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公開日: 2024.07.26
最終更新日: 2024.07.26

オリジナルお弁当袋の作り方|裏地ありなしそれぞれの作り方も解説

オリジナルお弁当袋の作り方|裏地ありなしそれぞれの作り方も解説

手作りのお弁当袋は、お子様の入園・入学グッズや大人のお弁当タイムを彩る素敵なアイテムです。市販のものも多くありますが、自作すると好みのデザインやサイズにカスタマイズでき、愛情を込めた一品を作れます。

この記事では、初心者でも簡単に作れるお弁当袋の材料と作り方について詳しく解説します。基本の巾着袋タイプから、裏地付きやマジックテープ付きのタイプまで、さまざまなスタイルのお弁当袋の作り方を紹介するので、ぜひ挑戦してみてください。

お弁当袋作りに必要な材料

園や学校に通う子どもの入園・入学グッズや大人が仕事に持っていくお弁当用に、手作りのお弁当袋を作りたいと考える方もいるでしょう。

お弁当袋を作るときに必要な材料は、以下の通りです。

  • 表布
  • 裏布(裏地を付ける場合)
  • ひも

ひもを使った子どもサイズのお弁当袋(縦15cm×横15cm×マチ10cm)を作る場合、表布と裏布はそれぞれ縦46cm×横28cm程度の生地を使用します。ひもは75cmを2本用意しましょう。

2段重ねのお弁当箱が入る大人サイズのお弁当袋(縦20cm×横15cm×マチ10cm)を作る場合、表布と裏布の生地のサイズは縦56cm×横28cm程度が目安です。ひもは子どもサイズと同じく75cmを2本使用します。

表布には、洗いやすいオックス生地がおすすめです。キルティングの生地では分厚い仕上がりとなるため避けたほうがよいでしょう。

お弁当袋に裏地を付ける場合、裏布はシャツに使われるローン生地のような薄手のものを用意します。裏布が表布よりも濃い色柄の場合、表布に透けてしまうおそれがあります。表布と裏布の組み合わせには注意しましょう。

ひもは、中太(5mm程度)のアクリルひもを使用するのが一般的です。

なお、マジックテープタイプのお弁当袋を作る場合には、ひもの代わりにマジックテープを用意する必要があります。2.5cm幅のマジックテープを準備しましょう。子ども用のマジックテープタイプのお弁当袋(縦12cm×横18cm×マチ4cm)であれば、表布と裏布のサイズは縦36cm×横20cm程度が目安です。

お弁当袋の作り方

ハンドメイドのお弁当袋は基本のタイプ・裏地を付けるタイプ・マジックテープタイプの3つに大きく分けられます

ここでは、家庭用ミシンや手縫いでハンドメイドできる3種類のお弁当袋の作り方をタイプ別に解説します。

基本の作り方

裏地のない、ひもで絞る巾着袋タイプの基本的なお弁当袋は、以下の手順で作ります。

(1)表布を中表に半分に折り、上から4cmの縫い止まり(ひも通し口となる部分)のところにチャコペンで印を付けましょう。
(2)縫いしろを1.5cm取って、両脇を縫い止まりまで縫い合わせます。
(3)次にマチを作りましょう。脇の縫い線から5cm、底の「わ」から5cmにチャコペンで印を付けます。布の左右に四角形ができるイメージです。
(4)チャコペンで付けた印を目安に、脇の縫いしろを開いてたたみます。10cmのマチができるよう、印を付けた部分を縫いましょう。
(5)マチの縫いしろは1.5cm残してカットします。カットした部分にはジグザグミシンをかけ、ほつれを防ぎましょう。マチを作る作業は両脇で行います。
(6)ひも通し口の始末を行います。縫い止まりの部分の縫いしろを折って、コの字にステッチをかけましょう。ステッチの幅は0.5cmが目安です。
(7)袋口を1cmと2.5cmの三つ折りにして縫います。2本のひもをそれぞれ通して結んだら完成です。

