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公開日: 2022.08.31
最終更新日: 2022.12.26

おすすめの樹脂粘土16選|主な種類や選び方を解説

おすすめの樹脂粘土16選|主な種類や選び方を解説

イメージした形状を作り出せる粘土の中でも、樹脂粘土はクレイクラフトなどの作品作りに向いた素材です。樹脂粘土は紙粘土にはない質感があり、色合いのあざやかな作品も作れます。クレイクラフトに興味がある方の中には、樹脂粘土をどのように選べばよいのか、おすすめの種類や商品があるのかを知りたいという方も多いでしょう。

当記事では、樹脂粘土の特徴や種類を説明した上で、作品の方向性に合わせた選び方や樹脂粘土の人気メーカー・おすすめ商品16選を紹介します。樹脂粘土を使ったお洒落なハンドメイド作品を作りたい方は、ぜひ参考にしてください。

目次1

樹脂粘土の特徴・魅力

樹脂粘土とは、樹脂を主原料として作られた粘土のことです。樹脂に酢酸ビニルやポリ塩化ビニルといった可塑剤(かそざい)を加えて加工性を高めることで、粘土の柔らかさを出しています。硬化の方法は基本的に自然乾燥で、商品によってはオーブンで加熱・焼成をするケースもあります。

樹脂粘土には下記のような特徴があります。

●なめらかな表面

樹脂粘土は表面の質感がなめらかで、手で練ったときにしなやかに伸びる性質があります。ヒモ状に細長くしたり、板状に平たく均したりすることも容易なため、どのような形でも自由に造形することができる素材です。

●強い弾力性

樹脂粘土には強い弾力性があり、粘土表面に凹凸や丸みの表現がしやすい点が特徴です。そのままでは弾力が強すぎて作業しにくいときは、水を加えて硬さを調整するとよいでしょう。

また、手芸に関する道具・素材は樹脂粘土の他にも、下記ページで紹介するようなものもあるため、ぜひ参考にしてください。

ここからは、樹脂粘土でハンドメイド作品を作る際の魅力を2つ紹介します。

完成後に保存しやすい

樹脂粘土は、乾燥するとプラスチックのように硬くなるため、硬化後に変形することもなく、保存しやすい点が魅力です。

紙やパルプを主原料とした紙粘土も、樹脂粘土と同様に自然乾燥で硬化しますが、紙粘土は乾燥すると表面にひび割れが入りやすい性質があります。一方で樹脂粘土は、しっかりと練って作ればひび割れが入るケースはほとんどないため、見た目の美しい作品を作ることができます。

また樹脂粘土は、紙粘土よりも劣化しにくいという特徴もあります。ただし、劣化しにくいとは言っても経年劣化は起こるため、仕上げにはニスなどで表面をコーティングしましょう。

他のタイプの粘土よりも扱いやすい

粘土には、樹脂粘土や紙粘土の他にも、土粘土・油粘土・小麦粘土などの種類もあります。樹脂粘土は、適度な硬さと伸びのよさがあり、他の粘土よりも扱いやすい点が魅力です。小さなパーツを組み合わせるミニチュアフード、凹凸などの形を綺麗に出す必要があるアクセサリーやフィギュアなども、樹脂粘土であれば簡単に作ることができるでしょう。

また樹脂粘土は、絵の具を混ぜ込んだり乾燥後に塗装したりすることで色を付けることも可能なため、色あざやかな作品を粘土で作りたい方にもおすすめです。

「自由な形を表現できる」「強度が高い」「色付けが簡単」といった魅力から、樹脂粘土は小物やアクセサリーなど立体物の作品作りに人気の高い素材になります。

樹脂粘土の種類

樹脂粘土は、粘土の持つ性質によって以下の3種類に大きく分けられます。

  • 軽量タイプ
  • 半透明タイプ
  • 透明タイプ

種類ごとに特徴やメリット・デメリットが異なり、作業性や作品の仕上がりにも大きく影響します。理想とする作品を完成させるためには、作りたい作品に合った種類を選ぶことが重要です。

ここからは樹脂粘土の種類について、それぞれの特徴やメリット・デメリット、向いている作品の傾向を解説します。

軽量タイプ

軽量タイプは「軽量樹脂粘土」「軽量粘土」とも呼ばれ、微少中空球樹脂という素材が混ぜられた樹脂粘土です。一般的な樹脂粘土は少し重みがありますが、軽量タイプの樹脂粘土は紙粘土と同程度の軽さになっています。

