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UVレジン液のおすすめ11選!初心者向けUVレジン液の選び方とは

UVレジン液のおすすめ11選!初心者向けUVレジン液の選び方とは

レジンアクセサリーはハンドメイド作品の中でも人気が高く、アイデア次第でさまざまなデザインを楽しめることが魅力です。UVレジン液の種類は豊富にあるため、自分に合ったものを選び、楽しく制作に取り組みましょう。

当記事では、UVレジン液の選び方と、おすすめのUVレジン液11選を解説した上で、シーン別のUVレジン液ランキング、おすすめのエポキシレジンを紹介します。また、UVレジン液使用上の注意点にも触れるため、初心者はもちろんハンドメイド作家の人も、自分に合うUVレジン液を比較検討する際に役立ててください。

目次1

初心者必見!UVレジン液の選び方

UVレジン液にはさまざまな種類があり、商品により仕上がりや扱い方が異なります。作品の質を高めるためには、自分の作風や目的に合ったUVレジン液を購入することが大切です。

ここでは、UVレジン液の選び方を7つ紹介します。商品説明だけでは分からないことも多いため、特に初心者は口コミやレビューを参考にしてもよいでしょう。

下記ではレジン液の種類や必要な道具について解説しているため、併せて参考にしてください。

【樹脂の硬さ】ハードorソフトorグミー

UVレジン液の硬化後の硬さは、ハード・ソフト・グミーの3タイプに分けられます。下記は、それぞれの硬さによる特徴です。

ハード・ソフト・グミーの特徴

ハード硬化後はガラスのように硬くなり、変形しにくいタイプです。ほかのタイプと比較して透明度が高く、ツルツルとした表面になります。耐久性もあり、多少の衝撃に耐えることができます。広い用途に使用でき、モールドを使用する際や、一般的なアクセサリー作りにおすすめです。
ソフト柔軟性・弾力性を保ったまま硬化するタイプです。ハサミやカッターでカットしたり、ワイヤーを入れて固めて形を整えたりと、硬化後も自由に加工できます。スマホカバーやブレスレット、オリジナルパーツの制作におすすめです。レースや押し花などに使用し、素材の形を生かした作品作りにも向いています。
グミー硬化後はグミのように仕上がり、曲げたりちぎったりすることができます。ソフトよりもさらに柔らかく、ぷにぷにとした質感が特徴です。グミ・ゼリー・プリン・餅などのフェイクスイーツ作りに向いています。ほかのタイプと比較すると、価格はやや高めの傾向です。

初めて購入する際は、扱いやすいハードタイプのUVレジン液がおすすめです。モチーフへ流し込みやすく、ピアスやネックレスなどさまざまなアクセサリー作りに使用できます。

ソフトタイプとグミータイプは、アレンジの幅を広げてくれる便利なアイテムであるため、求める質感や用途に合わせて追加で購入するとよいでしょう。

【着色の有無】クリアか色付きか

UVレジン液には、無色透明のクリアタイプと、色付きのタイプがあります。UVレジン液のクリアタイプと色付きタイプの特徴は、以下の通りです。

・クリアタイプ

販売されている多くのUVレジン液は、クリアタイプです。透明感が高く、中に封入する素材の色味や質感をきれいに見せてくれます。レジン専用の着色剤を使用すれば、好みの色合いのカラーレジンを作ることも可能です。ただし、自分で着色する際は、色ムラや硬化不良などの問題が起こる可能性があり、着色後のUVレジン液の保管方法も考慮する必要もあります。

・色付きタイプ(カラーレジン)

カラーレジンは、手軽に色付きのレジン作品を作れることが魅力です。自分で着色するよりも美しい仕上がりになり、色を作る手間もかかりません。着色剤を購入するより、コストを抑えられるケースもあります。ただし、微妙なニュアンスの色合いを再現することは難しいため、作品にこだわりを持つ人には向いていないと言えます。

作品の色が決まっている・少量のパーツを色付けしたいなどの場合は、カラーレジンが便利です。 一方、自分好みの色を表現したい人には、クリアタイプを購入して自分で着色することをおすすめします。最近では、くすみカラーや透明感の高いカラーなど、さまざまな色味の着色剤が販売されているため、自由自在な表現を楽しむことができるでしょう。 なお、初めてUVレジン液を購入する際は、汎用性が高いクリアタイプの購入をおすすめします。

