巾着袋の作り方は?手縫いだけで作れるおしゃれ巾着袋・ミニ巾着
巾着袋は、小物などを入れるために使う袋です。小学校では、給食袋や体操服入れで巾着袋が使われています。アクセサリーや化粧品などを入れる袋としても使えるので、子どもだけではなく、大人にとっても巾着袋は便利なアイテムです。
この記事では、巾着袋を手縫いで作る方法について、詳しく解説します。また、巾着袋を作るために必要な道具・材料や、よりおしゃれに巾着袋を作るためのアレンジ方法についても紹介するので、ぜひ参考にしてください。
目次1
両ひもタイプ!手縫い巾着袋に必要な道具・材料
手縫いの巾着袋を作る際には、下記の道具と材料を集めましょう。
- ハサミ
- 針
- まち針
- 糸
- アイロン
- 定規
- 生地 1枚(タテ34cm×ヨコ28cm)※
- ひも 2本(63cm)※
【道具】
【材料】
※作りたい巾着袋のサイズ、入れたいものの大きさによって、必要となる材料の大きさ・長さは異なります。
巾着袋はミシンがなくても、手縫いで比較的簡単に作ることができます。用意が必要な材料も少なく、生地と巾着ひもさえあれば、基本の裁縫道具とアイロンのみで作成が可能です。そのため、ハンドメイド初心者でも気軽に作れるアイテムです。
生地のサイズ、ひもの長さはお好みで選んでください。用意するひもの本数は、今回は両ひもタイプのため2本ですが、片ひもタイプの場合は1本で問題ありません。
手縫いで作れる!両ひもタイプの巾着袋の作り方
ここでは、手縫いで作る両ひもタイプの巾着袋の作り方を紹介します。巾着袋は汎用性が高く、お弁当入れや小物入れ、体操着入れなどにすることができます。お子様の入園入学に合わせて巾着袋作成を検討している方は、下記リンク先のページもぜひご参考ください。
入園入学準備特集!ユザワヤの定番アイテムレシピ集はこちら
生地を縫い合わせる
まずは生地の表になる部分が内側にくるようにして、半分に折ります。縫っている最中に生地がずれないように、生地の両端をまち針で止めるとこの後の作業がスムーズです。
巾着袋の口になる部分から9cm開けて、生地の両脇を縫います。縫い方は、なみ縫いまたは半返し縫いにしましょう。縫い始めと縫い終わりは返し縫いをしてください。この時、両脇に縫い代は2cm程度用意しましょう。
縫い代・巾着口を始末する
生地の面によってそれぞれ違う処理をします。そのため生地の片面をa、もう片面をbとします。
aのひも口の縫い代を、あきどまりまで1cmに折ってアイロンをかけましょう。次に、bのひも口の縫い代もアイロンをかけます。あきどまりまで1cmに折り、それ以降の部分は自然に開くようにしてアイロンをかけます。bの面をさらにもう1cm折って再度アイロンをかけましょう。
aの縫い代を1cmカットします。この時、上から19cmほどの部分はカットしないで残しておきます。次に、bの縫い代を、aの縫い代側に折り込んでアイロンがけします。
aの面の生地と縫い代を縫い合わせたら、巾着袋の両脇部分は完成です。
最後に巾着口を始末します。巾着口を1cmに折ってアイロンで折り目を付けた後、さらに3cm折ってもう一度アイロンで折り目を付けてください。巾着口の上から1.5cmの部分と折り端から2mmの部分を縫って、ひもを通す部分を作ります。
表に返してひもを通したら完成
生地を表に返して、形を整えます。全体にアイロンをかけることが、仕上がりが綺麗になるポイントです。
巾着口にひもを通しましょう。両ひもタイプは、1本目のひもを通した側と反対側から2本目のひもを通してください。最後にひもの両端を結んで両ひもタイプの巾着袋の完成です。
かわいい!端切れで作るミニ巾着もおすすめ
ここでは、手作り巾着袋の応用編として、裏地付きミニ巾着の作り方について簡単に紹介します。巾着袋を作る際に余った端切れを使えば、巾着袋とおそろいのかわいいミニ巾着を作ることもできます。
ミニ巾着の作成に必要な道具と材料は、下記の通りです。
- ハサミ
- 針
- まち針
- 糸
- アイロン
- チャコペン
- ゴム通し(ひも通し、糸通し)
- ミシン
- 分度器
- 定規
- 生地(表布) 2枚(タテ13cm×ヨコ13cm)※
