ハンドメイド作品を海外で販売しよう!おすすめサイト5選!
「もっとたくさんハンドメイド作品を販売したい」という思いがある人には、海外での作品販売がおすすめです。作品の海外発送や顧客対応など国内販売と違う点はありますが、ネットショップを通じて出品すれば海外販売を簡単に始めることができます。
この記事では、ハンドメイド作品を海外販売するメリットや、海外販売ができるサイトを厳選して紹介します。記事の最後には、作品を海外販売するときにチェックしておきたい3つの実践的なポイントを解説します。
目次1
ハンドメイド作品を海外販売するメリットは?
ハンドメイド作品は、国内だけでなく海外でも販売することができます。
国内で定番のデザインが海外では「斬新」と評価されるなど、ハンドメイド作品の海外販売で得られるメリットはさまざまです。また、日本人が制作・販売している点にブランド価値を感じてもらえるため、国内に比べて高価格の作品も売れやすい傾向にあります。
ハンドメイド作品を海外販売するメリットは、次の2点です。
・お客さんの母数が圧倒的に増える
国内で販売するよりも海外で販売するほうが、見込み客の母数が圧倒的に増えます。海外販売に対応するオンラインサイトは世界中の人が簡単にアクセスできるため、ハンドメイド作品の販路を広げたい人には特におすすめです。
・競合が少ない環境で勝負できる
国内に比べて、海外販売を行っている日本のハンドメイド作家はまだ少ないことが現状です。競合が少ないことで作品は売れやすく顧客獲得のチャンスも多いため、人気作家を目指せます。
オンライン販売の市場拡大に伴って、今後は海外向けのハンドメイド販売者がさらに増えるでしょう。参入者が少ない今のうちに、ハンドメイド作品の海外販売をぜひ検討してください。
ハンドメイド作品の海外販売ができるサイト5選!
ハンドメイド作品の海外販売においては、海外ユーザーへの対応を不安視する人も多いでしょう。しかし、作品販売に関して使用する英語は限られているため、過度に心配する必要はありません。翻訳機能を備えた販売サイトもあり、英語力に自信がない人も挑戦しやすい環境が整っています。
ここでは、ハンドメイド作品の海外販売ができるサイトを5つ紹介します。各サイトの特徴を押さえて、自分の希望に沿った販売経路を選びましょう。
Etsy(エッツィー)
Etsyは2005年に設立されたショッピングサイトで、ハンドメイド作品やヴィンテージ商品、クラフト資材などを販売できます。販売中の作家はおよそ750万人、商品の購入者は1億人に上るなど世界中で広く利用されているサイトです。
【Etsyの特徴】
- 販売手数料は出品手数料、取引手数料、入金手数料の3つのみ
- ショップの基本言語として日本語を選択できる
- 自動翻訳機能があり、英語で商品登録する必要がない
- 複数言語の商品出品に対応
公式ホームページをはじめとするEtsyのサービスは日本語に対応しており、ショップの開設から商品出品までスムーズに行えます。
Creema(クリーマ)
Creemaは2010年にサービス提供を開始した、日本最大級のハンドメイドマーケットプレイスです。およそ19万人のクリエイターが、1,000万点以上の作品を出品してきました。
2016年にスタートした中国語版Creemaでは、台湾・香港を中心に利用ユーザーが拡大しています。
【Creemaの特徴】
- Creemaへの登録、出店、出品料は不要
- 出品フォームにチェックを入れるだけで海外サイトの掲載・販売がスタートできる
- サイト内に自動翻訳ボタンあり(中国語、日本語)
- 中国語ネイティブスタッフの言語サポートサービスあり
出典:Creema help「出店料・出品料・成約手数料はかかりますか?」
Creemaは日本で人気の大手サイトであり、安心してサービスを利用できます。Creemaは、出品フォームでチェックした作品だけを海外販売できるなど、気軽に始められる点が魅力です。
minne(ミンネ)
minneは、2012年にサービスを開始した国内大手ハンドメイド販売サイトで、2019年から海外利用者の作品購入に対応しています。
minneの出品作品は、288個のカテゴリーに細分化されています。アクセサリーや雑貨だけでなく、ペットグッズ、食べ物などさまざまなアイテムを扱っている点がminneの強みです。