【液体の粘度】高粘度か低粘度か

UVレジン液の粘度により、扱い方や作れる作品が異なります。下記は、UVレジン液の粘度による特徴です。

・高粘度と低粘度の特徴

高粘度もったりとした質感のUVレジン液で、高く盛ることができます。ミール皿やセッティング枠を使用して、ぷっくりと立体的に仕上げたいときにおすすめです。流動性が低いため色が混ざりにくく、グラデーションや色分けも自由に行えます。ただし、気泡が入りやすいため注意が必要です。
低粘度さらさらとした質感のUVレジン液で、気泡が抜けやすいことが特徴です。ムラなく均一に注ぐことができるため複雑な形のモールドにも行き渡りやすく、細かい作業に適しています。一方で、盛ることには不向きで、液だれが気になることもあります。

UVレジン液に気泡が入った際は、先が尖ったもので潰す・エンボスヒーターで温めるなどの方法で、丁寧に除去する必要があります。気泡が抜けやすい低粘度のUVレジン液であれば、初心者でも比較的きれいに仕上げることができるでしょう。深さのあるモールドに流し込む際も、気泡を巻き込みにくい低粘度のUVレジン液がおすすめです。

高粘度タイプは、レジンならではの立体感や、つややかさを表現できます。粘り気があり流し込みにくいため、高く盛ることを目的として使用しましょう。また、わざと気泡を入れた作品にしたい場合は、高粘度のUVレジン液を使用することで気泡が入りやすくなります。

低粘度と高粘度、どちらのUVレジン液にもメリット・デメリットがあるため、用途によって使い分けましょう。

【硬化時間】長めか短めか

UVレジン液により、紫外線を照射してから固まるまでの時間に差があります。また、硬化時間はUVレジン液の性質だけでなく、紫外線の量や種類にも影響されます。紫外線量が多いほど硬化時間は短く、硬化スピードは太陽光<UVライト<LEDライトの順で速くなる傾向です。

下表は、紫外線の種類ごとによる硬化時間の目安です。

・UVレジン液の硬化時間の目安

紫外線の種類硬化時間の目安
LEDライト約1~2分
UVライト(36W)約3~10分
太陽光約5分~数時間

大きく厚みがある作品は、硬化時間も長くなります。太陽光は天気や季節に影響されやすく、夏の日中であれば数分で固まることもあるでしょう。しかし、太陽光での硬化は変形する恐れもあるため、継続的にレジン作品を制作する場合は、UVライトの使用がおすすめです。なお、LEDライトを使用する際は、LEDライト対応のUVレジン液を使用してください。

高価なUVレジン液ほど硬化時間が短く、ハードよりもソフト・グミーのほうが硬化時間は長くなります。

作業効率を考えると、硬化時間が短いUVレジンがおすすめです。一方で、硬化時間が長いほうが表面がよれにくい、作品の微調整を行いやすいといったケースもあるため、作風や目的に合わせて選ぶとよいでしょう。

【臭いの有無】刺激臭は問題ないか

UVレジン液は石油由来の合成樹脂からできているため、硬化前は多少なりとも刺激臭を発します。UVレジン液の刺激臭の強さや感じ方は人によりさまざまで、下記のような臭いを感じることもあります。

・UVレジン液における刺激臭の感じ方の例

  • シンナー臭
  • アクリル臭
  • 鉛筆のような臭い

刺激臭が強すぎると頭痛や胸やけの原因となり、作業に支障をきたすこともあるため注意が必要です。無臭のものを探すことは難しいものの、作業を快適に行うためには、なるべく刺激臭が少ないUVレジン液を選びましょう。

最近では、刺激臭が少ない水溶性のUVレジン液や、ミントやピーチなどの香料を使用して刺激臭を抑えたUVレジン液も販売されています。企業側でも刺激臭の軽減を目指してリニューアルや商品改良が随時行われているため、商品情報についても確認しましょう。UVレジン液の臭いは購入前に確認できないため、商品レビューや口コミを参考にすることがおすすめです。

