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公開日: 2022.03.24
最終更新日: 2022.05.16

おすすめの刺繍針6選|針の種類や選び方のポイントも解説

おすすめの刺繍針6選|針の種類や選び方のポイントも解説

刺繍には、刺繍の種類や糸に合った刺繍針を使うことが大切です。刺繍が刺しやすくなることはもちろん、より一層きれいな作品に仕上がります。しかし、刺繍針は種類が豊富であるため、種類による違いや選び方が分からず、購入を悩んでいる人もいるのではないでしょうか。

この記事では、刺繍する際に刺繍針を使うべき理由や、代表的な刺繍針2種類について詳しく解説します。刺繍針を選ぶときのポイントや、人気の高いおすすめの刺繍針についても紹介するため、ぜひ刺繍針選びの参考にしてください。

刺繍針とは?2つの種類も紹介

刺繍針とは、刺繍を刺すために使う専用の針のことです。刺繍の種類や刺繍糸に合った刺繍針を使うことで、より刺繍が刺しやすくなります。

刺繍針と普通の裁縫針の違いは、針穴の大きさと針の太さです。裁縫針の針穴は小さく、糸が1~2本通る程度の大きさしかありません。刺繍では3本取りや6本取りなど、1本の針に複数の糸を通す場合があることから、刺繍針は糸を通しやすいよう針穴が大きく縦に長い構造になっています。

また、刺繍する際は糸の本数に合わせた太さの刺繍針を使用することが大切です。刺繍糸に合わせた太さの針で刺すことで布通りがよくなり、布との摩擦による刺繍糸の負担を軽減できます。

以下では、刺繍針の中でも代表的である「フランス刺繍針」と「クロスステッチ針」の特徴を解説します。

フランス刺繍針

フランス刺繍針はフランス刺繍に使う刺繍針で、鋭い先端と太い糸を通しやすい大きな針穴が特徴です。針先が鋭いため目が細かい布でも刺しやすく、図案に沿った繊細な曲線などを表現できます。

フランス刺繍は、さまざまな色合いの糸やビーズなどを使った多彩な刺繍技法が魅力で、別名ヨーロッパ刺繍とも呼ばれます。日本では一般的な刺繍方法であるため入門書が多く、初心者が取り組みやすい刺繍です。

クロスステッチ針

クロスステッチ針はクロスステッチ刺繍専用の針であり、針先に丸みがあることが特徴です。クロスステッチとは、布のマス目ごとに糸をクロスするように縫い、絵柄を作り上げる刺繍です。クロスステッチ専用布に刺繍することが多く、布目に合わせて針を刺せるように針先端が丸くなっています。

クロスステッチ針は目の細かい布には刺せないため、クロスステッチ以外の刺繍には向いていません。そのため、クロスステッチ刺繍を行いたい場合に限って、クロスステッチ針を選ぶとよいでしょう。それ以外の刺繍には、フランス刺繍針を選ぶことがおすすめです。

刺繍針の選び方・3つの着目ポイント

刺繍をきれいに仕上げるためには、刺繍方法に合った刺繍針を選ぶことが大切です。ここでは、フランス刺繍針を選ぶ際に注目すべきポイントを3点紹介します。

・針穴の大きさ

針に通す刺繍糸の本数は、刺繍のデザインや表現したいイメージにより異なります。刺繍糸の本数は1本取りから6本取りまであるため、糸の本数に合った大きさの針穴を選ぶことが大切です。

1~2本の刺繍糸で刺す場合は、針穴が小さな刺繍針でも問題なく糸を通せるでしょう。針を通した際にできる布の穴が目立ちにくいため、きれいに仕上がります。複数の刺繍糸をまとめて刺す場合は、針穴が大きめの刺繍針を使用すると糸が通しやすく、糸の布通りもよくなります。刺繍初心者は、糸を通しやすい少し大きめの針穴の針を選ぶとよいでしょう。

・針の太さ

針の太さによって、布に開く穴の大きさが変わります。刺繍糸の本数に合わない細い針を無理に使用すると、小さい穴に刺繍糸を通すため糸と布が強く擦れます。摩擦が起きると刺繍糸に負担がかかるだけではなく、布通りが悪いことで作業性にも影響が出るでしょう。反対に、必要以上に太い針は扱いづらく、刺繍糸に対して穴が大きいため完成したときに穴が目立ちます。刺繍針を購入する際は、刺繍糸と布の摩擦が少ない適切な太さの針を選びましょう。

・針のしなり

針のしなりは、刺繍のしやすさにつながる重要なポイントです。刺繍針に適度なしなりがあると、手になじみやすく布通りがよい特徴があります。刺繍のしやすさにもつながるため、適度にしなりのある針を選ぶとよいでしょう。