【minneの特徴】
- 海外販売に関して、作家側の特別な作業は不要
- 海外の購入者とのやり取りは代行会社が行ってくれる
- 発送作業は代行会社が行うため、国際発送手続きは不要(作品は国内の指定住所へ送付)
- 販売手数料は国内の販売と同額
出典:minne「海外からminneの作品が購入できるようになりました」
minneでは、海外の購入者とのやり取りをすべて代行会社が行います。そのため、作家は国内と同じスタンスで海外に向けたハンドメイド販売ができます。
Pinkoi(ピンコイ)
Pinkoiは、32,000店以上のショップを開設する、アジア最大級のグローバル通販サイトです。2011年に台湾からスタートし、2014年に日本語版サイトをオープンしました。
世界93カ国で1,200万点以上の作品が購入されており、会員数は500万人に上るなど世界中で広く利用されているサイトです。
【Pinkoiの特徴】
- Pinkoiの登録、出店、出品は無料(ショップ開設保証金が必要)
- 台湾、香港、中国、日本、タイの5つの市場がメイン
- 海外からの注文が80%以上
- 自動翻訳システムが搭載されているため、各種文章を日本語で入力できる
- 「英語説明文テンプレート」「翻訳テンプレート」などの参考ツールあり
海外からの購入割合が多いことが、Pinkoiを利用する最大のメリットです。Pinkoiを利用すればハンドメイド作品の販路拡大が期待でき、ビジネスの可能性は大きく広がります。
iichi(イイチ)
Iichiは、手仕事、クラフト、手工業といったものづくりを対象としたマーケットプレイスです。個人を中心とする小規模な作り手の出店が多く、作品販売の他、展示会などのイベントをサイト内で紹介することができます。
【iichiの特徴】
- 海外販売に関して、作家側の特別な作業は不要
- 海外の購入者とのやり取りは代行会社が行ってくれる
- 発送作業は代行会社が行うため、国際発送手続きは不要(作品は国内の指定住所へ送付)
- 成約手数料は国内の販売と同額
iichiは、作品の海外販売に代行会社を導入しています。そのため、国際発送の手続きをはじめとする作業が負担にならず、作り手は作品づくりに集中できるでしょう。
ハンドメイド作品を海外販売するときのポイント3つ
ハンドメイド作品の海外販売では、国内販売と異なる点がいくつかあります。ここでは、ハンドメイド作品を海外販売するときのポイントを紹介します。実際に販売を始める前に、以下の3点をチェックしてください。
・事前に発送方法を決めておく
海外へ作品を送る際には、EMS、国際eパケット、小形包装物(スモールパケット)など、さまざまな発送方法があります。同じ重さの荷物でも発送方法によって、送料が大きく異なる点に注意が必要です。事前に発送方法を決定し、購入者へ速やかに作品を届けましょう。
・梱包には特に注意する
海外では、配送物が日本国内よりも乱暴に扱われるケースがあります。そのため、海外へハンドメイド商品を発送する際は、緩衝材を十分使用するなどして厳重に梱包しましょう。代行会社を経由して発送する場合も、作品を引き渡す際の梱包を強化しておくと安心です。
・感謝の気持ちを英語で書く
海外の購入者にお礼を伝えるには、英語で書いたお礼状を商品に同封することがおすすめです。拙い英語で書いた簡単な内容でも、感謝の気持ちは十分伝わるでしょう。
ハンドメイド作品の国際発送にそれほど難しい点はありません。たとえば、ピアス1つでも作品の梱包を丁寧に行うことで購入者の満足度は向上し、レビューの高評価やリピーターの獲得が期待できます。
まとめ
ハンドメイド作品の海外販売は、国内販売に比べて競合が少ないというメリットがあります。見込み客の母数も圧倒的に多くなるため、作品の販路拡大を目指す人におすすめです。 海外ハンドメイド販売サイトは複数あるため、それぞれの特徴を比較して最適な販売サイトを選んでください。
海外に向けたネット販売を始めると、作品販売数の伸びが期待できます。新しい作品づくりに必要な材料を購入する際は、ユザワヤなどの大型手芸店の利用がおすすめです。大型手芸店が展開するオンラインショップは扱う資材の種類が豊富なため、多種類のパーツや作成キットが必要なときは特に重宝するでしょう。
参考:ユザワヤ