ファスナーとポケット付きサコッシュの簡単な作り方を徹底解説!
スマホや財布などの小物を持ち歩くのに便利なサコッシュは、邪魔になりにくく身軽に使えるアイテムです。普段の買い物だけでなく、旅行やアウトドアで貴重品を携帯するときや最小限の荷物だけで動きたいときに活躍します。サコッシュはお店でも売られていますが、作る難易度が比較的低く、オリジナルのサコッシュをハンドメイド初心者でも作れる点が魅力です。
この記事では子供向けサイズにも応用でき、ハンドメイド初心者でも作りやすい、ファスナーとポケットの付いたサコッシュのレシピや材料を解説します。
目次1
サコッシュ作りに必要な材料
サコッシュ作りに必要な材料と道具は、以下の通りです。
【サコッシュの材料】
- 本体用生地 110センチ幅x30センチ
- 裏布用生地 110センチ幅x30センチ
- かばんテープ 150センチ(子供向けサイズなら120センチ)
- リボン 30センチ
- 綾テープ 20センチ
- 接着芯 30センチ 2枚
- ファスナー 1本
- 移動カン、スナップボタン 各1個
- 三角カン、ナスカン 各2個
【サコッシュ作りに使う道具】
- ミシン
- 物差し
- チャコペン
- ハサミ
- アイロン
- 霧吹き
- まち針あるいは仮止めクリップ
- 裁ちばさみ
- 糸切りばさみ
- 当て布
- 型紙
- ほつれ止め液
サコッシュに使用するメイン生地は、表地と裏地で違う色やデザインにするとおしゃれに仕上がります。
また今回は、かばんテープを使用して肩紐を作りますが、サコッシュ本体に使用した布で作ることも可能です。
サコッシュを作る際には、多くの材料と道具を用意する必要があります。これから材料と道具を揃える方には、ユザワヤの利用がおすすめです。ユザワヤは品揃えが豊富で、すべての材料と道具を一度に揃えることができます。買い物の手間を減らしたい方は、ぜひユザワヤをチェックしてみてください。
【子供向けサイズもOK】簡単にできるサコッシュの作り方
以下では、ファスナーとポケット付きのサコッシュの作り方を解説します。今回紹介するサコッシュは大人向けのサイズですが、サコッシュ本体の布の大きさやかばんテープの長さを調整すれば、子供向けサイズも作れます。
難しい工程はないため、ハンドメイド初心者の方でも挑戦しやすいでしょう。ちょっとしたお出かけに使えるコンパクトサイズのサコッシュバッグを、ぜひ自分好みのデザインで作ってみてください。
型紙に沿って生地を切り出す
まずは、生地を裁断するための型紙を用意します。サコッシュ本体の生地の大きさは22×28cm、サコッシュに取りつけるポケット用の生地は14×26cmの大きさで切り出します。直接サイズを測ってカットするよりも、方眼紙などで型紙を作っておくとまっすぐ線が引けるので便利です。
子供用サコッシュを作る場合は、表布と裏布の大きさを18×23cm、ポケット用の生地の大きさを10×21cmの型紙を用意しましょう。
型紙ができたらチャコペンで印をつけてから、生地を切り出します。サコッシュ本体の表布と裏布はそれぞれ2枚ずつ、ポケット用の生地は表布と裏布を1枚ずつカットします。
全体に接着芯を張る
サコッシュ本体の表布と、ポケット用の表布に接着芯を貼りつける工程です。接着芯は表布と同じ大きさになるように、あらかじめカットしておきます。
接着芯を貼る際には、布の裏地と接着芯のザラザラとした面を合わせます。当て紙をあてて、アイロンで上から抑えるようにしながら熱を加えましょう。
接着芯はしっかり熱を加えないと、後から剝がれる可能性があります。接着芯が布から剝がれないように慎重にアイロンを当てて、冷めるまで動かさないことがポイントです。
ポケットを作る
次にポケット部分を作ります。ポケット生地の表布と裏布を中表に合わせて、ポケットの口部分を縫います。縫い終わったら、縫った部分の縫い代を割り、アイロンをかけましょう。
ポケット口は、リボンやテープなどを縫いつけると丈夫に仕上がります。ポケット表生地に縫いつけるだけなので、サコッシュの機能性を重視したい方はリボンやテープを使用してみてください。
ポケットは、サコッシュ本体の表布に仮止めをします。ポケット口以外の3辺をミシンで縫いつけておきましょう。
本体後ろ側にファスナーをつける
サコッシュ本体の後ろ側の布にファスナーを縫います。表布の中央にチャコペンで印をつけ、ファスナーの中心を合わせます。生地とファスナーは、中表になるように重ねましょう。
