minne(ミンネ)で起こりうるトラブル事例と予防法・対処法
minneでは多くのハンドメイド作品が販売されており、一点物が買えるなど、購入者にとっては魅力的な市場です。また、ハンドメイド作家にとっても、minneで多くの人に自分の作品を知ってもらえる機会を得られます。一方で、minneは利用者の多くが個人のため、取引相手とのトラブルを心配する方もいるでしょう。
当記事では、minneで起こりうるトラブルと、予防・対処の方法について紹介します。トラブルへの対策を万全に行い、minneでの取引を楽しみましょう。
目次1
【minne】購入者側で起こることがあるトラブル3つ
minneでは、購入者側で次の3つのトラブルが起こる可能性があります。
・商品の未着トラブル
代金の支払い後、商品が届かない
・到着商品の破損トラブル
商品到着後に破損が発覚する
・転売品トラブル
買った商品が作家の作品ではなく市販品の転売だった(minneでは規約違反)
トラブルの予防方法
作品を購入する際のトラブルはできる限り避けたいものです。ここでは、トラブルを予防するために購入者側が意識するとよいポイントを紹介します。
・作家のプロフィール欄を読む |
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プロフィールを読むことで、作家のハンドメイドに対する姿勢がうかがえます。購入者を大切に考えているかどうか、ハンドメイドに対する思いなどに注目してプロフィールに目を通してみましょう。 |
・購入者によるレビューを確認する |
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購入者のレビューは、一通りチェックすることをおすすめします。特に悪い評価の場合は、評価の理由もあわせて確認しましょう。 |
・注意書きを確認する |
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商品を購入する前は、商品ページ下部の「購入の際の注意点」に必ず目を通しましょう。「ノークレーム・ノーリターンでお願いします」「一切返品不可」など、minneの利用規約に違反した記載をする作家との取引は避けたほうが無難です。 |
トラブルが起こった場合の対処法
予防を心がけていても、トラブルに遭遇する可能性があります。万が一トラブルが起こった場合、次のように対処しましょう。
・作家に連絡・相談する |
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まずは作家に連絡します。多くの場合、感情的にならないように連絡することで作家とのやりとりがスムーズになり、トラブルの解決につながります。 |
・運営スタッフに相談する |
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作家の対応が不十分な場合や話し合いがうまくいかなかった場合は、minneの運営スタッフに相談します。ただし、minneでは購入後のトラブルには原則関与しないため、必ずしもサポートが受けられるとは限りません。 |
・レビューで周知する |
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作家の態度が真摯でない、悪質であるなどの場合は、レビューにトラブルの詳細を書き込むことも考えましょう。レビューの目的は、他の購入者が同じトラブルに会わないよう周知することです。相手に対して必要以上に攻撃的にならないよう、落ち着いて書き込むことをおすすめします。 |
【minne】作家側で起こることがあるトラブル3つ
minneで作家側に起こりやすいトラブルには、次の3つがあります。
・盗作トラブル
販売作品の模倣品や、商品画像の無断転載などを行う
・無断キャンセル
minneで認められていない注文確定後のキャンセルを、購入者が勝手に行うことがある
・入金トラブル
着金期限までに、購入者から支払いがない
トラブルの予防方法
作家側で行えるトラブル予防は、主に購入者からのクレーム対策です。作家としてminneを利用する際には、次の3点に注意しましょう。
・注意書きは正確に書く |
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出品時に、商品説明の下部にある「購入の際の注意点」を正確に書くことで、多くのトラブルを避けることが可能です。 「閲覧環境により、実物と異なって見える場合があります」「問い合わせ対応は平日〇時まで」など、商品や自分の状況に応じた内容を記載しましょう。「ノークレームノーリタ―ン」など、問い合わせ・返品を拒否する記載は規約違反です。模倣品の制作・画像の無断転載の禁止なども明記すると、盗作トラブルの予防にもつながります。 |
・明確な商品説明を心がける |
