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公開日: 2024.07.12
最終更新日: 2024.07.12

鉢カバーは手作りできる?ポイント・アイデア・簡単な手法を紹介

鉢カバーは手作りできる?ポイント・アイデア・簡単な手法を紹介

鉢カバーは、観葉植物を植える植木鉢を覆うアイテムで、インテリアの一部としても重要な役割を果たします。鉢カバーを使用することで、植木鉢のデザインを簡単に変えることができ、空間全体の雰囲気を一新することができます。市販の鉢カバーを購入するのも一つの方法ですが、手作りすることでより個性的で自分好みのデザインに仕上げることができます。

手作り鉢カバーのメリットは、デザインの自由度が高いことに加え、素材やサイズを自分の好みに合わせて調整できる点です。本記事では、鉢カバーを手作りする際のポイントや、具体的な作り方について詳しく解説します。

鉢カバーは手作りできる?メリットは?

鉢カバーとは、観葉植物を植える植木鉢の周りをカバーするアイテムのことです。

鉢カバーを使用するメリットとして、植木鉢のデザインを変えられることが挙げられます。また、紐をつけて吊り下げ式にしたり、キャスターを取り付けて移動式にしたりと、利便性を高めるのにも役立ちます。

市販の鉢カバーを購入するほか、ハンドメイドすることも可能です。手作りするとデザインの幅が広がり、より自分好みの鉢カバーに仕上げられるのがポイントです。

鉢カバーを手作りする際のポイント

よりオリジナリティのある鉢カバーを求める人は、自分で手作りするのがおすすめです。鉢カバーを手作りする方法は多岐にわたり、やりかたによっては簡単に作れるものも多くあります。

鉢カバーを手作りする際に押さえておきたいポイントを解説します。

植木鉢のサイズに合わせる

鉢カバーを作る際、植木鉢の大きさに合わせてサイズを調整しましょう。

植木鉢を覆う鉢カバーは、必然的に植木鉢より一回り大きなサイズとなります。植木鉢の外寸より鉢カバーの内寸が少し大きくなるように調整して、カバーを作成する必要があります。

植木鉢が鉢カバーに入らないことを防ぐため、幅に余裕をもたせて作ろうと考える人もいます。しかし、鉢カバーが植木鉢より大きすぎると、中で植木鉢が倒れる可能性があるため、一回り大きめのサイズ感を意識しましょう。

また、鉢カバーの高さを鉢より少し高くするのもポイントです。鉢カバーが植木鉢より低いと見栄えが悪くなり、植木鉢より高すぎると植物が見えなくなります。

水漏れ・水はけに配慮する

水やりが必要な植物の場合、水漏れ・水はけに配慮した鉢カバー作りが大切です。

一般的な植木鉢の鉢底には穴が空いており、水やりをした後に余分な水分が排出される仕組みになっています。植木鉢の底に水が溜まると、植物たちの根腐れやカビの発生を招く可能性があります。

水やりが必要な植物を植えた植木鉢の鉢カバーを作る際は、鉢カバー自体の底に穴を空けたり、植木鉢の底を覆わないようにしたりと、水はけに配慮した工夫が必要です。

室内で育てるときは、水漏れ対策にも考慮して鉢カバーを作りましょう。小さな植木鉢であれば、水やりの際だけ鉢カバーを外すか、水やり後底に溜まった水を捨てるのが簡単なやりかたです。

大きな植木鉢を入れてこまめな移動が難しいときは、吸水性の高いスポンジを底に仕込んだり、スポイトで吸い上げて排出したりする方法もあります。

利用場面に合う素材を選ぶ

利用場面に合った素材を選んで、鉢カバーを作ることも大切です。

鉢カバーを手作りするときに使えるものとして、紙や毛糸、麻紐などさまざまな素材があります。また、家にある不要な缶や木材をリメイクして使うことも考えられます。

さまざまな素材がある中で、利用場面に適しているかの見極めは欠かせません。例えば、外に置く植木鉢の鉢カバーであれば、紙や毛糸は不向きと言えます。

また、部屋に置く植木鉢の室内用鉢カバーであっても、インテリアにマッチする素材かどうかは大切なポイントです。ナチュラルに仕上げたいときは木材、おしゃれな雰囲気を演出したいときは麻紐など、デザインにこだわるとすてきな空間作りにつながります。