【軽量タイプのメリット】

  • 軽量で作業がしやすい
  • 練ったときに柔らかく、力の弱い方でも簡単に成形できる
  • 作品の重量を軽くできるため、アクセサリー作りに適している

軽量タイプは、軽さと柔らかさが優れていることから、初心者の方にも扱いやすいでしょう。粘土をちぎって小さなパーツを作る加工も簡単に行えます。

【軽量タイプのデメリット】

  • 樹脂粘土の中では強度が低い
  • 乾燥後の表面がパサつきがちになる

強度の低さは、強度の高い他の樹脂粘土と混ぜ合わせることで改善できる可能性もあります。また、乾燥後のパサつきが気になる場合は、ニスでしっかりと保護するとよいでしょう。

軽量タイプの樹脂粘土は、マカロン・シュークリームなどの軽さを演出したいミニチュアスイーツや、リアルさを重視したクレイフラワーを作るときに向いています。

半透明タイプ

半透明タイプは、乾燥が進むと半透明になる樹脂粘土です。一般的な樹脂粘土よりも透明感があり、色を付けることでユニークな作品が作れます。

【半透明タイプのメリット】

  • 少量の絵の具を混ぜることで、半透明の見た目を生かした作品作りができる
  • 強度が高く壊れにくいため、長期の保存ができる
  • 表面にツルツルとしたなめらかな質感がある

半透明タイプは、軽量タイプの樹脂粘土と組み合わせる使い方もおすすめです。軽量タイプに強度やなめらかさをプラスして、高級感のある仕上がりにできます。

【半透明タイプのデメリット】

  • 温度の低下や乾燥によって硬くなるため、段取りのよい作業が必要となる
  • 発色がよく、淡い色合いの表現が難しい

作業に時間をかけると硬くなる半透明タイプは、上級者向けの樹脂粘土です。硬くなる現象を防ぐためには粘土を温めたり、作業をテンポよく行ったりするなどの対策が必要となります。

半透明タイプの樹脂粘土は、キャンディ・グミなどのミニチュアスイーツや、硬い質感で作りたいアクセサリーにおすすめです。

透明タイプ

透明タイプは「透明粘土」とも呼ばれ、乾燥が進むと透明感が出せる樹脂粘土です。半透明タイプよりも透明度が高く、みずみずしさや宝石の質感も表現できます。

【透明タイプのメリット】

  • 弾力が高く、割れたり折れたりすることが少ない
  • 表面がツルツルとなめらかで、高級感のある仕上がりになる
  • 絵の具で付けた色を綺麗に出せる

透明タイプの商品には、専用のコート液が用意されているケースもあります。専用のコート液を付ければ透明度をさらに増すことも可能です。

【透明タイプのデメリット】

  • 硬化時の収縮率が大きく、乾燥中にひび割れる可能性がある
  • 手に油分が付きやすい

透明タイプのひび割れを防ぐためには、よく練ることが大切です。手に油分が付かないようビニール手袋をして、両手で粘土をよく練りましょう。

透明タイプの樹脂粘土は、フルーツ・ゼリーといった透明感が重要な作品や、ジュエリーのような上品なアクセサリーを作りたいときにおすすめです。

樹脂粘土の選び方

樹脂粘土は、手芸用品店や文具店、ネットショップなどから多種多様な商品が販売されており、それぞれ異なる特徴があります。作品作りに使用する樹脂粘土を購入するときに、どのような基準で商品を選べばよいかが分からず困る人も多いのではないでしょうか。

以下では、樹脂粘土の選び方を5つのポイントに分けて解説します。

耐水性で選ぶ

樹脂粘土は、水溶性の樹脂を使用することが多く、乾燥後であっても水に濡れると溶けるケースがあります。持ち歩く作品を樹脂粘土で作る場合は、耐水性の高い商品を選びましょう。

耐水性の高い樹脂粘土を使用すれば、作品に水や雨がかかっても溶けにくくなります。カバン・スマホなどに付けるアクセサリーや、ヘアピン・ピアスといった装飾品を作るときは耐水性の高い樹脂粘土を選びましょう。

また、耐水性の低い樹脂粘土であっても、乾燥後にニスを塗ることで耐水性を高めることが可能です。一方、耐水性の高い樹脂粘土の場合でも、ニスを塗れば耐水性をさらに高められるため、樹脂粘土で作った作品の仕上げにはニスを使うことをおすすめします。