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ネット通販では実物を手に取って見てもらえないため、作品写真と説明文で商品情報をしっかり伝えることが必要です。サイズ感や重さなど、自分がハンドメイド作品を購入する際に知りたいことを意識して書くとよいでしょう。 |
・大袈裟な表現や表記を避ける |
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購入者が商品の実物を見て「作品ページと違う」と感じた場合、クレームにつながる可能性があります。写真の過度な加工や大袈裟な表現は避け、作品の魅力を的確に伝える表現を心がけましょう。 |
トラブルが起こった場合の対処法
ここでは、作品の販売後に購入者からクレームを受けた場合に、事態を収拾するための対処法を紹介します。
・トラブルの内容をよく確認する |
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クレームなどのトラブルが発生した場合、内容をしっかり確認し、把握するようにしましょう。先方のニーズを汲むことで、適切な対応につなげることが可能です。 |
・最初の対応は迅速に行う |
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クレームを受けてから時間が経つと、作家に対する先方の感情が悪くなる恐れがあります。トラブルの内容をしっかり把握した上で、できる限り迅速にメッセージを送るなどの対応をしましょう。 |
・ニーズに合わせた対応を行う |
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メッセージ機能で先方のニーズを探り、返品・返金など適切な対処を考える必要があります。minneでは取引完了後の返金は作家が行うため、返金用の口座など対応に必要な情報も聞き取りましょう。 |
【作家向け】minneでのクレームに対する謝罪例文
minneに限らず、作家としてハンドメイド作品の制作・販売に携わる場合、あらかじめクレームへの適切な対処法を理解しておくことが必要です。
ここでは、作家側に過失がある想定で、クレームに対する謝罪文の書き方と例文を紹介します。日頃からクレーム対応を準備し、お互いに気持ちのよい解決を目指しましょう。
【例文1】到着商品の破損
作家側の梱包が不十分な場合、配送中に商品が破損することがあります。まずは一言、自分の落ち度を誠心誠意謝罪しましょう。
破損への対処については、購入者の意思や希望を聞き、先方に寄り添う姿勢で書きましょう。
この度はお届けした作品に破損があったとのこと、誠に申し訳ございません。今後、二度とこのようなことが起こらないよう、梱包方法を見直してまいります。
さて、破損した作品について、お手数をおかけしますが当方へ着払いにてお送りいただくことは可能でしょうか。当方にて破損を修理し、再度〇○様(購入者の名前)にお届けしたいと思っております。
ご希望があればキャンセル対応を承ることも可能です。できる限り、〇○様のご要望に添った対応をさせていただければと思います。
ご迷惑をおかけいたしますが、〇○様のご返信をお待ちしております。
【例文2】在庫切れ
在庫切れの商品に対して、購入希望者から問い合わせを受けた場合は、在庫切れの理由や入荷予定などを伝えましょう。
誠に恐縮ですが、「△△(作品名)」につきましては、作品ページにてお知らせしている通り、現在在庫切れとなっております。作品の材料が欠品しており、入荷が難しいため制作・販売を見合わせている状況です。
大変申し訳ございませんが、材料が入荷次第の販売となるため、販売再開の見通しが立った際にお知らせします。何卒ご理解賜りますよう、よろしくお願いいたします。
【例文3】発送の遅延
発送の遅れは、判明した時点で先方に連絡するのがおすすめです。遅延の謝罪とともに、発送予定日などを伝えましょう。可能であれば、遅延の理由も伝えると親切です。
発送予定日は日にちをあいまいにせずはっきり伝えると、先方にも安心してもらえます。
誠に恐縮ですが、ご注文いただいた作品は現在注文が集中しているため発送に遅延が生じている状態です。当初の予定より遅れて、〇月×日の発送予定となります。
到着を楽しみにしていただいている中、大変申し訳ございません。今しばらくお待ちくださいますよう、よろしくお願いいたします。
まとめ
minneを購入者・作家のいずれの立場で利用する場合も、トラブルの際には落ち着いて対処することで問題解決につなげられます。ただし、トラブルは注意を払うことで避けられることがほとんどです。
作家の場合、盗作以外にも商用利用不可の素材で制作した作品を販売すると著作権侵害にあたる可能性があり、トラブルに発展する恐れがあります。ユザワヤなどの大手手芸品店では、Webサイトに商用利用の可否が明記されていることがあります。トラブルを避けるには、ユザワヤなどで商用利用可能な素材を購入するとよいでしょう。
参考:ユザワヤ