PageTop

ミンネで作品を販売するには?サイトの仕組みや売上アップのポイントも

ミンネで作品を販売するには?サイトの仕組みや売上アップのポイントも

ハンドメイド作品作りのスキルを持つ人は、販売して収入を得ることが難しくありません。しかし、ハンドメイド作品の販売方法は多岐にわたるため、出品方法に悩む人も多いでしょう。初めての出品の場合は、登録を行えば誰でも取引がで∫きる、ハンドメイド作品専門のECサイトやアプリがおすすめです。

当記事では、日本最大級のハンドメイドECサイト「ミンネ(minne)」の販売の仕組みや、始め方、売上アップのポイントを詳しく解説します。

ミンネの基本情報|販売の仕組み

ミンネ(minne)とは、登録者がオンライン上でハンドメイド作品を販売・購入できるサービスです。国内最大級のハンドメイドECサイトで、登録作家数は2020年5月末時点で66万人、作品数は1,000万点にのぼります。運営会社はGMOペパボ株式会社です。

出典:minne「minneで販売を始めてみませんか?【作家登録マニュアル】(#minne学習帖」

宣伝広告でお客さんを呼び込み、作家とお客さんをつなぐことがミンネの役割です。ミンネの特集記事に掲載されると、一気に作品の注目度が高まります。作品が注目されると売上が伸びるだけでなく、ものづくりの意欲となるため、作家活動が一層楽しくなるでしょう。

なお、購入者とのやり取りや、作品の発送は作家本人が行います。決済手続きはミンネが代行してくれるため、お金のやり取りは不要です。売上金は作品が売れた翌月末に振り込まれます。その際、販売手数料として10%程度が差し引かれ、ミンネの収益となる仕組みです。

また、ミンネには利用者が多いという特徴があります。ほかのサイトよりも人の目に触れる機会が多いため、購入される確率も比例するでしょう。一方で、出品数も多いため「作品が埋もれやすい」というデメリットがあります。

【ミンネ】作家登録から作品販売までの流れ

ミンネでは、簡単な登録後すぐに販売を開始できます。まずはメールアドレスから「作家登録」を行いましょう。個人情報や売上金の振込口座の入力などを済ませれば、作品を登録し販売できるようになります。

以下では、作家登録から作品販売までの流れをステップごとに詳しく解説します。

STEP1:作家登録

メールアドレスから作家登録を行います。登録の手順は以下の通りです。

【作家登録の流れ】

  1. ミンネの公式サイトの右上にある「ログイン」ボタンをクリック
  2. メールアドレスを入力し「会員登録メールを送信」をクリック
  3. メールアドレスに届いた「会員登録のご案内」内のURLをクリック
  4. ユーザーIDとパスワードを入力し「規約に同意して会員登録」ボタンをクリック
  5. 登録完了

ユーザーIDは、作品ページのURLにも含まれる重要な項目です。後から変更できないため慎重に決めましょう。作家名などが分かりやすいIDがおすすめです。IDに加え、パスワードを入力し、利用規約に同意すれば登録完了です。

会員登録が完了すると、自分専用の会員ページが作成されます。

STEP2:販売者情報の設定・審査

個人情報と売上金の振込先を入力し、販売者情報を設定します。設定のステップは次の通りです。

【販売者情報の設定・審査の流れ】

  1. 会員ページの「作品を販売する」ボタンをクリック
  2. 個人情報や売上の支払い先を入力
  3. 電話番号の確認(SMSの受信あるいは通話で認証コードを確認し入力)
  4. 事業内容の審査(個人事業主または法人に該当する場合のみ)
  5. 設定完了

会員ページ内の「作品を販売する」ボタンをクリックすると個人情報の入力画面が表示されます。名前や住所などの個人情報とあわせて「売上金の支払い先」を入力しましょう。支払い先は銀行口座で、後から設定することもできます。すべての入力を終えたら「更新する」ボタンをクリックします。

電話番号の認証では、「SMS(ショートメッセージ)を受信する」というボタンをクリックすると認証コードが送られてくるため、早急に認証コードを入力しましょう。SMSを受信できない場合は電話での認証も可能です。

個人事業主、法人の事業情報の申請画面では、個人事業主・法人でない場合は「どちらでもない」をクリックすれば手続き完了です。

STEP3:作品登録

作品登録には「商品画像」が必要です。まずは作品を撮影します。撮影はスマホでも構いません。写真は正方形(幅1,600px以上)が推奨されており、1作品につき20枚まで登録可能です。作品登録画面から画像を登録したら、次の項目を入力します。

