マスクケースを手作りしたい!必要な道具・材料や簡単な作り方を解説
新型コロナウイルスの影響により、以前にも増してマスクの存在がより身近なものになりました。外食時にマスクを外すときや、ストックを常に持ち運びたいときは、マスクケースがあると便利です。
使用中のマスクやストックのマスクをケースに入れておけば、衛生的である点にくわえてバッグの中で型崩れすることもありません。
当記事では、マスクケースを手作りする際に必要な道具・材料や、簡単に作れるポケットタイプのマスクケースの作り方を解説します。手作りマスクケースのおしゃれなアレンジ方法も紹介するので、オリジナルマスクケース制作を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
目次1
マスクケースを手作りする際に必要な道具・材料
マスクケースには、内側に仕切りが付いた型やスクエア型などさまざまな形があります。その中でもポケット型は縫う部分が少なく、ハンドメイド初心者でも比較的簡単に作れる形です。
以下に、ポケットタイプのマスクケースを手作りする際に必要な道具・材料をまとめました。下記の材料で、完成サイズがタテ12cm×ヨコ12cmのポケットタイプのマスクケースができます。
【道具】
- 紙(型紙用・型紙を作成しない場合は不要)
- チャコペン
- 待ち針
- ミシン
- ミシン糸
- 布切りバサミ
- 糸切りバサミ
- 定規
- 縫い糸
- 縫い針
【材料】
- 生地 1枚(タテ14cm×ヨコ約50cm)
- 接着芯 タテ14cm×ヨコ50cm
マスクケースの種類や入れるマスクのサイズによって、必要な生地や材料の大きさ・長さは異なります。作りたいマスクケースの大きさに合わせ、材料のサイズを調整してください。
簡単!ポケットタイプのマスクケースの作り方
ポケットタイプのマスクケースは、裏向きで4つ折りにして底を縫い、表に返して袋状にして袋口を縫うだけでOKです。いくつかの辺をまっすぐ縫うだけでよく、3ステップで完成するので、慣れれば10分程度でできるでしょう。
ここでは、ステップごとの詳細を解説します。
型紙に合わせて生地を裁断する
まずは、生地を必要なサイズに裁断します。方眼紙などでタテ14cm×ヨコ50cmの型紙を作ってから、生地に置いてチャコペンで写し、ラインに沿ってカットしましょう。接着芯も同じように型紙を使って裁断します。
生地も接着芯も同じサイズの長方形に切り取るだけのため、型紙ではなく直接定規で線を引き、ラインに沿ってカットしても構いません。
ただし、型紙があると途中で定規がずれているのに気づかず線を引いてしまうといったことが起こらず、まっすぐ引けて安心です。マスクケースをいくつか作る場合も、型紙があれば毎回定規で線を引かずにすみます。
特にマスクケースを複数個作る予定であれば、型紙を作成しておくとよいでしょう。
接着芯を貼った布を折り返して縫う
生地の裏面に接着芯をずれないように丁寧に合わせ、貼り付けましょう。接着芯には不織布・織布・編布などの種類があるので、肌触りや硬さなど好みに合わせて選んでください。それぞれの特徴は、以下の通りです。
- 不織布:軽くて通気性に優れている
- 織布:薄くて生地によくなじむ
- 編布:仕上がりが柔らかくなる
接着芯を内側に貼ることで布地にパリッとした張りが生まれ、できたマスクケースを長く使っていてもクタッとしにくくなります。生地に厚みができてしっかりする点も、接着芯を使うメリットです。
接着芯を貼ったら、生地を中表にして合わせて待ち針で留めます。生地を合わせた端を縫い代1cmで縫い合わせましょう。ただし、返し口として中心部分は5cmほど縫わずに残します。
周りを縫って表に返し、返し口を閉じたら完成
端が縫えたら、生地の反対側にある「わ」の部分を横向けにぱたんと折りたたみ、縫い線と合わせます。その状態で、上下の端を縫い代1cmで縫い合わせましょう。マスクケースの脇にあたる部分になります。
上下の端が縫えたら、先ほど縫わずに残した返し口の部分から中身をひっぱり出し、くるんと表に返しましょう。生地の表面が出て袋状になっているので、形を整えて返し口を縫い付ければ完成です。
