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公開日: 2023.03.22
最終更新日: 2023.03.23

Creema(クリーマ)で売れない理由とは?作品を売る方法も解説

Creema(クリーマ)で売れない理由とは?作品を売る方法も解説

ハンドメイド作品を販売する場所として、有名なサービスの1つに「Creema(クリーマ)」が挙げられます。Creemaは、2022年9月時点で登録作品数1,400万点超、出品者数24万人を誇る、巨大なハンドメイドマーケットプレイスです。

出典:株式会社クリーマ「はじめてのクリーマ」

多種多様な作品がたくさん販売されていることもあり、Creemaに出品してもなかなか作品が売れないという悩みを抱えている人もいるのではないでしょうか。

当記事では、Creemaで作品が売れない理由や売れるようになるためのコツを紹介します。ぜひ参考にしてください。

Creemaで売れない理由とは?

Creemaでハンドメイド作品を販売する場合、Creemaで作品を売る際のコツを知らないと、中々思うように売れ行きが伸びないこともあります。

ハンドメイド作品が少しでも多く売れるようになるには、まずは作品が売れない理由を把握することが大切です。ここでは、Creemaでハンドメイド作品が売れない理由を3つ紹介します。

特集・メールマガジンに掲載されていない

Creemaでは、公式サイトやアプリの「特集」「メールマガジン」に作品が掲載されていないと、作品の認知度が上がらず、売れにくい傾向があります。

特集とは、Creemaのトップページに大きく表示されるコーナーのことで、季節やイベントなどに合わせてテーマが頻繁に入れ替えられます。テーマの例としては、卒入学のお祝いに最適な作品や、クリスマスプレゼント用の作品などがあり、Creemaのスタッフによって厳選された作品を見ることが可能です。

またCreemaには、メールマガジン機能もあり、注目の新作作品など、最新の作品情報が週1〜2回のペースでメルマガ登録者に配信されます。特集やメールマガジンに作品が掲載されることで、より多くの購入者に作品を見てもらえることにつながります。

ライバルにプロやセミプロが多い

Creemaは、革・家具の職人やクリエイターとして活躍している実力者など、プロやセミプロが多いことを売りにしているため、手強いライバルが勢ぞろいしています。

出典:株式会社クリーマ「クリーマ:事業計画及び成長可能性に関する事項」

プロの職人やセミプロのハンドメイド作家などが作った、質の高い作品が多く出品されているCreemaで作品を売るためには、プロモーションのコツを掴む必要があります。プロモーションのコツとして、下記のような工夫をすることが大切です。

  • プロにも負けないオリジナルの作風
  • 作品の魅力が最大限伝わる商品画像
  • つい欲しくなってしまう商品説明文

強力なライバルに負けない、自分の作品にしかない強みを考えてアピールしましょう。

そもそも作品が認知されていない

ハンドメイド作品が売れない理由の1つに、他の作品の中に自分の作品が埋もれてしまっていることが挙げられます。作品を上手にアピールして認知されるためには、作品の写真を工夫することが大切です。

作品が魅力的に見える商品写真のコツは以下の通りです。

  • 全体像がはっきり分かる写真にする
  • 明るい場所で撮影する
  • サイズ感が分かるように撮影する

また、投稿前に自身の作品と同じカテゴリー内の作品写真を見て、他とは違う傾向の写真を使うことも有効な方法です。他の作品と同じような写真にならないよう、作品の構図や背景などを変え、自分の作品を目立たせることを意識しましょう。

Creemaで売れるためのポイント4つ

Creemaでハンドメイド作品が売れない場合は、原因に合わせて売り方を見直す必要があります。同じ作品でも売り方を工夫するだけで、今より売れる可能性が高くなるでしょう。

ここでは、Creemaで売れるためのポイントを4つ紹介します。取り入れやすいポイントからぜひ実践してみてください。

特集・メールマガジンのピックアップ対象を制作する

特集やメールマガジンに作品がピックアップされることで、認知度が上がり、作品が売れやすくなります。特集に応募するステップは下記の通りです。

1Creemaから定期的に届く、「特集に掲載する作品募集」のメールを確認する。
2特集のテーマに合う作品を制作する。
3規定のキーワードを入れて出品する。

作品写真を魅力的に見せる工夫をしたり、タイトルや紹介文にテーマのワードを入れたりすることで、特集にピックアップされる可能性が高まります。特集やメールマガジンに取り上げてもらえるまで、積極的に作品を応募しましょう。

