「minne」と「BASE」を比較!メリットや選び方も解説
自分で作った作品をオンラインで売りたいと考えているものの、どのハンドメイド販売サイトを利用すればよいか迷っている人もいるでしょう。より多くの人に作品を買ってもらうためには、自分に合ったサイトを選ぶことが大切です。
そこで、この記事ではハンドメイドマーケットとして知名度の高いminneと、170万を超えるネットショップ開設数を誇るBASEを取り上げ、それぞれの概要について解説します。さらに、minneとBASEの違いやメリット、選び方についても紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
目次1
minne(ミンネ)とは?
minneとは、ハンドメイド作品の売買ができる通販サイトです。登録している出品者・ブランドは79.5万件、販売作品は1410万点に及び、ハンドメイドマーケットとしては国内最大規模を誇る人気サイトです。
作品ジャンルには19個の大カテゴリーと288個の小カテゴリーがあり、家具からファッション・食べ物まで多岐にわたります。商品登録数にも制限はなく、いくつでも可能です。
サイトの設定は比較的簡単で、手芸やハンドメイド販売のノウハウについて学べるコンテンツや写真撮影代行サービスの提供など、出品者へのサポートも充実しています。自分の作品を売るのが初めての人でも安心して利用できるでしょう。
作品を販売する場合は、出品者としての登録が必要です。登録はアプリからでもパソコンからでもできます。登録や出品料は無料で、作品が売れたときに販売手数料が発生するシステムです。
売れるまでは費用が一切かからないため、気軽に登録できます。
サービス名 minne(ミンネ) サイトの種類 ハンドメイド作品販売サイト 初期費用・固定費用 0円 販売手数料 販売額(送料込み)×10.56%(税込) 振込手数料 200円/回 運営会社 GMOペパボ株式会社(GMO Pepabo, Inc.)
minneについてもっと詳しく知りたい人は以下の記事もご覧ください。登録方法や注意点などについて詳しく解説しています。
BASE(ベイス)とは?
BASEはネットショップが作成できるプラットフォームです。BASE上では、専門知識やスキルがない人でも簡単にネットショップが開設できます。これまでに開設されたショップの数は170万を超え、カート型ネットショップの開設実績としては2021年3月の時点で4年連続No.1を誇ります。
出典:BASE
ファッションアイテムから雑貨やフードまで、さまざまな商品カテゴリーに対応したショップデザインのテンプレートが豊富にそろっているのが大きな魅力です。ハンドメイド作品を売る場合も、気に入ったテンプレートを選んでカスタマイズするだけです。簡単に、作風に合った自分だけのネットショップを作れます。
決済サービスも利用できるため、開設したその日から販売可能です。開設が無料なのも、BASEが高い人気を誇る理由でしょう。
サービス名 BASE(ベイス) サイトの種類 ネットショップ作成サービス 初期費用・固定費用 0円 販売手数料 注文ごとに決済手数料3.6%+40円+サービス利用料3%(税込)
※2022年4月より以下のプランも導入。どちらかを選択できる
・決済手数料2.9%+月額サービス利用料5980円(税込)振込手数料 250円
※振込申請額が2万円未満の場合、別途500円必要運営会社 BASE株式会社(BASE, Inc.)