多くのUVレジン液は硬化後には臭いが消えるものの、商品によっては硬化後も臭いを感じるケースもあります。ハンドメイド作品としてminneやCreemaなどで販売する際は、購入者が商品の臭いを不快に感じる恐れもあるため、硬化後には無臭となるUVレジン液を選びましょう。

【仕上がり】美しさを維持できるか

UVレジン液により、硬化後の仕上がり方や、透明度を保てる期間が異なります。美しいレジン作品に仕上げるためには、硬化後の透明感が高く、表面のベタつきが少ないUVレジン液を選ぶことがポイントです。また、作品が反り返ることを防ぐためには、収縮率が低いUVレジン液を選びましょう。

しかし、残念ながらどのようなUVレジン液を使用しても、ある程度の経年劣化は避けられません。下記は、レジン作品の見られる経年劣化の一例です。

・レジン作品の経年劣化の例

  • 変色、黄変
  • 割れる
  • 表面がベタつく

上記の中でも、変色・黄変はレジン作品によく見られる劣化です。UVレジン液により、約3年間は美しい状態を維持できるものもあれば、一週間後には黄変が見られるものもあります。

レジン作品の透明感を長持ちさせるためには、なるべく黄変しにくいUVレジン液を選ぶことが大切です。企業のホームページでは、UVレジン液の黄変について写真を掲載していることもあるため、参考にしてください。

また、レジン作品の経年劣化は、UVレジン液の状態や作品の保管状態にも影響します。劣化したUVレジン液は硬化不良や変色が起きやすいため、長期間保管したUVレジン液を制作に用いる際は注意してください。

【液体の容量】頻繁にレジン液を使うか

UVレジン液の容量は標準で10~60g程度となっており、メーカーによっては100~500gの大容量サイズも取り扱っています。大容量サイズ・少量サイズ、それぞれがおすすめな人の特徴は、以下の通りです。

・大容量サイズがおすすめの人

  • 頻繁にUVレジン液を使用する人
  • コストパフォーマンスを重視する人
  • レジンアクセサリーなどを販売する作家活動を目指す人
  • レジン製作を練習したい人
  • お気に入りのUVレジン液がある人

・少量サイズがおすすめの人

  • レジン初心者の人
  • 初めて購入するUVレジン液を使う人
  • 継続的にレジン作品を制作しない人
  • UVレジン液の劣化が気になる人

大容量サイズは、少量サイズよりもコストパフォーマンスに優れており、作家活動をしている人やレジン制作が好きな人も、惜しみなく使用することができます。大容量サイズのUVレジン液を購入した際は、小さい容器に移し替えて使用すると便利です。

一方で、自分に合っていないUVレジン液を大容量で購入してしまうと、使い切れずに後悔することもあります。臭いや硬化後の質感など、実際に使用しなければ分からないことも多いため、大容量サイズを購入する前に必ず少量から試しましょう。

なお、UVレジン液の使用期限に明確な日時は設定されていないものの、約3年が目安とされています。開封後の劣化が気になる場合は、少量サイズを都度購入することも1つの方法です。

道具を一から揃えるなら「スターターキット」

レジンアクセサリーに必要な道具をまだ揃えていない場合は、スターターキットの購入がおすすめです。スターターキットには、UVレジン液やUVライトのほか、ペンチやニッパー、丸カンやヒートンなど、レジンアクセサリーの制作に必要なツールが一通り揃っています。

スターターキットの魅力は、購入後すぐにレジンアクセサリー制作に取り組めることです。レジンに必要な道具はさまざまで、何を買うべきか悩む人も多いでしょう。スターターキットであれば、売り場で部品を探す手間がなく、買い忘れを防ぐこともできます。また、一つひとつの道具を揃えるより、コストパフォーマンスに優れていることも魅力です。

下記では、おすすめのレジンセットを紹介しているため、参考にしてください。

UVレジン液のおすすめ11選

ハンドメイド作品を制作する上で、どのようなUVレジン液を使用するかは非常に重要です。しかし、UVレジン液の種類が多く、何を購入するべきか悩む人も多いのではないでしょうか。

