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公開日: 2022.02.21
最終更新日: 2022.05.16

激安の革が揃う!レザークラフトの革が安い通販サイト14選!

激安の革が揃う!レザークラフトの革が安い通販サイト14選!

オリジナルのレザー作品は、革の風合いや高級感を好む人に人気があります。レザークラフトの材料を購入する時、安くて品質のよい革を選びたい人は多いのではないでしょうか。

レザークラフト用の革を取り扱う通販サイトは数多く存在します。安くても良質な革を選ぶためには、通販サイトごとの特徴や革の買い方を把握することが大切です。

当記事では、レザークラフトの革が安い通販サイトの紹介を中心に、革を買う際の選び方や注意点なども徹底解説します。

レザークラフトの革が安い通販サイトおすすめ14選

レザークラフトの革を取り扱う通販サイトは種類が多く、品揃えや商品の最安値などさまざまな違いがあります。単に商品の安さを見るだけではなく、漉き加工賃や送料も含めて、自分にとって安いと思える通販サイトを選ぶことが大切です。

レザークラフトの革が安い通販サイトの中でも、おすすめの14選を紹介します。

ユザワヤ公式ネットショップ

ユザワヤ公式ネットショップは、レザークラフト用の革を含む多彩な手芸用品を取り扱う通販サイトです。

ユザワヤ公式ネットショップでレザークラフト用の革を購入する時は、ページ中段の左サイドメニューにある「レザークラフト」を探してください。カテゴリにある「革」の項目をクリックすると、革の商品一覧が表示されます。

ユザワヤ公式ネットショップで取り扱いがある革は、いずれも綺麗に裁断されていることが特徴です。厚みも均一になるよう漉き加工がされています。革のサイズ・厚みが分かりやすく、初心者も迷わず購入できます。

ユザワヤ公式ネットショップはレザークラフト初心者から上級者まで、幅広い人におすすめの通販サイトです。

サイト名称ユザワヤ公式ネットショップ
サイトURLhttps://www.yuzawaya.shop/
最安値の例330円(10cm×15cm)
漉き加工賃
送料全国:650円(税込)
送料無料の条件5,400円(税込)以上を購入する

革のアウトレットABC

革のアウトレットABCは、良質な革を安く購入できる通販サイトです。サイト上では「革の種類」と「革の硬さ」で、必要な革を簡単に検索できます。

革のアウトレットABCは、革の種類を豊富に用意していることが特徴です。一般的な牛革・バッファロー革・豚革などの他に、ヤスリ蛇のエキゾチックレザーやブランド革の取り扱いもあります。

商品ページには10cm×10cmの枠が用意されていて、革の見た目や色合い、シボの入り方を確認可能です。60cmの革を30cmに縮めた場合の写真も掲載されていて、革の硬さがどの程度かを分かりやすく伝えてくれます。

革のアウトレットABCは、作品に合った革の選び方ができる人におすすめです。

サイト名称革のアウトレットABC
サイトURLhttps://www.leatheroutlet-abc.com/
最安値の例616円(7ds)
漉き加工賃550円
送料全国:1,000円(税込)
送料無料の条件

レザーマニア本店通販

レザーマニア本店通販は、レザークラフト用の革を中心に、金具や塗料類も取り扱っている通販サイトです。

レザーマニア本店通販は、一般的な革はもちろん、ラクダ革・カンガルー革・毛皮の取り扱いもあることが特徴です。なお、エキゾチックレザーは別サイトである「レザーマニア東京通販」で販売されています。

人気の商品は「牛ヌメ革(栃木レザー)はぎれ【500g】全10色」です。栃木レザーは国内トップクラスのレザーブランドであり、植物由来のタンニンで丁寧になめされた革は高い評価を得ています。

