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レジンキットのおすすめ10選!初心者向けのスターターセットも!

レジンキットのおすすめ10選!初心者向けのスターターセットも!

レジンアクセサリーは、ガラスのように透き通ったレジンを使ってオリジナルアクセサリーを作れることが魅力です。スターターセットを使用することで、レジンクラフト初心者も完成度が高い作品を作れます。

レジンアクセサリーづくりを始めたいものの、何から手を付ければよいか、レジンアクセサリーの注意点はあるかを知りたい人も多いのではないでしょうか。

当記事では初心者にもおすすめのレジンキット10選を中心に、レジンアクセサリーづくりに必要な道具や上手に作るコツ、失敗したときの対処法なども解説します。

目次1

初心者にもおすすめ!レジンキット10選

アクセサリーを作るために必要なアイテムが揃っているレジンキットは、多彩な商品が販売されています。

レジンキットを購入するときは、自分の技術レベルやハンドメイドにかかる作業時間も考慮して選びましょう。初心者は完成作品の可愛さではなく、簡単に作れる内容のレジンキットを選ぶことがおすすめです。

以下では簡単に作れるレジンキットの中から、初心者にもおすすめの10商品を紹介します。

星の雫 スターターセット(PADICO)

星の雫 スターターセット(PADICO)は、パジコの人気UV-LEDレジン液「星の雫ハード」を中心に、5つのアイテムがセットになった商品です。調色パレット・調色スティックと6WのUV-LEDハンディライト付きで、着色剤とモールドを用意すればカラフルなレジンアクセサリーを作れます。

星の雫ハードは硬化が速く、透明度と硬度の高いレジンを作れることが魅力です。付属のUV-LEDハンディライトを使用すると約30秒~90秒で硬化します。

付属のレシピ本にはUVレジン・LEDレジンのテクニックと、15のアクセサリーレシピが掲載されています。星の雫 スターターセット(PADICO)は、これからレジンアクセサリーづくりを始めたい人におすすめのスターターセットです。

通常価格2,970円
作品の種類アクセサリー
セット内容
  • 星の雫ハード:30g
  • 調色パレット
  • 調色スティック
  • UV-LEDハンディライト
  • レシピ本

Resin Lab スターターキット(KIYOHARA)

Resin Lab スターターキット(KIYOHARA)は、セット内容だけで鉱石風レジンのヘアクリップが作れる商品です。KIYOHARAのLEDレジン液はプロのレジン作家も使用していて、高い硬度と乾燥のしやすさにより、質感のよい鉱石風レジンが作れます。

着色に使用するいろどろっぷ ニュアンスカラーは、グレープ・アイスブルーの2色です。着色したレジン液は、2つの型があるシリコン型に入れて硬化させます。その後ヘアクリップに硬化接着させて、約40分の作業時間で完成です。

色の組み合わせやミニメタルパーツの封入で、レジンの見た目をがらりと変えられます。手軽に個性的な鉱石風レジンアクセサリーを作りたい人におすすめです。

通常価格4,180円
作品の種類ヘアクリップ
セット内容
  • LEDレジン液:25g
  • LEDコンパクトランプ
  • いろどろっぷ ニュアンスカラー(グレープ・アイスブルー)
  • シリコン型
  • ミニメタルパーツ
  • ヘアクリップ
  • 制作用スティック:2個
  • 制作用トレー:2個
  • 作り方レシピ

星の雫 ジュエルモールドセット(PADICO)

星の雫 ジュエルモールドセット(PADICO)は、パジコの「星の雫ハード」を中心に6つのアイテムがセットになった商品です。着色剤を別途用意するだけで、すぐにレジンアクセサリーが作れます。

モールドの内訳は、シンプルシェイプ・ジュエリーカットヘキサゴン・スター・ジュエリーカットサークルの4種です。それぞれのモールドが異なるコンセプトを持っていて、合計で27種類の型がセットになっています。モールドはやわらかく、硬化したレジンを型から抜きやすいことが特徴です。

多彩な型でレジンアクセサリーづくりを楽しみたい人は、星の雫 ジュエルモールドセット(PADICO)を候補に入れてみてはいかがでしょうか。

通常価格4,950円
作品の種類アクセサリー
セット内容
  • 星の雫ハード:30g
  • 調色パレット
  • 調色スティック
  • UV-LEDハンディライト
  • ジュエルモールド:4種
  • レシピ本

