PageTop

公開日: 2022.01.25
最終更新日: 2022.04.20

ミンネとは?他のサイトとどう違う?登録方法や販売時の注意点も

ミンネとは?他のサイトとどう違う?登録方法や販売時の注意点も

ハンドメイド作品の販売ができるサイトには、専門サイトからフリマサイトまでさまざまなサイトがあります。そのため、ハンドメイド作品の販売を考えているものの、どれを使ったらよいか迷っている人は多いでしょう。

この記事では、国内最大級のハンドメイド販売サイトであるミンネの基本情報や特徴を伝えるとともに、ミンネを利用する際の流れや注意点についても説明します。ミンネの特徴を理解して、ハンドメイド販売に役立てましょう。

ミンネとは?基本情報を紹介!

ミンネ(minne)とは、ハンドメイド作品の売り手と買い手をつなぐ、国内最大級のハンドメイドマーケットです。運営会社はGMOペパボ株式会社で、アプリダウンロード数は1,306万回以上、79万件を超えるハンドメイド作家やブランドが作品を販売しています。

ミンネで扱う作品は多岐にわたり、大カテゴリーでは19個、小カテゴリーでは288個もの作品に分かれます。ものづくりの総合プラットフォームとして広く創作活動を支援しており、個人からの出品に限らず法人の出品やセレクトショップの代理販売も可能です。さまざまな人がミンネを利用し、企業の規模や自分のペースに合ったショップ運営を行っています。

ミンネの名前は博多弁が由来です。博多弁では「見てみんね(ちょっと見てみたら?)」「やってみんね(一緒にやってみない?)」のように、語尾に「みんね」を付けて行動を促す意味を表します。

ミンネの特徴

ミンネで人気の作品は、アクセサリーやファッション、バッグなどの小物、家具です。女性向けのおしゃれな作品や、自分で作れないような質の高い作品に人気が集まる傾向があります。

また、イベント開催やメディア掲載、企業とのコラボも積極的に行っており、作家活動をさまざまな形で支援していることも特徴です。オンラインで販売のノウハウを勉強したり、対面でのものづくり支援を受けたりできるため、ハンドメイド販売のヒントを得られるでしょう。

また、ユーザーや作家が安心して利用できるよう、アプリの表示異常や動作エラーなどの稼働状況の監視、不正アクセスやウィルス対策などのセキュリティ強化にも取り組んでいます。

ミンネの口コミ・評判

ミンネの口コミや評判にはどのようなものがあるでしょうか。実際に使った人からの評判をチェックしてみましょう。

・SNSアカウントなどと連携が可能

ミンネのプロフィールページでは、SNSやブログとのリンク設定が可能です。SNSを活用して制作過程や作品のこだわりを発信したり、新作の販売を告知したりすることで、ファン獲得や販売促進に役立ちます。

・ショップページをカスタマイズできる

既定のデザインから大きな変更ができない販売サイトが多い中、ミンネではショップページのカスタマイズが可能です。カバー画像やショップ名の字体も選べるため、自分のこだわりを生かしたおしゃれなショップページを作成できるでしょう。

・ライバルが多い

ハンドメイド専門の販売サイトであるミンネには、同じジャンルのハンドメイド作品が多く出品されています。そのため、質や価格で比較されやすい点に注意しましょう。ライバルに比べて付加価値のある作品づくりや、こだわりの世界観を演出するなど、「このショップだから買いたい」と思うファンを作ることが重要です。

メルカリやクリーマとの違い

ミンネと、メルカリ・クリーマとの違いは、下記の通りです。

特徴ユーザー層
ミンネ
  • 世界観や作り手のこだわりが伝わる作品が好まれる
  • 9割が女性
  • 20代~40代の女性が中心
メルカリ
  • ユーザー数が多い
  • 値下げ交渉が多く、市販より低価格の作品が多い
  • 中古商品がメイン
  • 男女差はそれほどない
  • 20代~40代が中心
  • 幅広い年齢層のユーザーがいる
クリーマ
  • 高品質の手作り作品が多く、リピート率が高い
  • 価格設定が高め
  • 20代~40代の女性が中心
販売手数料使いやすさ
ミンネ10.56%(税込)
※送料も対象
  • ページの操作性がよい
  • シンプルなサイトデザインで作品の雰囲気を邪魔しない
メルカリ10%
※送料対象外
  • 匿名配送により相手に個人情報を開示せずに取引可能
クリーマ11%(税込)
※送料込みの場合は送料も対象
  • プロモーション広告により優先的な訴求が可能
  • サイトを使った販売に限らず、大規模イベントや常設店舗も展開

