スマホショルダーは自作できる!必要な材料や作り方を解説
スマホショルダーは肩からスマホを下げて持ち運べるアイテムです。スマホの落下防止や紛失防止にも便利で、使った後に都度しまう必要もありません。ポーチ型の大ぶりのものは、カードや財布、小物入れとしても活用できます。スマホショルダーは市販されていますが、ハンドメイドに慣れている方は自作できるアイテムです。自分のファッションに合った生地を選んでスマホショルダーを自作すれば、服装にアクセントを加えられ、好印象を与えられるでしょう。
この記事ではポーチ型のスマホショルダーの材料や作り方、およびストラップホルダーを使って簡単に作れるストラップ型のスマホショルダーの作り方を解説します。
目次1
スマホショルダーとは
スマホショルダーとは、肩にかけてスマートフォンを持ち運ぶためのアイテムです。ポーチ型や、ストラップ型、スマホケース一体型などさまざまな形状があります。中でもポーチ型のスマホショルダーはさまざまなシーンでも活用できます。
【ポーチ型のスマホショルダーの活用シーン例】
- 出かける際に小物入れとして
- ファッションの差し色アイテムとして
- アウトドア中に素早く写真を撮りたいシーンに
- 手がふさがってスマホを取れないときに
ポケットにすっぽりと入らない大振りの機種が増えてきている中、スマホショルダーはスマホの持ち運びに便利なツールです。キャッシュレス化が進んでいることも相まって、人気が高いファッションアイテムの1つです。
ポーチ型のスマホショルダーを作るのに必要な材料・道具
ポーチ型のスマホショルダーは、ハンドメイドできるアイテムです。スマートフォンのサイズによって生地や必要となる材料の大きさ・長さは異なりますが、必要となる道具や材料の目安は以下の通りです。
【ポーチ型のスマホショルダー(スマホポーチ)の材料・道具】
- 本体表側布 110センチ幅×20センチ
- ポケット生地と本体裏側布 110センチ幅×30センチ
- 裏布 110センチ幅×30センチ
- 接着芯(薄め) 30センチ
- Dカン 12ミリ幅×2個
- ショルダーストラップ
- 目打ち
- チャコペン
- まち針あるいは仮止めクリップ
- ミシン
- 物差し
- チャコペン
- ハサミ
- アイロン
- 裁ちばさみ
- 糸切りばさみ
- 当て布
- 型紙
ショルダーストラップ(肩ひも)は、お好みの布地でハンドメイドしても市販の紐を購入してもどちらでもOKです。生地や柄を工夫して、自分好みのスマホショルダーを手作りしてみましょう。
また、これらの材料と道具は、いずれも手芸専門店で簡単にそろえられます。ユザワヤのような手芸専門店には、スマホショルダーに適した各種生地や装飾用のアイテム・キットが多数取り揃えられています。近所に店舗がない方は、ネット通販でまとめて購入するのもおすすめです。
ポーチ型のスマホショルダーの作り方
以下では、ユザワヤのレシピを参考に、スマホショルダーの中でもシンプルで使い勝手の良い、ポーチ型のスマホショルダーの作り方を解説します。
ポケット付きで、スマホだけでなくハンカチ等の小物も入るデザインとなっており、日常使いにおすすめです。ファスナーなしのボタンタイプなので、裁縫初心者の人でも2時間程で完成できるでしょう。
ポケット生地と裏布を中表で縫い合わせる
生地の裏面と接着芯ののり面を合わせるようにして置き、あて布をして上からアイロンをかけ、溶着させます。アイロンはドライor中温に設定し、1か所10秒ずつ位置をずらしながら押し当てるのがポイントです。シワを伸ばすアイロンがけのように滑らせるよりも、綺麗に張り付くでしょう。
冷めるまで待ってからはみ出した接着芯を切り、縫い合わせに移ります。
ポケット生地と裏生地を中表にし、上端を縫い合わせます。適宜まち針を使用し、ズレを防止してください。
表に返してポケット口を整える
縫った部分を折り返すようにしてアイロンをかけてから、表に返し再度アイロンで形を整えます。ポケット口は物の出し入れなど力が加わりやすい部分のため、端から端までステッチをかけて補強してあげると強度が上がり長持ちします。
本体生地とポケット生地を仮止めする
本体表側布の上に、ポケット生地を乗せてまち針で固定します。両サイドと底の部分の計3辺を、ミシンで仮縫いしましょう。
