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カテゴリー【ハンドメイド】の記事一覧

木粉粘土とは? 木の風合いが魅力的な作品の作り方も

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木粉粘土とは? 木の風合いが魅力的な作品の作り方も

ハンドメイド用の粘土にはさまざまな種類があり、今回紹介するのは「木粉粘土」です。木粉粘土は、廃材や間伐材などの木粉から作られたエコロジーな粘土です。形成しやすく、水をつければ何度でも練り直せるため、粘土細工初心者の方でも挑戦しやすいと言えるでしょう。 当記事では、木粉粘土の特徴や魅力から使い方、木粉粘土を使った簡単で可愛いハンドメイドレシピなどまで紹介します。また、余ってしまった場合の保管方法についてもしっかり解説するため、木粉粘土を使った作品作りに興味がある方は、ぜひ参考にしてください。 木粉粘土とは? 木粉粘土とは、廃材や鉛筆の削りカスを主原料とした、環境に優しい木粉粘土です。日本玩具協会の「玩具安全基準合格」が表示されており、日本製の粘土のため、子どもでも安心して遊べます。黄土〜茶に近い色味をしており、袋から取り出すとほのかに木の香りがするでしょう。 木粉粘土の特徴は、自然乾燥で固まることです。使用時に粘土が乾燥して固くなってきた場合は、水につけて再度練り直すことで柔らかくなります。作品が壊れた場合でも、木工用ボンドで再度接着させれば、修復できます。 作品が完成したら数日間、完全に乾燥させることがポイントです。乾燥すると、本物の木のような質感に仕上がります。また、軽量な上に色の定着もよいため、水彩絵の具でも十分に着色できる点も魅力です。木の風合いを生かしたさまざまな作品作りを楽しめる、便利な粘土です。 木粉粘土の使い方・作品の作り方 木粉粘土の使う際は、手をよく洗い、袋から取り出した粘土をしっかり練り直してから使用します。よく練ってから使うことで、ひび割れが起きにくくなります。作品を形成後は自然乾燥で乾かし、粘土が乾いたことを確認してから色を付けましょう。色を付けたら再び乾燥させます。 また、使用上の注意点は下記3つです。 粘土に茶色や黒色の点が見られることがありますが、粉砕した木の皮や節であり、製品上の問題ではありません。 粘土使用の際にかぶれやかゆみなどの症状が出る体質の方は、ご使用をお控えください。 粘土廃棄の分別は、可燃ごみとして処分してください。 次に、木粉粘土で作る代表的な作品5つの作り方を紹介します。 アクセサリー 木粉粘土は、アクセサリーキットの使用やビーズ・パールなどを組み合わせることで、ピアスやイアリングなどのアクセサリーを作ることができます。今回はピアスの作り方を紹介します。材料と道具は下記の通りです。 <材料> 木粉粘土 アクリル絵の具 ピアス用の金具(もしくはアクセサリーキット) 装飾用パーツ フェルト 多用途接着剤 ニス <道具> 割り箸(もしくは5mm程度の厚さの角棒) のばし棒(もしくは麺棒) 粘土板(もしくはカッティングボード) 粘土ヘラやカッター 牛乳パック 筆 イヤリングを作る場合は、ピアス用の金具をイヤリング用の金具に変更してください。続いて作り方を説明します。 <作り方> 1 使用する量の粘土を袋から取り出しよく練ります。使わない粘土は乾燥しないよう密封袋に入れましょう。 2 練った木粉粘土を粘土板の上に置きましょう。厚みを均一にするために、粘土の両サイドに割り箸を置き、のばし棒を使って粘土をのばします。 3 粘土ヘラやカッター、手を使って好きな形を作ります。ひびができた場合は、水をつけてのばすのがコツです。今回は、ピアスを作るため、同じ形のものを2個作ります。 4 切り抜いた粘土が乾く前に、ビーズやパールなどの装飾パーツを埋め込みます。粘土ヘラで模様を描くのもよいでしょう。なお、完全に乾燥する前に丸カンに通す穴を開けておきます。 5 形や模様が完成したら、2〜3日自然に乾燥させます。粘土同士が触れないよう、離して置きましょう。 6 粘土が乾いたら、アクリル絵の具で着色します。色を塗り終えたら1日乾燥させ、絵の具が乾いたらニスを塗りましょう。ニスを塗る際は、2〜3度塗り重ねることで、ツヤや立体感が増し、可愛らしい仕上がりになります。 7 ニスを塗った後は、ほこりがつかない場所で乾かします。ニスと置いたところがくっつかないよう、牛乳パックなどのつるつるした素材の上で乾かします。 8 ニスが乾いたら、パーツの裏に多用途接着剤を塗り、ピアスの金具を取り付けます。金具の丸皿部分より一回り大きく切ったフェルトを、接着剤で張り付けることで、強度と肌あたりが良くなります。 9 1日以上、乾燥させたら完成です。 フィギュア 木粉粘土で、好きなキャラクターや動物など、さまざまな形のフィギュアを制作できます。細かい作業が得意でない方でも、木粉粘土は水を付ければ何度でも練り直しができるためチャレンジしやすいでしょう。フィギュア作りの材料と道具は以下の通りです。 <材料> 木粉粘土 (胴体を作る場合)アルミホイルやトイレットペーパーの芯 […]