メルカリは圧倒的なユーザー数で新規顧客の獲得を目指せるものの、低価格のリサイクル品がメインのためハンドメイド作品の需要は多くありません。利用ユーザーを考えると、ハンドメイド作品専門のミンネやクリーマのほうがハンドメイド作品の需要は高いと言えます。

各サイトとも無料で利用でき、販売時に手数料がかかります。販売手数料は、各サイトでそれほど違いはありません。送料に手数料がかかるかどうかはサイトや条件により異なるため、送料を含んだ総額で考えることが重要です。

【作家向け】ミンネの登録方法とポイント

ミンネでハンドメイド作品を販売するためには、会員登録と販売者登録をした上で、作品を登録する手順を踏む必要があります。登録に使うメールアドレスと電話番号を用意して、会員登録と販売者登録を行ってください。売り上げを入金する口座が決まっている場合は、口座情報も手元に用意しておくとよいでしょう。

以下では、会員登録から作品を登録するまでの手順とポイントを簡単に紹介します。

会員登録方法

まずは公式サイトの「会員登録」の画面を開き、登録するメールアドレスを入力して送信します。

入力したメールアドレスに届いた登録ご案内メールを開き、URLにユーザーIDとパスワードを入力して会員登録をクリックすると登録が完了します。この時入力するユーザーIDが、ミンネのショップのURLになります。登録後の変更はできないため、慎重に決定しましょう。

販売者登録方法

会員ページにログインし、Webブラウザの場合はページ上部、アプリの場合はメニュー下部に表示される「作品を販売する」をクリックします。「作家登録のステップ」にしたがって進めましょう。

「確認用メールを送信する」をクリックし、届いたメールのURLを開いてメールアドレスの確認を完了します。販売者情報を入力して登録すると入力した電話番号あてにSMSで認証コードが届くため、コードを入力して「認証する」をクリックしましょう。

次に、事業者情報を申請します。「個人事業主」「法人」「どちらでもない」の3つから、該当する選択肢を選びます。「個人事業主」「法人」の場合は、表示される項目を入力し「審査する」をクリックしてください。数日で審査が終了し、メールが届きます。「個人事業主」「法人」に該当しない場合は、「どちらでもない」を選びましょう。申請後すぐに販売を開始できます。

作品登録方法

ミンネにログインした状態で会員ページから「作品登録」を選択し、必要項目を入力します。商品画像は5枚まで登録可能です。全体像やアップなど、作品の魅力を伝える写真を複数登録してください。画像ごとにコメントを設定して、説明を入れるとよいでしょう。

作品名やカテゴリー、ハッシュタグは、ユーザーに作品を見つけてもらうための重要な項目です。作品のポイントが伝わるように、商品ページは正確に記載しましょう。作品説明を入力し、公開設定と販売設定を選択して「この内容で登録・更新する」をクリックすると登録完了です。

ミンネを利用する上での注意点

ミンネでハンドメイド作品を売るためには、売れる商品のリサーチや作品の質の向上、商品の見せ方はもちろんのこと、トラブルが起きた際の購入者への対処は重要です。原因がどちらにあるにせよ、トラブルが起きた時ほど対応は丁寧に行いましょう。誠実な対応をすることで、信頼できる出品者だと認識してもらえます。対応と届いた作品に満足してもらえれば、リピーターになる可能性も高まるでしょう。

たとえば、発送した荷物が届いてないと連絡を受けた場合、追跡サービスがない配送方法では荷物の位置を調べられません。配送途中で起きたトラブルで荷物が届かないケースや、購入者側が到着した荷物に気づいていないケースもあります。頭から発送済みだと否定せずに、丁寧に確認を依頼することが大切です。

また、追跡サービスがない配送方法では事実確認ができないため、納得できずに作品を再発送するケースもあります。少し費用はかかるものの、トラブルの対処に時間がかかることや評価が下がる影響を考えれば安い出費でしょう。

まとめ

ミンネは国内最大級のハンドメイド販売専門サイトです。多くのハンドメイド作品が出品されていて、イベント開催や企業とのコラボなど、ものづくりの支援が充実しています。ミンネはショップページをカスタマイズできるため、作品の世界観に合わせたページ作りができることも特徴です。

ミンネを利用する際は売れる商品のリサーチや商品の見せ方に加え、トラブルに丁寧に対応することが重要です。対応に満足してもらえれば評価に影響が出にくく、リピーター獲得にもつながるでしょう。