サコッシュとは?特徴や魅力を解説!制作におすすめの生地も紹介
サコッシュは実用性が高く、コーディネートのワンポイントとしても映えることから、男女問わず人気を集めているアイテムです。最近ではさまざまなスポーツブランド・ファッションブランドからサコッシュが販売されていますが、ミシンさえあれば自宅でも簡単に制作することが可能です。
当記事では、サコッシュの概要や魅力、シーン別のサコッシュの選び方について解説します。サコッシュをハンドメイドする際に必要なアイテムやおすすめの生地も紹介するため、ぜひ参考にしてください。
目次1
サコッシュとは
サコッシュ(Sacoche)とは、フランス語でカバン・袋などを意味する単語であり、マチのない薄型の斜め掛けバッグを指します。
サコッシュは、もともとは自転車レースにおいて、選手の補給食を入れておく目的で使用されていました。自転車競技中でも影響がないよう、軽量・コンパクトなサイズ感で、肩から斜め掛けできるストラップが付いていることが、サコッシュの特徴となります。また、素材は防水性に優れたナイロンが主流です。
近年ではスポーツやアウトドアシーンで使用されるだけでなく、ファッションアイテムの1つとしても注目されています。
ポシェット・ボディバッグ・ショルダーバッグとの違い
サコッシュとポシェット、ボディバッグ、ショルダーバッグの違いは、以下の通りです。
・ポシェット
サコッシュはもともと競技用バッグであったのに対し、ポシェットは女性向けのファッションバックです。ショルダーベルト付きのコンパクトなバッグという点では似ていますが、ポシェットはマチがあるため、サコッシュと比較すると収納力が高くなります。
・ボディバッグ
サコッシュよりも身体にフィットするデザインであり、その分ショルダーベルトも短めです。使いやすいナイロン素材をはじめ、多様な生地・装飾でファッション性の高い商品も数多くあります。
・ショルダーバッグ
肩掛けバッグの総称であり、サコッシュやポシェットなどはショルダーバッグの一種です。
サコッシュの魅力
サコッシュの魅力には、以下のような点が挙げられます。
- 薄く軽いため、邪魔にならない
- さまざまなシーンで使える
- デザインが豊富
- 性別問わず使用できる
サコッシュは、マチのない軽量なバッグであることから、音楽フェスやキャンプ、旅行など、さまざまなシーンで活躍します。最小限の荷物で身軽に出かけたい時はもちろん、荷物が多い場合にはサブバッグとしても使用可能です。
最近では、素材や柄のバリエーションも増えており、スポーティーデザインやシンプルな服装に映えるヒョウ柄から、高級感のある革素材のサコッシュまで多岐にわたります。また、男女問わず使用できる、ユニセックスなデザインも魅力です。
サコッシュの使い方
サコッシュの使い方として、貴重品やスマホなどを入れるサブバッグとして使用する方法が一般的です。近所への買い物など、最低限必要なものだけ持って行動したい場合などにも便利でしょう。
着用時は、身体の前側へバッグ部分を合わせることで、シンプルファッションのアクセントにもなります。ショルダーベルトの長さは、バッグ部分がウエスト周りに位置するよう調節するのがよいでしょう。
【シーン別】サコッシュの選び方
バッグブランドやアウトドアブランドから販売されているサコッシュには、多様な種類があり、サイズや生地、機能によって最適な使用シーンが異なります。目的地やシーンに合ったサコッシュを選ぶことで、快適にお出かけを楽しめるでしょう。
ここでは、5つのシーン別にサコッシュの選び方を紹介します。
旅行
旅行の際は、サブバッグとして財布やスマホ、切符などの貴重品を入れるケースが多いため、盗難防止策としてファスナータイプのサコッシュを選ぶことがおすすめです。
また、折り畳み可能なコンパクトなサコッシュであれば、使わない間はメイン収納の旅行用バッグに入れておくことも可能です。
スポーツ観戦・音楽フェス
屋外で過ごす時間が長いスポーツ観戦や音楽フェスでは、飲み物やタオルを入れられるサイズのサコッシュを選びましょう。ショルダーベルトが太めのものは安定しやすく、肩への負担も抑えられます。
また、撥水加工が施されたサコッシュであれば、突然の雨にも慌てずに済むでしょう。
ショッピング
財布やスマホなど、最小限の荷物で身軽にショッピングを楽しみたい場合にも、サコッシュはおすすめです。買い物の荷物が増えても邪魔にならないよう、できるだけ薄くコンパクトなサコッシュを選びましょう。