- 生地(裏布) 2枚(タテ13cm×ヨコ13cm)※
- ひも 1本(32cm)※
【道具】
【材料】
※作りたいミニ巾着のサイズによって、必要となる材料の大きさ・長さは異なります。
ミニ巾着の作り方は下記の通りです。
1 | 生地を裁断する(4枚すべて)。 分度器を使用して、下の角を丸く裁断します。 |
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2 | 生地の上部を縫い合わせる。 表布と裏布を、生地が中表になるように重ねて、生地の上部(まっすぐな部分)のみミシンで縫い合わせます。この時、縫い代は1cmです。 |
3 | 縫い代の始末をする。 2の縫い代の両端を5mm程度裁断します。その後、縫い代を割ってアイロンで跡を付けます。 |
4 | 生地の両脇を縫い合わせる。 2で縫い合わせた2枚の生地を、生地が中表になるように重ねます。縫い代の中心が合うようにしてください。 |
5 | 生地に切り込みを入れる。 丸くカーブしている部分に、1cm間隔の切り込みを入れます。 |
6 | 生地を表に返す。 縫わずに残しておいたエリアから、生地を表に返します。裏布が見えないように、内側に入れ込んでください。 |
7 | ひも通し口を作る。 巾着口の上から5mmの部分と上から2cmの部分をまっすぐに縫って、ひも通し口用の場所を作ります。 |
8 | ひもを通す。 7で作ったひも通し口にひもを通します。必要に応じてひも通しを使用すると、簡単にひもを通すことができます。以上で完成です。 |
おしゃれな巾着袋を作りたい場合のアレンジ方法
ここでは、巾着袋のおしゃれなアレンジ方法を紹介します。
- 複数の生地や材料を合わせる
複数の柄や素材の生地を組み合わせるアレンジです。裏地と表地で別の生地にする、複数の布でパッチワークをするといったアレンジ方法があります。 - シーンに合わせて作る
利用シーンにあわせて生地の素材を変えると、雰囲気ががらりと変わった巾着ができます。例えば手ぬぐいやちりめん素材を使えば、浴衣や和装にぴったりな手ぬぐい巾着袋・ちりめん巾着袋が完成します。 - 装飾パーツを付ける
巾着袋にアイロンワッペンやリボン、レースなどの装飾パーツを付けると、アクセントになっておすすめです。特にアイロンワッペンは、お子さんの入園グッズとして人気です。 - 形を変える
生地の裁断方法次第で、基本の四角い形以外にも丸型の巾着袋やレモンのようなとがった形の巾着袋も作ることができます。ほかにも、袋口フリルタイプなどもおすすめです。
このほかにも、アイデア次第でさまざまな巾着袋を作ることができるため、自由な発想でオリジナルのものを製作してみましょう。ユザワヤなどの手芸店に実際に自分で足を運んでみて、生地や装飾パーツなどの材料を見ながらアレンジのアイデアを膨らませるのもおすすめです。
入れ物以外にもさまざまな用途で使える!
巾着袋は、サイズや生地、形状次第でさまざまな用途に用いることができます。
【巾着袋の活用例】
- クッションカバー
- プレゼント用のラッピング
- ノベルティ
- お弁当入れ
- 給食袋
- コップ袋
- 着替え袋
- バッグインバッグ
- 靴入れ
- 小物入れ
高級感のあるベロア生地やかわいらしい柄の生地を使用すれば、プレゼントを入れるラッピング袋にぴったりです。よほど重いものではない限りはサイズ次第で何でも入れられるため、お弁当袋や靴入れ、小物入れとして活用することもできます。
大型手芸店のユザワヤでは、生地だけではなく既製品も取り扱っています。巾着袋、小物入れは下記のユザワヤ公式サイトで探すことができます。
まとめ
巾着袋は、小物を持ち運ぶ場合に便利な袋です。巾着袋は市販されていますが、自分で作ることにより、おしゃれでオリジナリティのある巾着袋を用意することが可能です。
巾着袋を手縫いで作る場合は、ハサミや針などの道具と生地・ひもを用意する必要があります。これらのアイテムは、手芸用品や生地の専門店である「ユザワヤ」で販売しています。手縫いで巾着袋を作るために必要なアイテムをお探しの方は、ぜひユザワヤ公式サイトをご覧ください。