レザーマニア本店通販は、ブランドレザーも含めた中から安い革を選びたい人におすすめの通販サイトです。

サイト名称レザーマニア本店通販
サイトURLhttps://leathermania.jp/
最安値の例110円(5.5cm×9.1cm)
漉き加工賃800円
送料全国:1,000円(税込)
送料無料の条件10,000円(税込)以上を購入する

レザークラフト・ドット・ジェーピー

レザークラフト・ドット・ジェーピーは、革から金具・工具・塗料や保護剤まで、幅広いレザークラフト用品を取り扱う通販サイトです。

レザークラフト・ドット・ジェーピーは、ヌメ革・クロム革の品揃えが充実しています。オリジナルのレザーや、豚革・馬革・鹿革など革の種類も豊富です。

レザークラフト・ドット・ジェーピーでは、革を一定サイズに裁断した「裁ち革」の販売と、半裁革から30cmや60cm幅で裁断する「カット販売」を行っています。カット販売は商品ごとにムラが出やすいものの、革のサイズが大きくコストパフォーマンスもよいことが魅力です。

レザークラフト・ドット・ジェーピーは、サイズの大きい革を購入して作品をたくさん作りたい人に向いています。

サイト名称レザークラフト・ドット・ジェーピー
サイトURLhttps://www.leathercraft.jp/
最安値の例424円(15cm×30cm)
漉き加工賃220~550円
送料全国:480円(税込)
送料無料の条件8,000円(税込)以上を購入する

レザークラフト材料専門店ぱれっと

レザークラフト材料専門店ぱれっとは、レザークラフト用の革や工具類・金具・塗料などを販売する通販サイトです。

レザークラフト材料専門店ぱれっとは、牛革・豚革・馬革などの半裁1枚革を販売しています。半裁1枚革は必要なサイズに裁断できる技術が必要となるものの、大きなサイズの革を比較的安い価格で購入可能です。

また、切り革(カットレザー)のカテゴリでは、生革の取り扱いがあります。生革とはなめし工程を経ていない半透明な革のことで、カバン制作などで中身が見える窓を付けたい時におすすめです。

レザークラフト材料専門店ぱれっとでは、レザー作品を手作りしたい人向けの動画解説も行っています。レザークラフト作家はもちろん、初心者にもおすすめの通販サイトです。

サイト名称レザークラフト材料専門店ぱれっと
サイトURLhttps://p-leather.net/
最安値の例110円(12cm×8cm)
漉き加工賃880円
送料全国:600円(税込)
送料無料の条件3,000円(税込)以上を購入する

革販売のミヤツグ

革販売のミヤツグは、レザークラフト用の革に特化した通販サイトです。

革販売のミヤツグで販売されている革の種類は、牛革・豚革・馬革・山羊革・エキゾチックレザーの5種類です。商品数は牛革が最も多く、イタリアンレザーが揃っています。商品一覧にはdsあたりの価格が掲載されており、種類やサイズの異なる革同士でも価格を比較できます。

おすすめの商品は、革販売のミヤツグオリジナルレザーである「モストロ(牛半裁・プルアップ)」です。タンニンでなめした革は柔らかさがあり、革表面にムラを残すアンティーク仕上げでヴィンテージのような高級感を演出しています。

革販売のミヤツグは、イタリア製のブランドレザーを安く購入したい人におすすめです。

サイト名称革販売のミヤツグ
サイトURLhttps://www.miyatsugu-store.jp/
最安値の例1,630円(20cm×30cm)
漉き加工賃550円
送料北海道:2,838円(税込)
沖縄県:4,158円(税込)
関西:1,320円(税込)
その他の地域:1,650円(税込)
送料無料の条件50,000円(税込)以上を購入する

クラフトマンズガーデン

クラフトマンズガーデンは、レザークラフトに使用する革の中でも、牛革のみを取り扱う通販サイトです。

クラフトマンズガーデンが販売する革は、半裁とカットレザー(20cm×30cm)に大きく分けられます。半裁はヌメ革・ソフトヌメ・オイルレザー・デニム調レザーと種類が豊富です。工場直の販売で、安い価格で良質な革を購入できます。