ジュエルレジン セット(KIYOHARA)

ジュエルレジン セット(KIYOHARA)は、手軽に作れる2液性レジンのセットです。主剤2に対して硬化剤1の割合で混ぜ合わせるだけで、時間経過によってレジンが硬化します。レジンの硬化にUVライトやLEDライトは不要です。

ジュエルレジン セット(KIYOHARA)でレジンアクセサリーを作るときは、正確なはかりとシリコン型、着色剤を用意しましょう。主剤と硬化剤の比率を間違えると硬化不良の原因になるため、はかりは最低目盛0.1gが推奨です。

また、ジュエルレジン セット(KIYOHARA)は、75gタイプ以外に少量の12gタイプもあります。2液性レジンを試したい人は12g、2液性レジンを使って作品制作したい人は75gを手に取ってみてください。

通常価格1,980円
作品の種類アクセサリー
セット内容
  • 主剤25g:2個
  • 硬化剤:25g
  • カップ
  • マドラー
  • 手袋:1組
  • 取扱説明書

手芸キット 『ビジューハート』 スワロフスキー ダブルグルー

手芸キット 『ビジューハート』 スワロフスキー ダブルグルーは、スワロフスキーでデコしたハートアクセサリーを作れる手芸材料キットです。台座のカン付きハート皿は縦横35mmで、ペンダントトップやバッグチャームに使えます。

当商品にはスワロフスキーの色合いを変化させた7種類のラインナップがあり、種類ごとに印象の違うアクセサリーを作れることが魅力です。ラインナップは、ホワイト・ロイヤルブルー・アプリコット・ローズピンク・アイリス・ベビーピンク・サンフラワーがあります。

なお、制作するときは必ずゴム手袋を用意してください。台座への接着に使用するWGlueはエポキシ系樹脂粘土であり、ゴム手袋を使用することで安全に作業できます。

通常価格3,300円
作品の種類アクセサリー
セット内容
  • 石座セット済スワロフスキー:7種×各1個
  • スワロフスキー(石座なし):1種×10個
  • スワロフスキーパール:2種×各2個
  • wGlue:1個
  • カン付きハート皿:1個
  • レシピ:1個

レジンで作る幻想ボックス(ERUBERU)

レジンで作る幻想ボックス(ERUBERU)は、空と海をテーマにした幻想的な風景を作れる商品です。セット内容には各種パーツが含まれていて、ペンダントトップやキーホルダーが作れます。

シリコンモールドとカラーリングパウダーは各3種で、モールドの選び方と色の使い方で作品の雰囲気を変えられることが特徴です。ホワイトデザインフィルムには動物や木が描かれていて、小石・星の砂は砂浜、ねり消しは雲の表現に適しています。

なお、当商品のセット内容にはレジン液が含まれていません。制作したい作品に合った硬度のレジン液と硬化用ライトを別途用意して、自分だけの世界観を表現しましょう。

通常価格1,485円
作品の種類アクセサリー
セット内容
  • シリコンモールド:3種
  • カラーリングパウダー:3種
  • ホワイトデザインフィルム
  • ねり消し
  • 小石、星の砂
  • 各種パーツ類

レジンスペシャルボックススイーツボックス(ERUBERU)

レジンスペシャルボックススイーツボックス(ERUBERU)は、色とりどりのスイーツモチーフアクセサリーが作れる商品です。アクセサリー用の金具もセットになっていて、作った作品をそのまま飾ることはもちろん、ペンダントやチャームにも使えます。

10種のシリコンモチーフでレジンをスイーツ形状にして、6種のカラーリングパウダーにより豊富な色彩を表現できることが特徴です。イチゴやカラースプレーを表現したパーツでトッピングすれば、可愛いアクセサリーができ上がります。

なお、当商品にはレジン液が含まれていないため、作品に合ったレジン液と硬化用ライトを別途用意してください。ガーリーなスイーツモチーフでアクセサリーを作りたい人におすすめの商品です。

通常価格2,520円
作品の種類スイーツモチーフアクセサリー
セット内容
  • カラーリングパウダー:6色
  • シリコンモチーフ:10種
  • 金具
  • パーツ
  • レジン封入シート
  • ペーパースティック:1本
  • つまようじ:2本