求める強度の高さで選ぶ

樹脂粘土はもともと強度が高いものの、硬いものにぶつけたり尖ったものに引っかけたりすると壊れるケースもあります。丈夫で壊れにくい作品を作りたい場合は、オーブンで焼成して硬化させる「オーブン粘土」がおすすめです。

オーブン粘土は硬化すると陶器のような質感となり、高い強度が得られます。使う素材によっては食器として利用できるほどの強度があり、長期の保管・使用にも適しています。

また、オーブン粘土は硬化させるために加熱が必要であるため、自然乾燥では硬化しません。時間をかけても粘土が硬くならないことから、焦らず自分のペースで作品作りをしたい方にもおすすめです。

なお、オーブン粘土の焼成・硬化には、必ず温度が一定に保てるオーブンを使用します。電子レンジやオーブントースターは使用することができないため、注意しましょう。

発色性で選ぶ

樹脂粘土に絵の具を混ぜ込んだときの発色性は、商品ごとに大きな差があります。あざやか色を表現したい場合は、発色性がよい商品を選びましょう。

また、絵の具で着色する方法は、混ぜ込む絵の具の量が少し違うだけでも色の出具合が変わります。色の調整を難しく感じる方は、粘土が最初から着色されている「カラー粘土」がおすすめです。

カラー粘土は全体がムラなくあざやかに着色されており、そのままの色合いを生かした作品作りができます。淡い色合いを出したい場合は、カラー粘土を白色や淡色の樹脂粘土と混ぜるなど、色の異なる樹脂粘土同士を混ぜ合わせることで、新しい色を作ることも可能です。

柔らかさ・乾燥しやすさで選ぶ

樹脂粘土には水分が含まれているため、柔らかく乾燥しにくいという特徴があります。樹脂粘土の柔らかさ・乾燥しやすさは商品によって異なるため、自分の握力や作業スピードに合わせて選びましょう。

樹脂粘土に慣れていない方や力の弱い方は、柔らかく乾燥しにくい樹脂粘土がおすすめです。柔らかい樹脂粘土は成形がしやすく、作業に時間がかかっても乾燥して硬くなるケースを防げるため、じっくりと作品作りに取り組めます。

樹脂粘土での作品作りに慣れている方は、やや硬めでも乾燥しやすい粘土を使うことがおすすめです。乾燥にかかる時間を短く抑えられるため、スピーディーな作品作りが可能になるでしょう。

必要な量で選ぶ

樹脂粘土を商品パッケージから出して空気に晒しておくと、自然乾燥によって硬化が始まります。使い残しの樹脂粘土は乾燥しないように保管する手間があるため、なるべく1回の作品作りで使い切れる量を購入しましょう。

樹脂粘土を試しに使ってみたい方や、一度に使う樹脂粘土の量が少ない方は、容量の少ない小分けタイプがおすすめです。小分けタイプの商品は小さな袋に樹脂粘土が入っていて、少量の粘土を取り出して使用できます。

また、樹脂粘土は乾燥するとわずかにサイズが縮む点に注意してください。樹脂粘土の作品作りでは完成したときの収縮率を考慮して、成形時はやや大きめに作る必要があります。樹脂粘土の量は多少の余裕を持たせるか、小分けタイプで量を調整しましょう。

人気の高い樹脂粘土のメーカー

樹脂粘土は、さまざまなメーカーが製造・販売しており、メーカーごとに異なる特徴や魅力があります。クレイクラフトを始めたい方はメーカーごとの特徴を押さえて、樹脂粘土を選ぶ方法もおすすめです。

下記では、樹脂粘土の主なメーカーを4社挙げて、メーカーの概要や製造・販売する樹脂粘土の特徴を解説します。

日清アソシエイツ

日清アソシエイツは日清製粉グループに属する、粘土やUVレジン液などのハンドメイド用品を製造・販売するメーカーです。作品のレシピ紹介や講習会も実施しており、ハンドメイドの楽しさを広める事にも力を入れている会社です。

日清アソシエイツは、樹脂粘土の商品種類が多い点が特徴で、代表的な商品は「グレイス」「コスモス」の2種類です。特にグレイスは、軽量タイプの「グレイスライト」「グレイススーパーライト」などを中心に幅広い商品展開がなされています。

また、日清アソシエイツでは、カラー粘土の「グレイスカラー」や、オーブン粘土の「ケイトポリクレイ」も販売されています。さまざまな種類・性質の樹脂粘土から商品を選びたい方は、日清アソシエイツの樹脂粘土がおすすめです。

出典:日清アソシエイツ株式会社

PADICO(パジコ)

