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公開日: 2022.11.28
最終更新日: 2023.10.31

キャンドゥで刺し子の道具は買える?必要なものやおすすめキットも紹介

キャンドゥで刺し子の道具は買える?必要なものやおすすめキットも紹介

刺し子は、布を補強したり薄い布を重ねて縫い合わせることで保温性を高めたり、好みのデザインの刺繍を施したりすることが可能です。初めて刺し子に挑戦する人の中には、安く手軽に道具を揃えられるのか、知りたいという人もいるでしょう。

当記事では、刺し子の概要や刺繍との違い、刺し子に必要なものから、刺し子道具が販売されている100円ショップまで解説します。また、手芸店でも購入できる初心者の人におすすめの刺し子キットも紹介するため、ぜひ参考にしてください。

刺し子とは?刺繍との違い

刺し子は、日本に古くからある伝統手芸の1つです。布全体に細かく糸を通すことで布を補強したり、薄い布を重ねて縫い合わせることで寒さをしのいだりすることを目的として、刺し子という技術が生まれました。

現在では、装飾することを目的に、ふきんやクッション、バッグなどに伝統模様やキルト模様、自分で考えたオリジナルの模様を施して楽しんだりするケースが多いです。

また、刺繡と刺し子の違いについては、明確に定義することは難しいですが、成り立ちや目的などに違いがあります。

刺し子は500年ほど前の江戸時代に、布の補強や保温を目的として、布一面に縫い刺しを施したことが始まりです。現在では、「布を刺し縫いする」「布を織る」「布に刺繍する」といった要素が含まれています。

一方、刺繍の正確な起源は不明ですが、ヨーロッパや中国などで、身分の高い人々の衣装に装飾を施したことが始まりとされています。今でも「布を装飾する」といった意味合いが強い点が特徴です。

刺し子の道具はキャンドゥで売っている?

100円ショップのキャンドゥでは、2022年10月時点では刺し子専用の道具は販売されていません。しかし、刺し子にも使用できる以下の商品は、購入することが可能です。

刺し子で使える道具・材料
  • 刺繍糸
  • クロス(綿・ポリエステル製など)
  • 裁ちばさみ
  • 糸切りばさみ
  • チャコペン
  • 定規 など

刺し子の道具が買える100均

100円ショップの中で刺し子専用の道具が買えるのは、セリアとダイソーです。それぞれのショップで揃えられる刺し子グッズを紹介します。

【セリア】

  • 刺し子用ミニ花ふきん生地
    「刺し子用ミニ花ふきん生地」は、「伝統柄Ⅰ~Ⅳ」の4種類のキットがあり、それぞれのキットに異なる図案が描かれた5枚の生地が入っています。
  • 刺し子糸
    セリアの刺し子糸は18色もの種類があり、黒や紺色、紫などのダークカラーはもちろん、赤やピンク、空色などの明るいカラーも販売しています。

【ダイソー】

  • 刺し子布
    12cm×12cmの、コースターが2つ作れます。1つの商品に異なる図案の布が2枚入っており、色は白色と紺色の2種類販売されています。
  • 刺し子糸
    刺し子糸は、白やグレー、黒や赤などの定番カラーが8色あります。セリアの刺し子糸よりも細めで、一巻きの長さは40mです。
  • 刺しゅうテンプレート
    手持ちの布に、伝統模様を簡単に下書きできるテンプレートです。模様は「籠目」と「矢羽根」の2種類販売されており、それぞれの商品に刺し子針が2本ついています。

刺し子は専用道具がなくてもできる?

「刺し子の専用道具がないけど、今すぐやってみたい」という人は、代用品でもチャレンジすることは可能です。刺し子で必要な道具は、「刺し子針」「刺し子糸」「刺し子布」の3つです。それぞれ、代用となる道具を紹介します。

●刺し子針がない場合

普通の針や刺繍針でも代用できます。普通の針や刺繍針と刺し子針の違いは、長さと糸を通す穴の大きさです。

刺し子で特に直線を縫う際は、一目ごとにすくいながら刺すより、並縫いで連続して刺したほうがきれいに仕上がるため、刺し子針は針の長さが長くなっている点が特徴です。しかし普通の針でも、図案に沿って一目ずつ丁寧に刺せば、問題なく刺しあがるでしょう。

また、刺し子糸は通常の糸より太く、刺し子針でない場合は糸が通しづらくなりますが、糸通しを使えば簡単に通せるため、こちらも問題ないと言えます。

●刺し子糸がない場合

刺繍糸などで代用することが可能です。刺繍糸は刺し子糸よりも細い糸のため、2〜4本合わせて使うことをおすすめします。

●刺し子布がない場合

どのような布でも代用できます。刺し子によく使われる布は、さらしやダブルガーゼ、綿製の布などです。柄を自由に転写して、自分好みのデザインで刺し子ができるでしょう。

刺し子をするために必要なもの

刺し子を始めるために必要な道具の中で、糸・布・針は、刺し子専用の道具があります。代用品でも刺し子をすることはできますが、専用の道具を使用するほうが刺しやすく、仕上がりもきれいになるため、おすすめです。

