PageTop

公開日: 2022.12.26
最終更新日: 2022.12.26

メルカリShopsのデメリットは?向いている人の特徴も解説

メルカリShopsのデメリットは?向いている人の特徴も解説

メルカリShopsとは、スマホ1つで誰でもネットショップが簡単に開設できるサービスです。2021年の8月にプレオープンし、2021年10月から本格的に提供がはじまりました。メルカリと同じアプリで出店・運営できるため、今では多くの人が利用しています。

当記事では、メルカリShopsで出店するにあたってのメリットとデメリット、メルカリShopsに向いている人の特徴を解説します。メルカリShopsでお店の開設を検討している人は。ぜひご一読ください。

メルカリShopsのデメリット4つ

メルカリShopsとは、メルカリ内に自分の店(ショップ)を開設し、商品を販売できるサービスです。メルカリでは主に個人が不用品を販売しますが、メルカリShopsではクリエイターや事業者などが商品を販売するという違いがあります。

メルカリShopsでショップを開設する利用する際は、デメリットがある点もあらかじめ知る必要があるでしょう。

ここでは、メルカリShopsでショップを開設するデメリットを4つ紹介します。

運営者情報が開示される

メルカリShopsで商品販売を行う際には、運営者名(屋号)をはじめ、代表者氏名、住所、電話番号などの運営者情報を開示する必要があります。メルカリとは異なり、メルカリShopsは匿名では商品を販売できないのが注意点です。

ただし、メルカリShopsでは運営者情報が常に開示されているわけではありません。利用者に情報開示を請求された場合のみ、個別に開示することになります。また、希望すれば住所と電話番号を非公開にすることも可能です。

中古品の販売には許可証が必要になる

メルカリShopsでは中古品も販売できますが、中古品販売をするには「古物商許可証」の取得が必要になります。たとえば、古本や古着、中古CD・DVD、骨董品、古美術品などの販売には許可証が必要になるため注意してください。

古物商許可証を取得するには、警察署への申請が必要です。古物商許可証はメルカリShopsでショップ開設をする際に画像で提出する必要があります。中古品を販売したい人は、メルカリShopsで中古品を販売する前に取得しましょう。

ページのカスタマイズができない

BASEやSTORES、カラーミーショップなどのネットショップでは、デザインテンプレートなどを編集してショップのページデザインを変更可能です。しかし、メルカリShopsではページのカスタマイズが不可となっています。そのため、店の雰囲気や商品のイメージをショップページに反映できない点がデメリットです。

ただし、ページ編集における基礎知識や難しい操作が必要ないため、ネットショップ開設初心者に向いているとも言えます。

手数料が高い

主なネットショップ開設サービスの販売手数料は以下の通りです。

メルカリShops10%
BASE3%+3.6%+40円(スタンダードプラン)
STORES5%(フリープラン)
カラーミーショップ6.6%+30円(フリープラン)

上記の通り、メルカリShopsは、ほかの同種のサービスと比較して手数料が高い点がデメリットとなっています。ただし、メルカリShopsはほかの同種サービスに比べて優れている点もあるため、手数料だけで判断すると失敗しやすい可能性があります。

メルカリShopsのメリット5つ

メルカリShopsにはいくつかのデメリットがある反面、メリットもたくさんあります。

利用者から見れば、フリマアプリ「メルカリ」のアカウントを活用でき、メルカリの売上金をメルカリShopsの支払いに使える点が大きなメリットです。また、メルカリShopsではクレジットカード払いをはじめ、さまざまな支払い方法を選択できるメリットもあります。

メルカリShopsのメリットは、出店者側にとってもさまざまです。ここからは、メルカリShopsでショップを開設する際の主なメリットを5つ紹介します。

無料で出店・出品ができる

Amazonや楽天市場などのモール型ネットショップは、出店料がかかり、ランニングコストが高くなる傾向があります。しかし、メルカリShopsの場合はショップ運営を開始するにあたって料金がかかりません。初期費用や月額費用の負担がなく、無料で出店・出品できる点がメルカリShopsの大きなメリットです。