PADICO(パジコ)は、粘土・UVレジン液・ドール関連商品などを製造・販売するメーカーです。ホームページ上で樹脂粘土やレジンを使ったレシピや動画を公開するだけではなく、クリエイターの特集やインタビュー内容も取り上げています。

PADICOの樹脂粘土で人気の高い商品は、耐久性・耐水性の高い「モデナ」と、軽量タイプの「ハーティクレイ」です。特にモデナは、乾燥後の粘土表面になめらかな高級感が表れることから、プロの作家にも愛用されています。

初心者の方には、軽量タイプの「やわらかねんど 使い切りパック」がおすすめです。マゼンタ・イエロー・ブルー・ホワイトの4色あり、小分け包装で販売されているため、ミニチュア作品の試作に向いています。

出典:PADICO [株式会社パジコ]

ATHENA(アシーナ)

ATHENA(アシーナ)は、アメリカ企業「ポリフォーム社」の日本総代理店であり、アート素材などの製品企画や卸売を行うメーカーです。樹脂粘土の他にも、デコパージュ・メタルエンボッシング・ファブリックペイントなどに使用する材料も販売しています。

ATHENAが販売する樹脂粘土は「プレモ」「スカルビー3」「スーパースカルピー」「リキッドスカルピー」「スフレ」の5種類です。いずれもオーブンで焼成して硬化させるオーブン粘土であり、成形時の柔らかさと完成後の硬さが魅力となっています。

粘土で文字を作りたい人は、リキッドスカルピーを選んでみましょう。リキッドスカルピーは容器本体から液状の樹脂粘土を出せる商品で、ガラス板に描いた文字をオーブン焼成で硬化させ、立体物として取り出せます。

出典:アート・クラフトの卸・小売!|(株)アシーナ

STAEDTLER(ステッドラー)

STAEDTLER(ステッドラー)は、ドイツ創業の筆記具・地図用品のメーカーです。特に製図板や高精度の定規が世界的な高評価を得ています。

STAEDTLERが販売する樹脂粘土は、オーブン粘土の「FIMO(フィモ)」シリーズです。FIMOシリーズは豊富なカラーラインナップが存在し、初心者の方でも美しい色合いのクレイ作品を作れます。

人気の商品は柔らかく扱いやすい「FIMO SOFT(フィモソフト)」や、ラメ入りや半透明の仕上がりになる「FIMO EFFECT(フィモエフェクト)」です。粘土でフェイクレザーが作れる「フィモレザー」も独特な商品で、注目を集めています。

出典:ステッドラー日本【公式サイト】

樹脂粘土のおすすめ商品16選

樹脂粘土は、商品ごとに重量・カラーなどの特徴や、作品作りでの魅力が異なるため、作りたい作品に合った商品を選びましょう。

また、樹脂粘土は手芸用品店の実店舗だけではなく、通販サイトでも購入可能です。下記ページでは手芸用品の品揃えが豊富な通販サイトをジャンル別に紹介しております。

以下では各メーカーが販売する樹脂粘土の中でも、人気の高いおすすめ商品を16選紹介します。

樹脂粘土 『FIMO EFFECT (フィモエフェクト) ナイトグロー 8020-04』 STAEDTLER ステッドラー

FIMO EFFECT(フィモエフェクト)は、作品を特徴的な見た目に仕上げられるオーブン粘土です。

ナイトグローは蓄光カラーで、十分に光を当てた後に暗い場所に置くと、蓄光により薄緑色に光ります。パッケージから出した状態では温かみのあるアイボリー色で、そのまま使用することはもちろん、他の粘土と混ぜたり着色したりといった使い方も可能です。

FIMO EFFECTは耐候性にも優れていて、アクセサリー・フィギュア作りに適しています。オーブンでの焼成に必要な温度は110℃で、20~30分ほどで完成します。粘土に針金など金属の芯を入れたまま焼成することが可能です。

【商品情報】

重量57g
素材オーブン粘土
カラーナイトグロー
メーカーSTAEDTLER(ステッドラー)
価格495円(税込み)

出典:ユザワヤ「樹脂粘土 『FIMO EFFECT (フィモエフェクト) ナイトグロー 8020-04』 STAEDTLER ステッドラー」

樹脂粘土 『FIMO LEATHER EFFECT (フィモレザーエフェクト) アイボリー 8010-029』 STAEDTLER ステッドラー

FIMO LEATHER EFFECT(フィモレザーエフェクト)は、フェイクレザーが作れるオーブン粘土です。

本商品を手の中でよく練ってから延ばし、130℃のオーブンで30分加熱することで硬化し、フェイクレザーになります。なお、オーブンで焼成するときは、ダンボール等の厚紙に作品を乗せて加熱します。