ここでは、初心者からプロまで人気のある、高品質なUVレジン液を紹介します。前述した選び方のポイントを踏まえて、作りたいものに合うUVレジン液を探してください。

【ハード】UV-LED プレミアムクリスタルレジン液

手芸用品専門店「ユザワヤ」による、オリジナルのUVレジン液です。透き通るような透明感が特徴で、輝きのある作品に仕上げることができます。また、時間が経過しても黄変しにくく、仕上がりの美しさが長持ちすることも魅力です。

UVレジン液特有の刺激臭が少なく、長時間の作業も苦になりません。着色剤とも混ざりやすいため、さまざまなカラーのレジン作品を楽しめるでしょう。表面のなめらかさを求める際は、やすりがけやトップコーティングが必要となるものの、リーズナブルで入手しやすく初心者にもおすすめのUVレジン液です。

通常価格(容量)1,650円(30g)
2,530円(65g)
クリア
硬化時間UV-LEDライト 1分~
UVライト 2分~
太陽光(晴天時) 1分~
臭い控えめ

【ハード】Resin Lab(レジンラボ) LEDレジン液

「Resin Lab」は、ホビー用品で有名な清原が2021年に立ち上げた、レジンの新ブランドです。LEDライト専用UVレジン液で、約30~90秒という速さで硬化できます。硬度が高いため、アクセサリーはもちろん、大きめのオブジェなどの制作にもおすすめです。

抜群の透明感で、着色も鮮やかに表現できます。また、表面のベタつきが少なく、コーティング剤を使用しなくても美しい仕上がりです。収縮率が低く、複雑な型にも流し込みやすいため、さまざまなデザインを楽しめるでしょう。レジン初心者からプロのハンドメイド作家まで、あらゆる人の期待に応えてくれるUVレジン液です。

通常価格(容量)1,650円(25g)
3,190円(55g)
4,730円(100g)
18,700円(500g)
クリア
硬化時間LEDライト 約30秒~90秒
臭い控えめ(5段階中3程度)

【ハード】UV-LEDレジン 星の雫

「星の雫」はレジンクラフトの人気メーカー、パジコのUVレジン液です。UVライト・LEDライトの両方に対応しており、硬化時間が短いという特徴があります。黄変しにくいため、いつまでもレジンの美しさを楽しみたい人や、ハンドメイド作品を販売したい人におすすめです。「星の雫」をトップコーティングとして使用すると、つややかで輝きのある作品に仕上がります。

パジコのほかのUVレジン液よりも収縮率が高く、思い通りに成型するためには慣れが必要です。シリコンモールドよりも、ソフトモールドを使用すると美しく仕上がります。

通常価格(容量)1,650円(30g)
2,750円(65g)
クリア
硬化時間UV-LEDライト 30~90秒
UVライト 2~4分
太陽光(晴天時) 30〜90秒
太陽光(雲天時) 3〜10分
臭い

【ハード】月の雫 ハードタイプ

パジコが販売する中で、最もシリコンモールドとの相性がよいUVレジン液です。シリコンモールドを使用すると、レジンが縮む際にシワのような跡が残ったり、表面に凹凸ができたりすることがあります。「月の雫」は収縮率が約3.5%と低いため、シリコンモールドとレジンの間にギャップが生まれにくく、シワのないなめらかな作品に仕上げることが可能です。

また、反りにくく、フレームとの密着度が高いといった特徴もあるため、セッティング枠を使用したチャームやアクセサリーの制作に向いています。硬化時間はやや長いものの、歪みやシワのない、きれいな作品を作りたい人におすすめのUVレジン液です。

通常価格(容量)1,650円(30g)
4,400円(100g)
7,700円(200g)
17,600 円(500g)
クリア
硬化時間UV-LEDライト 30秒~2分
UVライト 2~4分
太陽光(晴天時) 30秒~2分
太陽光(雲天時) 3分~10分 ※裏表両面照射
臭い

【ハード】太陽の雫 ハード

「太陽の雫」は、パジコの中でもリーズナブルな価格が魅力のUVレジン液です。2021年のリニューアルで従来よりも黄変しにくくなり、LEDライト対応となりました。パジコのほかのシリーズと比較するとやや透明感に劣るものの、表面はなめらかで、十分な品質が期待できます。収縮率が低めで、シリコンモールドでもきれいに仕上がることから、用途を選ばず万能に使えるでしょう。