おすすめの商品は「きなりヌメ」です。クラフトマンズガーデンのきなりヌメは、国産牛の皮をタンニンなめしにしており、キメ細かくなめらかな手触りがあります。厚みは1mm~4mmの4種類があり、ロットでの購入も可能です。

レザークラフト用の牛革を安く購入したい人に、クラフトマンズガーデンはおすすめです。

サイト名称クラフトマンズガーデン
サイトURLhttps://craftmansgarden.com/
最安値の例880円(20cm×30cm)
漉き加工賃825~2,035円
送料全国:1,500円(税込)
送料無料の条件30,000円(税込)以上を購入する

革のAnd Leather

革のAnd Leatherは、レザークラフト用の革や工具類・レザーキット・型紙を販売する通販サイトです。

革のAnd Leatherは牛革を中心に、豚革・馬革などを販売しています。エキゾチックレザーも取り扱いがあり、珍しいオーストリッチ(ダチョウ)やペッカリーの革もあることが特徴です。

おすすめの商品は「[Brooklyn / ブルックリン] 牛ヌメ革 【全6色】」です。And Leatherの定番商品で、深みのある染色で仕上げられた革にはヴィンテージな趣きがあります。日常使いする財布やバッグにおすすめの革です。

革のAnd Leatherは、レザークラフトを始めたばかりの人から上級者まで広くおすすめできる通販サイトです。

サイト名称革のAnd Leather
サイトURLhttps://andleather.official.ec/
最安値の例1,100円(21cm×29.7cm)
漉き加工賃800円
送料商品種類により変動
送料無料の条件5,000円(税込)以上を購入する

フェニックス

フェニックスは、レザークラフト用の革と道具・金具・染料などを販売する通販サイトです。

フェニックスは牛革を中心に、豚革・馬革・鹿革・羊革・山羊革の取り扱いがあります。牛革は「国産革」「輸入革」「タンニンなめし」「タンニンなめし以外」で絞り込みが可能で、欲しい牛革を簡単に探せます。

フェニックスは一般的なレザーシートの他に、靴製作用やベルト用の革もあることが特徴です。特に靴製作用の革は先芯・ヒール・中底といった細かなパーツも揃っており、レザークラフトで本格的な靴製作ができます。

レザークラフトで靴やベルトも作ってみたい人に、フェニックスはおすすめです。

サイト名称フェニックス
サイトURLhttps://phoenix-shop.jp/
最安値の例330円(A4サイズ)
漉き加工賃440円
送料北海道・沖縄県・離島:897円(税込)
その他地域:715円(税込)
送料無料の条件8,800円(税込)以上を購入する

和乃革

和乃革は、国内のタンナーが製造する牛革のみにこだわった通販サイトです。

和乃革が販売する革は、「本ヌメ革生成り」「本ヌメ革染め」「オイルレザー染め」の3種類です。国産牛革の中でも、製法や染料仕上げにこだわりのある商品を販売しており、高品質な牛革を見つけられます。

おすすめ商品は「本ヌメ革 オイル シボ キャメル」です。タンニンなめしのヌメ革にオイルをたっぷりと含ませて、表面に細かなシボを浮き上がらせています。上品なキャメルのヌメ革は、高級感のある財布やバッグを制作したい時に向いています。

和乃革は、レザークラフト用の国産牛革を安く購入したい人におすすめの通販サイトです。

サイト名称和乃革
サイトURLhttps://plus-e-shop.com/
最安値の例1,870円(A4サイズ)
漉き加工賃1,100円
送料全国:500円(税込)
送料無料の条件5,000円(税込)以上を購入する

BROWN LEATHER

BROWN LEATHERは、レザークラフト用の革を手頃な価格で販売する通販サイトです。

BROWN LEATHERの特徴は、牛革を中心に豚革・羊革・山羊革など多彩な革の取り扱いがあることです。特に羊革・山羊革の商品数は多く、色や加工の異なる革が豊富です。商品名にはdsあたりの価格が記載されており、安い革を簡単に探せます。