2022.10.28
油粘土とは?ダイソーの粘土や作品の作り方を解説

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油粘土とは?ダイソーの粘土や作品の作り方を解説

油粘土は、クレイクラフト初心者の方でも扱いやすく、何度でも形成し直せる点が魅力の粘土です。子どもの頃の工作の時間に取り扱ったことがある方も多く、最近の油粘土は当時より、質の高まったものが販売されている傾向にあります。 当記事では、油粘土の概要や紙粘土との違い、油粘土の保管方法や選び方などを解説します。また、人気の油粘土やうさぎ、ケーキの作り方も紹介するため、クレイクラフトに挑戦したい方はぜひ参考にしてください。 油粘土とは|人気商品2選も紹介 油粘土とは、油と鉱物の粉などを混ぜて作られた粘土です。自然乾燥をしないことから柔らかさが維持でき、繰り返し造形することが可能といった特徴があります。 また、伸ばしやすくコシが強い性質もあるため、高さのある作品でも形を維持しやすく、クレイアニメを作る場合にもおすすめです。加えて型離れもしやすく、フィギュアを複製するためのシリコン型を作りたいときの「型取り」にも使用できます。 粘土には油粘土の他にも、下記ページで紹介するようなものもあります。ぜひ参考にしてください。 油粘土は昔から、保育園や幼稚園、小学校の工作の時間などにも使われてきた粘土であるため、触ったことがある方も多いでしょう。ずっしりとした重さがあり、独特の匂いが苦手という方も多いかもしれませんが、最近は重さや匂いが抑えられた油粘土も数多く販売されています。 ここでは、おすすめの油粘土を2つ紹介します。それぞれの油粘土の特徴とおすすめのポイントも参考にしてください。 ◆あぶらねんど300g 100均のダイソーは、さまざまなタイプの粘土を豊富に取り扱っています。粘土素材の中でも定番の「あぶらねんど」は、シンプルなホワイトカラーで、匂いも気にならない対応です。たっぷりと使用できる、300gの大容量の粘土を100円で購入することができます。 出典:【公式】DAISO(ダイソー)ネットストア「あぶらねんど 300g」 ◆油粘土 『ウクカル油ねんど 090189』 デビカ ユザワヤの「ウクカル油ねんど」は、ネーミング通りの水にも浮くほどの軽さが特徴です。とてもやわらかいため制作しやすく、匂いも大幅にカットしてあります。ST基準適合検査「STマーク」合格品であるため安心です。 出典:ユザワヤ公式ネットショップ「油粘土 『ウクカル油ねんど 090189』 デビカ」 紙粘土との違い 紙粘土は、炭酸カルシウムと糊剤に、パルプ繊維粉などを混ぜて作られた粘土です。水分を含むと柔らかくなる性質があります。 油粘土とは違い、自然乾燥により固まるため、完成した作品を保存したい場合におすすめです。また、絵の具を粘土に混ぜ込んで着色したり、乾燥後に絵の具やニスを塗ったりすることができます。 油粘土の選び方 最近の油粘土は、匂いを抑えたものや軽量化されたものだけでなく、安全性にこだわって作られたものやカラフルなものなど、さまざまなタイプが販売されています。また、ケースやヘラが付属されたものもあるため、これから粘土細工作りに挑戦しようと考えている方は、付属品つきのものを選ぶこともおすすめです。 今回は、油粘土を選ぶときのポイントについて紹介します。 安全性で選ぶ 素手で触ることが多い油粘土は、安全性も重要なポイントです。ST基準適合検査(日本玩具協会)に合格したことを示す「STマーク」がついた油粘土も販売されているため、油粘土を購入する際の基準にしてもよいでしょう。 また、粘土の中に抗菌剤が練りこまれている抗菌仕様の油粘土も販売されており、菌が繁殖するのを防ぐため、非常に衛生的です。さらに、粘土に混ぜ合わせる鉱物油を、国産の米油に変更した油粘土も販売されています。米油はお米を原料としているため、アレルギーも起こりにくく、小さな子どもから大人まで安心して使える点が魅力です。 色で選ぶ 昔ながらの灰色や青緑色といったイメージが強い油粘土ですが、最近は白・赤・青・黄などのカラフルなものも販売されています。作りたい作品に合わせて選びましょう。 また、異なるカラーの粘土を練り合わせることで、色合いや色のトーンを調節したオリジナルカラーを作ることも可能です。多様なカラーの粘土を購入し、好みの色を作ってみましょう。 付属品で選ぶ 油粘土の付属品には、主に下記のアイテムがあります。目的や用途に合わせて選びましょう。 ・ケース 油粘土は、自然乾燥をしない粘土ですが、ほこりなどの異物が混入すると、変色したり品質が劣化したりしやすいため注意してください。粘土ケースとセットになった、ケース入りタイプの粘土を選べば、粘土を長持ちさせることにつながるでしょう。また持ち運びする際にも便利です。 ・ヘラ コシが強い油粘土は、手でちぎるよりも、ヘラで切るほうが簡単に切り分けることができます。ヘラは切る以外にも、模様を彫るといった使用方法も可能です。 ヘラの形状には真っすぐに切れるもののほか、波形やギザギザに切れるものもあります。油粘土を切り分けるだけなら、シンプルなナイフ型のヘラで十分ですが、彫ったり模様をつけたりする場合は、用途に適した形状のヘラを選ぶとよいでしょう。 ・押し型 油粘土は、手でこねるだけでもさまざまな形を作れますが、手だけでは再現しづらい、ハートや星、動物の形などは、押し型を使用することで簡単に切り抜くことが可能です。 また、粘土ケースの裏に押し型がついているものや、粘土と一緒に押し型を収納するタイプなどもあります。押し型にはさまざまな種類があるので、形成したい形に合わせて選びましょう。 油粘土の使い方・作品の作り方 油粘土を使用する際は、作品の制作に取りかかる前に「荒練り」をします。荒練りとは、粘土の硬さを均一にするための作業です。油粘土は、固い部分と柔らかい部分があると扱いにくいため、必ず行いましょう。練り上がりは、耳たぶの柔らかさを目安とします。 ●「荒練り」のやり方 (1) 粘土板に乗せた粘土を、体重をかけて両方の手のひらで前方にすべらせるように押し出します。 (2) 押し出した粘土を手前に戻してもう一度練り、広がった左右部分は内側に折りたたみます。 (1)(2)の作業を繰り返すと、段々と粘土が粘土板につくようになります。さらに練り続けると粘土が手についてくるため、この状態になれば表面だけではなく内側まで軟らかくなっている証拠です。 (3) 練った粘土でヒモをつくって曲げた際に、ひび割れをしなければ、荒練りは完了です。 硬い油粘土が、キメの揃ったなめらかな手触りに変わったら、早速作品の制作にとりかかりましょう。今回は初心者でも簡単に作れる「うさぎ」と「ケーキ」の作り方を紹介します。 うさぎ […]

