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公開日: 2022.12.26
最終更新日: 2022.12.26

ハンドメイド作品がダサいと言われる原因7選!対策方法も紹介

ハンドメイド作品がダサいと言われる原因7選!対策方法も紹介

ハンドメイド作家として活躍するためには、作品のクオリティを上げる必要があります。特に初心者は、作品づくりにおいてセンスや技術の向上が必須条件です。頑張って作っても作品がダサく見える場合、ひと工夫で作品の完成度が高まります。

この記事では、ハンドメイド作品がダサいと言われる原因と対策方法をご紹介します。また、初心者でもハンドメイド作品で稼ぐコツもあわせて紹介するので、ハンドメイド作品のクオリティを上げたい人や、ハンドメイド作家として活躍したい人はぜひ当記事をお役立てください。

ダサいと言われるハンドメイド作品の特徴と対策7選

自分のハンドメイド作品を見て垢抜けないと感じたり、第三者からダサいと言われたりするのには、さまざまな原因が考えられます。野暮ったい作品にならないよう、原因を突き止めて適切に対策しましょう。

ダサい作品から抜け出すことで、次のようなメリットがあります。

  • 固定ファンがつきやすくなる
  • 売れやすくなり利益が上がる
  • ハンドメイド作家として活躍できる

この段落では、ハンドメイド作品がダサいと言われる理由と対策について解説します。

素材がダサい・安っぽい

ハンドメイド作品がダサくなる理由として、比較的安く質の面で不安要素のある素材を使っていることが挙げられます。作品自体のデザインが良くても、素材や組み合わせによっては安っぽく見えることもあります。作品のベースに質の良い素材を使っていても、細部に安っぽいパーツを使うと、作品全体の印象が落ちやすいです。

素材が原因で作品がダサく見える場合は、以下のような対処法があります。

カテゴリー作品がダサく見える理由対処法
全般
  • 家にあるものを素材としてリユースしている
  • 素材を吟味して購入する
レジンアクセサリー
  • 安価な金具、モールドやミール皿を使っている
  • 高級感ある金具を選ぶ
  • 洗練されたデザインの型・皿を使う
バッグ
  • 花柄など主張が激しい柄の素材を使っている
  • ナイロン地や合皮など安っぽく見える素材を使っている
  • シンプルな配色やデザインの素材を使う
  • レザーなど上質な素材を選ぶ
  • 薄い生地を使っている
  • 使用色が多くまとまりに欠ける
  • 厚めの生地、質の良い生地を選ぶ
  • 使う色を絞る、統一感をもたせる

ダサいと言われないハンドメイド作品にするためには、高級感や上品さが感じられる素材を選ぶことが大切です。

デザインが時代遅れ

ハンドメイドを始めた頃と同じ感覚で制作すると、時代遅れ感が出てしまいます。時代遅れ感のある作品から脱却するためには、さまざまな媒体から情報を収集し、流行している色や形、スタイル、デザインなどを把握することが大切です。

情報収集には、以下のような方法があります。

  • ハンドメイドマーケットやオンラインショップ、SNSなどで人気作品をチェックする
  • ファッション誌の写真や説明文をチェックする
  • 人間を観察して実際の流行をチェックする

ハンドメイドマーケットなどで売れている作品をチェックすることは、勉強になります。「自分の作品とは何が違うのか」「売れる作品の色やデザインとはどのようなものか」を考えながら見ることがポイントです。

街に出て人間観察をしたり、ファッション誌をじっくり読んだりする方法もよいでしょう。おしゃれな人や美しいものをたくさん見ることで、美的感覚やセンスが養えます。

テーマが固まっていない

明確なテーマやコンセプトをもとに制作したハンドメイド作品には、独特の魅力があります。ただ流行している作品を作っても、テーマがなければありふれた作品にしかなりません。

テーマがないことが作品にダサさを生んでいる場合は、制作前に作品のテーマやコンセプトなど、作品の核になるものを決めましょう。作新のテーマ・コンセプトを決めるときは、以下のような流れで行います。

  1. 自分が好きなもの、作りたいものを書き出す
  2. (1)で考えた好きなもの・作りたいものを組み合わせて、世界観を構築する
  3. 流行りのテイストや今っぽさを取り入れる