返し口の縫い方は「コの字とじ」がおすすめです。折山の裏側から返し口の端の部分に縫い針を出し、奥側の生地の折山部分に刺して1目すくって表に出します。そのまま手前側の折山部分に針を刺して1目すくいます。この手順を繰り返して返し口が縫えたら、裏側に糸を入れて裏で玉結びしましょう。
手作りマスクケースのおしゃれなアレンジ方法
ポケット付きマスクケースは生地を折って縫うだけでよいため、マスクケースの中でも作り方が簡単で、見た目がシンプルです。ただ、もっとおしゃれなマスクケースを作りたい方もいるでしょう。
そこで、ここではアレンジの方法をいくつか紹介します。
デザインや形を変える
マスクケースをおしゃれにするなら、デザインや形を変えるのが簡単でおすすめです。例えば、四角の2辺が開いて出し入れできるもの、横に長い長方形のもの、スナップボタン付きで留められるものなどが作れます。
2辺が開くデザインにすると、口が大きいのでポケットケースよりもマスクの出し入れがスムーズです。角にスナップボタンを付けて留められるようにすれば、中に入れたマスクが落ちる心配もありません。
大きめの長方形のデザインにすれば、マスクを折りたたまずにそのまま収納できます。鼻にあてる部分にワイヤーが通っている不織布マスクといった、折って入れづらいマスクを使う機会が多い方におすすめです。大きめサイズなので、マスク収納だけでなくポケットティッシュや目薬などちょっとした雑貨の収納に使うこともできます。
予備ポケットで機能性をプラスする
マスクケースの内部に仕切りを設けたり予備ポケットを付けたりすると、機能性がアップします。例えば、食事で一時的に外した使用中のマスクは外側、予備で持っている未使用のマスクは内側に入れておくといった使い分けが可能です。
使用中のマスクを新しいマスクと一緒に収納するよりも、衛生的に使えます。ポケットティッシュなどの小物をマスクと一緒に入れることに抵抗がある方も、予備ポケットに入れるなら気にならないでしょう。
また、仕切りやポケットに予備マスクを2~3枚入れておくと、必要なときにすぐに使えて便利です。例えば、マスクが呼気で湿気って換えたくなった場合や、外したマスクをテーブルに置いていてうっかり落とした場合も、新しいものをすぐに用意できます。
生地の代わりにクリアファイルを使う
マスクケースの手作りというと布を使うイメージがありますが、クリアファイルを使って作ることもできます。
A4サイズのクリアファイルを用意し、マスクが入るサイズ+フタになる部分の高さで切り落とし、両面テープで貼り合わせれば完成です。ふたの部分は、ファイルを開いて1枚だけ切り落とせばできます。角は、指に刺さったりしないように丸く切って整えるとよいでしょう。
お気に入りのマスキングテープやシールを貼って、自分好みにデコレーションできる点もハンドメイドならではの楽しみ方です。布マスクケースとは違い、汚れたら直接アルコールスプレーをかけたり水で洗ったりして拭き取れるので、気軽に持ち運びできます。
クリアファイルを使う方法は縫う手間がないため、裁縫が苦手という方にもよいでしょう。
マスクケースを手作りするならユザワヤがおすすめ!
マスクケース作りの材料をそろえるなら、ユザワヤがおすすめです。布の品ぞろえが豊富なため、好みの柄に出会えるでしょう。抗菌加工した生地も扱っています。接着芯や縫い糸、待ち針など必要な材料・道具もすべて扱っているので、手芸用品店をあちこち見て回る必要もありません。
とは言え、手芸初心者で何をそろえればいいかよく分からない方、一から手芸材料を準備するのが面倒な方もいるでしょう。その場合は、マスクケースを作るのに必要な材料が一式そろった手芸キットがおすすめです。
マスクケースキットにはPPシートと貼り付ける布、デコレーションアイテム、両面テープなどが入っているので、手元に届いたその日にすぐに作れます。PPシートは抗菌加工されているので、衛生面でも安心です。
まとめ
使用しているマスクを一次的に外して保管する際や、ストックとしてマスクを1~2枚持ち歩きたい場合などにマスクケースがあると便利です。ポケットタイプのマスクケースは、とても簡単な手順で作れるため、ハンドメイド初心者でもチャレンジしやすいでしょう。
また、デザインや形を変えたり予備ポケットを取り付けたりすることで、よりおしゃれかつ便利にマスクを収納できます。生地の代わりにクリアファイルを使う方法もあるため、ぜひニーズに合わせて自分好みのマスクケースを手作りしてみてはいかがでしょうか。