PageTop

【初心者向け】ハンドメイドの販売方法と売上アップのコツ!

【初心者向け】ハンドメイドの販売方法と売上アップのコツ!

自作のアクセサリーや生活雑貨などをネットショップで売るハンドメイドの販売は、趣味や副業の一つとして人気を集めています。しかし、いざ販売を始めようと思っても、何をどのように進めたらいいのか分からない方も多いのではないでしょうか。

今回はハンドメイド販売の初心者に向けて、販売方法や売上アップのコツ・注意点を解説します。これからハンドメイド作品を販売する方や、作家デビューをして間もない方は、ぜひ参考にしてください。

初心者におすすめ!ハンドメイド販売アプリ

ハンドメイド販売を初めて行う場合、ハンドメイドに特化したマーケットプレイスの活用が一般的です。会員登録をすれば誰でも簡単に商品販売が始められ、ショップ運営に掛かる手間を省けます。また、金銭のやり取りでは出品者と購入者との間に運営会社が入り、サポートをしてくれるため安心です。

複数の販売アプリの中で、初心者におすすめのハンドメイド販売アプリは以下の4つです。

minne

minneは、2012年に誕生したハンドメイド販売アプリで、現在国内最大規模を誇ります。

minneは、メールアドレスと銀行口座さえ準備すればすぐに販売を始められる手軽さと、ハンドメイド商品への購買意欲が高いユーザーが集まる点が魅力です。一方で、初心者からプロまで幅広い作家が出品するため、初めのうちは販売に苦労することもあります。

初期費用・運用費用無料
販売手数料10.56%
振込手数料一律220円
振込日月に1回
※月末締めの翌月末払い
振込最低金額1,000円以上

Creema

Creemaは、2010年に誕生したマーケットプレイスです。

アプリはシンプルな構成であるため、簡単に販売を始められます。有料の代理出品サービスは、ネット販売に自信のない方や創作活動に力を入れたい方に最適です。

minneと比較してプロ志向のクリエイターが多いことから、Creemaは中級者向けと言えるでしょう。洗練された質の高いハンドメイド作品の販売に向いています。

初期費用・運用費用無料
販売手数料11〜15.4%
振込手数料30,000円未満は176円
30,000円以上は275円
振込日申請月の翌月の月末払い
振込最低金額なし

マルシェル

マルシェルは、2020年に開始された作品マーケットサービスであり、中古品の販売も行えます。

販売手数料が安く設定されているため、初心者に優しいシステムだと言えます。また、開始からの年月が浅いためライバルとなる作家や競合商品が少なく、作品が埋もれる心配がありません。

マルシェルでハンドメイド作品を出品するためには、goo blog(gooブログ)と連携する必要があります。ブログと連携することで、商品説明に役立つでしょう。

初期費用・運用費用無料プラン・月額210〜524円の有料プラン
販売手数料無料プランの場合は5.5%
有料プランの場合は3.85%
振込手数料一律330円
振込日翌月15日以降
振込最低金額1,000円以上

メルカリ

メルカリは、2013年に開始された中古品販売を主とするフリマアプリで、ハンドメイド作品の出品も可能です。

圧倒的な知名度とユーザー数を誇るため、初心者のデビューには最適でしょう。また、匿名での出品・配送サービスもあるため安心です。ただし、フリマアプリの特性上値下げ交渉のやり取りが多く、初心者には価格設定が難しく感じることもあります。

初期費用・運用費用無料
販売手数料10%
振込手数料一律200円
振込日申請翌日〜4営業日目
※独自の振込スケジュールあり
振込最低金額201円以上

【初心者】ハンドメイド販売で売上アップを狙うコツ

ハンドメイドマーケットプレイスやフリマアプリを活用しても、やみくもに出品するだけでは商品は売れません。安定して稼ぎ続けられる作家は、売れるコツをしっかり掴んでいます。

ここでは、ハンドメイド販売で売上アップを狙うコツを3つ紹介します。売上を増やすコツを身につけ、せっかく販売活動を始めたのに売れないという事態を避けましょう。

複数のアプリでハンドメイド作品を売る

売上をアップさせるためには、登録するハンドメイド販売アプリを一つに絞らず、掛け持ちをする方法がおすすめです。複数のアプリへの登録には、下記のメリットがあります。

■複数のアプリに登録するメリット

  • 集客を増やせる
  • 売上を維持できる
  • 創作意欲が保てる

簡単かつ無料で出品できるアプリがほとんどなため、複数のアプリに登録してもコスト面でのリスクはありません。「まず1つ購入してもらった」という成功体験を一つずつ積み重ねることが、モチベーションのアップや売上へと繋がります。