両面照射が必要なため、焦らず丁寧に硬化させてください。初心者の練習用や、気軽にレジン制作を楽しみたい人におすすめのUVレジン液です。

通常価格(容量)1,078円(30g)
3,080円(100g)
5,720円(200g)
13,200 円(500g)
クリア
硬化時間UV-LEDライト 30秒~2分
UVライト 2~4分
太陽光(晴天時) 30秒~2分
太陽光(雲天時) 3分~10分
※裏表両面照射
臭い

【ハード】UVクラフトレジン液

2011年に登場し、販売累計200万本の実績を持つ清原のロングセラーのUVレジン液です。硬化直後はやや黄色く感じられるものの、時間の経過とともに透明度が増し、磨けばさらにツヤが出て美しい作品に仕上がります。高粘度で、ぷっくりと高く盛りたい作品に最適です。

臭いも控えめで、硬化も早く、使い勝手のよいUVレジン液です。確かな品質で、価格に見合った納得のいく仕上がりが期待できるでしょう。やや収縮しやすい傾向にあるため、紙や布など薄い素材のコーティングに使用する際は、反り返りに注意してください。

通常価格(容量)1,650円(25g)
クリア
硬化時間UVライト(36W) 約3~5分
UVライト(9W) 約3~6分
UV‐LEDライト 約2~5分
太陽光(晴天時) 約3~30分
臭い控えめ

【ハード】LED&UVカラーアートレジン

高発色で、自由な表現が楽しめる清原のカラーレジンです。ノズルから直接出し、絵を描くようなイメージで模様を作ることができます。文字を描いたり、イラストを描いたりといった繊細な表現を楽しむことができ、アクセサリーやフェイクスイーツ作りに重宝するでしょう。硬化前の液に出しても色が混ざらず、立体的な表現が可能です。また、クリアのUVレジン液に混ぜると、着色剤としても使用できます。

豊富なカラーバリエーションが展開されており、クリアタイプやラメタイプなど、好みの質感も選べます。多彩な表現を楽しみたい人や、レジン作品に個性を加えたい人におすすめです。

通常価格(容量)880 円(10g)
968 円(10g)
ブルー・ライトブルー・グレー・ネイビー・クリアライトグリーン・クリアブルーベリー・シルバー・オパール
硬化時間UV‐LEDライト(6W) 約1~2分
UVライト(36W)  約2~5分
太陽光(晴天時) 約5~30分
臭い

【ハード】水溶性UVレジン クラフトアレンジ クリア

低刺激性で臭いが少ない、水溶性のUVレジン液です。誤ってこぼれてしまった場合も、ウエットティッシュや水に濡らした布で簡単に拭き取ることができます。さらさらとした液体で、気泡が入りにくいことも特徴です。

硬化時間が長くスピーディーな作業には向いていないものの、ほぼ無臭であるため作業が快適に行えます。UVレジン液の中では比較的安全性が高く、皮膚刺激が気になる人や、小さな子どもやペットがいる家庭でも安心して使用できます。なお、LEDライトには対応していないため、UVライトもしくは太陽光にて硬化させてください。

通常価格(容量)2,750円(65g)
クリア
硬化時間UVライト(36W) 約10分
太陽光(晴天時) 約10~30分
臭いほぼ無臭

【ハード】ハイブリットUV-LEDレジン クラフトアレンジ ガラスクリア

化学製品の開発・製造を行うケミテックが販売するクラフトアレンジシリーズのうち、「ガラスクリア」は青みを帯びた透明感が特徴のUVレジン液です。硬度が高く、まるでガラスのような仕上がりになります。クールなイメージや、レトロな雰囲気に仕上げたいときにおすすめです。爽やかな印象になるため、夏のアクセサリーに使用してもよいでしょう。

ノズルは好みの位置で切り落として使用するため、自分が使いやすい細さに調節することが可能です。65gとたっぷり入っているものの、スリムボトルなので持ちやすく、収納にも困りません。

通常価格(容量)2,200 円(65g)
青みがかったクリア
硬化時間UV-LEDライト(6W) 約30秒
UVライト(36W) 約2分
太陽光(晴天時) 約1分
臭い