硬化後のフェイクレザーは、革製品と同様に裁断したり、手縫いやミシンで縫製したりもできます。粘土の状態で色や模様を付けてから焼成して、自分だけのフェイクレザー作品を作りましょう。硬化後は柔軟性が低下するものの、他のFIMO(フィモ)粘土と混ぜ合わせることも可能です。

【商品情報】

重量57g
素材オーブン粘土
カラーアイボリー
メーカーSTAEDTLER(ステッドラー)
価格495円(税込み)

出典:ユザワヤ「樹脂粘土 『FIMO LEATHER EFFECT (フィモレザーエフェクト) アイボリー 8010-029』 STAEDTLER ステッドラー」

樹脂風粘土 『Grace (グレイス) 200g』 日清アソシエイツ

Grace(グレイス)は穀粉を原料とした樹脂粘土です。粘土の状態では白色であるものの、乾燥させると半透明になります。

Graceは柔らかさと伸びのよさ、さらに弾力性に優れている点も特徴です。薄く延ばしたり、ひも状に細くしたりすることが簡単にできるため、作品作りの幅を広げられます。弾力性は乾燥後も残っていることから、作品に力が加わっても割れにくいというメリットもあります。

柔らかく扱いやすいGraceは、クレイクラフト初心者の方におすすめの樹脂粘土です。透明感や弾力性を生かしてミニチュアスイーツやフルーツの作品作りに使ってみましょう。

【商品情報】

重量200g
素材穀粉
カラー半透明
メーカー日清アソシエイツ
価格1,270円(税込み)

出典:ユザワヤ「樹脂風粘土 『Grace (グレイス) 200g』 日清アソシエイツ」

樹脂風粘土 『Grace Color (グレイスカラースティック) Stickタイプ 30g イエロー 8623』 日清アソシエイツ

Grace Color(グレイスカラースティック)Stickタイプは、最初から着色されている軽量タイプのカラー粘土です。スティック状になっている袋の中には30gのカラー粘土が入っていて、ミニチュアサイズの作品やパーツ作りに適しています。

また、Grace Color Stickタイプは他の粘土を着色する用途にも使用できます。樹脂粘土の他に、パンフラワー粘土や石粉粘土の着色もできて、光沢感のある発色が魅力です。

イエローのカラーは、ケーキのスポンジ部分や卵の黄身などの表現に向いています。

【商品情報】

重量30g
素材穀粉
カラー
メーカー日清アソシエイツ
価格184円(税込み)

出典:ユザワヤ「樹脂風粘土 『Grace Color (グレイスカラースティック) Stickタイプ 30g イエロー 8623』 日清アソシエイツ」

樹脂風粘土 『Grace Color (グレイスカラー) ブラウン 30g×4本入り 8616』 日清アソシエイツ

Grace Color(グレイスカラー)は、1箱にStickタイプのカラー粘土が4本入ったお得な商品です。グレイスをベースに作られていて、練ったときの柔らかさと伸びのよさ、乾燥後も保持される弾力性が魅力となっています。

ブラウンは単体で使用すると、深みのある茶色が出せるカラーです。ミニチュアスイーツの焼き菓子やチョコレートなどの表現に使用しましょう。柔らかいGrace Colorは混色が簡単にできるため、白系と混ぜてスイーツの焼き色の表現にも使えます。

【商品情報】

重量120g
素材穀粉
カラー
メーカー日清アソシエイツ
価格646円(税込み)

出典:ユザワヤ「樹脂風粘土 『Grace Color (グレイスカラー) ブラウン 30g×4本入り 8616』 日清アソシエイツ」

樹脂風粘土 『cosmos (コスモス) 250g』 日清アソシエイツ

cosmos(コスモス)は穀粉を原料とした樹脂粘土です。

粘土にコシがあって形を整えやすい一方で、手の中で十分に練るとよく伸びる性質を持っています。同じ日清アソシエイツのGrace(グレイス)と比較すると、cosmosは乾燥後に透明感のある白さが出て、質感も硬くなる点が特徴です。

cosmosで作品作りをするときは、美しい白さを生かしたクレイフラワーや、硬い質感を生かしたクッキーが向いています。cosmosだけでは硬いと感じた場合は、Grace(グレイス)と1:1で混ぜる方法がおすすめです。