鉢カバーを手作りする方法

市販でよく見る金属製や陶器鉢カバーは、手作りするのが難しいでしょう。しかし、布や木材など身近にある材料を使えば、手作り鉢カバーが手軽に完成します。

鉢カバーの主な手作り方法について解説します。

布を使う

自宅で余った布や好みのデザインの布を選んで、鉢カバーを手軽に作ることができます。布を使って、鉢カバーを手作りする流れは下記の通りです。

1布にアイロンをかけてしわやヨレを伸ばします。
植木鉢の周囲に合わせて布を裁断します。
布の端を折って縫い合わせます。
植木鉢に布を巻き付けてダブルクリップやボンドで留めて完成です。

布の内側に厚紙やクリアファイルを入れると、自立して扱いやすくなります。植木鉢の植物に水やりする必要がある場合は、布の内側を厚手のビニールシートにすると水濡れ防止に役立ちます。

植木鉢に巻き付けて布の端を留める際、かわいいデザインのダブルクリップを使用するのもおすすめです。

麻などの袋を使う

麻などの袋と植木鉢の収まる箱を用意して、鉢カバーづくりができます。麻袋を使用して鉢カバーを手作りする流れは下記の通りです。

1袋に土台となる箱を入れます。
袋の底の左右にできる余分な布を中に内側に折り込みます。
袋から箱を取り出し、2で折り込んだ部分を縫い合わせます。
再び袋に箱を入れ、袋の上部を箱の内側に折り込み完成です。

用意する箱は、丸型のゴミ箱などが入手しやすいでしょう。袋の底を縫い合わせるのが難しい場合は、ホッチキスやガムテープで留めても問題ありません。

ナチュラル素材の麻はグリーンとの相性がよく、インテリアに馴染みやすい色なのも魅力です。

編む

編み物が得意な人や挑戦したい人は、鉢カバーを編んで手作りする方法がおすすめです。編んで鉢カバーを手作りする流れは下記の通りです。

1好きな毛糸や麻紐とかぎ針を用意します。
鉢カバーの底部分を編みます。
植木鉢の底より一回り大きなサイズまで編めたら、続けて側面を編み始めます。
植木鉢が隠れる高さまで編めたら完成です。

複数の素材・カラーの糸を使用することで、よりオリジナリティのある鉢カバーに仕上がります。糸以外の素材として、自宅にある生地の余りや着なくなったTシャツなどをちぎって編み込む方法も考えられます。

編み物は少し手間のかかる分、思い入れのある鉢カバーとなるでしょう。

不用品をリメイクする

縫う・編むなどの作業が苦手な人は、既にあるものをリメイクして鉢カバーを手作りする方法がぴったりです。自宅にある不用品の中にも、リメイクすれば鉢カバーとして使える素材が多く見つかります。

例えば、ブリキ製の缶やワインの木箱などは、カバーにするとおしゃれに生まれ変わる素材です。見た目が気になるときは、スプレーや絵の具でカラーを変える、シールを貼るなどしてリメイク対応しましょう。

その他、着物やジーンズを鉢カバーにする方法もあります。もう着ることはないけれどお気に入りの衣類は、鉢カバーにリメイクして毎日眺めるインテリアアイテムにしましょう。

木を組み合わせる

木の板を組み合わせて作った鉢カバーは、ナチュラルな雰囲気が植物にぴったりです。木を組み合わせて鉢カバーを手作りする流れは下記の通りです。

1植木鉢を囲えるサイズに木の板を裁断します。
電動ドリルで木の板同士を固定します。
好みでニスやペンキを塗って完成です。

水はけのよい鉢カバーに仕上げたいときは、底部分の木の板は少し隙間を空けて固定するとよいでしょう。木の板に任意の穴を空ければ、吊り下げ用の紐を通したり、持ち手を作ったりすることも可能です。

布や毛糸でできた鉢カバーは水濡れに強くないので、屋外で使用したい場合は木製鉢カバーがおすすめです。

まとめ

鉢カバーは、観葉植物をより美しく見せ、空間を彩るための重要なアイテムです。手作りすることで、自分好みのデザインやサイズに仕上げることができ、部屋の雰囲気にぴったりのオリジナル鉢カバーを作ることができます。手作り鉢カバーには、布や麻袋、編み物、不用品のリメイク、木材の組み合わせなど、多くの方法があります。布を使った鉢カバーは手軽に作成でき、デザインも豊富に選べます。

麻袋や編み物は、ナチュラルで温かみのある雰囲気を演出します。また、不用品をリメイクすることで、エコでおしゃれな鉢カバーが完成します。木材を使った鉢カバーは、屋外での使用にも適しており、耐久性も高いです。手作り鉢カバーの方法をマスターして、自分だけの素敵な空間を作り上げましょう。