羊革の中でもおすすめの商品は「ds25円!シルキースウェード パールベージュ 153ds 3枚セット」です。明るいパールベージュに染色された羊革の3枚セットで、ツヤのある革は上品な小物作りに適しています。

BROWN LEATHERは、牛革だけではなく、羊革・山羊革も含めて購入する革を選びたい人におすすめです。

サイト名称BROWN LEATHER
サイトURLhttps://brown-leather.ne.jp/
最安値の例2,227円(45ds)
漉き加工賃540円
送料全国:800円(税込)
送料無料の条件20,000円(税込)以上を購入する

グッドレザー

グッドレザーは、レザークラフト用の革や工具・金具・染料などを販売する通販サイトです。

グッドレザーで取り扱いがある革は、ほとんどが牛革です。革の種類としてはヌメ革が最も多く、レザークラフトで使いやすい生成りのヌメ革や、イタリア製のヌメ革も販売されています。

おすすめの革は「ヌメ革 タンロー/A4サイズ」です。北米産のステアレザーで、21×29.7cmと十分な大きさはさまざまな小物作りに使えます。タンニンなめしのみで表面の加工はされていないため、自分で染色をしたり、カービングをしたりといった用途にも向いています。

グッドレザーはヌメ革を安く購入したい、楽天市場にあるレザークラフトのショップを利用したい人におすすめの通販サイトです。

サイト名称グッドレザー
サイトURLhttps://www.rakuten.co.jp/good-leather/
最安値の例220円(10cm×15cm)
漉き加工賃550~1,620円
送料全国:660円(税込)
送料無料の条件3,980円(税込)以上を購入する

レザーワークス

レザーワークスは、レザークラフト用の革と各種資材を購入できる通販サイトです。

レザーワークスの商品は牛革が中心です。少数ではあるものの、豚革・馬革・鹿革やエキゾチックレザーの取り扱いもあります。牛革は国産の他に、イタリア・フランス・アメリカなどからの輸入革もあり、ヴィンテージな趣きがある革も手頃な価格で販売されています。

おすすめの革は「SEPICILER レトロ」です。トルコ産のオイルプルアップレザーで、オイルで仕上げられた牛革は個性的な色ムラとツヤがあります。バッグや小物はもちろん、手袋などのウェア作りにも適した牛革です。

レザーワークスは、輸入革の中でも良質な牛革を購入したい人に向いています。

サイト名称レザーワークス
サイトURLhttps://www.leatherworks-j.com/
最安値の例915円(21cm×20cm)
漉き加工賃
送料全国:660円(税込)
送料無料の条件8,800円(税込)以上を購入する

協伸レザーオンラインショップ

協伸レザーオンラインショップは、創業110年の老舗タンナーである「協伸株式会社」の直営店です。自社でなめしから染色・仕上げまで行った革素材を販売しています。

協伸レザーオンラインショップで販売されている革は、すべて自社製の革材料であることが特徴です。革の種類は牛革が中心で、羊革・山羊革・馬革も少数ながら取り扱いがあります。

おすすめの牛革は「ヌメ革タンロー半裁ハーフ 個性(中)」です。生成りのヌメ革タンローは表面にキズ・色ムラ・毛穴などの個性があり、牛革の持つ個性を作品のデザインにそのまま生かしたい時に向いています。

協伸レザーオンラインショップは、タンナー直販の牛革を購入したい人におすすめの通販サイトです。

サイト名称協伸レザーオンラインショップ
サイトURLhttps://shop.kyohshin.net/
最安値の例154円(10cm×20cm)
漉き加工賃550~2,500円
送料関東・中部・近畿・中国・四国・九州:1,600円(税込)
北海道・東北・沖縄県:2,300円(税込)
送料無料の条件20,000円(税込)以上を購入する

