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公開日: 2024.07.19
最終更新日: 2024.07.19

手作りネームタグの作り方を紹介!材料や便利なアイテムも

手作りネームタグの作り方を紹介!材料や便利なアイテムも

子ども用ネームタグとは、子どもの名前や緊急連絡先などの情報を記載した小さな名札のようなものです。

子どもの名前を視覚的に確認できるため、先生が呼びかける際に便利です。着替えの服などが混同しないよう、区別するのにも役立ちます。また、子どもはまだ持ち物を管理する能力が十分ではありません。ネームタグに名前と連絡先を書いておくことで、もし紛失しても持ち主に戻ってくる可能性が高くなります。

当記事では、子ども用のネームタグを自作する方法について3つ紹介します。

ネームタグとは?

ネームタグとは、一般的には人が身に付けて、自分の名前を表示するものを指します。

子どもが付けるネームタグとは、主に幼稚園や保育園、小学校などで、持ち物を識別したり、名前を記したりするために使用するものです。紛失や取り違えを防ぐ役割もあります。

ネームタグには、さまざまな種類があります。

アイロン接着タイプ衣類に直接アイロンで接着するタイプです。
縫い付けタイプ衣類に縫い付けるタイプです。
シールタイプ持ち物に貼るタイプのシールです。
キーホルダータイプバッグなどに付けるキーホルダータイプのものです。

ネームタグは手作りももちろん可能です。子どもが好きなキャラクターを付けたり、かわいいデザイン・かっこいいデザインなどに仕立てたりと、アイデア次第で自由に作れます。

オリジナルネームタグの作り方

ネームタグの作り方には、さまざまなバリエーションがあります。その中でもここでは、3つの方法を解説します。オリジナルネームタグの制作にチャレンジしたい方は、ぜひ参考にしてください。

スナップボタンを使ったネームタグ

スナップボタンを使ったネームタグに必要なものと、作り方の手順は以下の通りです。

  • 布:好きな柄の布を用意しましょう。
  • アイロンネーム:名前や記号などを印刷したもの。
  • スナップボタン:2個1組。
  • 刺繍糸:布の色に合ったもの。
  • 針:刺繍針など。
  • アイロン:布に使用できるアイロン。
  • ハサミ:布切り用。
  • チャコペン(なくても可):布に印を付けるために使用します。
(1)布を折る
  • 布を半分に折り、アイロンで折り目を付けます。
  • 折り目を目安に、上下1cmずつ幅を広げ、アイロンで折り目を付けます。
  • 両端を1cmずつ折り、アイロンで折り目を付けます。
(2)アイロンネームを縫い付ける
  • アイロンネームを布の中央に仮止めします。チャコペンで位置を描いてもよいでしょう。
  • アイロンネームを周りにぐるっとステッチで縫い付けます。
(3)布の周囲をステッチする
  • 布の周囲をぐるっとステッチで縫い付けます。返し縫いを行うとほつれにくくなります。
(4)スナップボタンを付ける
  • 布の両端に、スナップボタンのオスとメスをそれぞれ取り付けます。
  • スナップボタンを留めて、位置を確認します。問題なければ、しっかりと縫い付けます。

スナップボタンを使用したネームタグは、直接名前を記入したくないアイテムに使用するのに最適です。

フェルトを使ったネームタグ

フェルトを使ったネームタグに必要なものと、作り方の手順は以下の通りです。

  • フェルト:好きな色のフェルトを用意しましょう。2色以上使うと、よりかわいくなります。
  • 名前シール:名前を印刷したもの。市販のものを使用するか、パソコンで作成して印刷しましょう。
  • 刺繍糸:フェルトの色に合ったもの。
  • 針:刺繍針など。
  • ハサミ:布切り用。
  • ボンド:フェルトを貼り合わせるために使用します。
  • 型紙(なくても可):好きな形の型紙を用意すると、簡単にカットできます。
(1)フェルトをカットする
  • 型紙がある場合は、型紙をフェルトに当てて、型通りにカットします。
  • 型紙がない場合は、好きな形にフェルトをカットします。
  • 2枚目のフェルトは、1枚目よりも少し小さめにカットします。
(2)名前シールを配置する
  • 1枚目のフェルトに、名前シールを中央に配置します。
  • 名前シールがずれないように、仮止めします。
(3)フェルトを貼り合わせる
  • 2枚目のフェルトを、1枚目のフェルトの上に重ねます。
  • ボンドで2枚のフェルトを貼り合わせます。
  • しっかりとプレスして、接着します。
  • 最後に、フェルトの周囲を刺繍糸で縫い付け、糸の端を処理すれば完成です。

