メルカリでの本人確認は危険?メリット・必要となるケースを紹介
メルカリでは顔写真や本人確認書類を提出することで、支払い用の銀行口座を登録できるといったさまざまなサービスが利用できるようになります。本人確認をしなくても問題なくメルカリは利用できますが、本人確認した方だけのサービスはメリットが大きいため利用するのがおすすめです。
当記事では、メルカリでの本人確認の危険性やメリット、本人確認が必要となるケースについて解説します。本人確認をするか検討している方は、ぜひお役立てください。
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メルカリでの本人確認は危険?
メルカリでは、清算の自動引き落としや支払い用口座の登録などには本人確認をする必要があります。本人確認をまだしていない方の中には、機能を使いたいけど個人情報が保護されているのか不安に思う方もいるでしょう。メルカリで取り扱う個人情報は安全に管理されているため、安心して本人確認ができます。
メルカリでショップを開きたい方は、「メルカリShops」について紹介している下記の記事を参考にしてください。
情報漏洩の危険性は大丈夫?
本人確認をする上で最も懸念すべきことは、個人情報漏洩です。メルカリでは過去に氏名や口座情報などが外部に流出したことを発表しています。メルカリが調査した結果、個人情報流出の原因は「第三者による不正アクセス」でした。
出典:メルカリ「「Codecov」への第三者からの不正アクセスによる当社への影響および一部顧客情報等の流出について」
メルカリは個人情報流出が起こった後、被害状況の特定やすべての認証情報を初期化し、外部のセキュリティ専門家による知見の活用などの対策を行っています。過去の情報漏洩をきっかけに個人情報トラブルが起こらないよう、以前よりもセキュリティが強化されました。現在は以前より安全性が高まっているため、安心して本人確認が可能です。
メルカリで本人確認を行うメリット3つ
メルカリでは本人確認をしなくても、問題なく利用できます。ただし、本人確認をした方がさまざまなメリットがあるため、本人確認をするのがおすすめです。本人確認はアプリから簡単にできるため、まずはメリットを知ってから本人確認をするか検討してください。
以下では、メルカリで本人確認を行うことで得られるメリットを3つ解説します。
売上金の有効期限がなくなる
メルカリは、売上金に180日間という有効期限が設けられています。有効期限内に売上金を口座に振り込み申請するか、メルカリ内で売上金を使用しなければ自動的に売上金が消える仕組みです。
売上金を口座に振り込むには、1万円以上の売り上げがないと手数料が発生します。1万円以上の売り上げがない場合に振り込み申請をすると、せっかくの売上金が減ることになります。
本人確認を行えば売上金の有効期限がなくなるため、都合のよいタイミングで口座に振り込むことが可能です。手数料が発生する、振込申請期限が過ぎて売上金が消えるといった心配は不要になります。
ポイントチャージせずに売上金を使える
メルカリで売上金を使って商品を購入する際は、メルカリ内のポイントに交換する必要があります。ポイントは売上金に戻せず、ポイントの有効期限も設けられています。
しかし、本人確認をすれば、売上金をそのままポイントとして使用できます。ポイントチャージする手間が省け、売上金として残せることは大きなメリットと言えるでしょう。
メルペイ残高として売上金を使える
メルペイとはキャッシュレス決済サービスのことで、メルペイ加盟店であれば全国どこでもメルペイの利用が可能です。
売上金をメルペイ残高として利用する際には、売上金を振込申請した後にメルペイにチャージしなければなりません。1万円未満の売上金の場合は振込手数料がかかります。
しかし、本人確認をすると、売上金をメルペイ残高として利用できるのがメリットです。売上金をそのまま使用するため、振込手数料を気にする必要もありません。
メルカリで本人確認が必要な理由3つ
メルカリでは本人確認を行っていない場合、一定の利用制限が設けられています。本人であることが分からないと信用できるユーザーであるか判断ができず、信用性にかけるためです。
そのため、メルカリで出品している方は特に、本人確認をすることが大事と言えるでしょう。以下では、本人確認が必要となる理由を3つ解説します。
出品者としての利用が制限される場合がある
メルカリが本人確認を推奨している理由は、盗品の転売など悪質な出品者を省き、利用者の口座情報や氏名などの不正利用を防ぐためです。
そのため、出品者が本人確認をしていない場合は、メルカリの利用に制限がかかり、出品した商品をほかのユーザーが購入できない場合があります。万が一悪質な出品者だとメルカリに判断されアカウントの利用を停止されると、出品制限の措置をとられて販売できなくなります。
悪質な出品者でないと証明するためにも、出品者は本人確認をするのが賢明です。
個人情報の変更ができない場合がある
メルカリでは、メルカリ登録時は本人確認が不要ですが、変更時は必要になっています。市役所などで名前や住所といった個人情報を変更する場合は、必ず本人であるかを確認できるものを提示しなければなりません。メルカリでも同様に、住所や名前が変わって変更が必要になった際は、本人確認が必要になります。
本人確認ができなければ、個人情報の変更ができないため、サービスの利用に問題が生じることもあるでしょう。
銀行口座関連の利用が制限される場合がある
本人確認をしない場合は、下記のような銀行口座関連の利用が制限される場合があります。
- 支払い用銀行口座の登録
- 銀行口座からメルペイへ直接チャージ
- 自動引き落としの設定
- メルペイスマート払いの定額払いの利用
メルペイスマート払いの定額払いとは、今月購入した分の代金を翌月にまとめて清算できるサービスのことです。
本人確認をすると支払い用銀行口座が登録でき、コンビニATMから直接入金をする必要がありません。また自動引き落としでは、11日、16日、26日のどれかを指定して支払う設定ができます。
銀行やコンビニに行ってチャージ・入金することが手間に感じない方は、本人確認は不要でしょう。ただし、本人確認を行うことでメルカリの利用がもっと楽になります。
メルカリでの本人確認の進め方・手順
本人確認の方法は、自分の顔を撮影して申請する方法とマイナンバーを読み取る方法の2通りです。以下では、自分の顔を撮影して本人確認を申請する方法を解説します。
(1)メルペイアプリを開いて、「本人確認」の画面を開く |
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メルカリのアプリを開いた後、「メルペイ」から「本人確認」をタップします。ページ下部にある「設定をはじめる」をタップします。 |
(2)本人確認書類を撮影する |
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本人であることを証明できる本人確認書類を撮影します。運転免許証か在留カードを提出する場合は、身分証明書の表面・裏面・側面を撮影する必要があります。日本国パスポートの場合は、表紙・顔写真と所持人記入欄を撮影が必要です。 ●メルカリが認めている本人確認書類
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(3)自撮りをする |
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本人であることを証明するために、自分の顔を撮影します。アプリの指示に従って、正面の顔、顔の動きを撮影します。 |
(4)本人情報の入力とパスコードの設定をする |
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氏名や住所を入力します。本人確認書類の住所と現住所が異なる場合は、水道・電気代金など公共料金の証明書を別途撮影する必要があります。 |
本人確認作業にかかる時間は10分ほどで、本人確認完了までは数時間から5日間ほどかかります。
まとめ
メルカリでは、本人確認をすることで生産の自動引き落としや支払い用銀行口座の登録など、さまざまなメリットがあります。以前にメルカリでは、第三者による不正アクセスによって個人情報が流出したことがありますが、現在ではセキュリティが強化されたため安心して本人確認が行えます。
本人確認はアプリから簡単に行え、必要な時間は約10分ほどです。メルカリで商品を出品していたり、コンビニへ入金しに行くのが手間に感じていたりする方はメリットが大きいため、本人確認をするのがおすすめです。