レザークラフトの安い革を買う際の選び方

レザークラフトの革には種類やサイズなどの違いがあり、初心者はどの革を購入すればよいか迷うこともあります。使用する革によってハンドメイドのしやすさは変わるため、あらかじめ革の選び方を押さえておきましょう。

レザークラフトの安い革を買う際の選び方を、革の種類・サイズ・厚み・硬さの4つに分けて解説します。

革の種類

レザークラフトで使用する革は「皮革」とも呼ばれ、さまざまな種類が存在します。革の種類は完成品の見た目や質感を決めるだけでなく、ハンドメイドのしやすさにも影響する重要なポイントです。

レザークラフトの代表的な革を12種類挙げて、それぞれの特徴を紹介します。

ヌメ革ヌメ革とは、植物性のタンニンを主成分とするなめし剤でなめした革のことです。なめし以外の表面加工は行っておらず、表面に革の風合いが残り、丈夫で伸びにくい特徴があります。経年による変色も楽しめる、レザークラフトで人気の革です。
サドルレザーサドルレザーとは、タンニンなめしを施した後に表面を磨き、ツヤ出しした革のことです。馬の鞍に使われていたことで「サドルレザー」と呼ばれています。磨くことで革の表面が引き締まり、硬い質感になることが特徴です。
クロム革クロム革とは、塩基性硫酸クロムを主成分とするなめし剤でなめした革のことです。クロム革は表面がなめらかになり、革自体も柔らかい性質があります。柔らかすぎて手縫いがしにくいこともあるため、初心者は注意してください。
牛革牛革は、牛の皮を原料とした革のことです。革表面の凹凸は少なく、十分な厚みと強度があり、財布・ベルト・バッグなど幅広いレザークラフトに使用できます。原料となる牛の月齢や性別によって、同じ牛革でも呼び方が変わることが特徴です。
カーフレザーカーフレザーとは、生後6か月未満の子牛から取られた革のことです。カーフレザーは一般的に傷が少なく、キメ細かさと柔らかさも持ち合わせています。特に生後3か月未満の子牛から取られた革はベビーカーフと呼ばれ、最高級の革です。
バッファローレザーバッファローレザーは、水牛の皮を原料とした革のことです。革の表面には細かいシボが入り、独特の風合いを楽しめます。強度と耐水性があり、小物だけでなくウェア用にも使える優秀な革です。
山羊革山羊革は、山羊の皮を原料とした革のことです。革の繊維密度が高く、革表面のキメは細かいものの凹凸も出やすい傾向があります。山羊革の強度は牛革以上と言われており、手袋やレザージャケットなどのウェアにも適した素材です。
羊革羊革は、羊の皮を原料とした革のことです。羊革は手に吸いつくようなキメ細かさと柔らかさがあり、革の内部に脂肪が多いため断熱性にも優れています。帽子やレザージャケットなどの防寒着に使用されることが多い素材です。
馬革馬革は、馬の皮を原料とした革のことです。馬は運動量が多い動物であり、馬革には脂肪が少なく、表面のキズが多くなる傾向にあります。厚みが薄くしなやかな馬革は、バッグや靴などに多く使用される素材です。
豚革豚革は、豚の皮を原料とした革のことです。豚革は他の革よりも柔らかく、表面に大きな毛穴が残っており、通気性に優れる特徴があります。革の中では唯一日本国内で安定的な供給があり、バッグ・靴・ウェア用などに幅広く使用されている素材です。
鹿革鹿革は、鹿の皮を原料とした革のことです。鹿革はキメ細かさとしっとりとした手触りがあり、使い込むほど手になじむ味わいがあります。耐水性にも優れ、レンズクロスや手袋などに使用される素材です。
エキゾチックレザーエキゾチックレザーとは、希少な素材から作られた革のことです。一般的にはワニ革・ヘビ革・トカゲ革・ダチョウ革などがエキゾチックレザーと呼ばれます。独特な模様や質感が特徴であり、主に財布やハンドバッグに使われる高級素材です。