2022.10.28
ハンドメイドで使える粘土の種類|粘土で作れる小物も紹介

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ハンドメイドで使える粘土の種類|粘土で作れる小物も紹介

粘土を使ったハンドメイド作品作りに挑戦したいという方の中には、「粘土の種類が多すぎてどれを使えばよいのか分からない」という方もいるのではないでしょうか。種類が豊富な粘土素材は、それぞれ異なった特徴や魅力があるため、作りたい作品に最適な粘土を選びましょう。 当記事では、ハンドメイドで使える10種類の粘土について、使われている原料や特徴、他の粘土との違いやおすすめの用途などを解説します。ぜひ参考にしてください。 ハンドメイドで使える粘土の種類10選 ハンドメイド作品に使える粘土には、さまざまな種類があります。一般的な樹脂粘土や紙粘土の他にも、透明になる粘土やオーブンで焼くと硬化する粘土など、特徴や魅力は粘土の種類によって異なります。 ハンドメイドで粘土を使う場合は、作りたい作品に合わせた粘土を選ぶことが必要です。ここでは、ハンドメイドで使用できる粘土をそれぞれの特徴とともに紹介します。 オーブン粘土 オーブン粘土は、油粘土と同等の柔らかさを持つ粘土で、オーブンで加熱すると硬化し、プラスチックのような質感になります。100円ショップなどでも手軽に手に入り、常温では硬化しないため、粘土が余った場合でもラップに包めば長期保存することが可能です。 オーブン粘土は、「陶芸用オーブン粘土」と「ポリマークレイ」の2種類があります。 ・陶芸用オーブン粘土 陶芸用オーブン粘土とは、ろくろのような特別な道具がなくても、家庭で気軽に陶芸を楽しめる粘土です。硬化した作品は、アクリル絵の具で色付けできます。ブローチやオブジェ、食器など、素焼きのような風合いを生かした作品作りに向いています。 ・ポリマークレイ ポリマークレイは、色の種類が豊富で、アクセサリーやフィギュアの制作に適した粘土です。異なる色の粘土を混ぜ合わせれば、さまざまな色を作れるため、どのようなデザインの作品でも作りやすい魅力があります。 樹脂粘土 樹脂粘土とは、樹脂が含まれている粘土で、よく知られている紙粘土よりも強度と弾力性がある点が特徴です。乾燥後は滑らかで透明感のある表面に仕上がり、軽量タイプであれば弾力性も持ち合わせていることから、ホイップを使ったデコスイーツや、アクセサリー作りに適しています。 市販されている樹脂粘土は、カラーバリエーションが豊富で、色を混ぜ合わせて好きな色を作ることも可能です。また着色したい場合は、粘土を練る段階で、水彩・アクリル絵の具やポスターカラーなどを混ぜて着色しましょう。 パンフラワー粘土 パンフラワー粘土とは、パンに使用する小麦粉を混ぜて作られた粘土で、「パンフラワー」作品を作るために開発されました。パンフラワーは、メキシコ・中南米生まれで、当時は余ったパンを素材に、花を模倣した彫刻を作ったことから、「パンフラワー」と呼ばれるようになったと言われています。 自然乾燥により硬化すると、1〜2割ほど縮むのが大きな特徴で、プラスチックのような見た目・触感になります。小麦粉からできていますが、食用ではないので、小さなお子さんが食べてしまわないように注意しましょう。パンフラワーといった造花だけでなく、きれいな焼き色を表現したい食べ物のフィギュアなどを作るのにも適しています。 パンフラワー粘土は、アクリル絵の具や油絵の具を練り込むことで色を着けることができ、乾燥後の着色も可能です。種類によっては、色の付いた樹脂粘土と混ぜ合わせて好きな色を作ることもできます。 透明粘土 透明粘土は、シリコーンと呼ばれるケイ素樹脂を原料に作られた粘土です。樹脂粘土より透明度が高く、硬化後もしなやかな弾力があり、壊れにくいのが特徴です。透明粘土によっては、仕上がりが半透明のものから完全に透明になるものまでさまざまな種類があります。 透明粘土の着色は、練る際に少しずつ水彩絵の具やアクリル絵の具を混ぜ込むと可能です。ただし、塗料を入れすぎると、透明粘土の特徴である透明感が損なわれる恐れがあるので注意が必要です。透明感を生かしたキャンディなどのフェイクスイーツやアクセサリーの制作に向いています。 軽量粘土 軽量粘土は、微小中空球樹脂という細かな発泡スチロールを混ぜて作られた、非常に軽い粘土です。手触りはマシュマロのようにふわふわで、自然乾燥後も驚くほど軽いのが大きな特徴です。軽量粘土は、耐久性と耐水性がほとんどないため、強度の高い樹脂粘土を混ぜて使用するのをおすすめします。 アクリル絵の具やポスターカラー、水性サインペンなどで色を付けることはできますが、アクリル絵の具以外のものは、ニスを上から塗ると滲んでしまうため注意が必要です。軽いという特徴を生かして、イヤリングやピアス、ネックレスなどのアクセサリーの制作に最適です。 紙粘土 紙粘土とは、細かく裁断した紙を主原料に、のりなどを加えたできた粘土です。自然乾燥で硬化後は軽くなり、一般的な粘土よりも硬化後の収縮が小さく、ひび割れしにくいのが特徴です。また、他の粘土よりも安く販売されていることが多く、小学校などの学校教育の場でもよく使われます。 乾いた後に水彩絵の具やアクリル絵の具で着色でき、乾く前の粘土に絵の具を混ぜることもできます。強い衝撃への耐性はありませんが、ある程度の強度はあるため、人形やインテリア雑貨の制作に向いています。 石粉粘土 石粉粘土とは、石を細かく砕いて粉状にしたものを主成分に、接着剤などを混ぜて作られた粘土です。しっかり乾燥させるとかなり硬くなり、作品完成後でも削ることが可能なため、表面に模様を掘ったり、彫刻作品を制作したりすることもできます。 石粉粘土は、粘土を練る段階で絵の具を加えられないため、乾燥してからアクリル絵の具やポスターカラーなどで表面を着色します。硬化後は硬めの質感になるため、フルーツなどのフェイクフードの制作には向かず、ドール用のミニチュア作品や置物の制作におすすめです。 木粉粘土 木粉粘土は、木の廃材や鉛筆の削りカスからできた粘土で、木の香りを楽しむことができます。数日間、自然乾燥させると硬化し、乾燥した木粉粘土は本物の木のような質感と、カッターの刃を通さないような硬さになることが特徴です。作品の完成後に壊れてしまった場合は、木工用ボンドで修復できるのも魅力です。 色を付ける場合、乾燥後に水彩絵の具やアクリル絵の具などによる着色が可能で、水分を含みやすいため、きれいに色を塗ることができます。木の質感を生かしたアクセサリーや雑貨作りに最適です。 プラスチック粘土 プラスチック粘土は、「おゆまる」や「おゆプラ」といった商品名で販売されており、文房具店や100円ショップで購入できます。80度以上の熱湯に3〜5分つけると柔らかくなり、簡単に好きな形に成形可能です。冷えると固まりますが、もう一度熱湯につけると柔らかくなるため、何度でも作り直しできる点が大きな特徴です。 透明感があり、硬化した後もツルツルとしたプラスチックのような質感を持ちます。フェイクスイーツやスーパーボールなどの制作におすすめの粘土です。 油粘土 油粘土は、カオリンと呼ばれる鉱物粉と、ワセリンや植物性油などを混ぜて作られた粘土です。しっかりとしたコシがあり、よく伸びるといった特徴があります。また、油脂ベースで作られているため自然乾燥で硬化せず、何度でも作り直せるということから、子どもの粘土遊びにも向いています。 自然乾燥で硬化しないため、ハンドメイド作品を作って飾りたい方などには不向きな粘土ですが、フィギュアの型取りやクレイアニメなど、繰り返し使用したい場合などにおすすめです。 粘土で作れるハンドメイド小物 作りたい作品に合った粘土を選ぶことで、多様なハンドメイド作品に活用することができます。例えば、石粉粘土を成形ではなく壁材の材料として、家型のオブジェに塗れば、外壁の漆喰のような質感を出すことが可能です。樹脂粘土で作った人形や、パンフラワー粘土で作ったお花などを、家型のオブジェの周りに飾るのも可愛いでしょう。 本物の木のような風合いになる木粉粘土の特徴を生かせば、手作りの万年カレンダーやしおりなども制作できます。また、オーブン粘土を使えば、箸置きや食器類なども作れるため、雑貨や小物類だけでなく、日常で活躍する実用的なアイテムなどを作ってみるのもよいでしょう。 まとめ ハンドメイドで使える粘土の種類は多岐にわたり、それぞれの特徴を知ることで、自分の作りたい作品に合う粘土を選べるでしょう。 例えば、アクセサリーを作りたい方は、軽さを生かせる軽量粘土や、特徴的な質感を楽しめるオーブン粘土・透明粘土・石粉粘土などがおすすめです。フェイクフードやスイーツを作りたい方は、樹脂粘土やパンフラワー粘土、透明粘土やプラスチック粘土などを使いましょう。 また、木粉粘土や石粉粘土、オーブン粘土のような強度の高い粘土を使えば、実用的なものも作れます。さまざまな粘土を試してみたい方は、下記のリンクより、粘土商品の一覧ページを確認することができますので、ぜひご覧ください。 ユザワヤ公式ネットショップ「粘土」の一覧はこちら

2022.10.28
樹脂粘土と紙粘土の違いとは?人気商品も紹介

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樹脂粘土と紙粘土の違いとは?人気商品も紹介

クレイクラフトでよく使われる粘土には、樹脂粘土と紙粘土が挙げられます。どちらも名前は聞いたことがあるという方はいるかもしれませんが、具体的な特徴や両者の違いについてまで、詳しく理解している方は少ないでしょう。 当記事では、樹脂粘土と紙粘土の概要や特徴、それぞれの違いについて詳しく解説します。また、おすすめの樹脂粘土・紙粘土商品も紹介するため、初めて粘土を使ったハンドメイド活動を行う方は、ぜひ参考にしてください。 樹脂粘土とは 樹脂粘土とは、樹脂を主原料に作られた粘土です。表面が滑らかな質感でキメが細かく、手で練るとしなやかに伸びる点が特徴です。硬化の方法は基本的に自然乾燥ですが、粘土の種類によっては、オーブンで焼成することで固まるタイプもあります。完成後は変形したり、ひび割れしたりすることもほとんどないため、保存のしやすい粘土です。 樹脂粘土は弾力性があるので、アイデア次第でケーキなどのフェイクスイーツや、イヤリングなどのアクセサリー、スマホに付けるチャームなどの小物を作ることができます。 色付けする場合は、乾燥後に塗装する方法と、乾燥する前に絵の具を混ぜ込む方法があり、鮮やかな色の作品にも向いている粘土です。また、子供用ではなく手芸用の場合は、対象年齢が明記されてないことが多いので、使用前に注意事項をよく読んでから使用しましょう。 紙粘土とは 紙粘土とは、原材料が紙と同じ木の繊維(パルプ)で作られた粘土です。主に造形などの工作の材料に使用され、乾燥すると硬化して軽くなります。また、針金や木材などの芯材に接着しやすく、乾燥後も彫刻刀で加工したりヤスリなどで磨いたりする仕上げが可能です。 紙粘土は、絵の具で着色することや、粘土に絵の具を混ぜ込んでカラー粘土を作ることもできます。食べ物のリアルな質感が出せることも紙粘土の特徴で、スイーツやパンなどのフェイクフードによく使用されます。また、耐久性は低いものの、一般的な粘土に比べてひび割れしにくいので、人形やインテリア雑貨、アクセサリー作りなどにもおすすめです。 しかし、時間が経つと自然に硬化するため、対象年齢は3歳以上がおすすめです。 樹脂粘土と紙粘土の違い 樹脂粘土も紙粘土も、ハンドメイド作品の素材としてよく使用される粘土です。両者は共通している部分も多くありますが、一方で異なる特徴や性質も持っています。 ここからは樹脂粘土と紙粘土の違いについて、「原料」「硬化後の質感」「耐久性」「耐水性」の項目に分けて、詳しく解説します。 原料の違い 樹脂粘土は、「酢酸ビニルエマルジョン」という樹脂接着剤がベースで、身近なものだと木工用ボンドにも使われています。酢酸ビニルエマルジョンに、水や界面活性剤などを加えて粘土状にしており、加えた水分が抜けて乾燥することで、粘土が硬化するという仕組みです。 一方で、紙粘土は、パルプに炭酸カルシウムや水、糊剤を混ぜて作られています。中には、「有機微小中空球体」を混ぜた軽量タイプの紙粘土や、液体に近いタイプの紙粘土なども販売されています。比較的安価で手に入れることができますが、他の粘土よりも表面が乾燥しやすいため、乾燥してきた場合は水やハンドソープを粘土に練り込んで、柔らかくしましょう。 硬化後の質感の違い 樹脂粘土は、乾くとプラスチックのように固まり、表面が滑らかになる上、透明感やツヤ感が出ます。加えて弾力性も出るため、プリンやスイーツなど、みずみずしい滑らかな質感の作品作りに使用される粘土です。 一方、紙粘土は乾くと紙っぽい質感になり、表面は少しボコボコとした見た目になるため、滑らかにしたい方は紙やすりなどで整えるとよいでしょう。樹脂粘土に比べると弾力性はないため、おせんべいや岩、乾いた質感の作品作りに適しています。 耐久性・強度の違い 樹脂粘土は基本的に耐久性が高く、ひび割れしにくい性質ですが、耐久性の高さは粘土の種類によって差異があります。硬い質感の樹脂粘土は、乾燥後の強度が高く、丈夫な仕上がりになります。一方で、軽い質感の樹脂粘土は、作業する際は扱いやすいですが、硬化後の耐久性は低めです。 紙粘土は樹脂粘土に比べると耐久性は低く、衝撃にも強くありません。しかし、硬化後も削ることができるなど、乾燥後の加工が可能な点が魅力です。 耐水性の違い 樹脂粘土の耐水性は高いほうですが、生活防水程度のものがほとんどです。腕時計やアクセサリーなどと同様、小雨や水はね、汗で濡れるといった日常生活で想定される程度には耐えられます。 紙粘土の耐水性は、紙が原料のため水分に弱く、溶けて形が崩れたり色落ちしたりする可能性もあるので、完成後はなるべく濡れない環境で保管することをおすすめします。 粘土作品の耐水性を高めたい場合は、乾燥後にニスや防水剤などを塗るとよいでしょう。 人気の樹脂粘土・紙粘土6選 樹脂粘土や紙粘土には、豊富な種類があり、粘土選びに悩む方もいるでしょう。ここでは、ハンドメイド初心者の方にもおすすめの、オーブンで焼成するタイプの樹脂粘土と、使い心地の評価が高い紙粘土を紹介します。 ◆樹脂粘土 (1)樹脂粘土 『プレモ 5007 スパニッシュオリーブ』 ATHENA アシーナ 最高級のポリマークレイを使用した樹脂粘土です。絵の具のように混色しやすい上に、適度な硬さと弾力性があるため、ハンドメイド初心者でも扱いやすい粘土です。 自然乾燥をしないタイプの樹脂粘土で、オーブンで焼成すれば固めることができます。ただし、オーブントースターは使用不可のため、温度調整機能付きのオーブンをご使用ください。 出典:ユザワヤ「樹脂粘土 『プレモ 5007 スパニッシュオリーブ』 ATHENA アシーナ」 (2)樹脂粘土 『FIMO EFFECT (フィモエフェクト) ナイトグロー 8020-04』 STAEDTLER ステッドラー オーブンで加熱することで陶器のように固まる樹脂粘土です。自然乾燥をしないため、時間をかけて作品作りを行えます。 FIMO EFFECTのナイトグローカラーは、光を当てた後に暗くすると淡く光る、蓄光タイプの粘土のため、お子様の遊び道具を成形するのもよいでしょう。耐久性にも優れているため、アクセサリーやフィギュア制作にも最適です。 出典:ユザワヤ「樹脂粘土 […]

