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公開日: 2022.12.26
最終更新日: 2023.10.31

マクラメ糸はダイソーで買える?マクラメ編みの基本知識も紹介

マクラメ糸はダイソーで買える?マクラメ編みの基本知識も紹介

マクラメ編みはひもや糸を手で編み、結び目を作ることで装飾的な模様を作る技法を指します。少ない材料でアクセサリーやインテリアグッズなどを作れることが魅力です。マクラメ編みに使う糸は、専用に作られた糸だけでなく、ロープやタコ糸、手芸用のコットン・リネン糸などでも問題ありません。

この記事では、ダイソーなどの100均で手に入る、マクラメ用の糸や材料・道具について詳しく解説します。これからマクラメ編みを始めたいという方も、ぜひお役立てください。

マクラメ編みとは?

マクラメ編みとは、ひもや糸を手で編み、結び目を作ることで装飾的な模様を作る編み物の技法のことです。「マクラメ」は、アラビア語で「交差して結ぶ」という意味の言葉である「ムクラム」から来ています。

マクラメ編みは世界各地に古くから伝わっているため、「マクラメ」は英語やフランス語、イタリア語をはじめ、さまざまな言語で共通する言葉となっています。日本でも1970年代にブームとなったマクラメ編みは、最近になってふたたび人気を集め始めました。

マクラメ編みで作れるもの

マクラメ編みでは、簡単なものから複雑なものまで、さまざまなアクセサリーを手作りすることができます。

マクラメ編みで作れるアイテムの例

  • アクセサリー
  • コースター
  • タペストリー
  • ハンギングプランター

アクセサリーの例としては、ミサンガや「アジアンノット」と呼ばれる手芸品や、ネックレスなどです。また、石やビーズなどを編み込むこともできるため、パワーストーンや天然石、ビーズなどを装飾とした華やかなアクセサリーを作ることもできます。旅行先で拾った石やシーグラスなど、思い出の品を編み込んだアクセサリーを作れる点もマクラメ編みの魅力です。

マクラメ編みは、コースターや壁掛けのタペストリー作りにも適しています。マクラメ編みで作れるアイテムは、暮らしの中にシンプルな上品さとおしゃれさをプラスしてくれる点が人気の1つです。

またマクラメ編みは、植物の鉢を吊るす「ハンギングプランター」作りにも適しています。マクラメ編みで作るハンギングプランターは、インテリアにナチュラルな緑を取り入れたい方におすすめのアイテムです。

マクラメ編みに使うマクラメ糸の種類

マクラメ編みに使うマクラメ糸には、主に以下の3種類があります。それぞれに適した用途についても触れるため、マクラメ糸の選び方で迷っている方はぜひ参考にしてください。

シングルツイスト
1本の細い糸をより合わせて作られた糸です。柔らかく優しい雰囲気があるため、アクセサリー作りなどによく使われます。マクラメ用のシングルツイストは柔らかくほどけやすいため、フリンジなどの装飾がある作品作りにも適しています。
3つ撚り(3つ打ち)
3本の単糸をより合わせて作られた、カジュアルな雰囲気の糸です。中には極太のロープ状の種類もあります。シングルツイストに比べて強度があり、ほどけにくいため、ハンギングプランター作りなどに適しています。
コットンコード(ブレードコード)
16本の糸で作られた組ひもです。主にかぎ針の作品に使われます。コットンコードはほどくことができないため、フリンジなどの装飾を作るのには適していません。

マクラメ糸はダイソーで買える?

マクラメ糸がどこに売っているか分からず困っている方もいるのではないでしょうか。100均大手のダイソーでは多種多様な糸が取り揃えられており、マクラメ編み専用の糸が販売されている場合もあります。

なお、マクラメ編みには基本的にマクラメ糸を使用しますが、ひも状のものであれば何でもマクラメ編みに利用できます。そのためダイソーにマクラメ糸がない場合でも、マクラメ糸の代用となる糸を見つけることが可能です。

タコ糸などもマクラメ糸の代用として使用できますが、コットンやリネンなどの素材でできた春夏毛糸が特にマクラメ編みに適しています。

ダイソーで揃えられるマクラメ編みの道具・材料

マクラメ編みに特殊な道具は必要ありません。文具や裁縫道具などの日用品があれば制作することができます。

マクラメ編みに必要なものの代表例としては、はさみやコーム(くし)、コルクボード、マスキングテープ、クリップなどが挙げられます。道具が家にない場合は、ダイソーで揃えることが可能です。

ここからは、ダイソーで揃えられるマクラメ編みの道具・材料について、詳細を紹介します。

はさみ

マクラメ編みでは糸をカットする必要があるため、はさみは必須です。マクラメ糸のカットには時間がかかる場合もあるため、はさみは切れ味のいいものを用意しましょう。

特におすすめなのは園芸用や手芸用のはさみです。通常のはさみもマクラメ編みに使用できますが、園芸用や手芸用のはさみのほうが効率よく作業ができる場合があります。

園芸用はさみの場合、刃の根元にワイヤーをカットできる「ギザ刃」がついているものもあります。しかし、ギザ刃はマクラメ糸に引っかかる場合があるため、マクラメ編みにはギザ刃がないはさみを選ぶとよいでしょう。

コーム

コームは、マクラメ糸をほどいてフリンジを作るときなどに使用します。マクラメ糸は手でほどくこともできますが、コームを使えば時短になるうえ、糸をきれいにほどけるため便利です。