革のサイズ

革のサイズは一般的な「cm」以外に、「ds」や「半裁」で表記されることもあります。レザークラフトではよく目にする用語であるため、意味を理解しておきましょう。

ds

ds(デシ)とは、10cm×10cmのサイズを表す単位です。たとえば20cm×30cmの革であれば、6dsと表記します。

レザークラフトの通販サイトでは、dsあたりの単価を表記しているケースもあります。綺麗にカットされたレザーシートも、不定形の革も、同じ単位で表せることがdsの特徴です。

半裁

半裁とは、原料となる動物から取れた1枚革のうち、半分に裁断された革を意味する用語です。一般的には、牛革に対して用いられます。

半裁の革はサイズが大きいため、バッグやジャケットなどを作る時におすすめです。小さく裁断して小物用としても使えます。

なお、牛革の原料となる牛には、子牛か成牛かの違いや、個体ごとに体格の違いもあります。一口に半裁と言っても、ds表記にすると100~260dsとサイズにばらつきがある点に注意してください。

革の厚み

レザークラフトの革は、一般的に1mm厚を始点として、0.5mm刻みの厚みで販売されています。革の厚みは作品の質感を決めるだけではなく、ミシン針や糸の通しやすさ、加工のしやすさにも影響する重要なポイントです。

作品例を4つ挙げ、それぞれに適した革の厚みを紹介します。

キーケースなどの小物キーケースやストラップなどの小物は、1mmの厚みがおすすめです。細かい手縫いが必要となるため、厚みは控えめにしたほうが作業しやすくなります。
バッグやトートバッグバッグやトートバッグは、1.5mmの厚みがおすすめです。やや厚めの革を使用することで、布よりも質感のよいバッグを作れます。
財布財布の外側に使用する革は2mm、内側のカード入れ部分には1mmの厚みがおすすめです。厚みのある革で作った財布は、折れや曲がりに強く長持ちします。
ベルト強度が求められるベルトには、厚手な3~4mmの革がおすすめです。ただし、バックル取付部は厚みを抑えるために漉く必要があります。

革の硬さ

革の硬さは、原料である動物の違いや、加工の工程によって決まります。革の硬さによって手縫いのしやすさや向いている作品が変わるため、注意して選びましょう。

柔らかい革柔らかい革は、表面にシワをよせたり丸めたりをしやすいことが特徴です。カーフレザーや羊革が柔らかい革の代表例で、内縫いが必要な小物も簡単に作れます。ショルダーバッグ・ポーチ・がま口などに向いている硬さです。
硬い革硬い革は形状を保ちやすく、表面を丸めるなどの作業はしにくいことが特徴です。ブルレザーやステアレザーが硬い革の代表例で、平面を出したい小物に使用します。財布・ブックカバー・名刺入れなどに向いている硬さです。

なお、革の硬さには明確な基準が存在しません。柔らかめ・硬めといった分け方や5段階での評価など、通販サイトごとに独自の表記がされています。

レザークラフトの安い革を買うのに漉き加工は必要?

漉き加工とは、革の裏面を削って厚みを整える加工法のことです。革の漉き加工を行う理由には、下記の3つが挙げられます。

  • 革の厚みを一定にする
  • 革を薄くして加工しやすくする
  • 革を軽量化する

革は動物から取れる天然素材であり、原厚の状態ではレザークラフトの素材として適していません。漉き加工を行うことで、革ははじめて加工しやすい素材に生まれ変わります。

ただし、レザークラフトの通販サイトで販売されている革は、あらかじめ漉き加工を行って一定の厚みにしていることがほとんどです。販売されているままの厚みでは加工しにくい時や、ハンドメイド作品のクオリティを上げたい時は、注文時に漉き加工を依頼するとよいでしょう。