2022.10.28
レジンアクセサリーがダサい原因はなに?対策方法も解説!

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レジンアクセサリーがダサい原因はなに?対策方法も解説!

レジンアクセサリーに必要な材料は100円均一などでも購入できるため、レジン制作は初心者でも始めやすいハンドメイド制作です。しかし、デザインや制作方法によりレジンアクセサリーはダサく見られ、購入を避けられることがあります。 そこで今回は、レジンアクセサリーがダサいといわれる原因と、ダサくならないための対策を詳しくご紹介します。大衆にウケるレジンアクセサリーを作りたい方やレジンアクセサリーの販売を検討している方は必見です。 レジンアクセサリーがダサい原因 レジンアクセサリーがダサいと感じるかどうかは、個人の感覚によって異なります。しかし、ダサいと感じるのにはいくつかの共通した理由があります。 ここでは、レジンアクセサリーがダサいと感じる原因を5つ紹介します。あらかじめ原因を知ることで、レジンアクセサリーを作るときの対策になるため、5つの理由をおさえましょう。 作品のテーマが定まっていない レジンアクセサリーは初心者でも簡単に作れるため、多くのレジン作家が制作・販売しています。数多いレジン作家の中で人気作家になるには、作品のテーマをしっかり決めて、テーマを作品に取り入れることがポイントです。作品へのテーマがなく「なんとなく」で製作をすると、作品をどのようなシーンで使えばよいのか分からず、買い手が付かない可能性が高くなります。 作品のテーマの決定に加えて、テーマに沿った見せ方や売り方をすることも大切です。たとえば、「夜」がテーマの作品でも、背景が赤や黄色だった場合、日中の太陽をイメージする方が多いでしょう。夜をテーマにする場合は、青や黒といった寒色系の色味を使用して作品のテーマに沿った見せ方をすることで、買い手が作品に特別感や魅力を感じ、購入につながる可能性が高まります。 使用している素材が安っぽい レジンアクセサリーに付ける部品などに安くて作りが甘いものを使用すると、レジンアクセサリー全体が安っぽく見えます。ピアスのフックやネックレスのチェーンといったパーツは、メッキを選ぶとハゲやすく、光り具合も安っぽく見えるため使用は避けたほうが無難です。 ただし、使用している素材が高価なものであればよいというわけでもありません。高価な素材でも作品の雰囲気に合わない場合は、安っぽく見られる恐れがあります。 作りが荒く手作り感が強い レジンアクセサリーは工程が少ない分、丁寧に作らないと作品に荒さが目立ちます。作品の表面がボコボコしていたり、レジン液を硬化したときにできる、余分な部分を綺麗に取っていなかったりすると、仕上がりが荒くなり安っぽく見えるでしょう。また、素材を貼り付けただけの作品は手作り感が強く、「ここでしか買えない特別感」が薄いため、購入につながらない傾向にあります。 他にも、丸カンやTピンの付け方が悪いと、仕上がりがダサくなるだけでなく、「すぐに壊れそう」という印象を持たれ、購入を避けられる可能性があります。 ツヤがない レジン作品の魅力は、透明感と表面が滑らかである点です。丁寧に作られたレジンアクセサリーにはツヤと高級感があります。気泡が入っていたり、バリというレジン液を硬化した際に出る余分な部分が付いていたりすると、レジンならではのよさが伝わらずダサく見られます。また、表面がボコボコしているレジンは作りが荒く、安っぽい印象を持たれるでしょう。 写真の撮り方が下手 クオリティの高い作品でも、写真の撮り方が悪いとお客さんに作品の魅力を十分に伝えられません。レジンアクセサリーは、レジンの透明感やキラキラとした輝きに魅力を感じる方が多いため、写真でレジンの魅力を引き立てる必要があります。 写真の撮り方の悪い例は、下記の通りです。 写真が暗い 作品にピントが合っていない 全体像が分からない サイズ感が伝わらない 裏面の写真がない お客さんが作品を購入するときに、作品のどこに注目しているかを考えて写真を撮りましょう。 レジンアクセサリーがダサくならないための対策 ダサくないレジンアクセサリーを作るには、自分が作った作品と人気作品の違いを探すのも1つの方法です。レジンの透明感を生かせていなかったり、ラメの量が少なかったり、技術が足りてなかったりなど、人気作品にあって自分の作品にない特徴を見つけることで、作品の魅力をより高めることができます。 ここからは、レジンアクセサリーがダサくならないための対策を6つ紹介します。 作品のテーマを固める 作品を作る前に、まずはテーマを固めましょう。レジン作家は多く存在します。人気作家になるには、作品のテーマをしっかり持ち、作品に統一感を出す必要があります。 作品のテーマを決める際には、オリジナリティを出すことも重要です。たとえば、「自然」をテーマにして作品を作っている作家は少なくありません。そこで、「自然」に「動物」や「環境」など新たなテーマを加えると、唯一無二の作品が作れます。 使う素材を見直す ダサくないレジンアクセサリーを作るには、使う素材を見直しましょう。デザインによっては、金具やラインストーンなどの資材を増やしたり、レジンとパーツに統一感を持たせたりすると上品な印象を与えられます。 また、着色剤やラメの量にも注意が必要です。着色剤をレジン全体にベタ塗りすると、プラスチックのような安っぽい印象を与えます。ラメを使用しすぎると、上品さに欠けた作品に仕上がる場合があります。レジンの特徴である透明感が残るように、着色剤とラメの量は作品に応じて調整しましょう。 作品に高級感を出す 高級感のあるレジンアクセサリーは、大人レジンジュエリーとして人気があります。高級感を出すにはレジンアクセサリーの金具に、14金やシルバーといった質のよいものを使用するのがおすすめです。また、エポキシレジンという透明度の高いレジン液を使用すると、高級感のあるアクセサリーに仕上がります。 レジン自体を丁寧に作ることも重要です。宝石や高級ガラスのように見えるレジンは、より高価な印象を与えられます。 細部まで丁寧に作る レジンのパーツ制作では、小道具を使用して細部まで丁寧に作りましょう。レジンを硬化する前の気泡はエンボスヒーターで消し、はみ出た余分なレジン液は取り、表面の曇りや凹凸にはコーティング用のレジン液を使います。表面だけでなく、裏面の見えないところまで美しく仕上げるのがポイントです。 デザインがよくても作品の作りがよくなければ、買い手はレジン作家の作品への情熱や安全性が感じられず、購入意欲がわきにくいです。細部まで丁寧に仕上げて、でき上がった作品の安全性や安定性などの検品を済ませてから販売しましょう。 個性を出す レジンアクセサリーを作る前に、個性のあるコンセプトを決めましょう。 空や花、星などのモチーフは人気のコンセプトのため、色や形が似ている作品が数多く存在します。レジン作家の作品を見て研究し、意外性のある組み合わせをすると、自分だけが作る、特別感のある作品に仕上げることが可能です。 普段からレジンアクセサリーや他のアクセサリーを見て、アイデアの量を増やすと、個性のあるレジンアクセサリー制作ができます。 写真撮影にこだわる 作品のクオリティと同等に重要なのは、作品販売用の写真撮影です。ハンドメイド専門のネットショップで商品を販売する場合や、SNSで宣伝する場合は、写真が購入の判断材料となるため、商品の魅力が伝わる写真が重要視されます。 写真を撮るときのポイントは次の4つです。 自然光が入る部屋では机などの上に白い画用紙を置く 光と反対側に白い厚紙を立てる 作品のピントを合わせて真上から撮影する スマホのレンズを柔らかい布などで磨く また、作品の大きさが分かるように、大きさを比較できるものと一緒に撮影するのもおすすめです。レジンアクセサリーを使ったコーディネートを一緒に紹介すると、購入後のイメージがしやすく購入につながりやすいでしょう。 まとめ レジンアクセサリーをダサく感じるのは、作品のテーマが定まっていない、使用している素材が安く見える、レジンに透明感やツヤがないなどが原因として考えられます。また、ネットショップでの販売においても、素敵な作品であっても作品の写真が目を引くものでないと、買い手の心を掴むのは難しいでしょう。 ダサくないレジンアクセサリーを作るには、自分の作品と人気作品を見比べ、違いを探し改善するのがおすすめです。作品のテーマを固めたり、使う素材や量を見直したりすることで、魅力的なレジンアクセサリーが作れるでしょう。