ほかのモール型ネットショップでは、売れなくても一定の費用がかかる場合がありますが、メルカリShopsでは商品が売れた場合のみ販売手数料がかかることになります。売れなければコストも発生しないため、メルカリShopsはネットショップ初心者に優しいサイトであると言えます。

集客力が高い

メルカリShopsは、すでに多くのユーザーがいるメルカリアプリ内に自分のショップを出店できるサービスのため、集客力が高い点が大きなメリットです。

どれほどよい商品でも、人に知ってもらえなければなかなか売れません。しかし、メルカリShopsのように利用者が多いサービスの中に出店すれば、自分のショップや商品が利用者の目にとまる確率がアップします。そのため、SEO対策や集客のノウハウがないショップでも商品を購入してもらいやすいです。

メルカリShopsにはフォロー機能があるため、リピーターを獲得しやすい点もメリットとなっています。

在庫管理ができる

メルカリでは商品を1つずつ出品する必要がありますが、メルカリShopsではまとめて出品したり、在庫管理ができたりします。たとえば、同じ商品で色違いやサイズ違いなどを複数出品する場合、1回の出品手続きで販売することが可能です。

在庫数は、1つの商品に対して最大9,999点まで同時出品できます。メルカリShopsは在庫管理の手間が少ないため、同じ商品をバリエーション展開している人には特にメリットが大きいと言えます。

値下げ交渉がない

メルカリShopsには、メルカリと異なり値下げ交渉の機能がない点が特徴の1つです。

メルカリの場合は、個人間で売買を行うフリマアプリの性質上、値下げ交渉が発生しやすく、出品者側も最初から1割程度の値下げを想定して出品していることがあります。

しかし、メルカリShopsは購入前のコメント機能がないため、値下げ交渉が発生しません。ショップ側が設定した商品価格で販売できる点が、メルカリShopsのメリットです。値下げ交渉がなければ商品を価値に見合う価格で販売しやすく、値下げ交渉に伴う手間やストレスをなくせます。

出品が簡単にできる

メルカリShopsは、メルカリと同じ方法で出品できます。今までメルカリに出品した人であれば、メルカリShopsでもストレスなく出品できるでしょう。

出品画面はシンプルなデザインで、メルカリに慣れていない人でも簡単に出品できます。ネットショップ初心者には特に嬉しいメリットです。

メルカリShopsに向いている人の特徴

ここからは、メルカリShopsに向いている人と向いていない人の特徴を紹介します。メルカリShopsとほかのネットショップで迷った際の参考にしてください。

●メルカリShopsに向いている人の特徴

  • 事業者やものづくりをしている人
  • 販売したい商品の種類や在庫が多い人
  • 値下げ交渉を避けたい人
  • すでにメルカリを利用している人
  • 運営者情報を開示することに抵抗がない人
  • 低コストでネットショップを開きたい人
  • はじめてネットショップを開く人
  • ネットショップになるべくコストをかけたくない人
  • 売上をスピーディーに獲得したい人

●メルカリShopsに向いていない人の特徴

  • 販売したい商品の数が少ない人
  • まとめ出品や在庫の管理が必要ない人
  • 家の不用品を売りたい人
  • 個人情報を開示したくない人

メルカリShopsは出品方法や使用するアプリなどがメルカリと同じため、すでにメルカリを利用している人はショップ開設や運営のハードルが低くなります。また、たくさんの商品を販売したい方は、一括出品や在庫管理ができるメルカリShopsがおすすめです。

一方で、出品する商品の数が少なく在庫を把握する必要がない人は、メルカリの機能で十分と言えるでしょう。

まとめ

メルカリShopsとは、メルカリ内で自分のネットショップを持つことができ、商品を販売できるサービスです。メルカリで不用品を販売するのとは異なり、ハンドメイド作品をはじめとしたクリエイターや事業所が商品を販売します。

お店であるため利用には運営者情報の開示や、中古品の販売に許可が必要です。ほかサイトに比べて手数料が高いというデメリットもあります。しかし、無料で出店・出品ができたり、材後管理ができたりするというメリットも存在します。ネットショップ初心者の人や値下げ交渉を避けたい人に向いているサービスです。