また、革の通販サイトでは漉き加工のみの依頼を受け付けていることもあります。購入した革の厚みでは加工しにくい、異なる厚みにして使用したい時は、漉き加工のみを依頼することもおすすめです。

レザークラフトの革が安い通販サイトを使う際の注意点

通販サイトを使う際の注意点は、商品ページの写真と実物では色の見え方やサイズ感に違いが生じることです。通販サイトは購入前に実物を確かめられず、写真だけを参考に商品を選ぶと失敗することもあります。

通販サイトでの革の購入で失敗しないために、押さえるべき2つのコツを紹介します。

できれば見本帳を買うようにする

レザークラフト用の革を購入する前に、できれば革の見本帳を買うようにしましょう。革の見本帳とは、通販サイトで販売する革のサンプルをまとめたカタログのことです。

通販サイトの商品ページはパソコンやスマホのディスプレイ越しに見るため、革の色や質感を正しく感じ取れません。見本帳が手元にあれば、レザーサンプルで色味・手触り・質感などを確かめられます。

ただし、いくつもの通販サイトで見本帳を買うと、見本帳の分だけで費用がかさんでしまいます。まずは気になる革があるサイトに絞って、見本帳を買うようにしましょう。

はぎれセットの購入時はレビューを確認する

安価なはぎれセットは、ミニポーチやパスケース作りにも使える商品です。ただし、はぎれセットははぎれ1枚1枚の色味がバラバラだったり、表面に大きな傷や汚れが見られたりすることもあります。

はぎれセットの購入時はレビューを確認しましょう。はぎれセットの内容は商品ごとに異なるものの、購入者のレビューを確認することで、お店側がどのような基準ではぎれを選んでいるかが分かります。

作品用として使えないはぎれは、レザークラフトの練習用に使いましょう。はぎれも同じ革であるため、手縫いやカービングの練習に最適です。

レザークラフトの革は問屋で直接仕入れるほうが激安?

レザークラフトで多くの作品を作れるようになると、大判の革を購入したくなる人は多いのではないでしょうか。大判の革を複数枚購入したい時は、問屋で直接仕入れることがおすすめです。

問屋は小売店への商品卸を行うお店で、小売店よりも革の価格は安く設定されています。革の種類やサイズも豊富で、レザークラフト用の革を大量に購入できることもメリットです。

個人が問屋との取り引きをスタートするためには、問屋に直接問い合わせをしたり、レザーフェアに行って営業担当者と知り合いになったりといった方法があります。

ただし、すべての問屋が個人の顧客を歓迎しているわけではありません。問屋にとっては取り引き量の多い小売店のほうが優先すべき顧客であるため、個人は取り引きのハードルが高くなります。

個人でも買える!レザークラフトに使える革の卸問屋

レザークラフトの革を問屋で仕入れたい場合は、問屋の通販サイトを利用する方法がおすすめです。また、個人との取り引きに対応している旨を明言する問屋を探し、お店に来店する方法もあります。

以下では、革を専門に取り扱う卸問屋の中から、個人でも買える問屋の通販サイトを3つ紹介します。

浅草革卸問屋 久保柳商店

浅草革卸問屋 久保柳商店は、1942年に創業した革の卸問屋です。本社は東京都台東区浅草に所在し、通販サイト上で革の販売も行っています。通販サイトは個人も利用できるため、革の取り引きが簡単に行える問屋です。

商品は大きく分けて、大判の革を取り扱う「プレミアムレザー」と、半裁やカット済みの革を取り扱う「Bonanza製品」の2種類があります。プレミアムレザーには栃木レザーやイタリア製のバケッタレザー、コードバンなどがあり、良質な牛革を販売していることが特徴です。

また、珍しい藍染め・泥染めの革や、草木染めのボタニカルレザーも取り扱いがあります。伝統技法を使用して職人が丹念に染め上げた革は、独特な深みのある色合いや絞り柄を持っていることが魅力です。