2022.10.05
ハンドメイドの種類を12個紹介!特徴や向いている人の特徴も解説

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ハンドメイドの種類を12個紹介!特徴や向いている人の特徴も解説

ハンドメイドは趣味で楽しむにしても、販売に挑戦するにしても、自分の作品が形になった時は大きな喜びを得ることができます。しかし、ハンドメイドには種類がたくさんあります。「手作りを楽しみたいけれど、自分にはどれが合っているのか分からない」という人もいるのではないでしょうか。 そこで今回は、人気がある12種類のハンドメイドについて、特徴や販売されている商品などをまとめました。ハンドメイドをこれから始めたい人や、どれを選んだらいいか迷っている人は、ぜひ参考にしてください。 ハンドメイドにはどんな種類がある? ハンドメイドと一口にいっても、初心者でも手軽に作れるものから難易度が高い上級者向けのものまで、さまざまな種類があります。 趣味として始めるなら、自分が楽しんでできるかどうかを重視して選ぶとよいでしょう。ハンドメイドの販売サイトなどを通して作品を売りたい場合は、材料費や使用ツールなどの販売方法も検討の上で選ぶのがおすすめです。 ここでは、12種類のハンドメイドの特徴をご紹介します。 レジンアクセサリー レジンアクセサリーは、透明感があり艶やかな質感が人気です。レジンとは、英語で「樹脂」のことをいいます。 使用するものは、レジン液、レジン液を流し込む型、つまようじ、ピンセットが基本です。レジンの種類によって硬化させる方法が異なるため、種類に適したUVライトやLEDライトが必要になります。 レジンは、金具やラメやドライフラワーなどのパーツの組み合わせによって、さまざまなアクセサリーを作れる点が魅力です。 ハーバリウム ハーバリウムとは、プリザーブドフラワーやドライフラワーをガラスなどの容器に入れ、専用のオイルに浸したものです。お手入れの必要がなく気軽に花を飾れるため、インテリアフラワーとして人気です。 ガラス瓶、ドライフラワーやブリザードフラワーなどの封入物、ミネラルオイルもしくはシリコンオイルがあれば作れます。 ハーバリウムは花を長く楽しむことができるため、花好きの人やプレゼントに向いています。 スイーツデコ スイーツデコは、樹脂粘土などを使ったフェイクスイーツです。シリコンやグルーガン、絵の具などを使用して本物にそっくりなスイーツはもちろん、新しいスイーツを作ることもできます。粘土にもさまざまな種類があり、スイーツの質感に合わせて選べます。 マグネットやストラップ、金具を付けて雑貨やアクセサリーにするなど、アイディア次第でさまざま楽しむことが可能です。ハンドメイド初心者はもちろん、上級者にも人気があるハンドメイドといえます。 ビーズアクセサリー ビーズは、質感、大きさ、光沢、色などの種類が豊富な点が魅力です。ビーズアクセサリーはデザインも自由自在で、テグスやヘンプ(麻)、リボンなどビーズを通す紐を工夫することでアクセサリーの雰囲気を変えることができます。 ビーズアクセサリーをハンドメイドする場合、作るものによってはニッパーやヤットコなどの道具を揃える必要があります。一度揃えれば、再度追加する必要はないため、比較的安価で継続して制作できるでしょう。 ビーズを使用したハンドメイドは細かい作業が多いため、手先が器用な人に向いています。 刺繍 刺繍にもさまざまな種類があり、ヨーロッパ刺繍やビーズ刺繍、アップリケ、クロスステッチなど、種類によって雰囲気が大きく異なります。 刺繍で用意するものは、主に刺繍針、刺繍糸、布の3点です。さらに刺繍枠があると、布を張った状態で刺繍ができるため初心者でも始めやすいでしょう。 ハンカチや鞄にワンポイントとして刺繍を入れるのもおすすめです。刺繍を施した布でくるみボタンを作り、ブローチにするのもよいでしょう。 キャンドル ワックスを季節の花やアロマと一緒に固めるだけで簡単に作れるキャンドルは、初心者におすすめのハンドメイドです。 ワックスには、透明なジェルワックスや、自然の風合いが楽しめるロウ(蜜蝋)など種類が豊富にあります。花が入ったキャンドルや、アロマサシェなど楽しみ方もさまざまです。 アイシングクッキー アイシングクッキーとは、粉砂糖や卵白を混ぜて作ったアイシングで表面をデコレーションしたクッキーのことです。華やかで可愛い見た目のお菓子が作れるため、人気があります。 初心者はシンプルな形のものから始め、慣れてきたら色やデザインが複雑なものにチャレンジするのがおすすめです。アイシングクッキーは、徐々にステップアップしていけることが魅力です。 ポリマークレイ ポリマークレイは、クレイ(粘土)をこねてオーブンで焼いて作る作品のことをいいます。クレイは焼きあがると固くなる特徴を持つため、イヤリングやネックレスなどのアクセサリーから、壁掛けなどの雑貨まで幅広いアイテムを作ることが可能です。 ハンドメイド専用の粘土にはあらかじめ色が付いており、着色の工程は必要ありません。また、家庭用のオーブンで制作できるため、気軽にハンドメイドを始められます。 レザークラフト レザーを使ったハンドメイドは難しいイメージがありますが、小物なら初心者でも挑戦できます。 レザークラフトに必要なものは、レザー、糸、針、目打ち、ボンドです。作業工程としては、まず型紙を作り皮を切断します。次に縫う箇所に目打ちで穴を開けて、針と糸で縫い付けます。 ハンドメイド初心者は、はさみカバーやバッグの取手など小さいものからチャレンジするとよいでしょう。 羊毛フェルト 羊毛フェルトは、ふわふわの羊毛を針で刺しながら動物やスイーツなどを成形するハンドメイドです。細い刻みが入った特殊な針で、羊毛の繊維を絡め合わせて形を作ります。 材料は、羊毛フェルト、ニードル、フェルティングマットのみです。羊毛フェルトは必要な材料が揃ったキットが多数販売されており、初心者でも気軽に挑戦できます。 やわらかい糸を、無心でちくちくと刺す時間そのものに癒されるという人も少なくありません。 スマホケース スマホケースのハンドメイドは、透明なケースに、レジンやデザイン紙を使ってオリジナルのデコレーションを施すのが一般的です。色の付いたスマホケースにステッカーを貼る方法もあります。 押し花や写真、ステッカーなど好みのアイテムで個性を出せるため、多くの人に人気です。 編み物 毛糸は日常で使うものを手作りできる優れたアイテムで、クッションカバーやティッシュケース、コースター、マフラー、服などを制作できます。使用する糸やデザインで自分らしさを出すことが可能です。 編み物は、同じ作業を繰り返すことが苦ではない人に向いています。 人気のハンドメイド作品を紹介 ハンドメイド作品を販売をしたい場合、売れ筋商品やニーズがあるものを選ぶと売上につながりやすいです。ここでは、ハンドメイドの販売サイトで人気が高いハンドメイド作品をご紹介します。 ・アクセサリー(レジンやビーズ、パーツ) アクセサリーはアイテムのタイプを問わず人気が高く、利益が出やすいといえます。デザインによっては手軽に作れるため、初心者でも比較的早く売上につなげることが可能です。ただし、アクセサリーは人気であることから出品数も多いため、ある程度のクオリティとオリジナル性が求められます。 ・スマホケース(レジンやパーツ、レザークラフト) スマホのケースも需要が高いです。最新モデルが発売される時期に合わせて対応したサイズのケースを販売すると、売れやすくなります。 ・クッションカバーやティッシュカバーなどの布製品(刺繍や編み物) […]