プラスチック製や木製、ペット用など、コームにはさまざまな種類があり、ダイソーでも購入できます。マクラメ編みにおけるコームの選び方は人それぞれの好みによりますが、木製のコームはフリンジの仕上がりがふわふわになる傾向があります。

ボード

マクラメボードは、アクセサリーや小物などを作る際に使用するアイテムです。大きいサイズのマクラメボードであれば、タペストリー制作にも向いています。

マクラメボードは、クリップやピンでマクラメ糸を固定する使い方が代表的です。マクラメボードにはマス目が書かれているため、マクラメ糸を等間隔の長さで結んだり、結びたい位置で結んだりしやすくなっています。

マクラメボードがない場合は、ダイソーのコルクボードで代用できます。

マスキングテープ・クリップ

方眼柄のマスキングテープは、マクラメボードの代用としてコルクボードを使用する際におすすめのアイテムです。方眼がマクラメボードのマス目やメジャーの代わりになるため、マクラメ編みがしやすくなります。マスキングテープはきれいに剥がせるため、直接デスクに貼るといった使用法も可能です。

クリップは、マクラメ糸を固定したり、不要なコードなどをまとめておいたりする際に便利なアイテムです。目玉クリップや網戸クリップなど、幅が広くてしっかりと挟めるものを選ぶとよいでしょう。

底板・アクセサリー金具などのパーツ

底板やアクセサリー金具などのパーツは、マクラメ編みでアクセサリーなどを作る際に、必要に応じて用意します。アクセサリーの種類によってはマクラメ糸だけで作ることが可能ですが、アクセサリー金具などを組み合わせれば、より実用性が高いアイテムを作ることができるでしょう。

ダイソーでは、ハンドメイド用品の売り場で底板・アクセサリー金具などのパーツを選ぶことができます。

お手本にできる完成品も

マクラメ編み初心者の方は、デザインのお手本にできる完成品が手元にあると心強いです。完成品を観察したり、自分の作品と見比べたりすることで、新しい発見や改善すべきポイントなどが見えてくるでしょう。

ダイソーでは、マクラメ編みで作られたインテリア雑貨なども販売されています。自分が作りたい作品イメージに近いものか、挑戦したい手法が使われた完成品を選ぶのがおすすめです。

マクラメ編みの糸にこだわるなら手芸専門店で探そう!

マクラメ編みで作りたいものが決まっており、その作品に適したマクラメ糸を手に入れたい場合は、手芸専門店に行くこともおすすめです。

手芸専門店では、100均では手に入らない上質な材料が手に入ったり、道具や材料のバリエーションが豊富だったりする場合もあります。また同じ価格でも糸の長さが異なり、手芸専門店のほうがお得に揃えられる点も魅力です。マクラメ編みの道具や材料にこだわりたい方は、ぜひ手芸専門店をチェックしてみてください。

今回は、手芸専門店で取り扱っているマクラメをご紹介します。マクラメ糸やマクラメ編みに必要な道具選びの参考にしてください。

ユザワヤ

ユザワヤのマクラメはカラーバリエーションが豊富で、作品のイメージに合わせて選べます。糸だけでなくマクラメ編みと相性のいいビーズも取り扱っているため、糸とビーズをセットで購入したい方におすすめです。

樹脂加工を施したポリエステルのマクラメ糸は結びやすく、結び目をきれいに見せたい場合に適しています。

ユザワヤの「マクラメ」はこちら

オカダヤ

オカダヤでは、マクラメ編みにおいて必要な用具が多数販売されています。複雑な結び方をする際に便利なコルクやコードを固定する際に使うピンもあり、一式を揃えたい場合におすすめです。

ダイソーなどの100均と比較して高めに設定されていますが、その分耐久性が高く手芸初心者や本格的に手芸を始めたい方に向いた商品が多数販売されています。

オカダヤの「マクラメ」はこちら

手芸センタードリーム

手芸センタードリームでも、さまざまなカラーのマクラメ糸が販売されています。カラーは18種類あり、赤や青、緑、黄色の他、白や黒、茶色なども取り揃えているため、幅広く作品を制作することが可能です。

手芸センタードリームのマクラメ糸は日本製です。国内で製造されているので、安全面においてこだわりがある方・製造国にこだわりのある層に向けて作品を販売したい方は、手芸センタードリームでの購入をおすすめします。

手芸センタードリームの「マクラメ」はこちら

メルヘンアート

2020年に創業102年を迎えたメルヘンアートは、マクラメ専業のメーカーです。メルヘンアートでもマクラメ編みの糸を販売しており、マクラメピンやマクラメビーズの他、マクラメ編みについて纏められた本も販売されているため、マクラメ編みの初心者が必要なアイテムを揃えたい場合におすすめです。

また、マクラメ糸でインテリアを作れるキットなども販売しています。キットを購入する際は、自身のスキルや予算に合った商品選びがポイントです。

メルヘンアートの「マクラメ」はこちら

まとめ

マクラメ編みにおいては、作りたい作品によって適した糸の種類や太さが異なります。完成度にこだわりたい場合や使用する糸が分からず店員さんに相談したい場合は、手芸専門店の利用も検討してみるとよいでしょう。

ユザワヤなどの手芸専門店は、ダイソーなどと比べて種類が豊富なので、作りたい作品に合った商品が見つかります。100均よりも品質が高いマクラメ糸が多数あり、また信頼性の高いブランドのマクラメ糸を取り扱っているため、ハンドメイド活動において最適な材料を購入できます。

ユザワヤ公式ネットショップはこちら