フジトウ商事

フジトウ商事は1921年に創業し、東京都台東区浅草に本社が所在する革の卸問屋です。本社1階の小売店舗では個人への革の販売を行い、実際に革に触れられるショールームもあります。通販専用のオンラインショップも用意しており、個人が取り引きしやすい環境を整えている問屋です。

販売している革の種類は牛革が中心で、豚革・馬革・鹿革・羊革やエキゾチックレザーの取り扱いもあります。商品にはds単価が表記されており、大判の革でも安い革を簡単に探すことが可能です。

また、フジトウ商事では革1枚からの販売を行っています。購入する革の各種加工や、特殊な革の取り寄せも受け付けており、レザークラフトの初心者から上級者まで利用しやすい問屋です。

寿屋

寿屋は、1960年に創業した革の卸問屋です。革素材の企画・輸出入も行っており、国産・外国産のさまざまな種類の革を販売しています。本社は大阪府大阪市浪速区に所在し、通販サイトで商品を購入可能です。

販売している革の種類は牛革が中心で、山羊革の種類も比較的豊富に揃っています。牛革は国産とイタリア産、山羊革はスペイン産が多く、定番の革だけでなく新作の革も入荷していることが特徴です。

寿屋では大阪本社の1階~3階で商品販売やショールーム展示を行っており、顧客対応や見学も受け付けています。ただし来店する場合は、前日までに予約が必要となることに注意してください。対応できる時間は10時~17時(なるべく12時~13時を除く)で、1組あたり1時間程度までとなっています。

【初心者必見】レザークラフトにおすすめの安い革

最後におすすめの安い革を3つ挙げ、それぞれの特徴を紹介します。いずれもユザワヤ公式ネットショップで販売されている革です。

・生地 『本革シート 10cm×15cm』

生地 『本革シート 10cm×15cm』は、使いやすくカットされたリアルレザーのシートです。10cm×15cmのサイズは小物・アクセサリーに向いており、パスケースやキーケース作りに使えます。

1枚あたり330円(税込)と価格が安価であるため、複数枚を購入して財布を作ったり、練習用の布に使ったりすることもおすすめです。カラーはブラック・ブラウン・ダークブラウンの3色が用意されています。

・生地 『本革シート 90×40×1.2-1.4』

生地 『本革シート 90×40×1.2-1.4』は、本格的なレザークラフトにも使えるサイズにカットされた、リアルレザーのシートです。90cm×40cmのサイズは、そのままトートバッグ作りに使ったり、自分で裁断して財布やミニポーチ作りに使ったりできます。

価格は1枚あたり4,378円(税込)で、生地 『本革シート 10cm×15cm』と比較してコスパに優れていることが特徴です。カラーはブラック・ダークブラウンの2色が用意されています。

・レザー素材 『牛本革シート 30cm×20cm/30cm×30cm』

レザー素材 『牛本革シート 30cm×20cm/30cm×30cm』は、ミニバッグやポーチ作り、裁断してアクセサリー作りにも使えるリアルレザーのシートです。革の厚みは約2mmあり、財布の外側に使用する革にも適しています。

価格は30cm×20cmが990円(税込)、30cm×30cmが1,320円(税込)です。カラーは30cm×20cmがダークブラウン・ブラックの2色、30cm×30cmはダークブラウン・ブラックの2色が用意されています。

まとめ

革の通販サイトは数多く存在し、取り扱っている革の種類やサイズは通販サイトごとに異なります。レザークラフトの革を安く買いたい人は、紹介した通販サイトをぜひご利用ください。革の漉き加工を受け付けている通販サイトは、レザークラフトの初心者にもおすすめです。

革専門の問屋でもレザークラフトの革は販売されているため、一部の問屋は個人でも取り引きをしてくれます。問屋が個人の取り引きに対応しているか、欲しい革を取り扱っているかを調べた上で利用してみましょう。