なお、アプリによって人気商品や利用ユーザーの傾向が異なるため、最初は複数のアプリを利用し自分に合うマーケットを見つけると良いでしょう。

クオリティにこだわった写真を掲載する

ネット販売において重視される部分は、作品の写真です。商品画像を変えて売上がアップしたという体験談も多く聞かれます。

■作品の写真撮影のポイント

  • 窓際近くの自然光が入る場所で撮影する
    実物がイメージしやすいアングルを複数枚撮影する
  • 白背景の小物なしで撮影する
    小物を添えたり背景色を変えたりと様々な手法がありますが、コツを得ないと乱雑な印象を与えかねません。初心者の場合は、まずは商品をメインに撮影することに集中しましょう。
  • 実物がイメージしやすいアングルを複数枚撮影する
    細部・中身・裏面などが分かるよう、複数のアングルから撮影をします。ピアスやバッグであれば、実際に身につけて撮影することでサイズ感が伝わりやすくなるでしょう。

上記の他、簡単に加工・修正ができるスマホアプリを活用することで、より綺麗な写真を掲載することができます。

ラッピングしてメッセージカードを送る

作品だけではなく梱包やラッピングにこだわりを見せることで、下記のメリットが生まれます。

■ラッピングのメリット

  • 他の作家との差別化を図れる
  • 購入者の満足度向上・高評価に繋がる
  • 作品の高級感が高まる

作品を発送する際には、ギフトボックスやデザインペーパーなどを活用した、おしゃれなラッピングを取り入れましょう。

また、お礼状やメッセージカードなども購入者の満足度を高めるために最適です。顔の見えないネット上のやり取りでは、気持ちを形として表すと喜ばれます。

メッセージ内容には、販売を促進するための自己紹介や他の商品紹介などの情報を盛り込むことがポイントです。リピーターが獲得できれば、収入の安定や自信にも繋がります。

初心者がハンドメイド販売する際の3つの注意点

販売者である以上、購入者とのトラブルは付きものです。ハンドメイドやネット販売で発生しやすい問題を理解し、購入者と気持ちよくやり取りができるよう心掛けましょう。

著作権や商標権を侵害する作品は売らない

作品を販売する上で重要となる権利は下記のとおりです。

著作権作品の無断複製・販売の禁止や、営利目的の上映・展示の禁止など、著作者に与えられる権利
商標権ブランドの目印となる商標の権利を保護する産業財産権

基本的に販売する物は、オリジナル商品でなければなりません。販売可能な作品例は、下記のとおりです。

■販売可能な作品の例

  • 風景や動物などを参考に自作したデザインやキャラクター
  • 単調な柄・パターンを使った作品

ルールを理解しないまま販売すると、盗作の意思がなくても著作権の侵害となる可能性があるため注意しましょう。

初心者だからと安売りはしない

初心者の場合は自信や経験のなさから値段を安く設定しがちですが、一概に安くすれば良いという訳ではありません。

■安売りのデメリット

  • 商品の価値が下がる
  • 作品作りが困難となる

安価すぎると、何かしらの不備があるのではないかとマイナスな印象を与えます。また、利益が出ないことで創作意欲が低下すると、販売活動の継続にも支障をきたすでしょう。

値下げでの対応ではなく、梱包を丁寧にする・使用方法の相談に乗るなど、おまけを充実させることが大切です。

ノークレーム・ノーリターンの注意書きは入れない

ハンドメイドマーケットやフリマアプリでは、問題があっても返品に応じないという記載が禁止されています。なぜならば、問い合わせや返品を受け付けない販売者の意思表示と見なされるためです。

■注意書きの例文

  • 「作品ごとに多少の個体差が生じます」
  • 「振動や衝撃など保管方法にご注意ください」
  • 「ご注文後のキャンセルや交換はできかねます」

販売者としての責任を持ち、クレームや返品連絡には誠心誠意向き合いましょう。

まとめ

ハンドメイド販売アプリを活用すれば、誰でも簡単に販売活動が始められます。

ハンドメイド作品の販売が初めての方や、売上に関する不安がある方は、複数アプリに登録することがおすすめです。また、掲載する写真やラッピングを工夫することで、リピーターの増加や売上のアップに繋がります。

手軽に作品を販売できる一方で、ネット販売・オリジナル作品の販売ならではのトラブルも生じます。購入者は大切なお客様として、最後まで誠実に対応しましょう。