フェルトは扱いやすい素材なので、はさみで自由な形に切り抜けます。文字やデザインを自由にアレンジすれば、オリジナリティあふれるネームタグが作れるでしょう。

機械で作られたプラスチックのネームタグとは違い、手作りのフェルトネームタグにはハンドメイドの温かみと愛情が感じられます。

ワッペン風のネームタグ

ワッペン風ネームタグに必要なものと、作り方の手順は以下の通りです。

  • 刺繍糸
  • ハサミ
  • チャコペン(なくても可)
  • 型紙
  • アイロン
  • 接着芯:布を張る際に使用します。
  • Dカンやキーホルダー:ネームタグをバッグなどに取り付けるために使用します。
  • 透明シート:名前を表示する部分に使用します。
(1)布を重ねる
  • 表地、帆布(またはフェルト)、裏地を用意します。各布には接着芯を事前に貼り付け、アイロンでしっかりとプレスしておきます。
  • 重ねる順番は、表地、帆布、裏地の順です。この順に布を整え、端が揃うように注意しながら重ねます。
  • 重ねた布がずれないように、クリップやピンで固定します。布が厚くなるので、しっかりと固定することが重要です。
(2)型を取る
  • 型紙を用いて、希望する形(例えば長方形、楕円形など)にチャコペンや布用マーカーで型を布に写します。
  • 型を写した後、はさみを使って布をカットします。布がずれないように、クリップで固定したまま慎重にカットしてください。
  • カットが難しい場合は、1枚ずつカットする方法もあります。
(3)周囲をかがり縫いする
  • 刺繍糸は作業しやすい長さ(およそ1メートル)にカットします。
  • 布の端から約3mmの位置に針を刺し、糸端を少し残して固定します。糸の端は後で縫い込んで隠します。
  • 一定の間隔で針を布に刺し、均一なかがり縫いを進めていきます。縫い目が均等になるように心掛け、糸の張りを一定に保つことがポイントです。
(4)Dカンやキーホルダーを取り付ける
  • Dカンまたはキーホルダー部品を用意します。これをタグの上部に取り付けると、キーリングやバッグなどに簡単に取り付けられます。
  • Dカンをタグに縫い付けます。タブ部分を作って、その中にDカンを挟み込む形で縫い固定するとよいでしょう。縫い付ける際は、強度が必要なので複数回縫い返しを行うことが推奨されます。

接着芯を芯地として使うことで、フェルトの形状が安定し、ネームタグの形が崩れにくくなります。フェルトを単に重ねるだけだと、使用する間に徐々に伸びてしまう可能性がありますが、接着芯を入れるとワッペンのような硬さが出せるでしょう。

名前つけに使えるアイテムは?

手作りする以外にも、名前つけに使える便利なアイテムは数多くあります。例えば、ホビーショップ大手のユザワヤでは、オンラインで以下のようなアイテムを販売しています。

なまえシール 『どこでもラベル ピンク 10-082』 KAWAGUCHI カワグチ 河口

『どこでもラベル ピンク 10-082』は、衣類だけでなく、コップやお箸など洗う必要がある物品、さらには文房具などの固い表面にも使用が可能です。アイロンを使う必要がなく、油性ペンで名前を書き、貼り付けるだけで簡単に使用できます。また、ラベルは水に強く、洗濯機や食洗器で洗えるため、日常生活での利用に適しています。

なまえシール 『どこでもラベル ピンク 10-082』 KAWAGUCHI カワグチ 河口

名前つけ 『プチッとネーム ピンク 10-075』KAWAGUCHI カワグチ 河口

『プチッとネーム ピンク 10-075』は、取り付けが簡単で便利な名前つけアイテムです。ゴムの先端を通してプチッとはめるだけで装着できるため、特別な工具や手間が必要ありません。取り外す際はゴムをカットするだけです。 また、名前が書かれた面を内側にして隠せるので、外出時の防犯にも役立ちます。

名前つけ 『プチッとネーム ピンク 10-075』KAWAGUCHI カワグチ 河口

ワッペン 『キッズワッペン ネームラベル ユニコーン KNL-14』

『キッズワッペン ネームラベル ユニコーン KNL-14』は、ユニコーンのデザインが施されています。入園・入学、通園・通学用品に適したアイテムで、子ども用のグッズに名前を付ける際に使用可能です。アイロンでの接着が必要なので、パッケージ裏面の指示に従い、やけどに注意して使用しましょう。

ワッペン 『キッズワッペン ネームラベル ユニコーン KNL-14』

これらのアイテムは、特に入園や入学などの新しいスタートを切るタイミングに便利です。

名前つけが必要な物に手軽かつ簡単に貼り付けられるため、手作りする時間がない方にもおすすめです。

まとめ

市販のネームタグは、デザインや種類が限られています。一方で、自作ネームタグであれば、子どもの好きなキャラクターや柄、色などを用いて、世界に1つだけのオリジナルネームタグを作れるのがメリットです。

また、時間をかけて丁寧に作ると、子どもへの愛情を表現できます。子どもと一緒に作れば、親子で楽しい時間を過ごせるでしょう。

一方で保護者の方が忙しい場合は、無理して手作りする必要はないので、市販のものを活用するのをおすすめします。