粘土を売っている場所5選|主な粘土の種類も紹介
粘土には、紙粘土・油粘土・石粉粘土などさまざまな種類があり、用途によって使い分ける必要があります。粘土が手に入る場所も数多くありますが、必要とする粘土が販売されているかどうか、あらかじめ確認しておくとよいでしょう。
この記事では、土の種類を踏まえ、粘土を売っている場所として手芸専門店、ホームセンター・100円ショップ、ベビー用品店の3つを紹介します。粘土が必要となったもののどこで買えばよいか分からないとお悩みの方は、ぜひ参考にしてください。
目次1
粘土の種類
一口に粘土と言っても、粘土にはさまざまな種類があり、用途によって使い分けられます。ここでは、粘土の種類を5つご紹介します。
(1)紙粘土
紙粘土はパルプが主原料で、乾燥によって硬化する粘土です。自然乾燥した後に削ると毛羽立つことがあります。紙粘土には、パルプに微小な中空樹脂を合わせた軽量タイプがあります。乾燥してからアクリル絵の具やニスなどを塗れるため、自由工作など幅広い表現を楽しめるでしょう。
(2)油粘土
油粘土は、乾かない粘土であるため、何度でも形を変えられます。油粘土は幼稚園や小学校の図工などで使われている学童用油粘土といった軟らかめのタイプに加え、中硬度・工業用のタイプなど幅広い種類があります。
(3)石粉粘土
石粉粘土は、微細な石の粉が原料であり、乾いた後に陶器のような質感になる粘土です。乾燥してから削れるため、紙粘土よりも細かな仕上げができます。伸びの強さがありちぎれないため、造花やフィギュアなどにも使われています。
(4)樹脂粘土
特殊な樹脂が使われている樹脂粘土は、乾燥した後もある程度の柔軟性がある粘土です。自然乾燥で固まり、光沢感があるため、小物やアクセサリー作りなどでよく使われています。薄く延ばすと透明感が出て繊細な表現ができるでしょう。
(5)穀物粘土
穀物粘土は、小麦粘土や米粉粘土など食品・自然由来の原材料を使っている粘土のことです。小麦粘土は子どもが万が一口に入れても安全ではあるものの、小麦アレルギーを持っている場合は避けましょう。小麦アレルギーの場合は、米粉粘土をおすすめします。米粉粘土はもちもちした感触があり、小麦アレルギーでも安心して使えます。
上記以外にも木粉粘土や透明粘土など幅広い種類があります。
【粘土を売っている場所】手芸専門店
手芸用の粘土は、手芸専門店で購入可能です。手芸専門店は品揃えが豊富なため、さまざまなニーズに対応できます。また、高品質な粘土を手頃な価格で購入できることもメリットの1つです。以下では、代表的な手芸専門店であるユザワヤの特徴や、売られている手芸用品の粘土についてご紹介します。
ユザワヤ
ユザワヤとは、手作りホビー材料を販売する大型専門店です。ユザワヤの店舗や通販では、世界中のさまざまな材料や道具を購入できます。ユザワヤでは以下のような粘土を取り扱っています。
油粘土 『超軽量油粘土 ピュアクレイ ホワイト 約150g #0863』 日本教材製作所
油の臭いがしない、新タイプの超軽量油粘土です。なめらかな手触りで、型取りなどの細かい造形にも最適です。従来の油粘土よりも軽く、環境や肌にもやさしい安全性の高い原料が使われています。紫外線が当たっても変色せず、燃えるゴミで処分できます。
石粉粘土 『Mainetta (マイネッタ) 350g 835』 日清アソシエイツ
彫塑や工芸、人形創作など幅広く使える精選石粉粘土です。手を汚さずに造形できて、薄く伸ばせることが特徴です。粘着力が強いため、接着剤を使わずに接着できます。
樹脂風粘土 『Grace (グレイス) 200g』 日清アソシエイツ
穀粉が原料の樹脂風粘土です。透明感があり、薄く伸ばせる上に、乾燥後も弾力性があります。デコパーツなどのミニチュア作りや、繊細なアクセサリー作りにもおすすめです。初心者でも扱いやすい商品です。
小麦粉パン粘土 『NEW Pando (ニューパンド) 250g』 ジャックス