大きめのブランドロゴデザインや差し色カラーのサコッシュであれば、コーディネートのワンポイントとして、おしゃれな着こなしを楽しむことができるでしょう。
登山・キャンプ
アウトドアに出かける際には、ティッシュや絆創膏などの小物類を持ち歩く人も多いでしょう。取り出す時にどこに仕舞ったか分からないといった事態を防ぐためにも、荷物をある程度整理できるポケット付きのサコッシュを選ぶことがおすすめです。また、片手で素早く荷物を取り出せるよう、開口部の開けやすさも確認したいポイントとなります。
登山やキャンプで使うサコッシュの素材は、耐久性・防水性に優れたナイロンやポリエステルなどを選びましょう。
サイクリング
サイクリング時にサコッシュを使用する際は、運転に影響しないこと、体に負担をかけずに身につけられることが重要なポイントです。荷物に気を取られずにサイクリングを満喫するためにも、コンパクトで軽量なサコッシュを選びましょう。可能であれば、購入時にフィット感を確認するのがおすすめです。
また、自転車とサコッシュの色味を合わせてトータルコーディネートを楽しむのもよいでしょう。
サコッシュは作れる?
サコッシュはデザインが豊富です。簡単に制作できるデザインを選べば、初心者でもミシンを使用してオリジナルのサコッシュを作ることができます。
また、普段からハンドメイド制作を行っている人は、利用シーンに合わせたデザインにアレンジすることも可能です。内側にポケットを付けたり、バッグの開口部にチャックを付けたりして、機能性にもこだわったサコッシュを作りましょう。
サコッシュ制作に必要な物
サコッシュ制作に必要な物や道具は、以下の通りです。
サコッシュ制作に必要な物 |
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サコッシュ制作に必要な道具 |
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あると便利な物 |
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ハンドメイド初心者の人は、型紙に沿ってカットした生地を縫い合わせる簡易的なサコッシュを作るのがおすすめとなります。その場合、表中の「サコッシュ制作に必要な物」「サコッシュ制作に必要な道具」があれば制作できます。
また、上級者用として表中の「あると便利な物」を用意しておくことで、チャックや装飾を付けることも可能です。
サコッシュ制作におすすめの生地
サコッシュ制作におすすめの生地は、以下の4種類です。
・ポリエステル
耐久性に優れているため、アウトドアやスポーツに使用するサコッシュに向いています。生地自体が軽量であり、シワになりにくいのもメリットです。
・11号帆布
トートバッグに使用される生地です。11号帆布は、帆布の中で最も薄い生地であり、軽く柔らかい質感が特徴となります。ミシンで加工しやすいため、ハンドメイド制作が初めての人には特におすすめです。
・デニム
厚手で丈夫なデニム生地を使用すれば、耐久性に優れたサコッシュを制作できます。また、使い続けることで色落ちや質感の変化を楽しめるのもポイントです。
・ツイル
柔らかな肌触りと美しい光沢により、カジュアルながらも上品なサコッシュを作れます。シワになりにくく、丈夫で裁縫がしやすいため、サコッシュ作りの生地に適しています。
まとめ
サコッシュとは、マチのない薄型・軽量の斜め掛けバッグです。もともとは自転車レースで補給食を入れる際に使われていましたが、現在はアウトドアや旅行などのさまざまなシーンで使われています。
サコッシュ選びのポイントは、シーンに合わせたデザイン・機能を選択することです。例えば、屋外イベントに参加する場合、突然の雨にも対応できる防水性に優れた素材のサコッシュがおすすめです。サイクリングの際に使用するのであれば、身体にフィットするコンパクトなサコッシュがよいでしょう。
また、サコッシュは自宅でハンドメイドすることも可能です。使用する生地は、ポリエステルや11号帆布など、ハンドメイドしやすい、機能性の高い生地を選びましょう。
ユザワヤでは、サコッシュの作り方を動画にて紹介しています。各工程を映像で確認できるため、ハンドメイド初心者の人には特におすすめです。