単に作れるため不器用な方にも向いています。
実際に販売する際は、ネット販売ではきれいな写真を載せてこだわりを紹介文に書くようにしましょう。不器用だからと言って商品価格を下げると売れても利益が出ないため、適正な価格で販売することもポイントです。SNSを活用することで、多くの人に作品を知ってもらえる機会を増やせるでしょう。