2022.10.05
ミンネ(minne)はひどい?最悪?理由を解説!上手く使う方法も

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ミンネ(minne)はひどい?最悪?理由を解説!上手く使う方法も

ミンネは、多くのハンドメイド作家が作品を販売しているハンドメイド通販サイトです。しかしミンネを利用したい人の中には、口コミで「ひどい」と言われていると知って、利用に不安に感じている人も多いのではないでしょうか。 当記事では、ミンネがひどいと言われる原因について、出品者側と購入者側それぞれの視点で紹介した上で、ミンネならではのメリットについても解説します。ミンネの口コミや評判について知りたい人や、トラブルなく販売や購入をしたい人は、ぜひ参考にしてください。 【出品者側】ミンネがひどいと言われる理由 ミンネは、通販サイトの1つです。フリーマーケットに近い販売形式となっており、さまざまなハンドメイド作品を販売、購入できるサイトとなっています。ミンネに会員登録しているユーザーの数はハンドメイド通販サイトの中でもトップレベルで、規模の大きなサイトです。 ミンネは多くのユーザーの支持を集めています。しかし、出品者の一部からは「ひどい」「最悪」といった声もあります。なぜネガティブな評価も見られるのでしょうか。以下では、ミンネがひどいと言われるさまざまな理由について解説します。 振込手数料が出品者負担 ミンネでは、1,000円を超えると自動的に翌月末払いとして銀行口座にお金が振り込まれます。振り込まれる際の振込手数料はミンネ側ではなく、出品者が負担する仕組みです。ユーザーからは、手数料を出品者が負担しなければならない点に不満を抱える声が多くあります。 悪質な購入者がいる ハンドメイド製品を購入する人が全員よい人だとは言い切れません。中には、下記のような問題を起こす購入者も存在します。 購入したにもかかわらず入金しない 入金前に発送するようメッセージで求められる 転売目的で購入する 嫌がらせのような内容のレビューを書く 上記のような行動をとる相手と取引を行った場合、トラブルに発展する可能性もあります。レビュー関連の嫌がらせの具体例は、下記の通りです。 「作品のイメージが写真と違いすぎる」というレビューを書かれる 頑丈に制作や梱包を行い、安全確認を行ってから発送したにもかかわらず、「購入後すぐに壊れた」というレビューを書かれる 手数料が高い ミンネでは作品が売れた際、作品価格と購入オプション価格、送料から10.56%(税込)の販売手数料が発生します。 出典:minne「minneで売りたい」 1回あたりに引かれる金額は大きくなくても、継続して利用していくとなると、手数料は大きな損失につながると言えるでしょう。したがって、ミンネで作品を販売する作家の人からは、手数料についてのネガティブな意見が挙がっています。 手数料の問題を解決するには、送料+手数料の金額を送料として設定する方法があります。しかし手数料について詳しく知らないお客さんと、送料の金額が違うとトラブルになるケースもあるため、注意が必要です。 【購入者側】ミンネがひどいと言われる理由 購入者側にも、ミンネに対して「ひどい」「最悪」という気持ちを抱いているユーザーもいるのが現状です。「ひどい」と感じる具体的な点の一例として、「商品ページの写真と購入品が異なっている」といったケースが挙げられます。 以下では、ミンネを「ひどい」と感じる購入者側の理由として特に多いものについて、詳しく解説します。 工場で作られた既製品であった ミンネでは、基本的に個人が制作したハンドメイド作品が販売されています。しかし中には、ハンドメイド作品であるかのように装い、工場で作られた既製品を販売しているケースも存在します。ミンネの運営側では、既製品かハンドメイドかの見分けをつけていません。そのため、自分で判断する必要があるという点も、購入者側にとっては不満を感じるポイントとなっています。 詐欺サイトや連絡の取れない出品者が存在する ミンネの中には、詐欺行為を行っていたり連絡が取れなくなったりする悪質なサイト・出品者が存在します。下記のようなサイトや出品者が、具体例です。 購入してから発送期間がすぎても、出品者側から連絡がない 商品の画像や説明を不正利用し、不当な低価格で販売する 2つ目のケースについては詐欺である可能性が高く、購入した場合、商品が届かないこともあります。商品の価格が極端に安かったり、連絡先に電話番号の記載が一切なかったり、海外の電話番号が使われていたりする場合は、詐欺サイトである可能性が考えられます。購入前にサイト全体に不自然なところがないかチェックすることで、トラブルの発生が予防できます。 ミンネの運営サポートに不満がある 運営サポートがトラブルの解決に消極的である点は、ミンネが「ひどい」と言われる大きな要因の1つです。ミンネの運営サポートに対するネガティブな意見は、出品者側と購入者側の双方で聞かれています。 トラブルに遭って運営サポートに連絡した際、「出品者側と購入者側で話し合って解決してほしい」という返事をされて取り合ってもらえなかった、という口コミも見られます。サポートがトラブルを解決してくれることがあまりなく、中には不当な扱いを受けたにもかかわらず泣き寝入りしなければならなくなった利用者も少なくありません。 ミンネはひどくない?ミンネならではのメリットも インターネット上には、ミンネに対する「ひどい」といった意見が散見されます。しかし、ミンネは多くの人々に利用され、国内最大級のハンドメイドマーケット(2021年8月末時点)となっている点もまた事実です。 出典:minne「minneで売りたい」 ミンネが日本で大きなシェアを獲得しているのには、理由があります。悪質な購入者や販売者に出会うことは決してよいことではありません。しかし、ミンネに限らず、どのようなサイトであってもトラブルが起こり得ます。以下では、ミンネが持つさまざまなメリットについて解説します。ミンネのメリットを知って、今後ミンネを利用していくかの検討材料にしてください。 スマホで簡単に始められる ミンネはスマホで簡単にハンドメイド販売を始めることが可能です。したがって、ハンドメイドを販売することへのハードルが低く、誰もが気軽にハンドメイド作家として作品を販売できます。 また、ミンネのアプリやサイトは、初心者に優しい作りになっている点も魅力です。作品の写真の撮り方や説明の書き方、作品が売れやすい相場価格など、販売を行う上で大切なことについてミンネ側が情報を発信しています。ハンドメイド販売が初めての人であっても、躓くことなく出品作業を進められるでしょう。 さらに、ミンネではハンドメイド作品をスマホで簡単に購入できます。購入者側にとっても使いやすい作りになっており、時間を問わず好きな作品を探して購入することができます。 登録料・利用料が無料 販売者は販売手数料が必要になるものの、登録料と利用料については無料となっています。 出典:minne「minneで売りたい」 初心者の人はリスクなしでハンドメイドの販売が始められるという点もメリットの1つです。売れるか分からない商品があった場合も、利用料が不要であるため、お金をかけず気軽に出品することができます。 集客力が高い ミンネでは、「ハンドメイドマーケット」などのイベントを定期的に開催しています。イベントの影響もあり、当サイトは高い集客力を誇っています。さらにハンドメイド作家の登録者も多いため、全体的なユーザー数が多いのも特徴です。さまざまな人が集まる人気のサービスであることから、自分の作品が大勢に見てもらいやすい場所だと言えるでしょう。 まとめ ミンネでは、一部の口コミや評判で「ひどい」「最悪」という意見も見られます。出品者側からは、振り込み手数料を販売者側が負担する必要があったり、悪質な購入者がいたりする点で不満が多く見られます。購入者側からは、工場で作られた既製品が販売されていたり、運営サポートの対応が悪かったりする面で不満を感じる声もありました。 しかしミンネは、登録料や利用料が無料であったり簡単に始められたりなど、メリットも多く存在します。国内では人気のハンドメイドマーケットとなっている点からも、利用方法に気を付ければ、気軽にハンドメイド作品を販売、購入できる便利なサイトと言えます。