プロと差別化できる商品を作る

Creemaには、プロやセミプロの商品がたくさん出品されているため、プロと差別化できる、オリジナルの作品を作ることが重要です。素人がプロと同じ土俵で戦って自身の作品を選んでもらうことは難しいため、プロやセミプロとは違った角度で、商品を制作・販売する必要があります。

例えば、すでに成熟しているプロは、技術やスキルの成長過程を発信することはできませんが、素人なら成長過程を公開することが可能です。SNSなどで制作の過程や成長の記録、作品のこだわりなどを発信することで、応援してくれるファンを獲得できることもあります。

プロやセミプロとは違うオリジナリティや世界観を確立することで、他にはない価値が生まれ、商品を選んでもらえるようになるでしょう。

商品の価格を見直す

商品が売れないときは、商品の価格を見直すことも大切です。販売実績が少ない場合、購入者は「この出品者の商品は購入しても大丈夫なのか」「イメージと違う商品が届いたらどうしよう」などと不安を感じます。購入者が商品を欲しいと思っても、販売実績が少ない出品者から購入することはハードルが高いため、どうしても売れにくくなります。

最初のうちは、制作にかかった時間・費用に見合わない収益になったとしても、商品の価格をおさえることを検討しましょう。商品の価格を下げることで、「このくらいの価格なら買ってもいい」と考える購入者が増え、商品が売れやすくなります。また、売りたい価格より安く販売することで、「価格の割にクオリティが高い」などの良い評価を受けやすくなる効果もあります。

販売実績が増えて、購入者が商品を買いやすい状態になったら、商品価格を再度調整しましょう。

SNSなどで積極的に情報発信する

ハンドメイド作品の販売初心者の場合、Creemaだけで作品の認知度を上げることは難しいでしょう。TwitterやInstagram、TikTokなどのSNSで積極的に情報発信することが大切です。Creema以外の媒体でも情報発信をすることで、アプローチできる購入者が増え、作品が売れやすくなります。

SNSで発信する際のおすすめの内容は、下記の通りです。

  • 新作の紹介
  • 制作風景
  • 制作エピソード

作品の種類によって、相性の良いSNSは異なります。自分の作品を魅力的に紹介できるコンテンツは写真なのか、それとも動画なのかなどを検討して、活用するSNSを決めましょう。

Creema以外のサイトを検討するのも手段の1つ

もし色々な工夫をした上で、それでも作品が売れない場合は、Creemaが自身の作品に合っていないためかもしれません。制作したハンドメイド作品は、Creema以外の販売サイトで同時に販売をすることもおすすめです。

以下では、Creema以外でハンドメイド作品を販売できるサービスの特徴をまとめています。同時販売するサービスを検討するときの参考にしてください。

minne
  • ハンドメイド作品に特化したサービス
  • 購買意欲の高いユーザーにアプローチができる
  • アプリを利用することで、スマホからでも簡単に出品が可能
  • minneのオウンドメディアやSNSで、作品を紹介されることがある

参考:minne公式サイト「minneについて」

ミンネの公式サイトはこちら

iichi
  • ハンドメイドやクラフト作品、手仕事品の売買ができるサービス
  • クオリティが高く、高めの価格設定の作品も売りやすい
  • 海外を対象とした英語版サイトもある

参考:iichiヘルプ「iichiってどんなサービスですか?」

iichiの公式サイトはこちら

メルカリ
  • 日本人の8人に1人が利用している国内最大のフリマサービス
  • 累計出品数は20億品で、さまざまなアイテムが出品されている
  • 出品時の作品登録は3ステップで、簡単に出品できる

参考:メルカリびより「メルカリとは」

メルカリの公式サイトはこちら

上記の3つ以外にも、ネットで簡単に自分のショップを出店できる「BASE」や「ラクマ」などの楽天グループが運営するフリマアプリなどでも、ハンドメイド作品の販売ができます。自分の作品の特徴や魅力に合ったサービスを利用しましょう。

まとめ

Creemaで作品が売れない場合、売れない原因を把握し、原因に合った対処法を実施する必要があります。例えば、作品の販売を始めたばかりで認知度が低いことが原因なら、特集・メールマガジンに掲載されることを目指したり、価格を見直したりしましょう。また、ライバル作品のクオリティが高く、自身の作品を選んでもらえない場合は、他作品と差別化できる世界観・オリジナリティを演出することが有効です。

売れるようになるためにさまざまな対策を講じても改善が見られない場合は、Creema以外で作品を販売することもおすすめです。ハンドメイド作品を販売できる媒体は、minneやiichi、メルカリやラクマなど多岐にわたります。自分に合ったサービスを見つけて、ハンドメイド作品を販売しましょう。