【作品登録の項目】

  • 作品名
  • 作品説明文
  • 販売価格
  • 配送方法
  • オプションなど

作品登録ページには「販売・公開設定」という機能があり、準備が整うまでは非公開状態で作品の登録や情報編集を行うことも可能です。

STEP4:作品販売

作品の登録を終え、「公開」に設定すると、商品を探すユーザーからのアクセスが可能となります。作品が売れた場合は発送しましょう。会員ページにログインし「売れたもの」をクリックすると、売れた作品の注文詳細を確認できます。

【作品が売れたときの流れ】

  1. 会員ページの「売れたもの」ボタンをクリック
  2. 入金完了の場合:発送
  3. 入金が未確定の場合:入金完了報告が届き次第発送
  4. 発送完了メールを受信
  5. レビューが届いた場合は返信

クレジット払いなどで、入金が完了している場合は梱包し、宛名を書いて発送しましょう。コンビニ払いなどで「入金が未確定」になっている場合は準備までにとどめ、ミンネからの「入金完了報告」が来た時点で発送してください。 作品の発送が完了したら、「発送完了メールを送信する」ボタンをクリックします。発送完了メールは購入者・販売者ともに送信されます。メールが届いたら作品販売は完了です。 なお、後日購入者からレビューが届いた場合は、お礼の返信を忘れずに行ってください。評価は次の販売に積極的に生かしましょう。

ミンネで作品を販売するときのポイント3つ

ミンネで作品を販売し、人気作家となるには「作品の見せ方」や「クオリティに応じた価格設定」が重要です。ただ出品するだけでは、「いつまでも売れない」という状況となる恐れもあります。ここでは、ミンネで作品を販売するときのポイントを3つ紹介します。

分かりやすい作品名にする

作品タイトルを決めるときは「写真がなくてもどのような作品か分かる名前」をつけましょう。例えば、貝殻を使ったマリンモチーフのピアスなら「マリンモチーフ貝殻ピアス」という名前にします。

貝殻のピアスに「海からの贈り物」といった抽象的な作品名をつけると「ピアス」を探している人にも「貝殻」のアイテムを探している人にも見つけてもらえません。

オンラインショッピングのユーザーは、欲しい商品を「検索ワード」で探します。そのため、ユーザーが検索する言葉を想像し、商品名や商品説明文に盛り込むことが大変重要です。ブランドや世界観の表現だけでなく、「検索ワード」を入れることも心がけましょう。

写真のクオリティを高める

実物を見てもらうことが難しいネット販売では、作品のクオリティだけでなく、作品の写真のクオリティも非常に重要です。「写真=作品そのもの」という意識で、作品制作と同じくらい写真撮影に注力しましょう。

加工機能付きのカメラアプリを使うと、簡単におしゃれな雰囲気の写真を撮影できますが、加工は最小限にとどめてください。

実物と写真がかけ離れると「イメージと違う」という悪評価につながります。素材の質感も伝わりにくくなるため、加工よりも「自然光」を大切にした撮影を心がけましょう。優しい自然光の下で撮影した明るい写真は、見る人を引き付けクリック率が上がると言われています。

適正価格を設定する

材料費やかかった時間から「だいたいこのくらいだろう」と安易に価格を設定することは避けましょう。ハンドメイド商品は、安すぎても高すぎても売れない傾向です。買いたい人が納得して購入してくれる「適切な価格設定」が重要となります。

購入者と出品者、双方にとって納得できる価格が適正価格です。価格を決める際は、原価のほかに、類似商品の価格を参考にすることがおすすめです。自分の販売する作品と同じような作品がいくらで売られているのか、サイト内を調べるとよいでしょう。

まとめ

ミンネは国内最大級のハンドメイドECサイトです。利用者が多いほか、簡単な手続きをすれば、誰でも作品を販売できるため、初心者も作品の販売を始めやすいでしょう。しかし、出品数が多いため作品が埋もれやすいというデメリットがあります。

利用者に作品を見つけてもらうためには「分かりやすい作品名」「明るい写真」「適切な価格設定」が重要となります。ぜひ、簡単な手続きで始められるミンネで「作品販売」に挑戦してください。