【商品情報】

重量250g
素材穀粉
カラー
メーカー日清アソシエイツ
価格1,108円(税込み)

出典:ユザワヤ「樹脂風粘土 『cosmos (コスモス) 250g』 日清アソシエイツ」

樹脂粘土 『MODENA (モデナ) 250g 303109』 PADICO パジコ

MODENA(モデナ)は伸びがよく、表面のなめらかな質感が魅力的な樹脂粘土です。自然乾燥させると、クリーム色に近い透光性のある白色になります。

MODENAは乾燥後に十分な硬さがあり、折れや曲げに強い点が特徴です。生活防水レベルの耐水性もあるため、持ち歩く用途のアクセサリー作りに向いています。収縮率は8.5%とされているため、作品作りに使用するときは収縮分を考慮してサイズを調整しましょう。

MODENAが向いている作品は、薄い花びらを重ねるクレイフラワーや、透光性を生かしたランプシェードです。また、硬い質感や表面のなめらかさはチョコレートの表現にも適しています。

【商品情報】

重量250g
素材
カラー
メーカーPADICO(パジコ)
価格1,100円(税込み)

出典:ユザワヤ「樹脂粘土 『MODENA (モデナ) 250g 303109』 PADICO パジコ」

樹脂粘土 『FIMO SOFT (フィモソフト) 56g 8020-0 ホワイト』 STAEDTLER Noris Club ステッドラー ノリスクラブ

FIMO SOFT(フィモソフト)は、手で簡単に成形できる柔らかさが特徴のオーブン粘土です。十分に練っていない状態でも粘土が柔らかく、作品作りをスムーズに進められます。

FIMO SOFTがおすすめの方は、オーブン粘土に初めて触れる方や、力の弱い女性や子どもの方です。ホワイトは絵の具での着色や他粘土と混ぜるベースにしやすいため、幅広い用途に使えます。

オーブンでの焼成に必要な温度は110℃で、およそ20~30分ほどで完成します。FIMO SOFTは低温加熱で硬化するため、金具やガラスを混ぜて焼成することもできます。

【商品情報】

重量56g
素材
カラー
メーカーSTAEDTLER(ステッドラー)
価格495円(税込み)

出典:ユザワヤ「樹脂粘土 『FIMO SOFT (フィモソフト) 56g 8020-0 ホワイト』 STAEDTLER Noris Club ステッドラー ノリスクラブ」

樹脂風粘土 『Excellent (エクセレント) 200g』 日清アソシエイツ

Excellent(エクセレント)は透明感のある白さが特徴で、コシと弾力があり、形を整えやすい樹脂粘土です。粘土表面にはべとつきがなく、手に汚れがついたり、型抜き時に粘土がくっついたりはしにくい点が魅力です。

Excellentは、自然乾燥したときにサイズの収縮がしにくいメリットもあります。成形したときのサイズを保ちやすいため、作品を複数作ったときのサイズを揃えたい方におすすめです。クレイフラワーやミニチュアスイーツなど、さまざまな作品作りに適した粘土です。

【商品情報】

重量200g
素材穀粉
カラー
メーカー日清アソシエイツ
価格1,270円(税込み)

出典:ユザワヤ「樹脂風粘土 『Excellent (エクセレント) 200g』 日清アソシエイツ」

工芸樹脂用粘土 『LUNACLAY (ルナクレイ) 250g』 ジャックス

LUNACLAY(ルナクレイ)は、型取り・彫塑・アクセサリー作りといったさまざまな作品作りに使える樹脂粘土です。薄く延ばすことも可能な柔らかさがあり、粘土表面には適度な弾力があるため、質感を付けやすい点も魅力です。

また、LUNACLAYは乾燥後も、ドライヤーなどで熱を加えれば柔らかくなって形を変えられます。表面を彫刻刀で削って成形することも可能です。

創作の幅を広げられるLUNACLAYは、樹脂粘土の新しい表現を試してみたい方や、さまざまなジャンルの作品を作る方におすすめです。

【商品情報】

重量250g
素材セルロース系樹脂
カラー
メーカージャックス
価格1,045円(税込み)

出典:ユザワヤ「工芸樹脂用粘土 『LUNACLAY (ルナクレイ) 250g』 ジャックス」

ペースト状樹脂粘土 『MODENA PASTE (モデナペースト) 250g』 PADICO パジコ

MODENA PASTE(モデナペースト)は、ペースト状の樹脂粘土です。容器内では白いペースト状になっているものの、乾燥すると半透明になります。作品を塗装する前の下地や、液体・ペースト表現用のテクスチャー材として優れている商品です。