ファスナーを縫いつける位置は、布端より約3mm内側です。ファスナーの端よりも2mmほど内側の部分を縫うと、仕上がりがよくなります。ファスナーの端は、三角に折った状態で縫いつけます。
ファスナーの縁がミシンにあたり縫いにくい場合は、ファスナー押さえを用意すると縫いやすくなるでしょう。
裏布を中表に合わせて縫う
先ほどファスナーを縫いつけた布に、サコッシュ本体裏生地を中表に合わせて縫います。中表に合わせる際には、裏生地の中央に印をつけて、まち針やクリップなどで固定しておきましょう。
裏布は、ファスナーを縫いつけた位置よりも内側を縫います。縫い終わったら、生地を開いた状態と閉じた状態で、アイロンをかけるときれいに仕上がります。
三角カンをつける
三角カンをつけるためのタブを縫う工程です。まずはタブに使用する綾テープの両端にほつれ止め液をつけます。
サコッシュ本体の表布にタブをつける位置の印をつけます。綾テープに三角カンを通し、できあがりのサイズに折り、つけ位置に合わせてまち針でとめましょう。
タブを縫いつける際には、裏地を避けてクロス型で縫っていきます。
前側にファスナーをつける
次に、サコッシュ本体表生地の前側にファスナーを縫いつけます。先ほどつけたタグを避けて、ファスナーの生地を中表に合わせてクリップやまち針でとめましょう。
縫う位置は、ファスナーの布端より3mm内側です。表布が縫い終わったら、サコッシュ本体の裏布を中表に合わせて縫いつけます。縫いつける際には、表布とファスナーを縫った部分よりも、内側を縫うことを意識してみてください。
縫い終わったら、アイロンをかけて形を整えます。
ポーチの両脇を中表に合わせて縫う
ファスナーを開けた状態にして、ポーチの両脇部分を縫い合わせます。表布同士と裏布同士を中表に合わせて縫い始めましょう。生地を合わせたら、ずれないようにクリップやまち針でとめておくことがポイントです。
裏布の底には返し口となる部分に印をつけ、返し口を縫わないように気をつけながら、ポーチを1周縫います。
縫い終わったら、すべての縫い代をアイロンで割ります。
マチを縫う
マチを縫うために、表布と裏布それぞれ2か所に印をつけましょう。印をつけた部分の脇線と底線を合わせてまち針でとめてから、縫っていきます。表布にはポケットがあり、生地が厚くなっているので縫う際には注意が必要です。
4か所すべて縫い終わったら、縫い線から1cmほど外側で縫い代をカットして、マチの完成です。
表に返して返し口を閉じる
裏布の底につけた返し口から生地を表に返します。生地を返すときには、目打ちなどを使用して角までしっかり裏返すことが大切です。すべて表に返したら、返し口を縫って閉じます。
返し口は、手縫いでコの字とじすると、縫い目が目立たなくなります。表からは見えない部分を縫うため、縫い目が気にならない方はミシンを使用してもよいでしょう。
形を整えてスナップボタンをつける
サコッシュ本体の裏布を表布の中に入れて形を整えます。形を整えるときには、アイロンを使用するときれいに仕上がります。
形を整え終わったら、次はポケット口にスナップボタンをつける工程です。スナップボタンは、打ちつけるときに面がへこまないように当て布をして木づちで打ちつけます。
スナップボタンは縫いつけるタイプも販売されていますが、打ちつけるタイプを使用すると、既製品のようにかっこよく仕上がるでしょう。
かばんテープを使って持ち手を作る
最後にかばんテープを使用して持ち手を作ります。まずはかばんテープに移動カンを通し、端をミシンでとめます。次にナスカンを通し、移動カンを通した後にもう1つのナスカンを通して、端をミシンでとめましょう。
できあがった持ち手のナスカンを、サコッシュ本体に取りつけた三角カンにつけたらショルダー紐つきのサコッシュの完成です。
まとめ
サコッシュは必要な材料は多いものの、難しい工程がなく初心者でも作りやすいグッズです。サコッシュ本体の布の大きさやかばんテープの長さを調整すれば、大人向けサイズと子供向けサイズのどちらもハンドメイドできるため、家族の分を作るのもよいでしょう。鞄テープではなく、本体に使った生地をそのまま利用する場合、統一感のある印象を与えられるサコッシュを作れます。
サコッシュを作るときには、ユザワヤのようなハンドメイド専門店を利用するのがおすすめです。ハンドメイド専門店は品ぞろえが豊富であり、必要な材料と道具をどちらもまとめて揃えられる点が強みです。