ここからは刺し子を始めたい人に向けて、刺し子布・刺し子糸・刺し子針の特徴や選び方などを紹介します。

刺し子布

刺し子に適している布は、針通りのよい平織りの布が一般的で、作りたいものに合わせた布を選ぶと良いでしょう。

布の種類適した作品
さらしふきん
コットンランチョンマット/テーブルクロス/小物
リネン小物/バッグ
木綿ふきん/おむつ/小物

刺し子専用布には、すでに図案が描いてある「ガイド入り刺し子布」が多くあります。自分で図案を起こす必要がなく、手軽に始めることができるため、特に初心者の人におすすめです。

刺し子糸

刺し子は、もともと布を補強する目的で使われていた技法のため、刺し子糸は糸を数本縒ってあり、太くなっている点が特徴です。また刺繍糸の場合、光沢が強いものが多いですが、刺し子糸には光沢がなく和の雰囲気を出すのに適しています。

刺し子糸の太さのバリエーションは、多種多様です。細めの糸だと繊細な仕上がりになり、太めの糸だとふっくらとした仕上がりになります。お好みの仕上がりに合わせて選んでみるとよいでしょう。また、厚い布に刺す場合は太めの糸、薄い布の場合は細めの糸を選べば刺しやすく、仕上がりがきれいになります。

刺し子針

刺し子針と普通の縫い針との違いは、針の長さと糸を通す穴の大きさです。また、針の太さもさまざまなサイズが販売されているため、自分に合う使いやすい針を選んだり、布・糸の種類によって使い分けたりするとよいでしょう。例えば、リネンや木綿といった目の粗い布や太い糸を使用する場合は、針穴の大きな太めの針が最適です。

さらに、刺し子は糸が太い分、刺す場所が少しずれるだけで模様のずれを感じやすくなります。針を選ぶ際は、針先が鋭く尖っていて、狙った箇所に正確に刺せる針を選ぶことがおすすめです。

【手芸専門店】おすすめ刺し子キット3選

初心者の人は、刺し子キットを購入することがおすすめです。刺し子をするための必要最低限の道具が揃うので余分な道具を買う必要はなく、スムーズに刺し子に挑戦できるでしょう。

本格的に刺し子を始めたい人は、手芸専門店で販売されている刺し子キットもおすすめです。手芸専門店には、凝ったデザインを気軽に作れるキットや伝統手芸を楽しめるキットがあります。

例えばユザワヤのネットショップでは、刺し子キットがたくさん販売されています。その中でも人気のおすすめキットを3つ厳選してご紹介します。

刺しゅう布 『刺し子 花ふきん 桜と手まり 254』 Olympus オリムパス

桜と手まりのモチーフを気軽に縫える、刺し子キットです。白と淡いピンク色の刺し子布が入っており、できあがりサイズは約31cm×31cmとなります。

●キット内容

  • さらし木綿(綿100%)
  • 作り方説明書
  • 刺繍糸(オリンパス25番)(綿100%)
  • 刺し子針

出典:ユザワヤ「刺しゅう布 『刺し子 花ふきん 桜と手まり 254』 Olympus オリムパス」

刺しゅうキット 『刺し子キット クッション 19』 Olympus オリムパス

刺し子でおしゃれなクッションカバーが作れるキットです。クッションカバーは仕立て済みですが、クッションの中身は含まれていないため、別で用意しましょう。

●キット内容

  • 刺し子糸
  • 刺し子布(あずみ野木綿、さらし木綿)(綿100%)
  • 刺し子針
  • 指ぬき
  • 刺し方説明書

出典:ユザワヤ「刺しゅうキット 『刺し子キット クッション 19』 Olympus オリムパス」

刺しゅうキット 『刺し子キット テーブルセンター「麻の葉」 170』 Olympus オリムパス

伝統的な麻の葉柄のテーブルセンターが作れるキットで、テーブルセンターは仕立て済みです。生地もしっかりしており、食卓の雰囲気を変えたい人にぴったりのキットです。

●キット内容

  • 刺し子糸
  • 刺し子布(あずみ野木綿、さらし木綿)(綿100%)
  • 刺し子針
  • 指ぬき
  • 刺し方説明書

出典:ユザワヤ「刺しゅうキット 『刺し子キット テーブルセンター「麻の葉」 170』 Olympus オリムパス」

ユザワヤの「刺し子」はこちら

ユザワヤの他に、オリムパスでも刺し子キットを扱っています。素材や柄の種類が豊富にあるので、自分好みの商品が見つかるでしょう。800円程度と気軽に制作活動を始めやすい価格のキットもあり、初心者にもおすすめです。

オリムパスの「刺し子」はこちら

100均と比べて、ユザワヤなどの手芸専門店は商品が豊富です。また手芸専門店では、107円(税込)から刺し子用の刺しゅう糸を販売しており、100均よりも安価で購入できるものも少なくありません。複数の商品から好みのキットや糸を選びたい場合は、手芸専門店で商品を捜すとよいでしょう。

まとめ

刺し子には、糸・布・針の専用道具が販売されています。作りたいデザインや糸の太さ、布の厚さに合わせて道具を揃えましょう。

ユザワヤやオリムパスなどの手芸専門店では、刺し子キットに加えてさまざまな刺し子道具を取り揃えています。専用道具を揃えて刺し子を始めたい人は、ぜひ下記リンクより商品をご覧ください。

ユザワヤ公式ネットショップ「刺し子」はこちら