【ハード】ハイブリットUV-LEDレジン プロ クラフトアレンジ クリア

高い透明度と、ツルツルの手触りが特徴のUVレジン液です。輝きを持ったハードな仕上がりで、高級感を演出できます。宝石や天然石風のモチーフなど、キラキラと輝かせたい作品に最適です。硬化速度が速く、磨く必要がないほどなめらかな表面に仕上がるため、作業を手際よく進めることができます。

場合によっては、煙や臭いが強く発生する可能性があるため、レジンに慣れていない人は扱いづらいと感じる部分もあるでしょう。初心者向きではないものの、スピードと品質を求める人や、プロのハンドメイド作家におすすめのUVレジン液です。

通常価格(容量)2,420 円(65g)
クリア
硬化時間UV-LEDライト(6W) 約30秒~
UVライト(36W) 約2分~
太陽光(晴天時) 約1分~
臭いややあり

【ソフト】星の雫 ソフト

硬化時間が短く、黄変しにくい「星の雫」シリーズのソフトタイプです。クリスタルのような透明感を持ちつつ、しなやかな仕上がりになります。素材の質感を損なわないため、ドライフラワーの補強、紙や布の保護としても使用できます。また、バリ取りもしやすく、硬化後の修正も行えるため、思い通りの形に成型できるでしょう。

ハードと比較すると、やや透明度に劣るものの、気泡が抜けやすくシリコンモールドとの相性もよいといった特徴があります。扱いやすく品質もよいため、初心者からプロまで幅広い人におすすめできるソフトタイプのUVレジン液です。

通常価格(容量)1,650円(25g)
クリア
硬化時間UV-LEDライト 約30~90秒
UVライト(36W) 約2~4分
太陽光(晴天時) 約30~90秒
太陽光(曇天時) 約3~10分
臭い

シーン別!おすすめのUVレジン液ランキング

どのようなUVレジン液を求めているのかによって、適切な商品が異なります。また、自分のスキルによっても扱いやすいUVレジン液が異なるため、重要視する項目を把握し、最適なUVレジン液を購入しましょう。

ここでは、シーン別におすすめのUVレジン液をランキング形式で紹介します。

初心者にも扱いやすいUVレジン液は?

【第3位】UVクラフトレジン液

リピート率が高く、多くのレジン作家に愛用されているUVレジン液です。やや高めの粘度で、高く盛りたいときやコーティングなど、あらゆる用途に使用できます。また、気泡が入りにくいため、初心者でもきれいに成型できるでしょう。信頼できるメーカーの商品でもあり、初心者が最初に選ぶ1本としておすすめのUVレジン液です。

【第2位】UV-LEDレジン 星の雫

「星の雫」は短時間でもしっかりと硬化し、初心者でも簡単に美しい作品が作れるUVレジン液です。さらさらとした液でソフトモールドにも流し込みやすく、細かな作業も楽に行えます。また、気泡が抜けやすいため、奥行きのある作品もきれいに仕上がるでしょう。価格はやや高いものの失敗しにくく、プロのハンドメイド作家からも高評価です。

【第1位】UV-LED プレミアムクリスタルレジン液

「プレミアムクリスタルレジン液」は少量でも手頃な価格で購入できるため、初心者の練習用としておすすめです。逆さ置きのボトルで気泡が入りにくく、最後までしっかりと使い切ることができます。適度な粘度で扱いやすく、歪みも起きにくいため、これからレジンに挑戦する人の最初の1本におすすめです。

とにかくコスパがいいお得なUVレジン液は?

【第3位】Resin Lab(レジンラボ) LEDレジン液 500g(1gあたり37.4円)

「Resin Lab」は高価なUVレジン液ではあるものの、容量が大きい500gサイズは単価が抑えられています。非常に優れた品質で完成度の高い作品に仕上がり、プロのハンドメイド作家にもおすすめできるUVレジン液です。新しいブランドであるため、今までのUVレジン液に納得できなかった人も、ぜひ試してみてください。

【第2位】月の雫 ハードタイプ 500g(1gあたり35.2円)