レジンボックス ミニチュアスイーツ(ERUBERU)

レジンボックス ミニチュアスイーツ(ERUBERU)は、可愛いミニチュアサイズでレジンのスイーツを作れる商品です。制作したミニチュアスイーツはディスプレイ台紙に並べて、クリアケースを被せて飾っておけます。

シリコンモチーフは大・中・小の丸型だけであることが特徴です。作成したレジンと付属のミニデザートカップセットでミニチュアスイーツの見た目を作り、フィルムでデコレーションします。ディスプレイ用のクリアケースは幅110×奥行80×高さ30mmで、テーブルや棚の上に飾りやすい大きさです。

当商品にはレジン液が含まれていないため、レジン液と硬化用ライトは別途用意してください。レジンで作るミニチュア作品に興味がある人は、手に取ってみてはいかがでしょうか。

通常価格1,485円
作品の種類ミニチュアスイーツ
セット内容
  • カラーリングパウダー:4色
  • シリコンモチーフ
  • ミニデザートカップセット:10種
  • パーツ
  • フィルム
  • ディスプレイ台紙
  • クリアケース

レジンで作るスヌーピーボックス ポップ(ERUBERU)

レジンで作るスヌーピーボックス ポップ(ERUBERU)は、スヌーピーのレジンアクセサリー3作品が作れる商品です。モールド2種はスヌーピーモチーフで、空枠はハートとウッドストックモチーフの組み合わせとなっています。

カラーリングパウダーは、スヌーピーとウッドストックの配色に使いやすい白・黒・黄を含む5色です。ピーナッツの絵柄が散りばめられたデザインフィルムをレジンに封入すれば、スヌーピーのレジン作品を手軽に作れます。金具にもスヌーピーとウッドストックのモチーフがあり、こだわりのディティールに仕上げられることも魅力です。

当商品でレジンアクセサリーを作るときは、レジン液と硬化用ライトを別途用意してください。ピーナッツのキャラクターが好きな人に、レジンで作るスヌーピーボックス ポップ(ERUBERU)はおすすめです。

通常価格1,518円
作品の種類チャーム
セット内容
  • モールド:2種
  • 空枠
  • カラーリングパウダー:5種
  • デザインフィルム
  • 各種金具
  • レシピ

京・UVジュエリーキット ペンダント(HOBBIX)

京・UVジュエリーキット ペンダント(HOBBIX)は、天然オパールのようなきらめきを放つペンダントが作れる商品です。京都オパールの粉体である京都オパールチップをレジン内に封入することで、ジュエリーのような美しいレジンアクセサリーに仕上がります。

当商品でペンダントを作るときは、硬化用のUVライトが必要です。ペンダントトップにデコパテを敷き詰め、京都オパールチップをまぶした上にUVレジン液を塗って、UVライトで硬化させて作ります。

京・UVジュエリーキット ペンダント(HOBBIX)のラインナップは、青みがかった「瑠璃」と、色合いが神秘的な「百塩茶」の2つです。着色では表現できない京都オパールチップのレジンアクセサリーを作りたい人は、ぜひ選んでください。

通常価格1,870円
作品の種類ペンダント
セット内容
  • 京都オパールチップ
  • UVレジン液
  • デコパテ
  • 作り方
  • ペンダントトップ:約15×35mm
  • チェーン:400mm+アジャスター50mm

初心者にレジンセット・レジンキットがおすすめの理由

初心者にレジンセット・レジンキットがおすすめの理由を3つ紹介します。

・ハンドメイドに必要な材料・道具を揃えられる

レジンアクセサリーをハンドメイドするにあたっては、レジン液やモールドなどの材料・道具が必要です。レジンセット・レジンキットは複数のアイテムが入っていて、必要な材料・道具を揃えられます。

・材料費を安く抑えられる

材料・道具を1つずつ購入する場合と比べて、セット購入するレジンセット・レジンキットは価格が抑えられています。ハンドメイドにかかる材料費を安く抑えられることが、レジンセット・レジンキットの魅力です。