MODENA PASTEを使うときは、混ぜて着色できる絵の具を用意しましょう。おすすめの用途はチョコレートソースの表現で、茶色に着色して樹脂粘土をコーティングすると、リアルなチョコレートの色味とツヤ感を演出できます。

乾燥後は生活防水レベルの耐水性があり、作品の表面を保護できる点もメリットです。

【商品情報】

重量250g
素材
カラー半透明
メーカーPADICO(パジコ)
価格1,320円(税込み)

出典:ユザワヤ「ペースト状樹脂粘土 『MODENA PASTE (モデナペースト) 250g』 PADICO パジコ」

プラスチック粘土 『おゆまる 12色・24個入』 HINODEWASHI ヒノデワシ

おゆまるは、80℃の熱湯に浸けると柔らかくなり、冷えると固まる樹脂粘土です。一度固まった後でも再び熱湯で温めれば柔らかくなるため、繰り返し使うことができます。

「おゆまる 12色・24個入」は、1商品で豊富なカラーのおゆまるを揃えられる点が魅力です。熱湯で温めたおゆまる同士はくっつけることが可能で、2色以上のおゆまるを組み合わせることでコントラストの美しい作品もつくれるでしょう。

おゆまるは、透明感のある作品作りに向いており、特にキャンディ・グミなどのミニチュアスイーツ用におすすめです。

【商品情報】

重量242g
素材
カラースパークルホワイト(透明)、スノーホワイト、ピンク、レッド、オレンジ、ゴールド、イエロー、リーフグリーン、マリンブルー、スカイブルー、パープル、ブラック
メーカーHINODEWASHI(ヒノデワシ)
価格1,100円(税込み)

出典:ユザワヤ「プラスチック粘土 『おゆまる 12色・24個入』 HINODEWASHI ヒノデワシ」

樹脂粘土 『Grace Jewelry Line (グレイス ジュエリーライン) 200g 878』 日清アソシエイツ

Grace Jewelry Line(グレイス ジュエリーライン)は、コシがあって形を整えやすく、乾燥後の強度が高くなる樹脂粘土です。粘土表面はサラッとした手触りで、型で成形する場合にも粘土が型にくっつきません。

またGrace Jewelry Lineは、絵の具やカラー粘土で着色したときの発色性がよい点も特徴です。日清アソシエイツが販売する「ジュエリーパウダー」を仕上げに塗れば、パール調の美しい輝きも出せます。硬さや高級感のある輝きを生かした、ジュエリー調のアクセサリー作りにおすすめです。

【商品情報】

重量200g
素材
カラー
メーカー日清アソシエイツ
価格1,270円(税込み)

出典:ユザワヤ「樹脂粘土 『Grace Jewelry Line (グレイス ジュエリーライン) 200g 878』 日清アソシエイツ」

樹脂粘土 『MODENA SOFT (モデナソフト) 150g 303124』 PADICO パジコ

MODENA SOFT(モデナソフト)は、重さがMODENA(モデナ)の約半分と軽いながらも、十分な強度が備わっていることが特徴の樹脂粘土です。収縮率も6.5%とMODENA(モデナ)より小さくなっています。

MODENA SOFTは、乾燥後に白磁のような美しい白色を出せる点が特徴です。発色性もよく、少量の絵の具で簡単に着色ができます。軽量タイプの樹脂粘土で作品を作りたい方や、硬化時の収縮に悩みたくない方におすすめの商品です。

【商品情報】

重量150g
素材
カラー
メーカーPADICO(パジコ)
価格1,100円(税込み)

出典:ユザワヤ「樹脂粘土 『MODENA SOFT (モデナソフト) 150g 303124』 PADICO パジコ」

樹脂粘土 『プレモ オレンジ 』 ATHENA アシーナ

プレモは、こねやすい適度な硬さと弾力があり、成形しやすいオーブン粘土です。紙のように薄く延ばしたり、糸のように細くしたりといった加工も簡単に行えます。絵の具による着色や、色の異なるプレモとの混色も可能です。

プレモの焼成には、6mm厚の場合で130℃のオーブンで30分の時間がかかります。焼成による収縮や変色はほとんどなく、イメージした通りの作品作りができるでしょう。焼成後の耐久性が高いことから、長く使いたいアクセサリーやインテリア用の飾り制作におすすめです。

【商品情報】

重量57g
素材
カラーオレンジ
メーカーATHENA(アシーナ)
価格605円(税込み)