レジン作家に人気が高い「月の雫」も、500gの大容量サイズはコストパフォーマンスに優れており、頻繁に使用する人には嬉しい価格となっています。シリコンモールドを愛用している人は、「月の雫」の使用でワンランク上の作品に仕上がることも期待できるため、購入を検討してみてはいかがでしょうか。

【第1位】太陽の雫 ハードタイプ 500g(1gあたり26.4円)

「太陽の雫」は500gだけでなく、200gは1gあたり28.6円、100gは1gあたり30.8円、30gは1gあたり35.9円となっており、全体的にコストパフォーマンスに優れています。使用頻度が低い人や初心者でも、手が届きやすい価格が魅力です。ハンドメイド作家からファンが多いパジコ製品で、価格はもちろん品質にも満足できるでしょう。

硬化スピードが速いUVレジン液は?

【第3位】UV-LED プレミアムクリスタルレジン液(LEDライト1分~)

「プレミアムクリスタルレジン液」の硬化時間はLEDライトで1分~、UVライトで2分~となっています。LEDライトで1分で硬化できない場合は、照射時間を伸ばしましょう。短時間で硬化できるものの、やや余裕があるため、硬化スピードを求めつつ丁寧に作品制作に取り組みたい人におすすめです。

【第2位】月の雫 ハードタイプ(LEDライト30秒~2分)/太陽の雫 ハード(LEDライト30秒~2分)

「月の雫」「太陽の雫」はどちらも両面照射が必要なものの、LEDライトで片面30秒~2分となっています。UVライトでは、片面2~4分が目安です。LEDライトを使用する場合、小さな作品であれば1分程度で硬化できるでしょう。美しい作品に仕上げるためには、片面をしっかりと硬化させてから裏面の照射に移ることがポイントです。

出典:月の雫 ハードタイプ30g

出典:月の雫 ハードタイプ100g

出典:月の雫 ハードタイプ200g

出典:月の雫 ハードタイプ500g

出典:太陽の雫 ハード30g

出典:太陽の雫 ハード100g

出典:太陽の雫 ハード200g

出典:太陽の雫 ハード500g

【第1位】UV-LEDレジン 星の雫(LEDライト30秒~90秒)

「星の雫」はハード・ソフトとも、硬化時間はLEDライトで約30~90秒、UVライトで約2~4分となっています。テンポよく作業したい人や、小さなパーツを大量に作りたい人におすすめのUVレジン液です。硬化時間は短いものの、しっかりと照射しなければベタつきの原因にもなるため、硬化の様子を確認しながら作業を進めてください。

プロ並みの出来栄えになるUVレジン液は?

【第3位】ハイブリットUV-LEDレジン プロ クラフトアレンジ クリア

「クラフトアレンジ」シリーズの中でも、透明度が高く、硬化スピードが速いUVレジン液です。しっかり固まるため、耐久性を重視したい作品にも適しています。商品名の通りプロ仕様となっており、ハンドメイド作家も納得がいく仕上がりになるでしょう。

【第2位】UV-LEDレジン 星の雫

「星の雫」は、キラキラと輝く高い透明感が特徴です。厚みのある作品もクリアに仕上げることができるでしょう。また、黄変しにくいため、いつまでも美しい光沢を保つことができます。長期間にわたり愛用したいアクセサリーやプレゼント、販売するハンドメイド作品の制作におすすめです。使い勝手もよく、初心者からプロまで多くの人におすすめできるUVレジン液です。

【第1位】UV-LED プレミアムクリスタルレジン液

「プレミアムクリスタルレジン液」は、透明感・黄変のしにくさ・歪みにくさ・価格など、すべてにおいてバランスの取れたUVレジン液です。安心の日本製で、非常に透明度が高く、着色しても美しい輝きを放ちます。黄変しにくいように何度も研究が重ねられているため、経年劣化についても安心できるでしょう。

おすすめのエポキシレジン3選

エポキシレジンとは、主剤と硬化剤を混ぜて硬化させる、2液混合タイプのレジンのことです。エポキシレジンは化学反応により固まるため硬化不良が起こりにくく、UVライトを使用しません。そのため、厚みがあるアクセサリーや、立体作品の制作に適しています。

エポキシレジンは非常に透明度が高いという特徴があり、封入素材を美しく見せたい人にもおすすめです。硬化後はやすりで磨くことによってツヤが出て、光り輝く作品に仕上がります。なお、硬化までに数日を要するため、時間に余裕を持って制作に取り組んでください。