2022.10.05
あみぐるみとは?必要なものや編み方、キットの選び方を解説!

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あみぐるみとは?必要なものや編み方、キットの選び方を解説!

あみぐるみは、毛糸とかぎ針を使って作る人気のクラフトです。ころんとした可愛い見た目とニット素材の素朴な手触りが心地よく、日本だけでなく世界中に愛好家が存在します。 編み物や手芸の経験がない人の中には「あみぐるみ制作にチャレンジしたいけど、初心者でも簡単に作れるのか」などと不安に思う人も多いのではないでしょうか。 そこで今回は、あみぐるみを始めるために必要な道具や材料をはじめ、あみぐるみ制作の基本の編み方、初心者でもあみぐるみが簡単に制作できるおすすめのキットを紹介します。あみぐるみ制作を始める一歩として、ぜひ参考にしてください。 あみぐるみとは? あみぐるみとは、毛糸を編んで作るぬいぐるみの一種です。かぎ針を使って編んだ立体的な人形の中に綿を詰めて作ります。可愛いマスコットキャラクターからディティールにこだわったおしゃれで複雑な人形まで、幅広い表現が可能で奥が深いところが、あみぐるみの魅力です。 あみぐるみは初心者でも作れる? あみぐるみの制作は一見難しそうに見えますが、実は必要な道具や材料が少なく、他の趣味に比べて比較的安く揃えられるため初心者でも気軽に始められます。編み方も基本を覚えれば、初めてでもそれほど難しくありません。 また、初心者向けの「あみぐるみキット」も多数販売されています。キットなら必要な材料が必要な量だけ手に入る上に、編み図や解説も付いているため、迷わずに制作できます。 あみぐるみ制作で使用するもの あみぐるみ制作を始めるのに必要なものと、選び方のポイントは以下の通りです。 ・かぎ針 長時間編んでも疲れにくいグリップ付きがおすすめです。毛糸の太さによって針のサイズが違うため、毛糸のパッケージに表示されているかぎ針の推奨サイズの目安を参考に購入しましょう。 ・毛糸 価格が安く色の種類が豊富な、アクリル100パーセントの毛糸がおすすめです。 ・綿 水洗いできるものや弾力があるものなど、さまざまな種類が販売されています。好みや使いやすさに応じて選びましょう。 ・とじ針 主にパーツを縫い合わせるときに使用します。糸の太さに合わせて針のサイズを選びましょう。 ・さし目 動物や人型のあみぐるみの目となるパーツです。編み目に差し込んで使うタイプと糸で縫い付けるタイプがあります。あみぐるみの雰囲気に合わせて選びましょう。 ・手芸用ボンド あみぐるみのパーツを貼り付ける際に必要になります。小さいパーツを貼り付ける場合は、ペンタイプのボンドがおすすめです。 ・ピンセット 小さなあみぐるみや、細かいパーツに綿を詰めるときにあると便利です。 あみぐるみ制作で使用する基本の編み方 ここでは、基本となる「輪の作り方」と「細編み」を紹介します。まずは次の2つの編み方をマスターしましょう。 ・輪の作り方 輪は、あみぐるみを作るときの土台となります。 (1) 右手で糸の端を持ち左手の小指と薬指の間に糸を挟む (2) 薬指と中指の前を通って人差し指と中指の間に糸を挟み、人差し指に1回巻き付ける (3) 中指と薬指の後ろに糸を通し、中指と薬指に2回巻き付ける (4) 糸の端を左手の薬指と小指の間に挟んで、中指・薬指・小指を折り曲げる (5) 針を中指の爪側から糸の下をくぐるように入れ、人差し指にかかっている糸を引っかける (6) (4)でひっかけた糸を、再度中指の糸の下をくぐって爪側に引き出す ・細編み 細編みは、あみぐるみの面を編むときに活用します。 (1) 針に糸をかけ輪の作り目を中に通し、立ち上がりの鎖目を1目編む ※ここで編んだ目は(2)以降1目として数えない (2) 輪に針を通して指にかかっている糸を引き出す際、指にかかっている糸は輪を通さずもう一度指に引っかけ、針にかかっている2本のループごと引き抜く (3) 必要な目数を編んだらほどけないように大きめのループを作り、糸端を引いて動いた輪の中心の1本を引っ張り、輪を引き締める (4) 再度糸端を引いて輪の形を整える 【初心者向け】あみぐるみキットの選び方 初めてあみぐるみを制作するとき、どのような道具や材料を選べばよいのか迷うことも少なくありません。最近は、豊富な種類のあみぐるみキットが販売されているため、初心者はキットを購入し、練習することから始めるとよいでしょう。 最初からさまざまな材料を買い揃えるよりも、あみぐるみキットを購入したほうが材料に無駄がなく、手軽かつ効率的です。 ここでは、初心者向けにあみぐるみキットの選び方と、選ぶときに気を付けたいポイントを紹介します。 […]