・説明書を見ながらレジンアクセサリーの作り方を学べる

レジンセット・レジンキットは基本的に説明書がセットになっています。説明書を見ながらレジンの取り扱いやレジンアクセサリーの作り方を学ぶことが可能です。

レジンアクセサリーのハンドメイドに必要な材料・道具を安く揃えて、初心者にありがちな失敗を減らしたい人に、レジンセット・レジンキットはおすすめです。

【注意】レジンセットで作った作品の販売は不可能

レジンアクセサリーづくりを始めた人の中には、ハンドメイド作品を売りたいと考えている人も多いでしょう。

しかし、レジンセット・レジンキットに「商品の複製・販売不可」と書かれている場合は、ハンドメイドマーケットなどで作品を販売できないことに注意してください。特にキャラクターが入っているレジンセット・レジンキットで作った作品を販売すると、著作権侵害に該当する可能性があります。

著作権とは、創作的な著作物を守ることを目的として著作者に与えられる権利のことです。レジンセット・レジンキットで著作権侵害をしないためにも、下記の表に沿って著作権侵害になる・ならないの判断をしましょう。

著作権への影響レジンセット・レジンキットで作った作品の使い方
侵害にあたる
  • 作品を販売する
  • 作品をネット上で公開する
  • 作品を不特定多数の人にプレゼントする
侵害にあたらない
  • 作品を自分で身に着けて楽しむ
  • 作品を家族にプレゼントする

「商品の複製・販売不可」と明記されていないレジンセット・レジンキットでも、材料やレシピに何らかの権利が発生している可能性があります。レジンセット・レジンキットで作った作品は販売しないほうがよいでしょう。

レジンセットで慣れたらオリジナル作品づくりにチャレンジ!

レジンで作るアクセサリーは簡単そうに見えて、慣れないうちはレジンがきれいに硬化しないなど難しさを感じる部分もあります。初心者のうちは、レシピが付属するレジンセット・レジンキットでレジンに慣れることがおすすめです。

レジンの取り扱いに慣れてきたら、オリジナル作品を作って販売することを考えましょう。モールドや空枠を使った作品は、レジンアクセサリー初心者にも向いています。

モールドや空枠は丸・三角・しずく型など、失敗しにくいシンプルな形状がおすすめです。着色剤やパーツ封入で工夫すれば、シンプルな形状でも魅力的な作品に仕上がります。台座付きのヘアピンや指輪にレジンを接着するだけでも、簡単に作品としての質を高めることが可能です。

そもそもレジンとは?UVレジンって何?

レジンとは英語の「resin」から来た呼称で、樹脂を意味する言葉です。樹脂には松脂や天然ゴムに代表される天然樹脂と、人工的に作られた合成樹脂の2種類があります。合成樹脂は安価で扱いやすい特徴があり、ハンドメイドで使用するレジン液も合成樹脂です。

レジン液には、大きく分けて2液性レジンとUVレジンの2種類があります。それぞれのレジン液は特徴が異なるため、作りたい作品に合ったレジン液を選びましょう。

・2液性レジンの特徴

2液性レジンはエポキシレジンとも呼ばれ、主剤と硬化剤の2液を混ぜ合わせて硬化させるレジンです。透明度が高く、化学反応で硬化する性質によって厚みのある作品も作れます。ただし、硬化速度は遅く、硬化目安時間は常温で約1~2日です。

・UVレジンの特徴

UVレジンとは、UVライトの紫外線によって硬化するレジンです。UVレジンは硬化目安時間が約5分と短く、硬化不良の失敗が少ないため初心者にも向いています。UVレジンを扱うときは、太陽光の紫外線でも硬化することに注意してください。

また、近年はLEDライトで硬化するLEDレジンも登場しました。LEDレジンは価格が高いもののUVレジンよりも硬化が早く、時間経過による黄変が少ない特徴を持っています。

UVレジンのアクセサリーづくりに必要な道具5つ

スターターキットでは必要な道具が一通り揃っている場合が多いものの、レジンキットの中にはレジン液付きではない商品などもあります。レジンセット・レジンキットを購入するときは、必要な道具があるかないかを確認することが重要です。

UVレジンのアクセサリーづくりに必要な道具5つの特徴と選び方を紹介します。

UVレジン液

UVレジン液は、UVレジンを作るためのレジン液です。作れるレジンの硬さにより、UVレジン液は「ソフトタイプ」と「ハードタイプ」の2種類に大きく分けられます。

ソフトタイプのUVレジン液は、硬化後もある程度のやわらかさがあり、ハサミでカットすることも可能です。レジン製のパーツを作りたい、アクセサリーの表面をコーティングしたいときに向いています。