仮縫いといっても、後から縫い目をほどくことはありません。あくまでも、次以降の工程で複数枚の布を重ねて縫う時にズレにくくするためのひと手間ですが、綺麗な仕上がりを目指すときに重要なポイントです。
両脇と底を縫い合わせる
仮止めした生地を中表になるように合わせ、全体で6か所程度を目安にまち針で固定してから、両端と底を縫い合わせます。ミシンの返し縫い機能も使いながら、丁寧に縫い進めてください。
裏布を縫って返し口を開ける
裏布を中表に合わせ、表布と同様に縫い進めます。ただし、必ず片側に返し口を開けておくことを忘れないようにしましょう。返し口の大きさに指定はありませんが、5~8センチもあればスムーズです。
タブを4つ折りで縫い仮止めする
タブとは、ポーチ本体にストラップをつけるための輪になっている部分です。タブ用の布を1.5センチ幅でアイロンを使って4つ折りにします。強度が心配な方は、タブ布を少し長めに用意して6つ折りにするのも良いでしょう。
折ったタブの両サイドにミシンでステッチをかけ、Dカンを通して本体の裏側上部のふちに縫い付けます。クリップなどを使って、確認しながら慎重に位置を決めてください。
マチを縫う
アイロンを使い、生地の裏側に出た縫い代を左右両側に開くように折る「縫い代を割る」作業をしてください。これにより布の重なる部分のごわつきや厚みのバラつきが解消され、完成度が上がります。
続いて、布の縫い目を合わせ、端から1センチほど上を縫い代に対して平行に縫い止めます。布に厚みがある部分ですので、ミシンの速度は抑えてゆっくりと気を付けて作業しましょう。
本体と裏布を中表に合わせて口部分を縫う
裏布の内側に表布が来るよう中表で布を合わせ、まち針で留めた後袋口を縫い合わせます。表布と裏布がずれないように、ぐるりと1周する形で布の端から1ミリ程度の位置を縫い合わせてください。
表返して返し口を縫う
3-5で残しておいた返し口を使って表に返し、返し口の端をミシンで閉じます。裏布を本体の中に収めて全体の形を整えたら、袋口や気になる部分にアイロンがけをして仕上げましょう。
ステッチをかけてボタンを付ける
袋口から0.3ミリの所に、ぐるっと1周ステッチをかけます。布が筒状になっていて、作業が難しい部分ではありますが、ミシンの土台部分をうまく利用するなどし、慎重に進めてください。
お好みにあわせて、袋口にスナップボタンをつけましょう。Dカン部分に好きなストラップを取り付けたら、ポーチ型スマホショルダーの完成です。
スマホショルダーストラップの作り方
スマホショルダーストラップ(ストラップ型のスマホショルダー)は、市販のストラップホルダーに好みの紐を付け、スマホカバーにつなげるだけで簡単に作れるためハンドメイド初心者向きのアイテムです。また、ストラップ部分はポーチ型のスマホショルダーの材料としても使用可能なため、作り方を覚えておくと便利です。
【ストラップ型のスマホショルダーの材料】
- ストラップホルダー
- パラコード、マクラメ紐、コットンロープ、など好みの紐(布をひも状に縫い合わせて使うのもOK)
- 接着剤
パラコードなど、太めで丈夫な紐は単体でストラップとして使えます。好みに合わせて、色の異なる数本を編み込むのもお洒落です。一方、マクラメ紐やコットンロープなどは1本で使うと強度が足りず使用中に切れてしまう可能性があるため、必ず複数本を編み込んで使うようにしましょう。
三つ編みや平編みなど、仕上がりイメージに合わせて好きな編み方を選んでください。複数の結び方を組み合わせたアレンジもおしゃれ感があっておすすめです。
ストラップホルダーに通してから、編み込みをスタートし、最後は両端がほどけないように接着剤で固定したら完成です。
まとめ
小物入れとしても使えるポーチ型のスマホショルダーは、ハンドメイドができるグッズです。好みの布を使えば差し色としてファッションを目立たせるのにも使え、アウトドアなどの際にも便利に活用できます。材料や道具はユザワヤのようなハンドメイド専門店でそろえられるため、オリジナルのスマホショルダー作りに挑戦してみるのもおすすめです。
また、ストラップ型のスマホショルダーであれば、市販のストラップホルダーに好みの紐を付け、スマホカバーにつなげるだけで簡単に作れます。ストラップ部分はポーチ型のスマホショルダーを作るときにも使え、おしゃれ感を演出できるアイテムです。