2022.10.05
レジンの硬化時間を種類別に解説!硬化不良の原因と対策も

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レジンの硬化時間を種類別に解説!硬化不良の原因と対策も

レジン液は、種類によって硬化時間が大きく異なります。作業効率にも関わってくるため、それぞれの液が硬化にどれくらい時間がかかるのか知りたい人も多いでしょう。当記事では、レジンの種類別の硬化時間や、UVレジンを太陽で硬化する場合にかかる時間、効率よく硬化する方法などについて解説します。 しっかり固まらず硬化不良を起こしたときや、べたつきが起こったときの原因と対策についても触れます。これからレジンでの制作をを始める人や効率的にレジン制作をしたい人は、ぜひお役立てください。 レジンの硬化時間はどれくらい? ハンドメイドで使われるレジンには、主に「エポキシレジン」「UVレジン」「LEDレジン」の3つがあり、それぞれ固める方法が異なります。エポキシレジンは主剤と硬化剤を混ぜると、UVレジンとLEDレジンは紫外線やLEDをあてると固まる性質を持つのが特徴です。エポキシレジンは硬化に数日必要ですが、UVレジンとLEDレジンは専用のライトをあてると数分で固まります。 エポキシレジンの硬化時間 エポキシレジンは、主剤と硬化剤の2液を混ぜることで起こる化学反応によって硬化します。中心まで硬化するのに時間がかかり、作品の大きさや環境によって異なりますが、完全に硬化するまで1〜3日ほど必要です。 小さな作品ほど早く固まるイメージがありますが、実際には大きな作品のほうが硬化の進みが早い傾向にあります。作品が大きいほど液体内のあちこちで化学反応が進むためです。小さな作品は化学反応が少なく、ゆっくり固まります。 硬化時間に影響するのはサイズだけではありません。温度も関係し、気温が高いほど早く固まり、気温が低いほどゆっくり固まります。 UVレジンの硬化時間 UVレジンは紫外線に反応するため、UVライトや太陽光で固めることが可能です。レジンの硬化方法によって、硬化時間の目安はそれぞれ下記のように異なります。 UVライト:36Wで5分ほど 太陽光(晴天時):30分ほど 太陽光(雨天時):1時間ほど UVライトはUVランプのワット数で硬化時間が異なり、ワット数が高ければ、硬化時間は数分程度です。日光にあててレジンを硬化させる場合は天気も関係し、晴れているときのほうが硬化時間が短くなります。 LEDレジンの硬化時間 LEDレジンは硬化が早く、LEDライトを照射して1分程度で固まります。作品の大きさによってはもう少し時間がかかることがあるものの、基本的に短時間です。素早く固まるため、作品作りがスムーズに進められます。 また、LEDレジンはUVレジンより透明度が高いことが大きな特徴です。レジンならではの涼しげでクリアな仕上がりが楽しめます。 UVライトの代替案 UVレジン液を使う場合、UVライトがなくても下記の代用品で固められます。 太陽光 100均のブラックライトペン 蛍光灯 晴れている日中に作業する場合は、窓際に置いて太陽光にあてるとよいでしょう。陽が届く場所であれば15分程度で固まりますが、完全に硬化するためには30分ほどあてるのがおすすめです。 100均ではブラックライトペンが販売されています。ブラックライトとは、紫外線を発するライトのことです。レジン用ではないので紫外線が弱く時間はかかりますが、UVライトの代用品として使用できます。 蛍光灯もわずかながら紫外線を発しているので、代用品として利用可能です。ただし、紫外線量が微弱なため硬化にかなり時間がかかる点に注意しましょう。 太陽光で硬化するメリット・デメリット 太陽光を利用してUVレジンを硬化する方法には、下記のようなメリット・デメリットがあります。 メリット デメリット ・UVライトがなくてもレジン作りができる ・たくさんの作品を一度に硬化できる ・費用がかからない ・雨の時や夜間は利用できない ・硬化にかなり時間がかかる ・埃やゴミが付着するリスクがある ・硬化ムラが発生する可能性がある 作品を販売したい人や作品作りを長く楽しみたい人は、UVライトがあったほうが効率的に作業ができるでしょう。 硬化時間を早くするなら エポキシレジンは気温が高いほど硬化が早くなると言われており、夏に比べて冬は硬化に時間がかかります。UVレジンの硬化時間を短くしたい人は、以下の硬化時間を早める方法をお試しください。 エポキシレジンの硬化時間の早め方 ヒーターやドライヤーの温風で温めましょう。作品の大きさによって異なりますが、早ければ10分ほどで硬化します。なお、レジン液は総量50g以下にするのがポイントです。総量が50g以上の場合は、急速な硬化で収縮や変形が起こるリスクがあります。 UVレジンの硬化時間の早め方 レジンはワット数が高いほど早く固まるため、36WのUVライトをすると比較的早く硬化できます。LEDレジンのほうがUVレジンより早く硬化する特徴があるので、使用するレジン液をLEDレジンに変えるのもおすすめです。 UVレジンを効率よく硬化する技 UVライトは一方からしか照射できません。そのため、レジン作品の形状によってはライトがうまくあたらずに硬化しない部分が出ることがあります。 硬化しない部分がある場合は、アルミホイルを使ってUVライトの周囲を囲みましょう。UVライトがアルミホイルに反射して作品全体に紫外線があたり、効率よく硬化できます。 カバーがないタイプのUVライトを使っている場合は、わきからこぼれる光によって作業中のレジンが固まることがあります。アルミホイルで包むことで、漏れた光で作業中のレジンが硬化する失敗もなくなるでしょう。また、紫外線から目を守る役割も果たします。 レジンの硬化不良・べたつきの原因と対策 レジンが完全に硬化せず、べたつきが出ている状態を「硬化不良」といいます。硬化不良が起きると、そのままにしていても固まることはありません。硬化不良のレジンを触ると指紋がついてレジン制作の失敗につながるため、レジンは完全に硬化する必要があります。 ここでは、レジン制作で硬化不良やべたつきが出る原因と対策について解説します。 レジンの硬化不良・べたつきの原因 レジンで硬化不良やべたつきが起こる原因として、下記の4つが考えられます。 ライトの照射時間が短い レジンランプに寿命がきている 質が悪くべたつくレジン液を使っている […]

2022.10.05
レジンの材料は100均で買える?楽しみ方やおすすめの手芸店も紹介!

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レジンの材料は100均で買える?楽しみ方やおすすめの手芸店も紹介!

レジンで作品を作るには、さまざまな材料や道具が必要です。すべて揃えるのは大変だと感じる人も多いのではないでしょうか。レジン制作に必要な材料や道具は、100均でも購入可能です。 当記事では、レジンを楽しむのに必要なもの、レジンの道具が購入できる場所、100均で買えるレジンの材料や道具、UVライトの選び方、レジン作りのポイントについて解説します。レジンを使用した作品に興味のある人は、ぜひご一読ください。 UVレジンの道具は100均で売ってる? レジンとは、英語で樹脂のことを言います。樹脂には天然樹脂と合成樹脂の2種類があり、ハンドメイド分野でレジンと言うときは、特定の刺激で硬化する合成樹脂を指します。 レジン制作に必要な材料や道具は、100均でも購入が可能です。 ハンドメイドでよく使われているレジンは、主に次の3つです。 エポキシレジン:主剤と硬化剤を混ぜると固まる UVレジン:紫外線をあてると固まる LEDレジン:LEDライトをあてると固まる UVレジンは紫外線をあてると数分で固まるため初心者でも扱いやすく、初めてハンドメイド制作をする際にもおすすめです。UVレジンで制作する場合は、レジン液のほかにUVライトや中に入れるパーツなどが必要になります。 100均で購入できるレジングッズ 100均では、以下のレジングッズが購入できます。 レジングッズ 使用方法・特徴 UVレジン液 レジン作品のベースとなる樹脂です。100均でハードタイプとソフトタイプがあります。ハードタイプは硬化をするとしっかり硬まり、ソフトタイプは硬化後も柔らかさが残ります。 UVレジン液/カラーレジン液 色が付いたレジン液で、硬化後も綺麗に発色します。販売しているお店によっては、カラーバリエーションが豊富です。 UVレジン用シリコンマット 底がないフレームを使う際に土台として使用します。作業中にレジンで汚れても、硬化すると綺麗にはがれるので何度でも使えます。 UVレジン用シリコンソフトモールド レジン液を流し込む型です。キューブ型や丸型、ハート型などさまざまな形があります。 UVレジン用パーツ レジン液に入れる飾り(封入物)やアクセサリー作りに必要な金具類などです。封入物は、ラインストーンやクラッシュシェル、ドライフラワー、ビーズなど多様なパーツが販売されています。ピアスパーツや台座付きリングを揃えると、好みのアクセサリーが作れます。 レジン着色剤 透明のレジン液に混ぜて色を付ける液体です。赤、黒、黄、白、青などカラーバリエーションは豊富です。 UVレジン用フレーム フレームとは、底がないレジン枠のことです。花や月、ティーポットなどかわいらしい形の枠も取り扱っているので、作りたいレジン作品に合わせて選びましょう。 LED・UVライト LED・UVレジンの硬化に使うライトです。ダイソー、キャンドゥ、セリア、ワッツなど大手の100均で取り扱っています。ただし、すべての商品が100円(税抜)で販売されているとは限らず、300円(税抜)で売られていることもあります。 ラメパウダー レジンに輝きを出すために使うパウダーです。レジンに混ぜて使います。 レジンで作れるもの レジンで作ったものに金具などを組み合わせることで、さまざまなレジングッズが作れます。たとえば、下記のようなものが制作可能です。 ピアス/イヤリング リング ネックレス ヘアアクセサリー スマホケース キーホルダー ボタン レジンアクセサリーやレジングッズを作るときは、必要なものがすべて揃ったキットが便利です。キットを選ぶときは、自分のレジンの技術力や作業時間などを考慮して選びましょう。 レジンを楽しむのに必要な物 UVレジンでハンドメイド作品を作る際は、さまざまな道具を使用します。下表にあるアイテムが一通り揃っていれば、すぐに作品作りが楽しめます。 アイテム名 必須アイテム UVレジン液 UVライト 型・枠・土台になるもの シリコンモールド ミール皿 フレーム シリコンマット 装飾に使うもの 封入物 […]

2022.10.05