小麦粉が原料の塑性粘土で、形成してから2〜3日自然乾燥すると硬化します。伸びやすくて自由な形に加工可能です。乾燥した後は独特の美しいツヤと緻密なキメがあり、半永久的に形を保てます。アクセサリーやミニチュアスイーツ、インテリア小物など幅広く使われています。
【粘土を売っている場所】ホームセンター・100円ショップ
粘土は、手芸専門店以外にホームセンターや100円ショップでも購入可能です。ホームセンターや100円ショップで購入するメリットは、「店舗数が多く、気軽に購入できる」「手頃な価格で購入できる」ことです。
しかし、「品揃えが手芸専門店ほど豊富ではない」「販売している粘土の品質・評判にバラつきがある」などさまざまなデメリットがあるため、注意しましょう。ここでは、粘土の取扱店であるホームセンターと100円ショップをご紹介します。
カインズ
カインズとは、さまざまなニーズに対応できて、暮らしに役立つオリジナル商品を幅広く販売するホームセンターです。カインズでは、オリジナルブランドの「かるい紙粘土」という商品を開発・販売しています。
また、パジコの天然石原料のプチフォルモ粘土も扱っています。カインズの店舗が近くにない場合は、オンラインショップを活用するとよいでしょう。カインズでは、以下の粘土が人気です。
ダイソー
ダイソーとは、全国に展開する100円ショップで、雑貨や日用品などさまざまな商品を販売しています。ダイソーでは、多種多様な粘土を購入可能です。カラーが豊富な樹脂粘土や、ふわふわな触感や軽さのある紙粘土、米粉粘土・小麦粘土といった穀物粘土などを取り扱っています。
また、ダイソーにはお湯に入れて軟らかくして、何度でも使えるプラスチック粘土もあります。ほかにも、作業に使う粘土ベラなどの粘土道具を購入可能です。ダイソーでは、以下の粘土が人気です。
【粘土を売っている場所】ベビー用品店
粘土は、ベビー用品店でも販売されています。しかし、ベビー用品店の場合、手芸専門店やホームセンター、100円ショップとは異なり、販売している粘土は幼児向けのものが大半です。ハンドメイド作品を作るために粘土を探している場合、ベビー用品店では見つからない可能性があります。
ここでは、粘土を販売しているベビー用品店の店舗情報や取り扱っている粘土をご紹介します。
アカチャンホンポ
アカチャンホンポとは、1932年に大阪で創業した、全国に店舗を展開するベビー用品店です。アカチャンホンポは赤ちゃん向けの商品を取り扱っている店舗であるため、粘土も主に幼児向けのものを販売しています。
粘土は、米粉粘土・小麦粘土といった食品由来の原料のものが多く、万が一口に入れても安全な商品を中心に取り扱っています。アカチャンホンポでは、以下の粘土が人気です。
お米のねんDo! もっちりなめらかお米ねんど12色
米粉と塩の素材から作られていて、お米の弾力性があり、なめらかで細かな造形にも使いやすい粘土です。乾きにくいため、ゆっくりと作品を作成できて、繰り返し粘土遊びができます。色鮮やかな粘土を混ぜて、さまざまな色を作れます。
西松屋
西松屋とは、子どもがいる家庭の日々の暮らしをより豊かなものにすることを目指し、さまざまな商品を販売するベビー用品店です。
ミルクや衛生用品、マタニティアイテム、ママグッズ、ベビー服・子ども服、服飾雑貨、おもちゃなど幅広い商品を取り扱っています。西松屋では粘土を扱っているものの、子ども向けが多く、小麦粘土や油粘土などが中心となります。
まとめ
粘土を売っている場所として、手芸専門店やホームセンター・100円ショップ・ベビー用品店などが挙げられます。ネットショップのあるお店も多いため、近くに店舗がない場合は、利用するとよいでしょう。特にベビー用品店では、子ども用の粘土しか扱っていない場合が多いため注意が必要です。
なお、粘土にはさまざまな種類があり用途に応じて使い分ける必要があります。必要な粘土の種類をあらかじめ調べておき、その粘土を扱うお店で買い物をしましょう。