一方で、ハードタイプのUVレジン液は、硬化後にガラスのように硬くなることが特徴です。モールドや空枠を使ったレジンアクセサリーを作りたいときは、ハードタイプのUVレジン液を選びましょう。

また、UVレジン液を選ぶときはしっかりと硬化するかを確認することが大切です。質の低いUVレジン液は硬化不良を起こすこともあります。100均の商品ではなく、メーカー製のUVレジン液がおすすめです。

ミール皿・シリコンモールド

ミール皿・シリコンモールドとは、レジン液を流し入れる型のことです。ミール皿は型そのものがアクセサリーパーツであり、ペンダントやチャームづくりに向いています。

型を繰り返し使用したいときはシリコンモールドを選んでください。UVレジン用のシリコンモールドは、透明または半透明の型を選ぶことがポイントです。不透明の型ではUVレジンの全体に紫外線が当たらず、スムーズに硬化できません。透明や半透明の型は紫外線を通しやすいため、UVレジンをしっかりと硬化できます。

また、初心者は浅い型のシリコンモールドがおすすめです。浅い型で作るUVレジンは硬化不良を起こしにくく、失敗を減らせます。

なお、シリコンモールドは消耗品です。シリコンモールドは100均でも購入できるものの、耐久性を重視したいときはメーカー製の商品を選びましょう。

封入パーツ

封入パーツとは、硬化前のレジンに入れる装飾パーツのことです。作品の世界観を演出したいときに、封入パーツが役立ちます。

封入パーツを選ぶときは、作品のイメージに合うかどうかを重視することがおすすめです。ビーズ・メタルパーツ・ドライフラワー・貝殻・石・砂など、多彩な種類の封入パーツが販売されています。作品制作にかけられる予算も考慮しながら、作品の世界観を表現できる封入パーツを選びましょう。

また、封入パーツはレジンの中に入れるため、気に入ったパーツがあれば100均の商品を使用しても問題ありません。

ただし、UVレジンには向かないパーツも存在します。たとえばカビの発生する可能性がある生花や果物、熱に弱いチョコレートやキャンディは封入パーツに向いていません。作品として販売するときは、著作権があるキャラクター系の封入パーツも使用を避けてください。

ピンセット・つまようじ

ピンセット・つまようじは、美しいUVレジンを作りたいときに必要な道具です。

ピンセットは、パーツケースから封入パーツを取り出したり、レジンの中に封入パーツを配置したりする用途で使用します。封入パーツの中には取りこぼしやすい小さいパーツや丸いパーツもあるため、先端の精度が高いピンセットがおすすめです。100均のピンセットは精度が低いため、メーカー製の高精度なピンセットを選んでください。

また、ピンセット自体が非磁性であることも重要です。非磁性のピンセットはメタルパーツや磁性を持つフレーム・台座とくっつかず、繊細な作業に集中できます。

つまようじは、レジンに入れた封入パーツの位置を微調整したり、レジンにできた気泡を潰したりできる道具です。つまようじは100均で販売されている商品を使用しても問題ありません。

UVライト

UVライトとは、UVレジンの硬化ができる紫外線を照射する道具です。UVレジンは太陽光でも硬化するものの、短時間で硬化させるためにはUVライトが必要となります。

UVライトを選ぶときに重要なポイントは、ライトの出力です。UVレジンづくり用に販売されているUVライトの出力は約6~36Wと幅があります。基本的に出力が高いほど短時間でUVレジンを硬化させることが可能です。

また、UVライトの照射範囲も確認してください。照射範囲が広いと一度に複数のレジンを硬化させられるため、レジン作品を同時に作るときに役立ちます。

なお、100均にもUVライトは販売されているものの、高い出力や広い照射範囲は期待できません。本格的にUVレジンアクセサリーづくりを始めるときは、性能のよいUVライトを選ぶことがおすすめです。

キットでUVレジンアクセサリーを上手に作るコツ

UVレジンで多い失敗例が、レジンに気泡やムラができることです。UVレジンアクセサリーを上手に作るためにはコツがいります。

レジンセット・レジンキットのレシピに沿って作るときも、基本的なコツは押さえることが重要です。ここでは、キットでUVレジンアクセサリーを上手に作るコツを2つ紹介します。