ここからは、おすすめのエポキシレジンを紹介します。

エポレジン(2液性エポキシレジン液)300gセット

本剤(主剤)200gと、硬化剤100gのエポキシレジン液のセットです。ガラスのような仕上がりで黄変しにくく、エポキシレジンの美しさが長期間にわたり維持されます。

容量が多いため、オルゴナイトやペーパーウェイトといった大きめの立体作品の制作も気兼ねなく行えます。また、コストパフォーマンスに優れており、エポキシレジン初心者の練習用としてもおすすめです。

ボトルはスリムで持ちやすい形状で、液が出しやすいように尖ったキャップが採用されています。目盛り付きかき混ぜ用カップと混ぜ棒が付属しており、購入後すぐに制作に取りかかれるところも魅力です。

クリスタルレジン

「クリスタルレジン」は知名度が高く、初心者にもおすすめのエポキシレジンです。液を混合してから1時間ほど作業が可能で、余裕を持って制作に取り組めます。また、粘度が低いため気泡が入りにくく、仕上がりが美しいこともポイントです。

75g、300g、1.5kgの3つの容量タイプが用意されており、目的や用途に応じて選べます。混合比は主剤100:硬化剤50で、硬化時間は約24~36時間となっており、夏場であれば約1日で硬化できるでしょう。

使用にあたり計量器が必要であり、最小メモリ0.1g以下のものが推奨されています。エポキシレジンは混合する割合を誤ると硬化不良が起こるため、計量器は必ず用意しましょう。

クリスタルレジンNEO

エポキシ樹脂の製造会社日新レジンから販売されている「クリスタルレジンNEO」は、非常に黄変しにくく、高品質のエポキシレジンです。価格はやや高いものの、本格的で高級感のある作品に仕上がります。

透明感が素晴らしく、封入素材の色や質感をリアルに表現できるため、アクセサリーはもちろん標本制作にも最適です。また、さらさらした液で扱いやすく、自然に気泡が抜けるため失敗しにくいという特徴もあります。

混合比は主剤2:硬化剤1と分かりやすく、作業中に量ることも簡単です。作業可能時間は70分、硬化時間は約36~48時間となっています。

UVレジン液を使用する際の注意点

UVレジン液を正しく使用しなければ、肌荒れや体調不良といった問題を引き起こすことになりかねません。下記は、UVレジン液を使用する際の注意点です。

・UVレジン液使用上の注意点

  • 作業中は必ず換気をする
  • 机や家具をシートなどで保護する
  • 手袋・マスク・ゴーグルを装着する
  • 衣服への付着に気を付ける
  • 火傷に注意する
  • 保管場所に気を付ける

石油由来のUVレジン液は落ちにくく刺激が強いため、手や目はもちろん、家具などにも付着しないよう気を付けてください。汚れてもいいように、作業着やエプロンを装着することもおすすめです。また、UVレジン液は揮発性で、液体時にはわずかながら有害物質を含んでいるため、硬化前・硬化中は必ず換気をしましょう。

液体状のUVレジン液はアレルギー反応が出ることもあるため、手袋やゴーグルを装着するといった対策を取り、慎重に扱ってください。やすりがけを行う際は粒子が舞うため、粉塵マスクを使用すると安心です。また、子どもやペットがいる家庭では、誤って触れることがないように手の届かない場所へ保管しましょう。

下記では、UVレジン初心者の人へ向けて、必要な道具や失敗しにくいコツを解説しているため、併せて参考にしてください。

まとめ

UVレジン液を選ぶポイントには、硬さ・色・粘度・硬化時間・臭い・仕上がり・価格があります。自分に合うUVレジン液を購入するためには、初心者向け・硬化スピード重視など、目的を明確にすることも大切です。透明度が高く立体的な作品を制作したい場合は、エポキシレジンの使用も検討しましょう。

UVレジン液を使用する際は、換気・手袋着用などの注意点を守り、安全な作業環境を整えてください。自分に合ったUVレジン液を正しく使用すると、作業がスムーズに進み、理想的な作品を仕上げられるでしょう。