裏地を付ける場合の作り方

裏地付きの巾着袋タイプのお弁当袋を作る方法を紹介します。

(1)表布と裏布を中表にして重ね、縫いしろ1.5cmで両端(袋口)を縫い合わせましょう。
(2)(1)で縫った袋口が真ん中に来るように布を置き、お弁当袋の両脇を縫いしろ1.5cmで縫います。縫う際には、表布側の両脇にひも通し口を2cm、裏布側の片脇に返し口を10cm空けてください。
(3)表布と裏布それぞれの4つの角を三角に折り、マチを作ります。10cmのマチを作るために、両側が5cmずつになる位置にチャコペンで印を付けましょう。印に沿ってマチを縫います。
(4)マチの縫いしろを1.5cm残してカットします。4つの角それぞれで同様の作業を行いましょう。
(5)布を返し口から表に返し、表布の角を目打ち(なければアメピンなど先のとがった道具)を使って出しておきましょう。また、返し口を縫って閉じます。
(6)表布の中に裏布を入れます。入れるときには、表から裏布が見えないよう1mm程度内側に控えるとよいでしょう。
(7)お弁当袋の全体にアイロンをかけ、ひも通し口を縫いしろ2cmで縫いましょう。最後に、2本のひもをそれぞれ通して結びます。

マジックテープタイプの作り方

以下は、マジックテープタイプでフタを閉じるタイプのお弁当袋レシピです。

(1)表布と裏布を中表に合わせ、長方形の短い辺を縫いしろ1cmで1辺縫います。布を表に返して縫い目にアイロンをかけて整えましょう。
(2)お弁当袋の深さとなる12cmを中央に残して、「W」の形のように折りたたみます。布は、中表の状態です。また、表布と裏布の上部の端を外側1cmに折ってアイロンをかけましょう。
(3)上部の両端にそれぞれ三角ができるようにチャコペンで印を付け、フタの形を決めます。「W」の形に折りたたんでいる部分を7cm程度残し、印を付けた部分を含めて両側を縫いましょう。
(4)「W」の形に折りたたんでいる部分を、表布と裏布を一緒に塗ってしまわないようにめくりながら、それぞれ両端を縫います。
(5)表布と裏布それぞれの4つの角を三角に折り、4cmのマチを作ります。
(6)フタとマチの余分な布をカットしたら、お弁当袋の布全体を表に返します。返し終わったら、フタの外周とお弁当袋の入口をぐるりと縫って返し口を閉じましょう。
(7)マジックテープを適切な位置に縫い付ければ、完成です。

お弁当袋を手作りするときの注意点

お弁当袋はハンドメイド初心者でも手軽に作れるアイテムです。

ただし、お弁当袋を作るときには以下の3つのポイントに注意しましょう。

・しっかりした生地を選ぶ

お弁当袋を作るときには丈夫に仕上げることが大切です。薄手の生地では布が破れるおそれがあります。オックスや綿麻キャンバスなど、できるだけしっかりとした生地を選びましょう。

どうしても薄手の生地を使いたい場合には、裏地のあるタイプのお弁当袋を作るのがおすすめです。裏地を付けることで、薄手の素材でも比較的丈夫な仕上がりになります。

・ワッペンや柄でアレンジをする

ハンドメイドのお弁当袋にオリジナリティをさらにプラスするには、好みのワッペンや柄でアレンジするのがおすすめです。

例えば、子どもに人気のキャラクターや動物、乗り物のワッペンを付ければ、園や学校にお弁当を持っていくのがますます嬉しくなるでしょう。名付けに活用できるワッペンもあるため、取り違えの防止にも効果的です。

また、お弁当袋の上下で種類の違う布地を使ったり、表布と裏布のコントラストを楽しんだりして、色柄のコーディネートにこだわるのもよいでしょう。

・袋の中でお弁当箱が動かないようにする

お弁当箱に比べて袋が大きすぎる場合には、袋の中でお弁当箱が動いてしまう可能性があります。一方で、お弁当袋が小さすぎるとお弁当箱をスムーズに出し入れできません。

そのため、お弁当袋を作る際にはお弁当箱やスプーンセット、箸入れのサイズをあらかじめ測り、ちょうどよい大きさに仕上げることが大切です。

まとめ

お弁当袋は布やひも、マジックテープなどの材料をそろえることで手作りも可能です。袋の中でお弁当箱が動いてしまわないよう、お弁当袋の中にいれるお弁当箱やお箸入れのサイズをきちんと測った上で製作しましょう。

手作りのお弁当袋は、布の柄を選んだりワッペンを付けたりなどで、オリジナルのデザインにできるのがメリットです。通販などを利用してお気に入りの布やワッペンを選びましょう。