封入パーツは事前にUVレジン液に浸ける

硬化したUVレジンに気泡が入ることは、UVレジンアクセサリーづくりで多くの人が経験する失敗です。気泡が入ったレジンは透明度が低くなり、作品の美しさを損なってしまいます。

UVレジンに気泡が入る失敗は、封入パーツの隙間に入っていた空気が原因です。UVレジン液は硬化するときに収縮する性質があり、封入パーツの隙間に入っていた空気が押し出されて気泡を作ってしまいます。

UVレジンの気泡を防ぐためには、封入パーツは事前にUVレジン液に浸けておくことがポイントです。封入パーツの全体がUVレジン液でコーティングされて気泡を作りにくくなります。

また、封入パーツの空気が入りやすい部分を先にUVレジンで埋めて、気泡が出ないパーツづくりをする方法もおすすめです。ビーズの穴や貝殻の空洞を事前にUVレジンで埋めておくことで、気泡の発生を防げます。

UVレジン液は複数回に分けて塗る

厚みのある作品を作るときは、UVレジン表面に凸凹の塗りムラができる失敗が多く起こります。塗りムラのあるUVレジンは触り心地が悪く、見た目もよくありません。

UVレジンの塗りムラは、UVレジン液を一度に塗っていることが原因です。UVレジン液を一度に塗ると、部分ごとの微妙な収縮の差により、仕上がりで凸凹ができてしまいます。

UVレジンの厚みを出したいときは、UVレジン液は複数回に分けて塗りましょう。塗って硬化させてを繰り返すことで収縮の差が少なくなり、塗りムラの失敗を防げます。

UVレジン液を複数回に分けて塗ると、UVレジン液が型からはみ出す失敗も起こりません。粘度が高いUVレジン液を複数回に分けて塗ると、表面がぷっくりと膨らんだUVレジンアクセサリーを作れます。

UVレジンアクセサリーで失敗!対処法はある?

UVレジンアクセサリーづくりで失敗しないように気を付けていても、初心者のうちは気泡が入ったりムラや厚みが生じたりします。失敗したときはどうすればカバーできるか、対処法を知りたい人も多いでしょう。

UVレジンアクセサリーで失敗したときの対処法を、気泡が入っている場合・入っていない場合に分けて解説します。

作品に気泡が入っている場合

作品に気泡が入っている場合は、まず気泡が入ったことが本当に失敗かどうかを考えてください。たとえば水中をイメージした作品では、気泡が作品の世界観と合っていることもあります。

気泡が入ったことが失敗である場合は、使用したミール皿や封入パーツの再利用を考えましょう。気泡に太い針やピンセットを差し込んで動かすと、レジンを剥がせる可能性があります。ただし、急いで剥がそうとするとレジンが割れたり、中の封入パーツが壊れたりすることもあるため注意してください。レジンを剥がす作業は慎重に行うことが大切です。

作品に気泡が入っていない場合

塗りムラなどで失敗した作品で、気泡が入っていない場合は、「レジンを剥がす」「レジンを溶かす」方法で対処できます。

・レジンを剥がす

気泡が入っていないレジンを剥がすときは、まず針や安全ピンでレジンに穴をあけてから、ピンセットなどを中に差し込みます。後は気泡が入っている場合と同様に、慎重にレジンを剥がしてください。

・レジンを溶かす

レジンを上手に剥がせない、小さな封入パーツを取り出して再利用したい場合は、レジンを溶かす方法がおすすめです。レジンを溶かす道具として、ネイル用の除光液またはレジン用の拭き取り液と、ガラス容器を用意してください。

ガラス容器に失敗したレジン作品を入れて、レジン作品が十分に浸かる量の除光液を注ぎます。後は容器に蓋をして、約一週間放置しましょう。除光液でレジンが溶けて、ミール皿や封入パーツを取り出せます。

ただし、樹脂素材のミール皿や封入パーツを使用している場合は、除光液で素材が溶けてしまうため注意してください。

UVレジンアクセサリーを可愛く仕上げるポイント

UVレジンアクセサリーは、作り方を1つ間違えると「ダサい」と思わせる仕上がりになってしまいます。ユーザーが作品の可愛さを感じて手に取ってもらうためには、いくつかのポイントを押さえることが大切です。