おすすめの刺繍針6選

刺繍針には、さまざまな種類の商品があります。個性的な商品が多く、自分の希望に合う刺繍針を選ぶことで楽しい刺繍ライフのお供として活躍してくれるでしょう。

ここでは、ユザワヤの通販ページで購入できるアイテムの中から、特に人気の高いおすすめ刺繍針を厳選して6つ紹介します。

手縫い針 『フランス刺繍針 アソート 太番手 8本入り THN-023』 Tulip チューリップ

サイズ違いのフランス刺繍針が8本入ったアソートセットです。

セット内容は、下記の通りです。

  • No.3 2本
  • No.4 2本
  • No.5 2本
  • No.6 2本

3本取り~6本取りの刺繍や、太番手の刺繍糸を使った刺繍に向いています。

摩耗に強い鋭い針先形状であるため、布通りのよさが長続きすることが特徴です。基本の刺繍針として、1セット持っておくと便利でしょう。刺繍糸が通しやすく引っかかりにくい針穴形状であるため、糸通しが苦手な人にもおすすめです。

手縫い針 『クロスステッチ針 アソート 6本入り THN-029』 Tulip チューリップ

クロスステッチ針が合計6本入ったアソートセットです。

セット内容は、下記の通りです。

  • No.22 2本
  • No.23 2本
  • No.24 1本
  • No.25 1本

4種類の針が入っているため、1本取りから6本取りまで、刺繍の図案に合わせて使い分けられます。キャンバス地を割らないよう針先が丸くなっており、布目に沿って刺せるなめらかな布通りが特徴です。これからクロスステッチを始める人が初めて購入する針としてもおすすめです。

手縫い針 『刺し子針 アソート ロング 6本入り THN-030』 Tulip チューリップ

ロングタイプの刺し子専用針が合計6本入ったアソートセットです。

セット内容は、下記の通りです。

  • 1.02mm×66.7mm 2本
  • 0.97mm×44.5mm 2本
  • 0.84mm×51.5mm 2本

針穴が大きく、刺し子糸が通しやすい構造です。鋭い針先としなやかでスムーズな布通りが特徴で、初心者から刺繍上級者まで使い手を選びません。ロングタイプであるため刺し子の直線文様が刺しやすく、作業効率が高まるでしょう。

手縫い針 『キルティング・ピーシング針 8本入り アソート THN-059』 Tulip チューリップ

キルティング用とピーシング用の針が8本入ったアソートセットです。

セット内容は、下記の通りです。

  • 0.61mm×36.5mm 2本
  • 0.61mm×34.9mm 2本
  • 0.53mm×27.0mm 2本
  • 0.61mm×28.6mm 1本
  • 0.53mm×24.4mm 1本

布をしっかり通す細くて短いキルティング針と、鋭く布通りがスムーズなピーシング針がセットになっています。これからパッチワーク道具をそろえる人におすすめの商品です。

手縫い針 『スエーデン刺繍針 アソート 3本入り THN-066』 Tulip チューリップ

スエーデン刺繍針が3本セットになったアソートです。

セット内容は、下記の通りです。

  • 1.24mm×77.0mm 1本
  • 1.24mm×67.0mm 1本
  • 1.24mm×57.0mm 1本

スエーデン刺繍では布目をすくって模様を表現するため、針先を少し曲げて布目をすくいやすい形状になっています。長さのある針で使いやすく、針のしなりと折れにくい強度を兼ね備えた、スエーデン刺繍をスムーズに進められる専用針です。

手縫い針 『シェニール針 リボン刺繍針 アソート 6本入り THN-088』 Tulip チューリップ

リボン刺繍針としても使えるシェニール針が6本入ったアソートセットです。

セット内容は、下記の通りです。

  • No.18 1本
  • No.20 1本
  • No.22 2本
  • No.24 2本

シェニール針は、フランス刺繍針よりも針穴が長く、ウールなどの太い糸やリボンを通しやすいことが特徴です。鋭い針先で、目の詰まった布への刺繍に使用できます。厚地や普通地、薄地の布など、布の厚さに合わせて使い分けできる、4種類の刺繍針セットです。

まとめ

刺繍針の代表的な種類には、フランス刺繍針とクロスステッチ針があり、一般的に「刺繍」というとフランス刺繍を指す傾向があります。フランス刺繍針を購入する際は、針穴のサイズや針の太さ、針のしなりに注目して選びましょう。よりきれいな刺繍作品作りをするためには、刺繍の種類や刺繍糸に合った刺繍針を使用することが大切です。

刺繍針の購入を考えている人は、手芸用品を豊富に取り扱っているユザワヤのような専門店をチェックすると探しやすいでしょう。オンラインショップであれば、家にいながら購入することも可能です。

参考:ユザワヤ