出典:ユザワヤ「樹脂粘土 『プレモ オレンジ 』 ATHENA アシーナ」

樹脂粘土 『スーパースカルピー グレイ 454g』 ATHENA アシーナ

スーパースカルピーは、適度な硬さがあって成形しやすく、クレイクラフト以外にも型取りやフィギュア造形にも使われるオーブン粘土です。グレイカラーは日本のみのオリジナル仕様で、粘土表面に付けた模様を美しく見せられます。

スーパースカルピーを焼成する際は、6mm厚の場合だと130℃のオーブンで15分です。焼成後の表面は陶器のように硬くなり、彫刻刀で削ったり研磨したりすることもできます。クレイクラフト初心者の方から上級者の方まで幅広くおすすめできる商品です。

【商品情報】

重量454g
素材
カラーグレイ
メーカーATHENA(アシーナ)
価格3,905円(税込み)

出典:ユザワヤ「樹脂粘土 『スーパースカルピー グレイ 454g』 ATHENA アシーナ」

樹脂粘土を使う際の注意点3つ

樹脂粘土は手軽にクレイクラフトができる魅力的な素材であるものの、作品作りに使う際はいくつかの注意点があります。うまく作品作りができなかったり、健康上のリスクにつながったりする可能性もあるため、樹脂粘土で作品作りを行う方は以下の注意点を押さえておきましょう。

ここからは、樹脂粘土を使う際の注意点を3つ紹介します。

その時に使用する分だけ容器・袋から出す

樹脂粘土は乾燥すると硬くなり、柔らかい状態のときよりも練ったり成形したりが難しくなります。樹脂粘土の乾燥を防ぐためにも、使用する分だけを容器・袋から出しましょう。

特にミニチュア作品を作るときは作品作りに必要な量がかなり少ないため、容器・袋から一度に樹脂粘土を出しすぎないように注意してください。小さいパーツを複数作るときも、なるべく同時に作業進行ができる量だけを取り出すことがおすすめです。

また、樹脂粘土を容器や袋に入れていても、蓋や口が開いている状態が続けば樹脂粘土の乾燥は進みます。作品作りの途中でも空気と触れる時間を減らすために、粘土を使った後は容器の蓋や袋の口を毎回閉じるようにしましょう。

乾燥に注意して保管する

樹脂粘土を使用する作品は小さなサイズであることが多く、容器・袋の中に樹脂粘土が余るケースもあります。一度開いた容器・袋内の樹脂粘土は、乾燥しないように保管しましょう。

樹脂粘土を保管するときは、密閉できる袋とラップを使う方法がおすすめです。保管する手順は下記の通りです。

  1. 余った樹脂粘土に空気が触れないよう、ラップで包む
  2. ラップで包んだ樹脂粘土とウェットティッシュ1枚を密閉できる袋に入れる
  3. 袋から空気を抜き、袋の口をしっかりと密閉する

空気が触れないようラップで遮断し、密閉できる袋にウェットティッシュを一緒に入れることで、樹脂粘土の水分を保てます。長期間保管する場合は、ウェットティッシュが乾燥しないように定期的に交換するとよいでしょう。

乳幼児の誤飲に注意する

乳幼児はカラフルで綺麗な樹脂粘土を見て、お菓子と間違えて口にする可能性があります。乳幼児の子どもがいる家庭では、子どもが樹脂粘土を誤飲しないように注意してください。

もしも子どもが樹脂粘土を飲み込み、下記のような状態になったときは救急車を呼びましょう。

  • 呼吸が苦しそうな様子である
  • 顔色が青白い
  • けいれんしている
  • 呼びかけても反応が薄い

子どもが粘土遊びをするときは、親が近くで見守ることが大切です。樹脂粘土の保管・管理場所についても、子どもが勝手に取り出さないように手が届かない場所を選びましょう。

まとめ

樹脂粘土は表面がなめらかで、強い弾力性を持つ粘土です。保存性がよく、他タイプの粘土よりも扱いやすいため、クレイクラフトの作品作りに使えます。

樹脂粘土を購入するときは、作りたい作品に合った商品を選びましょう。樹脂粘土は大きく分けて軽量タイプ・半透明タイプ・透明タイプの3種類があり、商品ごとに耐水性・強度・発色性などの違いがあります。

樹脂粘土の選び方に迷った際は、紹介した16個のおすすめ商品を参考にしましょう。3つの注意点も押さえて、ぜひクレイクラフトでの作品作りを楽しんでください。