UVレジンアクセサリーを可愛く仕上げる4つのポイントを紹介します。

デザインの方向性を決める

デザインの方向性を決めることで、作品の世界観が視覚的に分かりやすくなります。「ナチュラルなグリーンと花」「神秘的な宇宙と星のきらめき」などデザインの方向性を決めることが、世界観のあるアクセサリーづくりで大切なポイントです。

デザインの方向性を決めていないと、レジンを着色するときの色や、使用する封入パーツの種類・配置が適当になってしまいます。作品の世界観を感じられないことが、作品がダサくなる原因です。

デザインの方向性を決めるときは、事前にスケッチを描くことがおすすめです。ユーザーに伝えたい世界観をもとに、作りたいアクセサリーの形状やレジンの色、使用する台座・封入パーツを描きます。各要素は何を表現しているかの説明も書き加えましょう。

簡単にでもスケッチを描くことで、作品の世界観を伝えられるUVレジンアクセサリーが作れます。

着色剤やラメの量を減らす

着色剤やラメの量を減らすことで、UVレジンが持っている透明感を全面に出せます。すっきりとした透明感を持っていることがUVレジンアクセサリーの魅力です。

着色剤やラメの量が多いと、色味やラメの主張が強くなります。着色剤やラメの量によってUVレジンが持つ透明感を損ない、プラスチックのような安っぽさを感じさせてしまうことが、作品がダサくなる原因です。

UVレジンを着色するときは、使用する着色剤の色数を少なくしましょう。初心者は淡い色をベースにして、UVレジンそのままの透明な部分も残しておくことがおすすめです。全体を一色で着色するよりも、色のコントラストを演出したほうが可愛く仕上がります。

ラメは作品全体に使うと安っぽく見えてしまうため、要所のみに絞って使うことがおすすめです。他の封入パーツとのバランスも考えて、ラメが主張しすぎないようにしましょう。

14金などの金具を使う

ミール皿・空枠やチェーンに14金などの金具を使うと、UVレジンアクセサリーの高級感が増します。アクセサリーとしてのディティールにもこだわることが、魅力的なUVレジンアクセサリーを作るための大切なポイントです。

質の低い金具を使うと、せっかく作ったUVレジンアクセサリーも質が低く見えてしまいます。金具の輝きが鈍かったり、表面が黒ずんで見えたりすることも、作品がダサくなる原因です。

14金の金具は薄い金メッキ(14kgp)ではなく、厚みがあるゴールドフィルド(14kgf)を選びましょう。金メッキは仕上がりの見た目こそよいものの、メッキが剥がれると黒ずんでしまいます。

また、主張しすぎない輝きが魅力のシルバーも金具におすすめです。14金のゴールドフィルドやシルバーであっても、小型なアクセサリー金具の価格は高くありません。

エンボスヒーターでツヤを出す

UVレジンの硬化前にエンボスヒーターの温風を当てることで、UVレジンアクセサリーの表面にツヤを出せます。エンボスヒーターの熱でレジン表面にできた気泡も消せるため、作品の仕上がりをよくできることがメリットです。

エンボスヒーターの温風を当てないと、作品の表面にツヤが出せません。表面が曇っていてプラスチックのような見た目になることが、作品がダサくなる原因です。

エンボスヒーターでツヤを出すときは、温度調節や温風を当てる時間に注意してください。高温の温風を当て続けるとレジンが揮発する可能性があるため、エンボスヒーターの温度調節は弱く設定して、温風は3秒ずつ当てる程度にします。一度に全体を当てようとせず、数回に分けて温風を当てることがコツです。

エンボスヒーターを使うことでUVレジンが硬化する前の気泡取りが楽になり、仕上がりの見た目も良くなります。

まとめ

レジンセット・レジンキットには、レジンアクセサリーづくりに必要な材料・道具が揃っています。初心者は今回紹介した10商品を参考に、レジンアクセサリーづくりの方法を学ぶことがおすすめです。

UVレジンアクセサリーを上手に作るためには、気泡や塗りムラが防げるコツを押さえておきましょう。失敗しても、UVレジンを剥がしたり溶かしたりすることで対処できます。

可愛く仕上げるポイントも参考にしつつ、まずはUVレジンアクセサリーづくりを楽しんでください。