コンセプトを決めることは大事ですが、独自性やこだわりが強すぎて世間一般のニーズから乖離すると作品が売れにくくなります。流行をほどよく取り入れることも意識しましょう。

手作り感がある・技術が低い

技術が低く、「素人が趣味でがんばって作りました」といった手作り感がある作品はダサく見えます。手作りならではの温かみは、既製品と遜色のないクオリティで作られてこそ生きます。

手作り感がぬぐえない場合は、練習を重ねて技術を高めるとダサい作品から抜け出すことが可能です。また、レベルの高いハンドメイド作家の作品を真似て作るのも1つの方法です。優れた作品を模倣すると、デザインや必要な技術を学べます。

他者の作品を真似した作品は、販売してはなりません。権利侵害として訴えられる恐れがあり、作家としての信用もなくしかねないため注意しましょう。

作りが雑で汚い

デザインが良くても、作りが雑な作品はダサく見えます。完成度の低い商品を、お金を出して買う人はほぼいません。

作品別に、作りが雑になりやすいポイントは次の通りです。

レジン
  • 気泡が入っている
  • レジンがはみ出している
  • バリを取っていない
アクセサリー
  • 金具が曲がっている
  • 金具が雑に取り付けられている
羊毛フェルト
  • 刺しが甘く、フェルト化していない
バッグ
  • 余った糸や素材の端の処理が甘い
  • 縫製が粗い

手間をいとわず、細部まで意識して丁寧に作業することで作品の完成度が高まります。

写真の撮り方が悪い

実物のクオリティが高くても、写真の撮り方によってはダサく見えることがあります。たとえば、おしゃれに見せようとしてレジンアクセサリーの下に布を敷いて撮影すると、作品の透明感や色彩感が薄れてしまいます。

作品の良さを引き出す写真を撮るためには、以下の点を意識しましょう。

・自然光で撮影する

室内の電気を消して自然光だけで撮影すると余計な影が入らず、作品本来の色を表現できます。

・水平を意識する

水平を意識して作品を配置して撮影すると、目線が安定するため作品が見やすくなります。どうしても曲がる場合は、あえて斜めに配置したり、アップで撮影し写真をトリミングしたりなど、少しの工夫で作品が見やすくなります。

・余計な小物は配置しない

アイテムの配置に迷ったら商品のみ撮影しましょう。複数の小物を配置すると背景が雑然として、買い手の意識が作品からそれてしまいます。

・立体感を意識する

指輪は専用のスタンドに飾る、腕時計は布に巻く、袋は中に物を入れて膨らませるなど、立体感を意識するのもポイントです。服や帽子なら着用しているところを撮るのもおすすめです。見た人が商品を実際に使ったときのイメージがしやすくなります。

・サイズが伝わるように小物を配置する

作品のサイズ感が分かるように、ペンやスマホをさりげなく配置するのがコツです。ミニバッグであれば、どのような物が入るのか実際に試した写真を撮ると、容量が伝わります。

ターゲット層に合っていない

ターゲット層にマッチしない作品は、デザインが良くてもダサいと思われることがあります。たとえば、落ち着いた40代の女性に対して、ファンシーでキラキラした小物をアピールしても魅力的に感じる人はあまりいないでしょう。

作品を売ることが最終目的の場合、まずはターゲット層を絞りましょう。そして、ターゲット層がほしいもの、興味があるものを書き出し、挙げた項目の傾向に沿った作品を制作すると、よりターゲット層にマッチしたものになります。

初心者でもおしゃれなハンドメイド作品を作って稼ぐためには?

初心者がハンドメイド作品で稼ぐには、トレンドを把握し、センスを磨く必要があります。洗練された作品が多数載っているサイトやSNSをこまめにチェックしましょう。

ハンドメイドナビでは、作品づくりのコツや道具の使い方、素材の特徴、おすすめの販売サイトなど、ハンドメイドに関する幅広い情報をお届けしています。

まとめ

ダサい作品と一口に言っても原因はさまざまあり、主に素材やパーツの組み合わせ、デザイン、写真の撮り方が原因として挙げられます。まずは作品がダサく見える原因を突き止め、原因に応じた対策をとりましょう。

また、ダサい作品から脱却するためには、トレンドの把握とセンス・技術の向上が欠かせません。トレンドやセンスは、洗練された作品を扱うサイトやSNS、雑誌、店舗などをこまめにチェックすることで、ある程度養われます。