【比較】minneとBASEの違いを解説
minneとBASEは同じようなサイトと思われがちですが、実際には以下のようにまったく異なるサービスです。
- minne:ハンドメイド作品専門のマーケットサイト
- BASE:ネットショップ作成サービス
minneは、ショッピングモールの中に自分の店舗スペースを借り、作った作品を並べるイメージです。一から店作りをする必要がありません。初心者でも簡単に作品を売ることができます。
BASEは、自分自身のお店を立ち上げるイメージです。運営するために必要なページの作成が必要ですが、自分好みにカスタマイズできます。
両者の間にはさまざまな違いがあります。ここでは、根本的な相違点である「サイトの種類が違う」点にフォーカスし、どのように違うのかについて解説します。
minneのメリット
minneを利用するメリットとして、主に以下の点が挙げられます。
・初心者でも利用しやすい
minneでは、登録をして作品をアップするだけで、誰でも出品者になれます。必要な情報を入力して登録したら、作品の写真を作品登録ページにアップし、説明文や販売価格、配送方法などを入力します。後は作品ページの体裁を整えるだけでよく、難しいことはありません。
・ユーザー数が多く集客力に期待できる
登録しているハンドメイド出品者が多く、それだけ利用者も多いため、集客しやすいのがminneの強みです。独立したネットショップを立ち上げた場合、購入者に訪問してもらうまでが大変ですが、minneならその心配がありません。魅力的な作品をアップして購入者の目にとまれば、ページ開設後すぐでも売れる可能性があります。
・個人情報を公開しなくてよい
独立したネットショップの場合、法律で義務付けられている「特定商取引法に基づく表記」で出店者の情報を開示する必要があります。minneの場合、独立したネットショップではないので、個人情報をショップページで公開する必要はありません。ただし、minneでは匿名配送ができないため、作品が売れて配送する際には相手に住所や名前を知られます。
BASEのメリット
BASEを利用するメリットとしては、主に以下の点が挙げられます。
・カスタマイズ自在なネットショップが持てる
BASEの大きなメリットは、専門知識がなくても自分だけのネットショップが持てる点です。しかも、初期費用が一切かかりません。自分のショップのため、ブランドコンセプトや作風に合わせて自由にデザインできます。数多くのテンプレートが用意されているため、カスタマイズも難しくありません。
・競合と作品を比較されることがない
BASEで立ち上げたショップは独立しているため、競合店と比較されることがないのも大きなメリットです。minneでは、たとえばユーザーが「バッグ」と検索すると、複数の出品者のバッグが同じページに同時に表示されます。仮に、リピーターを多く抱えるベテラン作家の作品と並んでしまうと、購入者がそちらに流れてしまうこともあるでしょう。BASEならそのような心配がありません。
・キャッシュフローがよい
売上があればすぐにも振込申請ができ、入金までが早いのもBASEの魅力です。minneは月末締めの翌月末払いのため、タイミングによっては販売から売上金の入金まで2か月近く待つ必要があります。BASEならそのようなストレスとは無縁です。
【ケース別】minneとBASEの選び方
自分で作った作品を販売したい場合、minneとBASEのどちらに出品するとよいのかは迷うところです。それぞれタイプが違うため、合う人・合わない人がいます。そこで、ここではminneとBASEを比較し、どちらを選ぶべきかケース別に解説します。
・ハンドメイド作品販売が初めての場合
ハンドメイト作品を販売するのが初めてという場合、おすすめサービスはminneです。なぜなら、minneはショップの立ち上げなどの準備や運営に手間どられることがなく、商品さえあればすぐに出品できるからです。初心者向けのユーザーサポートやコンテンツも豊富なため、利用しながらハンドメイドや作品販売に関する知識が学べます。
・イベントなどを活用して販売したい場合
オンライン上だけでなく、販売イベント等で購入者と直接触れ合って売りたいという人なら、minneがおすすめです。minneでは、「minneのハンドメイドマーケット」などのオフラインイベントが開催されており、ネット以外の場所でも作品を販売できます。
・既に販売経験がある場合
ある程度は販売の経験があり、売買や運営に関する知識があるなら、BASEがおすすめです。自分だけのネットショップ運営ができ、ブランドコンセプトやイメージに合わせたアレンジができます。既にリピーターやファンがいる経験者であれば、集客もしやすいでしょう。
以下では、ハンドメイド作品の販売経験がない人を対象に稼ぐポイントを解説しています!ぜひご覧ください。
まとめ
minneはハンドメイド専門のマーケットサイト、BASEはネットショップ作成サービスです。ハンドメイド作品の販売経験がない人は簡単に利用できるminneで、販売経験がある人は次のステップとしてBASEで販売活動を始めてみてはいかがでしょう。
販売目的でハンドメイド作品を作るなら、多くの材料が必要となります。材料を調達するなら、幅広い種類の手芸用品を扱う「ユザワヤ」などの手芸用品専門店を利用すると便利です。オンラインショップを利用すれば、店舗に出向くことなく必要なものがそろいます。
参考:ユザワヤ